株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.5.06)

2006-04-04 17:09:07 | 明日のモニタリング銘柄
後場は相場が崩れてきたようです。筆者が前場に買った唯一の8941レイコフも、+3Kでまだ高いときに撤退しました。終値は買い値より-5Kでした。

それ以外は、買いに入ろうにも他の銘柄も含めて明らかな下落基調が見えたため、全て買いキャンセルしました。8783グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザーや、4764デジタルデザインそれに326Kで再度の待ち伏せ買いを入れていたレイコフなどです。

さて、明日は今日のトレンドを引きずるものと思われますが、微調整に終わるのかそれとも本格調整の始まりとなるのか、投資家心理は微妙ですので、あからさまな寄りでの買い上がりは避けた方がよいかと思います。

今日、良い形で終わっている銘柄でも、場全体の雰囲気で一気にズリ下ろされることはよくあることです。何か材料でも出ない限り少なくとも場が始まってから1時間くらいは様子見がよいかと思います。

そんな中でも、テクニカル面から比較的良い形で終わっている銘柄を抽出してみます。

1.5456朝日工業 △

 OSCが+4%の53%と踏ん張っております。3月24日の安値577Kを下から抜いて終わっております。明日は、その前日の安値592Kを目指すかどうか注目。

2.2448イーコンテクスト △ 高値圏注意

 この地合で何と引けに最高値を付け、OSCも+7%の72%とかつてない程の値を付けました。上を目指すとしたら2月7日の安値の476Kというのがあります。ここまで伸ばすかどうか注目。2月8日に上方修正しております。そこから508Kまで付けましたが、じりじりと押されておりました。

3.2438アスカネット △

 この株も引けに最高値をマーク。OSCも+12%の47%まで伸ばしました。出来高はまだ少なめですが明らかな反転と言えるでしょう。明日は地合が悪ければ205Kあたりで待つのが良いかと思います。高く始まっても今日の終値の210Kあたりまでは根気よく待つのが得策かと。そうしないと、この株の葬式ビジネスに直結する「墓穴」を掘ってしまうかも知れません。自分で掘れば上から誰かが埋めてお陀仏です。

4.8706極東証券 △ 高値圏注意

 我が道を行く風情です。この株。OSCも+3%の69%と順当に伸ばしましたが、過去のOSCは70%が天井です。しかし、ほぼ今年の安値のしこりは抜き去りました。後は2180円の1月16日の高値を抜くかどうかですが、明日の全体の地合が良くないと一旦お預けになる公算が強いので注意。

5.7829サマンサタバサジャパン △

 OSCが+3%の51%と伸ばし3月14日に829Kの高値を付けた時のOSC54%に迫っております。勢いが明日も続くなら790Kあたりが上げ目途でしょう。社名はいくら暗記しようとしても筆者には無理でした。サと言うカタカナが3回も出てくるので全く目眩ましにあってしまいます。「サンマさタバスコ」とでも間違って言いそうです。これなら、三陸海岸のサンマにタバスコをふりかける新料理が連想でき、暗記可能かと。

6.4764デジタルデザイン ▲

 これは逆張りです。指数値が3月10日のそれを下回りました。今日は何とか下値の340Kを死守したようですが、出来高が相当に少なく、1日やそこらで勝つのはチョイと無理のようです。3月28日の安値の318Kというのがありますが、このあたりまで落ちてくると自律反発はするのですが、いつ買いに入るか、明日から監視態勢を敷きたいと思います。プラ転で終了しOSCが増えなければ買いチャンスとはなりません。今日のこの株のOSCは45%です。30%台に突入すれば買いでしょう。直近では3月9日が37%でした。その後の上昇はご覧の通りです。

7.4325バンダイビジュアル ▲

 このバンビの愛称を持つ株も、順風満帆で上値を追っていたところに、2月10日に大和総研からレーティングを引き下げられるというアクシデントに遭い、随分と虐げられてきましたが、何とか立ち直ってきたようです。OSCはこれで前日同値の58%です。後は出来高次第ですが、もしまだ注目度が弱いようだと、このあたりでの利確の動きに一旦押されます。その場合は今日の安値の513Kを目途に拾うのが良いかと思います。

今日は、萌え祭り1周年とかで、往年の萌え銘柄がストップ高を付けているようです。このバンビも機関士ガンダムといったアニメに関連するいわば萌え銘柄の一角を占めております。明日は寄り付きから思わぬ大量買いが見られるようだと、いよいよこのバンビにも本格的な春が訪れます。何だかんだと言って筆者は好きなのですね。この株。

8.8923東誠不動産 △

 不動産株は今日は活況を呈しておりましたが、その中からいつも出遅れているこの株を取り上げます。OSCは+1%の57%と伸ばしました。1月17日の187Kの高値を付けたときのOSCに実は並んでおります。明日は上げるなら160Kあたりが目途となるかと思います。場があまり良くないかも知れませんので、買いは145K~149Kの間あたりでしょうか。

9.4776サイボウズ △

 この株、決算でみそをつけましたが今日は出来高を伴い不死鳥のように蘇ってきました。昨日テレビに青野社長が出ておりましたが、その効果かも知れません。しかし、テクニカルにはOSCが+5%の39%と上げ直前です。明日は上げても下げても注目です。135Kあたりが下値抵抗線として効いていることは一応頭の片隅に入れておいた方が良いでしょう。RSIも昨日の27%を底に今日は35%まで戻しております。

