株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.25.06)

2006-04-24 18:37:19 | 明日のモニタリング銘柄
朝方の中途半端な上げのせいで、後場からは一旦上げると見せて、そこからの反落に見舞われました。引けにかけてもさしたる反発は見られずでした。

筆者は、持ち越しの4240クラスターテクノロジーを221Kでばっさり(-99K&-57K)、1766東建コーポレーションを、-360円の7760円でこれまたばっさり、動かない5446北越メタルまで-18Kでばっさりと切り捨てました。2681ゲオは、前場に-11Kで処分済みです。

そして、その後場の見せかけの上げに引っかかって買ってしまった8902パシフィックマネジメントを-6Kで切り、2371カカクコムを-9Kで切りました。

これできれいさっぱりキャッシュ100%となりました。
先週の木曜日あたりにこうすべきでした。上にも下にも行かない相場に業を煮やし、クラスターテクノロジーでちょっとだけ遊ぶつもりで安易に参入したのが、どうも躓きのもとでした。その損を取り返すため、2番底、3番底が控えているのに、あえて、すこし手頃になった東証の銘柄までに手を伸ばし、今日の東証の下落の波をもろに受けてのダブルパンチでした。

これで、スッキリとはしましたが、ざっと計算すると、ライブドア証券の口座で年初から積み上げてきたデイトレの利益の約40%を失っております。IPOやその他の証券会社でのプラスがありますので、今年の全体の利益の90%ほどはまだ残っているのが救いではあります。

再度の仕切り直しですが、安易な相場参入は手痛いしっぺ返しを受けることを思い知りました。少し今年に入ってから2度の下落をうまく乗り切り、利益のペースが上がっていたのでどこかに慢心があったようです。相場は益々熾烈さをきわめているようです。

テクニカル用語の簡単解説

さて明日の注目銘柄ですが、ウォッチしている267銘柄について、今日の結果は下記の通りとなっております。(重複カウントあり。注意)

①前日安値より高く終わっている銘柄(プラ転銘柄を除く):17件
②OSCがコンバージェンスしている銘柄:53件
③プラ転で終了している銘柄:50件(金曜日は35件)
④RSIが20%未満の銘柄:66件
⑤OSCが30%未満の銘柄:34件

完全に明暗が分かれております。全体にはプラ転している銘柄でも、後場のピーク時からは押されて終わっているのが多いようです。RSIが20%未満が66件もあるのも珍しい現象です。売られているのはまだ底であえいでいる姿が見えます。

その中でも、明日の反発が期待できそうな銘柄を、上記の①から⑤までに複数該当するものの中から選んでみました。

1.2461ファンコミュニケーションズ ○
  ③+9K、④15%、⑤29%(+3%)乖離幅-45K。
 今日の安値はほぼ上場来安値にタッチ。そこからの切り返しは本物か?

2.5456朝日工業 ▲
  ②29%(+3%)、④8%、⑤29%
 朝日工業ファンもRSI8%からは見捨てないでしょう。

3.3773アドバンストメディア ▲
  ②37%(+15%)、④13%(+2%)
 OSC、RSI共にコンバージェンスしていることに注意。指数値も最低レベル。

4.3377アイケイコーポレーション △
  ②37%(+4%)、④14%、
 一時の高騰劇の調整過程だが、ここから反騰するかどうか。

5.2440ぐるなび ○
  ③+1K、④19%
 OSCは35%、300Kからの切り返しで灰汁が抜けたかどうか?

6.2478MKキャピタルマネージメント △
  ③+10K、④8%、OSCは33%
 プラ転しながらRSIが8%まで落ちるという奇っ怪な現象の結果は?

7.8783グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリー
  ③+18K、④17%、⑤26%(-1%)
 さすがにここまで貶められると反発しました。明日も意地が残っているか?

8.2326デジタルアーツ
  ③+3K、④19%
 一世を風靡したこの株もRSIが19%まで売り込まれました。何かニュースでもあれば追い風になるのだが。

9.8704トレーダーズ証券
  ①、④11%
 この株もデジアーツと同じくかつての花形株。そろそろ立ち上がるか?

