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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お食い始め用の食器たち

2014-01-21 23:49:50 | インテリア&食器
もうすぐ娘も生後4ヶ月を迎えます。お正月が重なったため少し遅くなってしまい
ましたが、今週末にお食い初めをすることになりました

お食い初めとはだいたい生後100日あたりで行われる行事で、ちょうど歯が生えて
くる時期にあたるため、一生涯食べるのに困らないようにという願いを込めて、
食べ物を食べさせる真似をするものです

赤ちゃんが初めて食事をするということで、これにあわせて食器も用意するのが
一般的で、伝統に則れば男児は内外ともに赤、女児は外が黒で内が赤で塗られた
漆器の食器を、高足のお膳に乗せて用意します

食事は一汁三菜の祝膳。赤飯・焚き物・香の物・紅白の餅・吸い物・歯がため石
などを用意します。

とはいえ現代の生活を考えると、漆の食器ひと揃えは子供が小さいうちはあまり
使う機会もなくて、赤ちゃんのための食器として揃えるには向かないなと考えて
いました。そこで、1歳ごろから気兼ねせず使えるような食器を購入しました


それが、こちらの楓の木をくり抜いて作られた食器です。お茶碗・汁椀・お椀・
小鉢を揃えました。このほかに同じシリーズで五寸皿も購入するはずでしたが、
ちょうど品切れになってしまって、今回はこの4点のみです

なるべくプラスチックの製品を身の回りに置きたくないので、万が一落としても
安全で、ぬくもりを感じられる木の食器を探していたのです

木の器はナチュラルカラーのものが多いのですが、こちらはシックなブラウンの
食器なので、和食との相性も良さそうなところが気に入りました

またサイズも子供が持つのにちょうど良い小さめサイズ、重さもプラスチックの
器よりも少し重いくらいという程度で、お食い初めにはぴったりの器です

これから娘がこの器を使ってたくさんのご飯を食べて、すくすくと大きくなって
いってくれることを願っています


南部鉄器の急須とポット敷き

2014-01-20 23:54:44 | インテリア&食器
いままで自宅でティータイムに飲むのは紅茶やコーヒーばかりで、あまり緑茶を
飲む機会のなかった私たち夫婦ですが、昨年私が笠間の陶芸家さんにお願いして
素敵な湯呑を作って頂いたこともあり、今後は緑茶を飲む機会も増えると思う
ので、湯呑に負けないくらい素敵な急須を購入しました


以前から注目していたお店で注文して、土曜日に届いたのがこちらです。およそ
急須が入っているとは思えない、なんともスタイリッシュな箱です


その中に入っていたのは、こちらの白い急須。南部鉄器のカラーポットで、海外
向けに生産されたもののようですね。こちらのお店では色々なシリーズがあり、
その中でも一番素敵だと思ったのがこちらでした

金色の下地に白を重ねているので、金色で柄が浮き上がってとても上品ですね。
お客様が来たときのことを考えて、3~4人分を一度に淹れられるサイズのものを
選びましたが、小さすぎず大きすぎず、ちょうど良かったです

急須の中はホーロー仕上げになっているので、茶渋も付きにくく便利です


同じシリーズでポット敷きもあったのでこちらも購入をしました。亀甲型です。
ポット敷きの下側には足があるのですがシリコンで覆われているので、大理石の
テーブルが傷つかなくて済むところもポイントが高いです


こうしてセットで置いてみるととても可愛くて、このままテーブルの上に出して
おいても良いと思えるくらいです。緑茶だけはでなく、洋食器と合わせて紅茶を
淹れてもおしゃれですね


この形で通常の南部鉄器の色(鉄色)で売っているものもありますが、これだと
いかにも「南部鉄器」という感じで、民芸品っぽくなります。色が変わるだけで
こんなにも印象が変わるなんて、すごいですよね

色つきの急須、特に色の薄いものは扱いに気をつけなければ生けませんが、幸い
こちらのお店では塗りなおしのサービスがあるので、汚れが目立つようになって
きたら、別の色に塗りなおしをお願いしようと思っています


母と義姉もお茶会に参加しました

2014-01-19 23:51:17 | 茶道
昨日参加した初釜の続きで、今日も同じお茶室でお師匠さんが一般の方々向けの
お茶会を開催していらっしゃいました。私たちの地元での開催だということで、
実家の母と、実家のすぐそばに住む義姉(兄嫁)に声をかけてみたところ2人とも
参加することになりました

母は小さい頃から結婚するまで茶道をしていたので、私が茶道のお稽古を始めて
からは、何度かお師匠さんの開催するお茶会などにも参加しています

一方、義姉は和のお稽古事はあまり経験がなくて、20代半ばで出産・育児をして
いたのがこのところ子供が小学生になり自分の時間ができたので、最近になって
着物の着付け教室に通い始めたのです。そこで、着物を着る良い機会になればと
声をかけてみました


「初茶会」ということで、母は江戸小紋に袋帯、義姉は訪問着で参加しました。
義姉は初めてのお茶会ということで緊張しながらもとても楽しい時間を過ごせた
ようで、喜んでくれていました

