株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄((4.27.06)

2006-04-26 22:42:51 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場は上げもせず下げもせずの膠着相場でした。いくつか下で待っておりましたが、そこまでは降りてこず、かといって指し値で買っても上にも下にも行かない銘柄ばかりでした。そんな中、せっかく明日の注目銘柄に指名していた3797ファンダンゴのみ、後場から活況を呈して気がついたときはストップ高でした。

筆者は迂闊にも、この株の切り返しは半信半疑でしたので、朝からウォッチしておりませんでした。ファンダンゴウホールディングス等と言葉遊びが過ぎたのかも知れません。どうも「合併話」は今日の上げでなくなったようです。そういえば、今日の日経に小さな記事が載っておりました。内容は忘れましたが、これが今日の上げの導火線だったのかも知れません。そうでないと、ここまで押された株がストップ高を付ける訳はありません。

今日のストップ高を見て言えることは、あくまで直近IPOといえども、需給関係で動いているということですね。つまり、売られすぎと大多数が見れば、場が停滞していようといまいと買いに入るという行動パターンです。きっかけは日経の小さな記事で十分です。誰かがそのアクションを取れば、相乗的に皆さんが寄ってきます。それが更なる好循環を生んで、このような停滞相場であればあるほどこうした銘柄に、皆さんひと時の憂さ晴らしに参加するわけですね。

そこで、明日の注目銘柄もこうした「憂さ晴らし銘柄」を根気よく見つけることに、当分は注力したいと思っております。しかし、こうなると株式市場というのは一体何なのかよく分からなくなります。言ってみれば椅子取りゲームのようなものでしょうか。ここに座れば勝てると思えば、その空いた椅子を如何に素早く見つけて先に座るかだけの勝負のようです。

そうなると、全銘柄をくまなく網羅した情報網がないと、本来は勝つことが難しい訳です。その情報網を個人投資家が張り巡らすのは、チョイとシステムのサポートがないと無理ですので、筆者のような弱小投資家がどうこれから動いていいのか悩むところです。しかし、手持ちのウォッチ銘柄を日々充実させながら、このような好機に勝負に出ることができるように、これまで通りに作業をする以外には当面は策がありません。

さて筆者の持ち株は、持ち越しの5456朝日工業という超地味系の株だけですが、これが今日も着実に上げてくれております。たったの97株しかできていないのですが、OSCは+7%の37%と着実に上昇し、RSIも+8%の24%です。これで一応このところの底値圏を脱したようです。後は600Kに近づくまで根気よく待つこととします。

1.8701イートレード証券 △

 この株、今日の198Kまでの下落で灰汁が抜けたのではないでしょうか?OSCも+7%コンバージェンスし47%です。ちょっと上げすぎの嫌いがありますので、明日は再度200K割れまでは覚悟しておいた方が良いかと思います。場が悪ければ再度そこから沈没もあり得ます。指数値は4月21日を底にして回復しましたが、2月20日よりまだ4K分だけ低い水準です。とにかく、一旦集中治療室からは脱することが出来たようです。

2.3360グリーンホスピタル・サプライ △

 この会社、4月12日に千里桃山台動物病院を開業してしまいました。世の中もついにここまで来ましたか。人間並みの最先端の治療が受けられる清潔な施設だそうです。どうしてこの会社がこのようなビジネスを行うのか、筆者はかねてから疑問に思っております。この病院には犬猫の養老院のような施設まであるのです。もちろん有料でしょう。動物を伴侶とするご老人が沢山いるのは筆者も知っております。だからといって、先進国10億人以外の50億人が、飢餓に貧しているというのに、この平和ボケの日本にこんな贅沢三昧の施設を作るとは何たることでしょう。いずれ天罰が下るというものです。しかし、この動物病院プロジェクトのせいかどうか、この株にだけは天罰が下るどころかますます活気づいております。OSCは+8%の61%まで伸び、4月20日の高値をマークした日に並びました。多分、筆者は急に欲に駆られた場合を除き、この株を買うことはないと思いますが、結構賑わっておりますので、特に動物好きの方、HPをうっとり見ながら参戦するのもよいかも知れません。

