前にもこのブログで取り上げましたが、横浜市は市民生活の身近な場所に、多くの樹林地や農地などの多様な緑がまだ残っていることを活かし、緑を次世代に引き継ぐため、2009年度から「横浜みどりアップ計画」を推進しています。この計画遂行には市は住民の積極的な協力を必要としています。
しかしながらひぎり連合自治会は十分「横浜みどりアップ計画」を認識してないように思います。日限山は関係ない、隣町である舞岡町、小菅ヶ谷、上永谷町、野庭町、丸山台の問題と思っているのではないかと心配です。
舞岡公園は舞岡町にあります。この誕生に日限山は無関係だったかというと違います。上永谷町にある久遠寺上永谷墓地建設計画がわかったとき、日限山4丁目の住民は、町をあげて墓地建設反対運動を展開しました。その反対運動は激しく、建設業者がつくった非常に長くて背の高い工事用囲いを一晩で破壊してしまう戦争のような反対運動でした。横浜市役所や市会には住民がみんなで行って墓地建設中止をお願いしました。舞岡公園を公園墓地にする計画を進めていた横浜市は戦争のような住民の墓地反対運動に驚き、当時の衛生局が企画した公園墓地化をあきらめ、当時の緑政局が企画した自然・農業公園にすることを決定しました。つまり近隣住民の考えは市政に非常に大きな影響を与えます。
現在、日限山の住民は舞岡公園を自分の庭のようにして楽しんでいます。過去の墓地反対運動のおかげです。
横浜みどりアップ計画では緑の10大拠点を設けています。その一つが下図に示すように「舞岡・野庭」です。他の拠点に比べると面積が小さいと思うかもしれませんが、舞岡公園が県有数の自然公園として愛されているように、作りようでは「舞岡・野庭」は、地下鉄上永谷駅、「舞岡・野庭」、舞岡駅を本格的な緑道で結ぶと、横浜では都筑区に次ぐ大規模緑道・緑地帯になり、日限山だけでなく、広く横浜市民に愛されると思います。日限山も横浜みどりアップ計画を認識し、協力体制を設けるといいと思います。
(出所)横浜市