日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

推定樹齢700年のクスノキ

2023年09月18日 | 社会

東海道線(在来線)磐田駅前にある推定樹齢700年のクスノキ

私の故郷の磐田市に残るクスノキの老木です。周囲はコンクリートで固められ、無機質化し、老木にとって環境が悪くなりました。約20年前から枯れ始めたので磐田市は根の周りの土壌の改良につとめ、何んとか枯れを止めることに成功したそうです。しかし厳しい状態は変わりません。

有機質のクスノキにとって無機質環境は駄目なようです。

人間だって同じですね。人間は有機質です。無機質化した町では何か問題があるのではないでしょうか。

日限山4丁目は、緑豊かな舞岡公園に隣接し、住民は緑を愛し、庭によく草木を植え、庭・家を美しくしています。町は美しいと思います。

しかし今年のように長く炎天に苦しめられると、日限山4丁目も太陽がいっぱいと思います。無機質化した町と思います。改善の方法を思いつかず、庭、あるいは家の周囲の草木をちょっと増やし、見て涼しく感じる程度の改善しかできません。

まちなかが駄目なら日限山4丁目の町の周囲の緑アップをさらに進めるというアイデアがあります。幸い、横浜市はその方向で動いています。日限山や南舞岡の町内会・自治会が、協力して、市の緑アップ行政を前に押す体制を組むといいですね。

一般論ですが、都市部の町づくりについてはいかに無機質化を防ぐかが重要に思えます。

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敬老の日に思う

2023年09月17日 | 社会

わが班の今年の班会議には2022年度班長(前班長)が出席し、今年度班長に、昨年の班会議は、班員から委任状を集めることをしてまで班会議を成立させ、その議決を有効にした上で、自治会の現会員制度について、班から次の年度の班長職免除者を自治会に連絡しない、つまり月100円を協力費として自治会費に上乗せして自治会に支払う班員を出さないこと、班会議で来年度班長を選出せず、班長は当番制と決めたのだから、今年度の班長は、昨年の班会議の議決に従うようにと、今年度班長に釘をさしました。

出席した班員からも昨年の班会議の議決を守ってほしいとの意見が出ました。

今年度班長は、初めて班長職を経験した人で、何んとなく自治会の意向で班会議を開催したのですが、前年度班長やしっかり者の班員の同席で班会議が引締まりました。

班会議に出席した班員の数は、これまでの3回より多かったが、やはり過半数には達しませんでした。班会議で、来年度班長を選出する訳でも、班長免除者を認定する訳でもありませんから、過半数に達しなくても問題はありません。班長だって気が楽であったはずです。

今後は班員交流を重視した班会議にするといいでしょう。班長を選出する、班長職免除者を認定するなどと言って、堅苦しい書状で自治会長名で班会議を招集するのではなく、班長が開催目的を言って招集するといいと思います。

なお、町にとって、あるいは自治会にとって大きな問題が発生し、各班で議論の必要があると自治会が判断した場合は、自治会長名で班会議を招集することはありです。過去、町の隣接地で、ある寺の墓地が建設されるとの情報が入ったとき、町として反対運動をおこすとの提案があり、班会議が招集されたことがあります。結果、各班、反対運動委員を1名出し、反対運動をおこすことになり、数年にわたる激しい反対運動を展開しました。残念ながら寺の墓地はできてしまいましたが、その北方に広がる現在の舞岡公園を公園墓地にする横浜市の計画は阻止することができました。自然を重視した舞岡公園になってよかったですね。

班会議では、班長職免除者から月100円を取る現会員制度を改正し、取らないことにしてはどうかとの提案があったが、同席した自治会長は、現会員制度(2020年の総会で決めた)をすぐ改正することは早すぎる、代わりに班長職免除者を自治会に連絡するしないは各班の自由とするとのことで問題に対応するとのことでした。(注)この自治会の方針は昨年も同じ。

4年も現会員制度を経験し、混乱の度が深まっているのですから現会員制度見直し委員会を設けてもいいと思います。改正までにすぐ2,3年たってしまいます。現在、各班対応がばらばらというのは混乱の元です。

