今日はイタリア料理教室でプライベートレッスンをお願いしていました。貸切で
好きなメニューを教えて頂けるのは本当に贅沢で、いつも快くお引き受け下さる
先生には感謝してもしきれません

今日は出産直後だった昨年の10月と11月に行われたレッスンのメニューの中で、
まだ教えて頂いていなかったものを中心にしてメニュー構成をお願いしました。
前菜・パスタ・メイン、そして今回は珍しくドルチェも教えて頂きます

まずは焼き時間が長いドルチェから作っていきます。今日教えて頂くドルチェは
「Pastiera」。ナポリが発祥のお菓子で、本来はイースターに食べられるものだと
いうことですが、ナポリでは一年中売っているそうです

まずフィリング作りから。小鍋に牛乳・水・押麦・シナモンパウダー・砂糖・塩
・オレンジの皮を入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして、30分ほどかけて
煮込んでいきます。オレンジではなくレモンの皮でも大丈夫です
お菓子のフィリングに麦?と思うかもしれませんがこれがパスティエラの特徴。
本来はスペルト小麦で作りますが、今日は押麦で代用します。ナポリではなんと
このお菓子を作るために「麦の牛乳煮」の缶詰が売っているそうですよ
トスカーナにも似たようなお菓子で「お米のタルト」というものがあるとか

30分ほど煮ると麦が水分を吸って、ほとんど水気はなくなります。この麦が入る
ことでプチプチした食感が加わります。


麦を冷ましているあいだにタルト生地を作ります。ボウルに無塩バターを入れて
クリーム状になるまで練り、砂糖・塩を加えてさらに白っぽくなるまで混ぜて、
卵黄・レモンの皮を加えます。
そこに薄力粉を古いながら混ぜ、ひと纏まりにしたらラップに包んで冷蔵庫へ。
出来れば一晩寝かせたほうが生地が馴染みますが、今日は時間がないので事前に
先生が作って置いてくださったものをこの後に使います。
イタリアのタルト生地は塩気が強いそうですが、さらに特徴的なのは、たいてい
レモンの皮が入っていることだとか。日本ではあまり入れないですよね


タルト型にバターを塗って小麦粉をまぶしたら、タルト生地を麺棒で2mmほどの
暑さに伸ばし、タルト型に嵌め込んで、余った生地は落とします。

麦が冷えたらフィリングを完成させていきます。ボウルに水気を切ったリコッタ
チーズ・砂糖・塩・卵を入れて混ぜ合わせ、麦を加えます。


フィリングをタルトに流し込んだら、先ほど落としたタルト生地を纏めて伸ばし
直し、パイカッターを使って1cmほどの幅にカットしていきます。
それを網目状になるようにフィリングの上に並べたら準備完了。あとは190度の
オーブンで50分ほど焼けば完成です

次はパスタ作り。パスタは「Casarecce con pesce spada e melanzane」です。
こちらは10月のシチリア料理基本コースでレッスンされているメニューです
お魚とナスの組み合わせはいかにもシチリアらしく、そこに南イタリアならでは
といったカサレッチェをあわせるのですがパスタはスパゲッティでもリングイネ
などでも良いそうですよ

フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにした玉ねぎとニンニクを炒め
ます。弱火でじっくり、旨味と香りを引き出して。

1cm角に切ったメカジキも入れて炒め、色が変わってきたら水とトマト缶を加え
軽く煮込みます。

素揚げしたナスを加えるのですが、素揚げが面倒なようであれば焼いただけでも
大丈夫です(今日は他に揚げ物があるので素揚げをしています)。あとは食べる
前に茹でたパスタを加えて混ぜ合わせ、塩コショウで味を調えて、みじん切りの
イタリアンパセリとオリーブオイルを混ぜるだけ。

次は前菜作りを。前菜は「Cazzilli」。こちらも10月のシチリア料理基本コースで
レッスンされているメニューです
シチリアではよく食べられているコロッケで、少し小さめの一口サイズのもの。
港町は揚げ物料理が多いそうで、シチリア・ジェノバ・ベネツィアあたりでは、
こういった料理が良く出てきます。

じゃがいもは丸ごと茹でて皮をむいてマッシュします。日本の男爵イモのように
ホクホクしたものではなくもっと水っぽいじゃがいもで作るので、少し柔らかい
仕上がりになるそうです
日本で売っているじゃがいもなら、メークイーンやきたあかりなどが良いとか


そこに小さく切ったハムとプロセスチーズ・粉チーズ・みじん切りのイタリアン
パセリ・卵・バターを入れて混ぜ合わせて塩コショウで味を調えます。


小さめの俵型に形成したら、小麦粉→卵→パン粉の順番に衣をつけていき、180度
くらいの油できつね色になるまで揚げれば完成です。ソースなどはつけないので
味付けはしっかりめが良いですね