3.9378ワールド・ロジ ▲

 今日、筆者は237Kで待っておりましたがついに下りてきませんでした。引けにはすこし上げたくらいです。何しろ21日を底にして指数値が前代未聞の水準まできております。それもその筈です。ほとんど上場来安値に近い水準です。OSCが+5%の43%、RSIも+2%の40%とコンバージェンスしました。出来高も細ってたったの2Kの下げです。明日も引き続き注目下さい。

4.8936リプラス ▲

 これもOSCが+2%の34%と低位水準ですが伸ばしております。普通ならこのあたりからドカーンと上げる筈ですが、相場全体に足を引っ張られております。先日ご紹介のように、この会社の社長は徒手空拳で、この業界の連帯保証人制度という旧習撤廃のために、リプラス方式なる保証システムを実現しました。こうした会社はどうしても応援したくなるというものです。何と言ってもこれでお年寄りや貧しい人が助かっているではありませんか。

5.2459アウンコンサルティング ▲

 今日も一旦上げてから押されましたが、OSCは着実に上昇し+4%の42%です。検索連動型広告代理という面白いビジネスを展開しておりますが、最近グーグルがこの手のユーザーが検索時に自社の広告を目立たせることを請け負うという、いわば裏口入学のような手法をやり玉に挙げております。あたかもウィルスとアンチウィルスソフトの追っかけこのようなものですが、この勝負、天下のグーグルに対して阿吽の呼吸で闘ってもこの会社に勝ち目はありません。この点が若干気がかりですが、グーグルの対策はまだ少し先かと思います。逆に言えばこの会社はあのグーグルさえも手を焼くようなことを手がけているという証左でもあります。これが人気の秘密でしょう。筆者ならずとも、何かビジネスをしている場合は、こうしたテクニックで売上倍増となるならコンサルティング料など安いものと考えてしまいます。しかも、このテクニックは全クライアントに適用できるのがミソです。クライアントが増えるほどこの会社が潤う仕組みです。顧客毎の追加の投資負担はゼロかも知れません。これは非常にうまみのある商売です。と言うわけで、明日に限らずこの会社を注目。

6.3777ターボリナックス ▲

 OSCが+4%の39%とコンバージェンスし、指数値も4月24日段階に近づいております。なかなか気まぐれな株でいつ噴くか全く分かりません。どうもトコトン落ちきらないとエネルギーが出ないようなのです。本来ターボというのは無理やり空気を送り込んで過給する装置ですが、この株の場合、その空気とやらをどこから調達してきて、どうやってどこから送り込めばよいのか、皆目見当が付きません。従って、適当に落ちてきた時にじっと目を凝らして、目に見えない相場の空気のようなものを察知する以外に手がありません。何だか禅問答のようですが、この株への正しい対処法と言えば、これくらいしか筆者には思い当たりません。それにしても力強い社名です。惹かれます。

7.6158和井田製作所 △

 この株昨日の新興祭りの時も上げずに今日もマイナスです。市場とは反対の動きをするのが得意な株ですが、一体どうしたことでしょうか。しかしOSCは着実にコンバージェンスして+1%の43%です。乖離幅も-110円と大きくなっております。明日は、少し下げたところで拾い3600円位で有り難く利確する戦法でどうでしょうか?まだPER38倍の真面目な機械株。それにしてはMM銘柄に何故なったのでしょうか?実直なお方ほど、この世の中では博打や色事に溺れるといいます。株は人間ではありませんのでそのような楽しみはありません。すると、マーケットメイクのような天井知らずの乱高下で、浮き世の憂さ晴らしをするのが唯一の手段ということとなります。多分、そういうことでしょう。こういうアンバランス、筆者は好きですね。

8.8783グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリー △

 昨日上げた直近IPOはこういうテクニカルなポジションにあるのが多いようです。昨上げの反動安で下げておりますが、一度3合目ぐらいまでやっと登りつめたところに、また上から石つぶてが落ちてきて2合目までズリ落とされたという姿です。この株がその典型です。多分舌を噛むような社名が災いしているのでしょう。明日、更に石つぶてが落ちてきますので、そこから1合目(つまり、元の木阿弥)まで落とされた時が買い時です。OSCは+3%の39%のコンバージェンスを示現しております。OSC30%台の直近IPOのコンバージェンス銘柄は、他に9422ITCネットワーク、2471エスプール、7829サマンサタバサジャパンです。