いつか、私たち夫婦がお手伝いをするお茶会に来てもらえたら嬉しいですね


初釜に参加しました(黄緑色古楽器柄訪問着) / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-01-18 23:43:34 | 茶道
出産してからしばらくお休みしていた茶道のお稽古ですが、来月から復帰するに
あたり、皆様へのご挨拶も兼ねて、今日は初釜に参加させて頂きました

土曜日ですが、娘を朝から保育園に預けて身支度を開始。今週は月曜日が祝日で
お休みだったため、週6日も保育園に預けることにならなくて良かったです


久しぶりに着物を着るので何を着ようかと迷ったのですが、毎年初釜には比較的
新しい着物を着たいと思っているので、昨年に作って頂いた訪問着を着ることに
しました。11月に行った娘のお宮参りについで、2回目の着用です


お宮参りのときと全体の色使いはほぼ同じですが、帯を変えてみました。本当は
オレンジ系や黒系の帯を合わせてみようかとも思ったのですが、初釜に出るのに
相応しいものと考えると、やはり少し大人しめの色使いになりました


着物は地模様のある生地を若草色に染め上げ、そこに琵琶を中心とした古楽器・
絵巻物・桧扇などの王朝風の小物とともに、ヱ霞の隙間から現れる松・梅・桜・
楓の枝が流水に向かって枝垂れる様を描いた「公庄工房」製の別誂えの訪問着。

伊達衿は紅梅から一番濃い色をとって、濃い目のピンクを選びました。帯締めも
これにあわせて、濃いピンクと金のグラデーションになった礼装用の平組紐を。

帯は白地に金糸で松葉が青海波風に織り出されて、プラチナ糸も使われた袋帯。
帯揚げは明るい鶸色地に絞りで流水が表現された総絞り。


例年の初釜はいつものお稽古場で開催されていたのですが、今年はお茶事形式で
やってみようという試みで、外部のお茶室を借りての開催となりました。なんと
そのお茶室が私たちが住む家のすぐ近くだったので、娘が小さいながらも今回は
参加できるかもしれない、と思ってお申し込みをさせて頂いたのでした


お茶事形式なので通常のお茶会と同じくカメラの持ち込みは禁止で、始まる前に
寄付きの写真だけ撮らせて頂きました。今年は午年だということで、お軸には
相馬焼によく描かれる馬の絵が掛けられていました

まず寄付きでお白湯を頂き、席を改めてから懐石(今日は略式でおせちをベース
とした点心)やお酒を頂いて、そのあとお茶室に移動してお濃茶、続きで薄茶を
頂きました。

点心はお師匠さんの奥様が数日前から頑張って用意されていたようで、とっても
美しくて美味しいお料理の数々でした。お道具やお菓子にも「午」を主題とした
ものが選ばれていて、初釜らしい華やかなお席を楽しみました

夕方には終わって娘を迎えに行って、少しゆっくりしてからディナーの準備を。
ほとんどは昨夜娘が寝てから終わらせていたので、今日はパスタを形成したり、
火を入れたりという作業だけでした


先日習ったイタリア料理教室の復習メニューということで、今日の前菜は3種の
パテのクロスティーニ。ハムのパテ、オリーブのパテ、ゴルゴンゾーラのパテと
いずれも簡単に美味しく出来上がりました

特にゴルゴンゾーラのパテは夫に大好評で、「もっとたくさん作れる?」とまで
言われてしまいました。材料はまだあるので、晩酌のお供に作り置きしておいて
あげようと思います


パスタはパッパルデッレ・牛肉のトマトソース。こちらは手打ちパスタなので、
昨夜のうちに生地を作っておき、食べる直前にパスタマシーンを使って形成して
茹でました。こちらも優しい味で、夫は気に入ってくれたようです


メインは若鶏の詰め物・オーブン焼き。この時期に骨付きの鶏もも肉を探すのが
大変だったのですが、三越の精肉売り場で大きめのものを出してもらいました。
こちらは焼く前にオリーブオイルをかけるのを忘れてしまって、皮がパリパリに
仕上がらずにちょっと失敗…でもお味は美味しかったです


今日は久しぶりに着物を着てお茶会に参加出来て、娘が寝てからゆっくりと夫と
ディナーを楽しむことができて、良い一日でした


ひとつのりんごから1枚しか作られないお菓子「薄紅」

2014-01-17 23:41:28 | 日記
今日のおやつタイムは、少し珍しいお菓子を頂きました


青森にある老舗和菓子店「おきな屋」さんの看板商品の「薄紅」と「たわわ」の
2種類でした。青森のお店ということで、やはりりんごを使ったお菓子が有名な
ようですね。「薄紅」はアップルグラッセ、「たわわ」はりんごパイでした


薄紅はひとつの紅玉りんごから1枚しかとることができない貴重なお菓子です。
輪切りにした紅玉りんごのうち、中心に近い部分で形の良い直径7cm前後のもの
だけが選ばれるため、それほど大量にはできません

その選ばれた輪切りのりんごだけをお砂糖で煮て乾燥させたアップルグラッセは
とっても上品なお味で、お茶席のお菓子にしても良さそうなものでした

アップルグラッセはあまり食べたことがなかったのですが、とても美味しくて、
今度はお取り寄せしてお客様などにお出ししたいと思いました