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昨秋からの上げすぎの調整か?

2006-04-23 01:05:42 | 株に出会う
いくつかの銘柄の週足をチェックしておりましたら、昨秋以降の新興市場の急騰相場で上げすぎたことの反動が、今年になって現れているとの単純な見方をすればよいのではないかと思えてきました。

例えば、昨日例に出した8924リサ・パートナーズですが、週足を見ると見事に26週移動平均線からの切り返しが見られます。一方、4314ダヴィンチアドバイザーズは、既に26週移動平均線を割っておりますが、これは1月20日をピークとしての昨秋からの上げが、リサとは違って大きな山を作っていることから説明できそうです。トレンドラインからいくともうすぐダヴィンチも底打ちとなる筈ですね。もう1つ、下げすぎではないかと見られている4847インテリジェントウェイブの週足を見ても、26週移動平均線は大きく割ってはおりますが、トレンドラインに乗っての下落です。

つまり、週足で少なくとも右肩上がりにあるような銘柄については、昨年9月頃から年初にかけての上げすぎの反動が現れているに過ぎないのが、今年になっての3度目の調整相場ではないかと思います。

もし、新興市場の成長がこれまで通りに継続しない大きな予兆が現れているのなら、当然東証も昨夏からの上げに対する調整が入っていても良いのですが、東証銘柄の週足を見ると新興市場のように秋頃から年初にかけての急激な上げは見受けられず、実にきれいな右肩上がりを描いております。これが、今の日本の経済状態についての大方の見方を示しているとしたら、いずれ、新興市場銘柄も、上げすぎからの調整後、再度右肩あがりの軌道に乗って行くのではないかと思います。

やはり経済全体の現状を反映するのは東証の推移です。その大きな景気状況のなかで新興市場を形成する会社も恩恵を受ける訳ですね。ここのところをきちんと押さえておかないと、単なる博打相場が新興市場ということになってしまいます。

ということで、今後はまともなビジネスをやっている右肩上がり(週足での判断)の新興株を選別し、今回のような下落相場でも自信を持って買いに入れるようにするというのが、今更ながらですが、基本ではないかと思います。その上で、山高ければ谷深し、と言われるように、同じ右肩上がりの銘柄でも、上げすぎの調整の度合いが異なってくることも頭に入れながら、早めの高値圏での撤退ということもうまく織り交ぜることでしょうか。

筆者も折を見て、もう一度ウォッチ銘柄の整理をこうした観点からし直したいと思っております。

やはり、物事はまず基本をきちんと押さえた上での、長期的な見方をベースとした投資が重要だと改めて思った次第です。その意味でクラスターテクノロジーの買いは、分かってはいたのですが、勝つか負けるか丁か半かの全くの博打でした。どこかで授業料を払うこととしましょう。
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