9.3788GMOホスティング&セキュリティ ▲

 一発穴株をご紹介。GMO子会社の名前の通りの事業を行っている会社です。どういう訳か取引高が少なく株価も低迷しております。RSIはまだ25%です。OSCは+1%のコンバージェンスで40%とこれは30%台が多かったこの銘柄にしては少々高い水準です。明日は出来高次第ですが、ひょっとするとこの株に世のギャンブラーが集合するかも知れませんので、一応念のため、監視態勢を敷いて置いてください。あくまで念のためです。しかし、このとって付けたような長ったらしい社名を何とかしないと、これからの高齢化社会に取り残されてしまいますよ。まるで、三菱東京UFJ銀行のようです。

10.4333東邦システムサイエンス △

 この株、26周移動平均の794円にタッチしそうになり何とか切り返しました。OSCは今日で+5%の50%とコンバージェンスしております。RSIは22%のままです。乖離幅は-10円です。そろそろ反発に入っても良さそうです。PERは17倍。850円を底に切り返すかどうか再度ご注目下さい。真面目地味株系の銘柄の1つ。

11.5803フジクラ ○

 東証からは電線御三家で上方修正期待のこの銘柄を取り上げます。OSCが+1%の40%となりRSIも+2%の30%です。乖離幅も-22円と良好。13週線からの切り返しが昨日で、今日はプラ転です。円高の影響を受けての下落と思われますが、今のところ円は落ち着いております。こうした伝統ある企業に対しては何も言うことがありません。ひたすら、日本のために頑張れよとだけ言っておきます。

12.4765モーニングスター △

 OSCが+2%の49%とコンバージェンスし、指数値も24日段階に近くなりました。明日、もう一段の下げの後の反発に乗る手です。258Kの25日線あたりでの待ち伏せでどうでしょうか。1Qの業績がが良かったとかで随分と出来高も増えて、人気銘柄の一角を占めるようになってきました。但しSBI子会社であることをお忘れなく。北尾氏も0.7%の大株主です。しかし、いつまでこんなこと許されるのでしょうかねぇ。まるで中世の封建領主あるいはアメリカの奴隷社会のようです。会社や領土の私物化と言って良いでしょうか。北尾氏は他にも、あ~そうです。今日逮捕されたイーホームズ関連でした。お金は引き上げたそうですが、これは政治家がまずいことが発覚しそうになると貰った政治献金を、こっそり返納するのに近い話です。見つかったから返せば良いと言うわけではません。見つからなければ他でも同様のことをしていること自体が不快感を催すのです。
まあ、それはそれとして明日のこの株の動きに注目。

13.2383日本エイム △

 この株もなかなかしぶとい値動きです。製造請負だけではなく研究職の派遣まで手がける唯一の会社になったそうです。すると、日本中の会社はこの会社に全てお任せすれば社員は不要になります。もしそうなれば、この会社日本中の期待を一身に担う会社に変貌します。極めて明るい未来です。しかし、世の中そうは問屋が卸しません。そんなに簡単にモノを開発して製造し世の中に売れるなら、アフリカのルアンダでだってビジネスは成功します。やはり、長年の匠の技の集合体が企業の価値なのです。それとそれとしても、こうしたビジネスが受託出来る余地はあるでしょう。OSCが+9%の58%と急伸し直近のピーク値を抜いております。明日の動向に注意。

14.8798アドバンスクリエイト ▲

 OSCが+5%の46%と伸ばしRSIも+2%の34%です。切り返した割にはまだ株価が低迷しております。この株決算はあまり良くなくても一定の周期で上下する不思議な株です。明日の動きに注目下さい。370Kから380Kを窺うかも知れません。