班長職免除者から月100円徴収すると、そのお金で、自治会事務局要員を雇えるとの意見があります。自治会事務局要員を永続的に雇うなら、自治会費から、あるいは必要なら自治会費を値上げして対応した方がいいと思います。

班長職免除者は、老人、病人、仕事が非常に忙しく家にいない人などがほとんどです。月100円とる必要性があるでしょうか。

たとえば老人ですが、これまでずっと自治会費を払い、町のためにも働いてきた人です。自治会は、敬老と言って、77歳(喜寿)、88歳(米寿)、99歳(百寿)などの賀寿の年に自治会員にケーキを配っています。日限山いぶき会(老人会)には数十万円の補助金を出しています。その敬老の精神で、老人で班長職が苦しい方には月100円をとらないで免除を認めてあげたらいかがでしょうか。

班長職免除者から月100円を徴収すると、免除者が、「お金を払ったのだから町のことを考えなくてもいいでしょ」と思う弊害も生じます。自治会員意識が希薄になる会員が出ます。老人などになって班長職ができくなっても町や自治会に心よく気持ち協力する自治会員であった方が望ましいでしょう。自治会が、班長職免除者から月100円徴収することはいただけません。

ところで今日は敬老の日ですね。西洗自治会は敬老の精神を忘れてはいけませんね。

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西洗自治会の会員制度は混乱が深まっている

2023年09月12日 | 社会

深刻なお話しですが、多くの町の町内会・自治会の問題でもあると思います。

ある条件下、お金を払えば自治会班長就任を免除されるという現在の西洗自治会の会員制度は2020年の総会で決まりましたが、「お金を払えば班長にならなくていい」という考えが自治会員に広がり、班内の分断が一段とひどくなっているようです。

この問題に困った各班は、この会員制度の考えではなく、自班の事情に沿って会員問題に対処する班が出ています。

しかし、この実態を現自治会は理解できていないようで、例年のように、一律、班会議で、班長を選出するとか、班長職免除希望者についてその妥当性を検討するなど、班長・班員にとっていやな問題に班が取組むことを要求しています。

そこで、自治会は、班会議の招集状を、自治会長名で、一律の内容ですべての班員に送りました。問題が多い文面です。各班の事情を無視している、文を読むと、お金を払って班長職を免除される人のことを「協力会員」と勝手に呼んでいる(「協力会員」という身分については自治会規則の中に規定はありません)などの問題があります。あたかも自治会員の中に「協力会員」という身分の人がいて、永久に班長職を免除されている印象を与えています。(注)免除はその年度だけです。

班会議の招集は、班の事情を比較的よく知っている班長が行うべきと思います。班長の中には、班会議開催を拒否した人まで出てしまいました。それなのに自治会は、依然として自分の考えによる班会議開催を強行しようとしています。

恐らく自治会は、現会員制度が空文化し、各班の自由度が増すことを防ぎたいと苦労しているのでしょう。

しかし、現実、過去3年、班員の半分以下しか出席しない班がほとんどです。昨年は一人も出席しなかった班もありました。

私が所属する班は、過去3回の班会議ですが、出席者は数名で、班長選出も班長職免除者の決定も出来ませんでした。しょうがないので出席者間で相談し、班独自の考えで現自治会会員制度に対処し、自治会に迷惑をかけない工夫をすることにしました。しかし、わが班でもこの趣旨は班員に徹底していません。現班長だって理解できていないかもしれません。わが班の混乱度は深まっています。

自治会は、現会員制度見直し委員会を設け、現実をよく見て、問題点をしっかり検討した方がいいと思います。班会議についても実態をよく見てほしいと思います。

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西洗火消しの会は第二世代が会員の主力になった

2023年09月10日 | 社会

2010年に西洗自治会の下部組織として編制された西洗火消しの会は、消火栓を使った初期消火を学び、一般住民に訓練を施すことを主目的としています。最近は、初期消火だけでなく、救出訓練も活動範囲に加えています。

