明日11月の第三木曜日は「ボジョレー・ヌーボー」の解禁日ですね。日本でも
この10年ほどで有名になったイベントですが、先日ボジョレーヌーボーについて
面白い記事が書かれていたのを見つけました
フランス・ボジョレーの醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏についてのお話です。
ブルゴーニュのなかでも南端に位置するボジョレー地区は、他の地区と比べると
格下の品種とされるブドウを生産している所。そもそもボジョレー・ヌーボーは
居酒屋などで「がぶ飲み用」として供されていたもので、低級で安いのが特徴
「ヌーボー」は新酒という意味ですが、収穫してワインにしてからすぐに出荷を
するもので、すぐに風味が落ちてしまうので、その年のうちに売り切らなければ
いけないようなお酒です
デュブッフ氏は「早く飲める」ことと「解禁日が決まっている」ことをウリに
高級フランス料理店などとも手を組み、このボジョレーを世界的ブランドにした
人物なのだそうです
人気に火がつき需要が増してくると、生産を追いつかせるために急速発酵技術を
使って大量生産を行い、原料となるブドウの生産量を増やすために農家の組織化
などにも取り組んだそうです
生産量を増やすにはもちろん資金も必要で、出来る限り早く販売したお金を回収
できるよう、解禁日を上手く使い、解禁日から早い段階で売り切れるように広告
などにも力を入れたのだとか。
我が家ではフランスワインよりもイタリアワインが主流なのであまりこの解禁日
イベントには左右されないのですが、3年前に結婚式を行ったときには、ちょうど
解禁日直後だったこともあって、ボジョレー・ヌーボーを樽で輸入してもらい、
ケーキカットの代わりとなるメインイベントとして開栓を行いました
明日は普段はワインを飲まない人も、ちょっぴりワインが飲みたくなる日です