今日はもう遅くなり疲れましたので、後の注目銘柄は列記するに留めます。

・4751サイバーエージェント OSC伸長、切り返しの動き
・6730アクセル 同様。
・2384SBSホールディングス RSIが20%と落ち込む。買い場か。
・6900東京電波 OSC+7%の48%,RSI+3%の28%と切り返し。
・8403住友信託 OSC+2%の35%、RSI19%と絶好の位置。

以上です。それでは明日も良い株に出会えますように。
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下方修正銘柄のリバウンド狙いは慎重に

2006-04-26 12:25:50 | 株に出会う
他のブログで出ていた話題に関連して、これまでの経験から1つ。

4835インデックスが典型例ですが、下方修正した銘柄というのは2日くらいは下げます。しかし、その後必ずと言って良いほど、それまでに期待が大きかった銘柄ほど、リバウンドで上げます。インデックスもこの2日間は上げておりました。

しかし、その後必ず戻り売りというのに晒されます。今日の地合が悪くてインデックスは下げているのではなく、戻り売りの圧力で下げているものと思われます。何故なら、そのような戻りが来るまで一旦損切りをするのを躊躇している方々が、必ず下方修正銘柄のホルダーにはいらっしゃるわけです。このような方々はそれなりの経験を積んだ投資家だと思います。行き過ぎる売り圧力で底値で売却するのは損であることを良く承知している方々です。

従って、下方修正銘柄は、リスク覚悟で3日目くらいでのリバウンドを取りに行ってもそこに長居は無用です。利益が少なくてもさっさと逃げるべきなのですね。

この法則は、下方修正銘柄の大抵において言えることですので、筆者は、数ヶ月して情勢が変わらない限り売買はしないこととしております。
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少々はしゃぎ過ぎたようです

2006-04-26 11:28:18 | 株に出会う
昨日の久しぶりの饗宴でたらふく食いすぎたせいか、どの株も朝方こそ昨夜の延長でまだ宴が催されていると「勘違い」した新参者も迎えながら、それなりの線香花火が打ち上げられましたが、そこからは玄人筋の出番でした。

9時半頃を境に、一斉に刈り取りが始まったようです。
欲に眩んで更なる料理をもとめさまよう方々を手塩にかけるのは簡単のようでした。筆者もその手塩にかけられてしまいました。

どうも何事も行き過ぎるのが日本人の悪い癖のようです。そこをうまくついて、欧米では考えられない成績を残したのが、あのタワー投資顧問のお方だということです。しかも、追随癖まで日本人は激しいので、それはそれは手玉にとるのが簡単だったようです。筆者もその手玉に取られている方ですが。

今日も売り時を間違いました。3756豆蔵を早売りし、4306バックスグループを遅売りしてしまいました。このあたりの巧拙がデイトレの成績を分けるのは分かってはおりますが、どうも動く株の方に主たる意識が行ってしまい、上に述べたような寄り天の心理が働いているものですから、つい行動ファイナンスどおりの早めの利確に走ってしまうのですね。昨日のブログでそのことを自ら戒めたばかりなのに、人間の深層心理の動きというのは、いくら文字でしたためたところで、現実の値動きを前にすると本能丸出しになってしまうのです。ここのコントロールがきちんと出来るためには、あのジェイコム君のような冷静さが必要なのです。しかし、日常生活ではそうした冷静さは受け入れられません。つい甘言を受け入れたり、逆に吐いたりします。その方が何かと悶着が少ないからです。結局は逃げているのですけれどもね。

また、変な文章を打ってしまいました。要するに、筆者も生身の人間ですので、色々と弱みが露呈するわけです。しかし、何事も完璧を追い求めないことです。そんなことしたって、いずれ人間は何かで命を落とすことは決まっております。それまではもっと気楽に生活したければ、完璧は追い求めないことです。この世で完璧を求めてもただそれだけのことです。あの世に持って行ける訳ではなし。今この瞬間こそが大事なのですよね。

と言うわけで、結構、株に対峙しながらもいくつかのことが頭に浮かんでは消えます。いずれにしても、向きにならずに株に出会い楽しむ、ということを、これからも追求していきたいと願っている次第です。
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