日限山4丁目を三つのグループに分け、各グループをさらに道路を挟んで向かい合った家からなるブロックに分け、毎月各グループ2ブロックに訓練を施し、すべての住民が年1回は自分の近所で近所の人が集まって訓練を受けられるようになっています。この訓練では、消火栓からホースをつなぎ、火元に放水する訓練を主としていますが、住宅街での訓練ですから水は出しません。消火栓の元栓をしめ、消火栓をあけても水が出ないようにして訓練を行っています。この訓練には消防署は立ちあいません。

実際に水を出して行う訓練は、全住民を対象にして年2回行っています。1回は西洗公園広場で、もう1回は日限山中学校の南側道路で行っています。この道路の両側は住宅がないし、また人がいないことが確認できるので訓練場にしています。水を出す訓練には消防署が立ちあってくれますが、住民訓練は火消しの会が行っています。

今日は、住宅街の中での訓練が8時から1時間あり、ちょうど私が所属するブロックが訓練対象でしたので参加しました。私達のブロックの訓練には、火消しの会会員は、7名いたが、第一世代は大幅に減り、第二世代の若い人が主力になっていました。総指揮は第一世代のベテランがやっていたが、残りはほとんど第二世代でした。訓練を受けた11名の住民には、会員が頼もしく見えました。実際、会員は、日常茶飯事のようにホースを展開できるので感心します。住民はまじめに彼らの指導を受けました。

火消しの会の活動は若い人にとって何か血が騒ぐような魅力があるようで、特に若い男性がよく入会してくれます。自分の家の防災になるし、自分の運動になるし、町や町の人々のためになります。何か力を感じることができるのでしょう。成就感を感じるのでしょう。

第一世代が長年築いた火消しの会の伝統が、第二世代に引き継がれたようで嬉しい限りです。今では火消しの会は、町の青年会のようであり、町のボランティア活動の中核になっています。

ちょうど散歩で通りかかった日限山1丁目の男性の親子(第一世代・第二世代)がしばし立ち止まって私達の訓練を見て、また、今日、別の場所でも訓練が行われていることを知って4丁目の町の活気に感心していました。

(注)消火栓のホースの接続口の直径は65mmです。直径65mmのホースは一般住民には扱いがむずかしいと思います。西洗自治会は媒介金具を使って直径50mmのホースを使えるようにしています。50mmでも一般住民にはむずかしいとの意見があります。しかし十分な水勢、水量がないと火事は消せません。実際の放水訓練で筒先を持った人が、後ろに倒れたことがありました。原因は構えが不充分だったからです。この人が筒先を離さなかったこと、周辺補助者がすぐカバーしたこと、消火栓側に伝令が飛び、すぐ消火栓をしめたことなどが幸いし、筒先が空中で踊って人に当たることがなく、負傷者はでませんでした。火事との対決です。訓練が厳しいものになることは避けられないことと思います。

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日限山中学校の教育目標

2023年09月07日 | 社会

「夢 創造 愛 ~一生懸命はかっこいい~」 いいですね。力を出し惜しみしない人材が育つといいですね。

なお、日限山小学校の教育目標は、言葉ではなく、文章で表現されています。心にグサッと刺さってくる言葉で表現する工夫をしてみるといいと思います。

両校とも文科省的、英数国学問的目標でなく、精神的、問題解決的、挑戦的目標をかかげ、自校の特徴を出そうとしています。

幼時養育が非常にだいじと思いますが、小・中学校の教育の影響も非常に大きいと思います。また高校では人生が決まると言っていいほどの影響を受けます。

次にだいじなことは養教育の実践ですね。具体的に何をするかですね。課外活動も、課外と思わず、一生懸命やるとその経験知識は生きる力になりますね。頭でっかちにならないですみます。

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新町の初代の人々はほとんど故郷を異にしている

2023年09月03日 | 社会

日限山4丁目は50年前にできた新町です。初代の人々で生き残っている人はすべてほかの町から来た人です。また故郷を異にしています。このことが多少の町の人々の文化の違いになっていると思います。