10.2351アドミラルシステム ○

 昨日-1Kで降りた相性の悪い銘柄です。しかし、テクニカルにはよく踏ん張りました。2日連続ダイバージェンスです。本来なら奈落の底まで落ちなければいけないところが、どういう訳か下値を切り上げているのが少々不気味です。噴くときは一気に行きますので、監視を怠らないようにしておいて、1クリックで成り買い出来る態勢を取っていた方がほうが良いかも知れません。何も起きない可能性も随分とありますが、相場が不穏な空気に包まれようとしている時、えてしてこういう些か「毒気」を含んだ株が物色されるというものです。民主党もメール問題では、その筋の「毒気」にやられました。普段からよく付き合っていないと、思わずコロリとやられてしまうのが、この「毒気」の特徴なのです。その点、筆者はこの株に数知れず騙されております。そのため、毒気か本気かの区別がある程度はつきます。この株、貴公子(アドミラル)という日本語名が曲者です。杉田かおるも貴公子然とした仮面に騙されてしまいました。日頃からよく観察していなかったからでしょう。芸能人がもつ陥穽といってよいでしょう。意外と世間知らずかも。

11.5310東洋酸素 ▲

 この株、今日初めて監視しておりました。OSCが+3%の53%とコンバージェンスし、昨日の安値の6990円を割らずに持ちこたえました。ファインカーボンで世界トップというではありませんか。しかもその分野が高成長しているようです。こういう銘柄に筆者は弱いのです。そろそろ落ち着いてきたのであれば一枚噛みたいと思っております。問題は切り返しの前に参入するか、先に手を打つかです。今日は6750円まで落ちました。上場来安値は5550円ですが、まさかここまで押されることはないでしょう。そうすると、今日の安値の6750円が抵抗線として認知されるかどうかです。明日は相場が悪ければこの株も影響を受けるでしょうから、それを試す絶好のチャンスです。

12.8907フージャーズコーポレーション △

 最後にこの不動産株を取り上げます。OSCが+4%伸ばして55%となり。直近高値の523Kを付けた2月27日の56%にもう一息です。明日の上げ目途は533Kから543Kあたりまでです。

以上です。まだ全面安になるようなテクニカル指標にはなっておりません。調整があっても2-3日で済むかも知れません。一気に頂上に登ると、人間でも病み上がりの身にはこたえるものです。ここらで一休みするのが得策です。一応、頂上までの天候と道筋はまだら模様ですので、用心するに越したことはありません。
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買い条件を煮詰めていなかった

2006-04-04 11:40:03 | 株に出会う
前場は、8941レイコフを買ったのみ。

他の注目銘柄の中でも3791プロダクション・アイジーや、3755GDHがもっと上がっているのに、何故?ということを自問してみました。

両者に共通するのは10Kほど高く始まっていたということです。その意味では8941レイコフも同じ10K高く始まっておりました。しかし、レイコフの場合は、分足を見ると結構凹凸があります。つまり、はっきりとは上げ相場を示してはおらず、分足を見てもいわゆるWトップを付けております。

それに対して、GDHとプロダクション・アイ・ジーは、綺麗とまで言えないまでも右肩上がりの分足となっております。25本移動平均を割ったところで買い、を繰り返せばそれなりに利が乗るチャートといえます。

筆者の弱点はこの強気相場での乗り方にあったと言えます。これは、どうも板の動きだけを漫然と見ていても後手後手に回ってしまい、結局は買い時を逸するのがこれまでのパターンでした。今日もそうでした。過ぎ去った値段に未練を持ち、上に行ってしまった値段に対して臆してしまうのですね。

これに対処するにはどうすればよいかと言うことですが、一応ない頭を捻ってみた結果、①その日の場の状況判断で強き相場か弱気相場かニュートラルかの3つに分けてみる。②その日の始値が10Kも上げて始まる相場か、10Kも下げて始まる相場か、それとも前日終値近辺で始まる相場かの3つに分けてみる。

こういうマトリックスを考えて、場の基本的流れが強気相場でしかも+10Kほども強気で始まった場合は、始値と前日終値の中間点にまで押された時に買いエントリーする。ニュートラル相場の場合は、前日終値近辺まで押されたときに買いエントリーする。弱気相場では、前日安値近辺で買いエントリーする、ということを戦略の基本とすべきではなかったかと今更ながらに反省しております。

こうしたその日の戦術のパターンを前もってきちんと考えていなくて、有象無象の方々に勝てる訳はありません。レイコフの場合はたまたま一方的な上昇に行かなかったので326Kで買えたに過ぎません。

もちろん、このようにきちんとしたマトリックスに分けることができない相場が日々の相場というものですので、場全体の急変、その銘柄固有のテクニカルポジションからくる急な下落、といった不測の事態には買いエントリーの後は慎重に見極めながら、目標とする売り値段まで到達したら迷わず売る、といった買いエントリーの後の戦略もあらかじめ、その銘柄について決めておく必要があります。

今頃になって、こんな初歩的なことがきちんと出来ていなかったとのたまうとは、まさに我が身のいい加減さですが、今後これがきちんとやれるよう、そして、上記の現時点での戦略の設定方法をよりよくチューンアップしていくことを、主たる課題としていきたいと思います。

ああ、反省点はいくらでも出てきますね。
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