10.4792TFPコンサルティンググループ
  ①、②37%(+1%)、④17%(+2%)
 指数値はこのところの最低。素性は問題ありません。出来高次第。

11.4776サイボウズ ◎
  ③+1K、④5%、⑤28%(+5%)
 明日こそ、押されっぱなしの怨念を晴らすときです。こんなにテクニカルに良い形のサイボウズを見たことがありません。9月MAの112Kの線上です。ここから振り落とされると後は奈落しかありません。

12.8922IDU
  ③+5K、(OSCは+5%の38%、RSIは-2%の20%)
 2月21日からの反騰の再来なるか?しかし、人気だけは衰えません。この株。

13.8868アーバンコーポレーション
  ③+7円、④19%、(OSCは+2%の32%)
 これも2月21日のポジションと同じ位置です。姉歯問題が失速しそうなのも追い風になるか?


その他、注目銘柄は下記の通りです。

・2413ソネットM3、3782DDS、3390USS、8944ランドビジネス、8942SIA、9424日本通信、3030ハブ、2477比較コム、4325バンダイビジュアル、9984ソフトバンク、4779ソフトブレーン。

今の相場は順張りで取るのは結構難しいようです。かといって、相場が下落している最中にかっさらわれると、筆者のように痛い目に遭います。あくまで底打ちのサインが出て、場全体の指数値も上に戻す、そのタイミング狙いとなるのですが、これはこれは難しいですね。上記の注目銘柄からいくつか絞り込み、今日マイナスの株は明日も押される可能性が高いので、底値からの反転狙いが良いかと思います。今日プラ転している銘柄は、明日の寄り付きでほどほど上に行きそうであれば、そこでの速攻の相乗りか、落ちてくるのを待つかどちらかでしょうか。

いずれにしても、日経に合わせての更なる下落も考えられますので用心するに越したことはありません。
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中途半端な下げに戸惑う

2006-04-24 11:24:24 | 株に出会う
今日の寄り付きは特売りあり、特買いありの濃淡のある始まりでした。
失敗の塩漬けナノテク銘柄4240クラスターテクノロジーも、気配値でストップ安寸前まで行っており、今日はどうなることかと思いしばらく様子見。118Kまで落ちたときはこれまでかと思いましたが、OSCがわずか7%まで下落しているのはさすがに落ちすぎのようで、その後の切り返しの際に、3分の1を133Kで損切りしました。残りの分はデイトレで少しずつ損を取り戻そうと心ははやるのですが、これがなかなか出来ません。

下の方で指していた8902パシフィックマネジメント4314ダヴィンチ、そして2392SCJなど不動産株も多少のマイナスからプラ転で前場は終わっております。

日経の大きな下げで、逆に持ち越し株の2681ゲオは冴えず、ついに-11Kの249Kで処分、1766東建コーポレーションも損切り水準で指しておりますが、下へ持って行かれるばかりです。5446北越メタルは、出来高少なくじり貧の音無の構えです。

と言うわけですが、今日の前場に思い切って下げなかった分、中途半端な上昇に途中からついていく羽目となっております。前場はクラスターとゲオの損切りの他は、パシフィックマネジメントで+3Kだけとっており、損切り分のリカバリーにはほど遠い有様です。

今日は態勢を立て直す日としたいと思います。できるだけキャッシュ化を図り、多分、この中途半端な反発の咎が明日以降に現れる筈ですので、そこで思いっきり下げたときの強い反発に乗っていく魂胆です。

今回の下げのパターンは前回の2回分と異なり、いわば主戦場はある程度したたかな経験投資家同士の狐と狸の騙し合いのような様相となっているようです。そこに筆者も含めた弱小投資家が小判鮫商法で姑息な利益を窺っている、という図式でしょうか。

少し反発しながらも段々と切り下げていき、低位水準での膠着状態から再度の大きな下落で梯子を外される、といった最悪の展開を想定しながら慎重に場に対処した方が良さそうですね。大多数の参加者が思うことと逆の動きをするのが正解かも知れません。今日プラス転換した切り返し銘柄は明日の寄り付きの高いところで売るといったことですが、これも皆さんが同じことを考えれば、返って素直な投資家が報われるということになります。

やれやれ、神経が疲れる相場です。

今日は先日の金(ゴールド)の暴騰からの翌日の暴落、そして今日のリカバリー(+53円-ロンドン渡し)と実に目まぐるしいのですが、新興市場もこのゴールドの激しい動きを是非見習って欲しいものです。
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