株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.20.06)

2006-04-19 19:52:17 | 明日のモニタリング銘柄
いやはや、後場は新興市場らしい動きがありました。注目銘柄の4290プレステージインターナショナルです。前場は音無の構えでしたので、特に注目もせずに放置しておきました。後場にふと見ると何と一気に330Kあたりまで登りつめているではありませんか。これは必ず調整が入ると見て、313Kで待っておりました。すると段々と降りてきてついに309Kあたりまで来ました。筆者は309Kからの切り返しの317Kで売りましたがその後再度の噴火です。何と最初の山よりも高く噴煙を巻きあげました。338Kまで行ったのです。しかし、本当のドラマはその後に用意されておりました。日足を見ると分かりますが、330K近辺からの下落ぶりは見事というほかありません。これぞ新興市場です。今日はこの株に魑魅魍魎が跋扈したようです。

前場の感想で面白くない相場と書きましたが、まだまだ捨てたものではありません。

なぜこの株がこういう破天荒な動きをしたかですが、昨日「不気味」な動きと書きましたが、それはテクニカルにも実に奇妙な値を示していたためです。ずっと300Kの前半でOSCが60%の高水準で推移していた株ですが、OSCが段々に下がり始め、4月17日(月)は前日比で-16%も下落し24%まで落ちておりました。そして、昨日は+3%の27%に回復し+2Kで終えていたのです。この急激なOSCの変動が今日の荒れ相場のシグナルでした。今日は押されないことを前場に確認して、後場から一気にその筋の方が仕掛けたのです。これは明らかな罠です。その証拠に落ちるときには100枚を超える一気の成り売りでした。買い上がりも同様でした。それに追随させて2弾ロケットを打ち上げ、その他諸々の素人集団が買い上がったところを、一気の利確売りです。ひとたまりもありません。思えば17日に5000枚を超える出来高がありましたが、その時しこたま300K近辺で筋の方が仕込んでいたのです。それが「不気味」と思った理由でした。

こういう地雷が隠されているとは、これを前もって見つけて足を踏み外さないようにすれば、ボケている暇などありません。高齢化社会をこれから迎えますが、ボケかかったご老人方を是非こうした修羅場にお誘いしたい位です。多分、彼らに最後の花が咲きます。あまりの刺激の強さに一気に歓喜のうちに昇天すれば、ひょっとすると本人も周りの家族もハッピーかも知れません。

後場は、3777ターボリナックスの騙しに合い-1Kで撤退、2351アドミラルシステムを再度170Kで仕込み、引けに9702アイ・エス・ビーを2005円で仕込みました。相変わらず調子が出ない4240クラスターテクノロジーと合わせて持ち越しです。

さて、今日のプレステージインターナショナルのような銘柄を見つけるために明日の注目銘柄です。直近IPOの値崩れはひどいようです。筆者の予想も外れっぱなしです。そこでもうチョイ、慎重に見てみます。

テクニカル用語の簡単解説

1.3756豆蔵 △

 プレステージインターナショナルに比べれば、まだこの株の方が、名前の通りかわいいです。テクニカルには、昨日一旦OSCを+6%の44%と上げて、今日は-2%の42%とダイバージェンスし、+1Kで終了しております。この一旦上げてのダイバージェンスは、明日上げるケースが比較的多いので、この株の指数値がまだまだ低いことと相まって明日は注目したいと思います。同様なパターンは2428ウェルネットでも出ておりますので、これも引き続き注目。

2.3360グリーンホスピタル・サプライ △

 この株、何やら強いです。OSCが+1%の65%です。このわずかなOSCの上昇での+7Kというのが明日も上げるというシグナルです。もちろんじりじりと直近の高値更新中です。押し目が入って25日線あたりまで来ると、その時はすかさず買いなのですが、その押し目がありません。じり高ですので意外と持久力があるのです。PERは40倍近くまで来ております。RSIも77%と高めですが、もう一段の上げはあるものと思われます。こういう株にこだわりを持って追跡したいものですね。多分決算でも良いのかもしれません。何しろ病院経営に深く関わるビジネスです。廃れることはありません。昨日も筆者の隣の家のおばあちゃんがなくなりました。何と107歳です。こうした高齢者が病院を潤していることは疑いありません。

