今年4月に西洗公園愛護会事務局に就任したので、何事も経験知識が重要と思い、4,5,6月の3か月はほぼ毎日、朝、西洗公園に行き、愛護会がやるべきと思う仕事を実験してきました。園内のゴミ拾いは毎朝行いました。
今日は斜面の維持管理を実験しました。西洗公園の西側、道路沿いの空間ですが、南から北に、けものみちならぬ、ひとみちができていて、下り坂になっているところがあります。通常、公園の南側から北側に行くには、中央の階段を下りて行きます。この階段がいやなら、このスロープ状のひとみちを通って北側に行きます。
この坂道ですが、表面は草がなく、土面になっており、雨が降ると、表土が流れ、木の根が、複雑にむき出しになり、木の根のおかげというべきか、階段状になっており、歩きづらくなっていました。
雨水は、土中にしみこむことなく、下に流れていきます。斜面は踏み固められ、周辺の木々にとって土は荒れている状態です。
この坂道を実験台にして栄養、水、空気が豊富な土壌の斜面に変える試みをやってみました。
幸い、昨日、付近のケヤキの木株とクスノキの木株に繁茂していたヒコバエを切っておいたので2m弱の枝が数多くありました。また周辺の落ち葉掃除をやっていなかったので大量の落ち葉を集めることができました。斜面の改良だけでなく、枝や落葉の処分法の実験としても有意義です。
まず斜面に等高線に沿って50cmぐらいの間隔で多数の溝をほりました。30cmぐらい深さがあればいいと思いますが、ちょっと仕事を急いだので、平鍬でラフに掘った程度の溝でよしとしました。この溝にまず枝を敷き込み、上に落ち葉を敷き、さらにその上に、落ち葉が見えなくなる程度、泥をしき、今日の作業完了としました。土面の平面性のいいスロープができました。
降った雨は下に浸透し、溝で捕捉され、さらに下に浸透します。斜面下には流れません。枝葉や落葉は適度な湿気を帯び、上の土から枯草菌などが移り、腐葉土化が進むと思います。
最近3か月の間に行った仕事実験の中では、重要な仕事と思えたので、成就感、満足感は大きかったです。
この作業の間に近くに住む人二人と、西洗公園の良さや、今後の公園管理のありかたなどについて話し合いました。うち、1人の人は、従来の西洗自治会生活環境部公園担当指導の、月1,2回の当番班による公園清掃と、毎日に近い仕事も含む西洗公園愛護会の公園維持管理の二本立てが重要と述べました。
同感です。そして協働が重要です。二つの組織の役割分担を定め、永続させ、次の50年に無事は入っていけることを祈ります。
(注)3か月、ほぼ毎日公園に来て、仕事実験をやってきた私を見て、公園を私物化していると私を批判した人がいました。私物化していると誤解されるほどよく仕事実験をやっていたということでしょう。公園の維持管理についてかなりの経験知識を積むことができました。
原則、毎朝、あるいは大風大雨の後、公園愛護会事務局は、公園を見て回り、早く変化あるいは問題に気付き、自分が処理処分するか、公園愛護会で相談するか、港南土木事務所にお願いするか判断し、早めに手を打つことが一番、愛護会の仕事を減らせることを学びました。変化や問題に気付くのが遅れるとそれだけ無駄な仕事が増えます。
毎朝公園に行くことについては、毎朝のラジオ体操あるいは散歩と同じで、健康法になると思えば何の負担でもありません。これまでの経験では朝の公園散歩は、気持ちがいいものでした。ゴミがあった、犬の糞が未処理であったぐらい、対応は極めて簡単です。困ったことだ、いい手はないかと考えればいいことで、人生不愉快になるほどのことではありません。
夜間いたずらがあったことがあったが、その時は緊張しました。いたずらされない工夫をすればいいことです。
園内からでた枝、落ち葉を園内で処理処分する方法が簡単な方法で実行可能との確信をえました。これも仕事実験の大成果でした。
西洗公園愛護会の仕事は、苦しいものではなく、楽しいものであると思います。奮って愛護会に加入し、いい汗をかきましょう。公園愛護会の仕事は、成就感、満足感に富んだものです。町のボランティア活動としていいと思います。