インフルエンザが猛威を振るう季節真っ只中ですが、私も見事に感染してこの1週間ダウンしておりました(鬱・・・)。当然のことながらパソコンに向かう気力も無く、すっかり更新が滞ってしまいましたが、大ネタが転がり込んできたので本日より再開いたします。
昨年8月から募集していた、南武線で「叶えたい夢」の中から抽選の結果「夢のピクニックトレイン」として本日より“みんなの「夢」ミュージアムトレイン号”が運転を開始しました。本日は招待客を乗せて一往復のみの臨時列車としての運行でしたが、出発式の開催と特製ヘッドマークを着けての運転になるので出勤途中に武蔵中原駅に立ち寄って来ました。といっても、駅撮りなので大した写真はありませんが・・・。
今回ミュージアムトレインに抜擢されたのは、現時点で最新のN12編成(左奥)です。まだまだ完成から日が浅いため床下機器やパンタグラフが模型の電車のように輝いていました。最初は立川寄りで撮ろうと思ったのですが、見事に逆光になってしまいやむなく川崎寄りから撮影しています。コーンが写っていますが、今日は撮影者が来ることを予想してか電車が止まらないエリアにロープが張られていました。
武蔵中原駅のコンコースでも、ピクニックトレインの運転を大々的にアピールしています。今回のピクニックトレインの企画はE233系導入を記念して募集した結果実現したものですが、社員お手製と思われる横断幕やポスターなどJRの南武線改良に向けての気合の入れ様が伝わって来ますね。ちなみに、2014年の川崎市10大ニュースでは南武線への新車導入が2位に選ばれている辺り、古い電車のイメージが定着していた南武線への最新車両は沿線住民の注目度もそれだけ高かったようですね。
さて、新車投入で続々運用離脱し各地へ疎開されている205系ですが兼ねてから囁かれていたインドネシアへの譲渡が正式に決定し、当初の予定通り120両が現地へ渡るとのことです。インドネシア譲渡分以外は廃車と自社線転用(既に大宮で武蔵野線カラーの帯に変更した車両の目撃情報が出ていますね)になりますが、それ以外の路線への転出があるかどうか、こちらも目が離せなくなりそうです。
ちょっと前なら、ありふれた日常だった205系同士の並び。当たり前のように見られたいつもの光景も、あと少しで過去のものになってしまいますね。(稲城長沼駅で撮影)
今後205系のインドネシア譲渡が滞りなく進めば、先に渡った埼京線・横浜線の356両と合わせJABODETABEKでの勢力を更に拡大することになり痛快さを覚える反面、ただでさえ数年後の車両不足が目に見えているにも関わらず在来の東急車・東京メトロ車の相次ぐ廃車が行われている現地の状況では南武線組の搬入が始まった時点で再び不調の編成が潰されるのは確実でしょうし、また廃車体のピラミッドが増えるのかと思うと非常に複雑な物があります。取り敢えず、JR東日本との関係が破綻しなければ良いのですが、果たして全く旨みも見返りも無い205系外交と技術指導がいつまで続くのやら・・・。