最後はメインを作ります。今日のメインは「Pesce impanato」。こちらは11月に
レッスンされていた手打ちパスタコースのメニューですが、7月のメニュー改定に
より通常レッスンでは習えなくなったので、今回お願いしました
簡単に言えば魚の香草パン粉焼きです。お魚は白身魚ならわりとなんでも良く、
タイ・イサキ・メカジキなども良く合いますが、今日はスズキです。イタリアの
海沿いの町で食べられるお料理だそうですよ。


作り方は非常に簡単。ボウルにパン粉・粉チーズ・みじん切りにしたハーブ類・
ニンニクを混ぜ合わせます。ハーブはお好みのもので良いのですが、オレガノや
タイムが良く合うそうです
お魚の両面に塩コショウをしてからこのパン粉をつけ、多めにオリーブオイルを
しいたフライパンで全面をじっくり焼けば完成

今日は付け合せでブロッコリーを茹でたものを添えました

ドルチェが焼き上がったところで早速試食タイムに。ドルチェはアツアツのまま
食べるというより、常温もしくは少し冷やしてから食べるのが良いので、食べる
直前まで急冷で冷やしておきます
一晩経ったくらいのほうが味が馴染んで美味しく、冷蔵庫で3日くらいはタルトの
サクサクが持続するそうです。1週間くらいは十分持つお菓子だそうですよ

前菜はシチリア風コロッケ。チーズが入っていてとっても美味しいのでパクパク
食べてしまうとっても危険なお料理…
やはり揚げ物には泡物系のアルコールが
よく合いますが、今日は車で来ているのでお茶で我慢

パスタはメカジキと揚げナスのカサレッチェ。とてもシンプルな作り方ですが、
メカジキやナスの旨味がとても良く出ていて、私は大好きなパスタです

そしてメインは鮮魚の香草パン粉焼き。衣に混ぜたニンニクがとても良く効いて
いて、ソースなど何も無くても本当に美味しく食べられます

ドルチェはパスティエラ。麦が入ったお菓子はどんな感じだろうと思っていたの
ですが、少し柔らかめのチーズケーキに何やらプチプチした食感があるといった
感じで、言われなければそれが麦だとはわからないくらい
タルトに効かせたレモンの皮も、私はとっても好みでした。こういうお菓子なら
レモンの皮を入れてつくるのも良いですね

食後はコーヒーを入れて頂いてホッと一息。イタリアのドルチェはまだまだ私の
知らないものばかりなので、これからプライベートレッスンをお願いする際は、
こうしてドルチェも1品入れて頂くのも良いなぁ。
娘の小麦粉の除去が解除になったら、色々なお菓子を作ってあげたいです
好きなメニューを教えて頂けるのは本当に贅沢で、いつも快くお引き受け下さる
先生には感謝してもしきれません


今日は出産直後だった昨年の10月と11月に行われたレッスンのメニューの中で、
まだ教えて頂いていなかったものを中心にしてメニュー構成をお願いしました。
前菜・パスタ・メイン、そして今回は珍しくドルチェも教えて頂きます


まずは焼き時間が長いドルチェから作っていきます。今日教えて頂くドルチェは
「Pastiera」。ナポリが発祥のお菓子で、本来はイースターに食べられるものだと
いうことですが、ナポリでは一年中売っているそうです


まずフィリング作りから。小鍋に牛乳・水・押麦・シナモンパウダー・砂糖・塩
・オレンジの皮を入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして、30分ほどかけて
煮込んでいきます。オレンジではなくレモンの皮でも大丈夫です

お菓子のフィリングに麦?と思うかもしれませんがこれがパスティエラの特徴。
本来はスペルト小麦で作りますが、今日は押麦で代用します。ナポリではなんと
このお菓子を作るために「麦の牛乳煮」の缶詰が売っているそうですよ

トスカーナにも似たようなお菓子で「お米のタルト」というものがあるとか


30分ほど煮ると麦が水分を吸って、ほとんど水気はなくなります。この麦が入る
ことでプチプチした食感が加わります。


麦を冷ましているあいだにタルト生地を作ります。ボウルに無塩バターを入れて
クリーム状になるまで練り、砂糖・塩を加えてさらに白っぽくなるまで混ぜて、
卵黄・レモンの皮を加えます。
そこに薄力粉を古いながら混ぜ、ひと纏まりにしたらラップに包んで冷蔵庫へ。
出来れば一晩寝かせたほうが生地が馴染みますが、今日は時間がないので事前に
先生が作って置いてくださったものをこの後に使います。
イタリアのタルト生地は塩気が強いそうですが、さらに特徴的なのは、たいてい
レモンの皮が入っていることだとか。日本ではあまり入れないですよね



タルト型にバターを塗って小麦粉をまぶしたら、タルト生地を麺棒で2mmほどの
暑さに伸ばし、タルト型に嵌め込んで、余った生地は落とします。

麦が冷えたらフィリングを完成させていきます。ボウルに水気を切ったリコッタ
チーズ・砂糖・塩・卵を入れて混ぜ合わせ、麦を加えます。


フィリングをタルトに流し込んだら、先ほど落としたタルト生地を纏めて伸ばし
直し、パイカッターを使って1cmほどの幅にカットしていきます。
それを網目状になるようにフィリングの上に並べたら準備完了。あとは190度の
オーブンで50分ほど焼けば完成です


