町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

思い出の小田急5000形(その2)

2015年01月30日 | 小田急電鉄

昨日の続きです。唐木田出張所に到着後しばらくはヘッドマークを着けたまま特別列車の装いでしたが、その後間もなくヘッドマークを取り外した上で種別・行先を表示しての撮影に入ります。種別・行先共に20分ごとに変更を行っていました。

快速急行・片瀬江ノ島行きの表示を出した5268F。もともと5000形は急行列車向けに高速性能重視で設計・製造されたグループなので、やっぱり優等列車の表示が好く似合いますね。そしてお次は・・・。

消滅して久しい相模大野で分割を行う急行箱根湯本・片瀬江ノ島行きです。1990年代末期まで見られた列車のひとつで、頻繁に異形式同士が分割・併合を繰り返す光景は小田急の名物でした。5000形といえば、いつも急行運用に就いているイメージが強いので、個人的にこの表示が一番ツボに来ます(笑)もっとも、分割急行が運転されていた時代の行先に英文はありませんでしたが・・・。

6両と4両の連結部分を。この日をもって、長年続いた“小田急顔”同士の連結シーンも見納めになりました。それにしても、1960年代の昭和テイスト溢れる車体に青いブランドマークと都会的なグレーのドアステッカーがミスマッチですね~。欲を言えば、ドアステッカーの復元とブランドマークの撤去も頼みたかった・・・!

イベント開催に伴い、小田急線各駅に掲出されたポスターです。駅置きのパンフレットと全く同じ体裁ですね。尚これは、2012年の部品販売ツアーの時に張り出されていたものを撮影しました。記念品と弁当付きとはいえ参加費用が大人3500円ですから、ロマンスカーで箱根まで行って帰るのともう変わらないですねw

こちらがツアー参加者に配布された記念品です。乗務員用の行程表、記念乗車証に撮影会の入場証、実車のパンフレットの復刻版とヘッドマークを象ったポップと盛りだくさんな中身で、特製の紙袋に入れて配布されました。紙袋のみ2012年のファミリー鉄道展で販売されています。

ツアー参加者には記念掛け紙付き弁当とお茶も一緒に配布されました、ロングシートの通勤電車で堂々と弁当を広げるなんてこんな機会がなければ出来ないことですね。

今回さよなら運行を行った5268Fは、翌日31日に相模大野へ回送され廃車になりました。後ろの4両5065Fもしばらくは残存したものの、ファミリー鉄道展2011で最後を飾り同年10月19日に廃車、いずれも解体されています。このイベント開催から約1年2ヶ月後に最後まで残った4両1編成が引退し、小田急顔の通勤電車の歴史に終止符が打たれました。

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