私は東京からここへ来ましたが、故郷は静岡県磐田市です。遠州です。

昨日、84歳・83歳の中学3年同級会が磐田市の料亭と喫茶店であったので出席しました。行きかえりの電車での印象ですが、電車(含新幹線)に乗っていた人はほとんど若い人で、80代に見えるような人は一人も見かけませんでした。別世界にいるような気がしました。

11:00、磐田市の料亭で9人(男3、女6)の同級生が会い、おっ、我らの世界が戻ったと思いました。足腰が痛くて、座敷に座れず、低目の椅子を使った人が3人いました。残りの6人はまだ大丈夫でした。私も大丈夫の方でした。席を喫茶店に変えてからもお話は盛り上がりっぱなしで、16:30になって店から時間と言われるまでおしゃべりしていました。

従来は核になっていた担任の先生だった人が亡くなってしまったので先生不在で同級会をやったが、今回は、先生も話題の種になってしまい、先生の悪口まで飛出す始末でした。

ここから本論ですが、入った喫茶店のすぐ南側に私が卒業した磐田西小があります。私の人生に大きな影響を与えた学校です。今は校舎、プールは新しくなっているが、グランドの東沿のセンダンの並木はそのままで、幹の径が太いもので1mぐらいになっています。樹高は限界があるようで幹だけ太っていくので今は樹形はずんぐりむっくりになっています。

磐田西小グランド東沿のセンダンの並木

私が小学生の頃の校舎は1929年上棟の木造2階で、松ではなかったかと思うが、遠州北部の木材をふんだんに使った豪壮な建物でした。玄関の屋根の上に大きな鬼瓦がのっていて風格のある建造物でした。この校舎は幸い戦禍を免れました。

正門は南側、正門を入ると両側が美しい庭園、玄関に向かって左側に百葉箱、そのちょっと奥に二宮尊徳が薪を背負いながら本を読んで歩いている石像がありました。顔は正門の方を向いているので生徒は尊徳の顔を見ながら玄関に入りました。

尊徳像の台座に「一心」と刻まれており、この「一心」は磐田西小の精神だったと思います。一心とは、単純に生きる、一つのことに集中する、みんなが心を一つにしてまとまるという意味です。

私が卒業後、長い年数がたった1978年、校舎が老朽化したということで、安っぽい鉄筋コンクリートの箱もの校舎になりました。その時、尊徳像は、同じ南側ですが、新しく設けた正門、入って右側に置かれました。しかも、尊徳の顔は門の方ではなく、グランドの方を向いています。尊徳像を廃棄したという学校があるくらいですから、磐田西小も、現代の価値観に配慮し、廃棄はしなかったが、反対向きにしたのかもしれません。

磐田西小の現在の二宮尊徳像

玄関の屋根の上の鬼瓦ですが、德川家康の城づくりと関係がありますが、遠州では鬼瓦づくりが盛んでした。1929年、木造校舎建築のとき、若干20歳の鬼秀こと名倉秀三という人が、遠州では鬼瓦づくりで有名で、鬼瓦は彼が制作を担当しました。今も、その鬼瓦が校庭に展示されています。100年弱、風雨にさらされてきたが、表面の色つやがよく、浸食はまったくありません。遠州の太田川の両側の田の床土の微細な粘土を使い、さらに表面を丁寧にへらでなで固めることで緻密な黒灰色の光沢のある表面を実現したそうです。

磐田西小 旧木造校舎玄関の屋根の鬼瓦 大きいですね

鬼秀は遠州だけでなく、広く関東から鬼瓦の制作を依頼されました。磐田市福王寺本堂、袋井市可睡斎本堂と山門、鎌倉市あじさい寺本堂、東京都泉岳寺本堂、池上本門寺本堂と鐘楼などの、数多くの鬼瓦を手掛けました。

遠州は私を育てた地と改めて思いながら、21時過ぎ、横浜に帰ってきました。

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