次はパスタ作り。パスタは「Casarecce con pesce spada e melanzane」です。
こちらは10月のシチリア料理基本コースでレッスンされているメニューです

お魚とナスの組み合わせはいかにもシチリアらしく、そこに南イタリアならでは
といったカサレッチェをあわせるのですがパスタはスパゲッティでもリングイネ
などでも良いそうですよ


フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにした玉ねぎとニンニクを炒め
ます。弱火でじっくり、旨味と香りを引き出して。

1cm角に切ったメカジキも入れて炒め、色が変わってきたら水とトマト缶を加え
軽く煮込みます。

素揚げしたナスを加えるのですが、素揚げが面倒なようであれば焼いただけでも
大丈夫です(今日は他に揚げ物があるので素揚げをしています)。あとは食べる
前に茹でたパスタを加えて混ぜ合わせ、塩コショウで味を調えて、みじん切りの
イタリアンパセリとオリーブオイルを混ぜるだけ。

次は前菜作りを。前菜は「Cazzilli」。こちらも10月のシチリア料理基本コースで
レッスンされているメニューです

シチリアではよく食べられているコロッケで、少し小さめの一口サイズのもの。
港町は揚げ物料理が多いそうで、シチリア・ジェノバ・ベネツィアあたりでは、
こういった料理が良く出てきます。

じゃがいもは丸ごと茹でて皮をむいてマッシュします。日本の男爵イモのように
ホクホクしたものではなくもっと水っぽいじゃがいもで作るので、少し柔らかい
仕上がりになるそうです

日本で売っているじゃがいもなら、メークイーンやきたあかりなどが良いとか



そこに小さく切ったハムとプロセスチーズ・粉チーズ・みじん切りのイタリアン
パセリ・卵・バターを入れて混ぜ合わせて塩コショウで味を調えます。


小さめの俵型に形成したら、小麦粉→卵→パン粉の順番に衣をつけていき、180度
くらいの油できつね色になるまで揚げれば完成です。ソースなどはつけないので
味付けはしっかりめが良いですね


最後はメインを作ります。今日のメインは「Pesce impanato」。こちらは11月に
レッスンされていた手打ちパスタコースのメニューですが、7月のメニュー改定に
より通常レッスンでは習えなくなったので、今回お願いしました

簡単に言えば魚の香草パン粉焼きです。お魚は白身魚ならわりとなんでも良く、
タイ・イサキ・メカジキなども良く合いますが、今日はスズキです。イタリアの
海沿いの町で食べられるお料理だそうですよ。


作り方は非常に簡単。ボウルにパン粉・粉チーズ・みじん切りにしたハーブ類・
ニンニクを混ぜ合わせます。ハーブはお好みのもので良いのですが、オレガノや
タイムが良く合うそうです

お魚の両面に塩コショウをしてからこのパン粉をつけ、多めにオリーブオイルを
しいたフライパンで全面をじっくり焼けば完成


今日は付け合せでブロッコリーを茹でたものを添えました


ドルチェが焼き上がったところで早速試食タイムに。ドルチェはアツアツのまま
食べるというより、常温もしくは少し冷やしてから食べるのが良いので、食べる
直前まで急冷で冷やしておきます

一晩経ったくらいのほうが味が馴染んで美味しく、冷蔵庫で3日くらいはタルトの
サクサクが持続するそうです。1週間くらいは十分持つお菓子だそうですよ


前菜はシチリア風コロッケ。チーズが入っていてとっても美味しいのでパクパク
食べてしまうとっても危険なお料理…

よく合いますが、今日は車で来ているのでお茶で我慢


パスタはメカジキと揚げナスのカサレッチェ。とてもシンプルな作り方ですが、
メカジキやナスの旨味がとても良く出ていて、私は大好きなパスタです


そしてメインは鮮魚の香草パン粉焼き。衣に混ぜたニンニクがとても良く効いて
いて、ソースなど何も無くても本当に美味しく食べられます


ドルチェはパスティエラ。麦が入ったお菓子はどんな感じだろうと思っていたの
ですが、少し柔らかめのチーズケーキに何やらプチプチした食感があるといった
感じで、言われなければそれが麦だとはわからないくらい

タルトに効かせたレモンの皮も、私はとっても好みでした。こういうお菓子なら
レモンの皮を入れてつくるのも良いですね


食後はコーヒーを入れて頂いてホッと一息。イタリアのドルチェはまだまだ私の
知らないものばかりなので、これからプライベートレッスンをお願いする際は、
こうしてドルチェも1品入れて頂くのも良いなぁ。
娘の小麦粉の除去が解除になったら、色々なお菓子を作ってあげたいです