3.3778さくらインターネット △

 これも上り調子です。OSCも+4%の46%と順当な伸びを示しております。今日は尻すぼみとなりましたが、明日は普通に始まれば330Kあたりまで伸ばすかも知れません。それを超えるとさしたるしこりはありません。個人向けの超格安プランで有名。その意味でこの会社世の中に貢献しております。この「さくらちゃん」を世の個人投資家も応援したいものです。

4.3399丸千代山岡家 ▲

 久しぶりにこの株を取り上げてみます。それというのも、OSCが+2%の28%でジリ高で終わっております。すっかり世の中から見放された時が、MM銘柄の活躍時なのです。この際、ラーメン屋でも何でもかまいません。要は値動きが軽ければ軽いほど玄人筋にはもてるのです。筆者もこのOSCの+2%というシグナルがなければ、こんな名前倒れの銘柄に注目したりしません。ましてや以前に痛い目に遭っております。しかし、相場が膠着すると、どうにもこうにも、こうした刺激の強い株に一発勝負をかけて見たくなるのです。これは筆者の持って生まれた業です。今更直りません。しかし、3399というこの株の銘柄コード、何やら「散々窮々」と読めてしまいます。不吉な予感が明日当たらなければ良いが。。。。。ふぅ~。

5.4764デジタルデザイン ▲

 この株、業績は遜色なく良いのに人気がいまいちです。高速圧縮転送技術に良いものを持っております。OSCが+1%の49%とコンバージェンスし、最近の高値を付けた4月13日のOSCの49%に並びました。RSIは34%と前日同値です。指数値は3月8日以来に下がりました。PERは57倍ですが、こうした技術先行型の会社ではそんなに高くはありません。これで後は人気さえ出れば言うことはないのですが、世の中はままなりません。もうメッキが剥げかかっている4776サイボウズが未だに活況です。PERは155倍です。4296ゼンテックに至ってはPERは218倍です。しかし、グランビルの法則から行っても、そろそろ25日線を割ってからの回復がある頃です。明日は理想的には312Kあたりまで押して、そこからの反転に乗る手です。

6.4296ゼンテック・テクノロジー・ジャパン △

 そのゼンテックですが、OSCが+3%の51%まで伸ばし何やら上げ気配です。出来高が多く読むのが難しい銘柄ですが、デジタル家電や無線通信など時流に乗ったテクノロジーを手がけていることが如何に投資家の心を揺さぶっているのか、その見本のような株です。

7.4325バンダイビジュアル △

 この「バンビ」。今更詳しく紹介する必要はありません。何度も取り上げております。今日でOSCが+5%の32%まで回復し、乖離幅も-2K。そしてRSIも-1%の37%とほどよい買い頃となっております。そのことのお知らせです。

8.1839真柄建設 ▲

 もう、この株を削除しようと思ったのですが、最後の見納めに明日だけ注目してみます。OSCが-3%の28%とダイバージェンスしております。28%というのはこの株がまだ低迷していた去年の11月に2度ありますが、それ以来です。RSIは+1%の26%です。落ちるだけ落ちましたが、PERはまだ14倍弱です。明日これで不発に終わればそこで見納めです。もうこうした博打株は筆者の脳裏から消すため削除します。なまじっか残しているため、こうしてブログに掲載する羽目になるのです。しかし、このところ100万株を超える出来高です。一体何があるのか? 一応、大穴候補。

9.2384SBSホールディングス ▲

 この株、やっと切り返しました。OSCが+8%の44%です。RSIも同値の44%です。指数値が結構下がっております。まだPERは25倍です。明日以降のこの株にご注目下さい。

10.4835インデックス △

 さすがのワンセグ関連も浮き世の気まぐれに翻弄されているようです。OSCが35%まで落ちました。これは昨年9月13日の34%以来の低さです。RSIはまだ33%ですが、これも過去最低水準です。指数値は3月3日のそれにあと5Kほどの下落で並びます。つまり、いよいよセリングも大詰めに来ているということです。明日は、200Kを割り込むかどうかが焦点でしょう。そこからは反発に転じることと思います。

この後、7時前に経常減益(40億円→27億円)を発表しています。明日は注意。

11.5446北越メタル ▲

 このところの膠着状態から脱した観があります。今日641Kで指しておりましたが、30分ほどたっても一向にできず。そのままです。OSCが+12%の44%と抜け出ましたので、ここからは25日線抜きにかかるでしょう。RSIも+15%の38%です。明日高めに始まるようだと様子見ですが、少し下げるようだと試し買いしたいと思います。こういう地味で堅実な株も混ぜてトレードを行わないと、プレステのような株ばかり手がけていてはこちらの命が持ちません。

以上です。こうしてみると明日の注目銘柄は、仕手系あり、地味系あり、堅実系あり、と意外や意外うまく散らばりました。これなら、色々な性格の方々への対応も可能でしょう。これらの株に出会って、明日こそ欣喜雀躍されんことを祈っております。
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負のサイクル入り

2006-04-19 11:27:19 | 株に出会う
新興市場の良さは、値動きの軽さ、成長性からくる株価上昇期待、機関投資家等の影響が小、といったところにあります。デイトレやスイングトレードを主とする筆者も新興市場を中心に取引を行っております。

しかし、昨年末までの動きと今年の動きは全く異なってしまいました。反発があるところで反発しないのです。テクニカル指標を見る限り、本来なら今日からは反騰が期待できる筈でした。しかし、昨日の戻しは単なる自律反発だったのですね。そして、今日の寄り付きをクライマックスとして、資金の逃げ足の速いことといったらありません。これでは買い上がる人々が益々少なくなります。NYも爆上げし、今日のような好地合が見込まれる日に、寄り付きで買った人はほぼ全員損失を抱え込んでしまうような市場では、この先思いやられます。このことは昨日のブログでも筆者が書いていた通りではあるのですが、現実に上げて景気よく始まるとつい期待してしまうものです。もっとも、買い上がらない自分のことを棚に上げておいて、他力本願で相場の上昇を期待するとは、誠に身勝手でありこんな意見を言えたものではありませんが、つい愚痴の1つでも出るというものです。

ということで、筆者もいよいよ軸足を新興市場から東証へと移さざるを得ないのではないかと考え始めました。デイトレしにくい銘柄でもスイングならそれなりにタイミングを見計らえば上がるようです。

新興は、思い切って下げた時だけリバウンドが大きいので参入することと、急な爆上げをする銘柄のみウォッチしておくのですね。

結局は、世間で言われているようにこれまで需給関係だけで買われてきた「割高銘柄」は、更なる成長がはっきりと示されない限り、もはやここまで、と思っている人々が多数を占めてしまったのではないでしょうか。新興の中でも、PERがまだ低い出遅れ銘柄はまだまだ物色されているようです。これらは押した時に買うこととします。

前場は、昨日買っておいた4306バックスグループ2351アドミラルシステムを薄利(各+2K)で売ったのみです。

その他の下で待っていた銘柄はすべて買いキャンセルで逃げました。これは今のところ正解です。

もっと問題は、このような相場では誰も面白いと感じないのではないかということです。単に、みみっちい椅子取りゲームのように堕している相場のようです。それなら、金でも買って公園を散歩し思索にふけっていた方がよっぽど身のためかと思う訳です。

この週末にでももう一度株投資の戦略を練り直し、ウォッチ銘柄の入れかえも行いながら、以上のような状況をどう打開するか再考して見たいと思っております。
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