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明日の注目銘柄(4.24.06)

2006-04-22 11:01:54 | 明日のモニタリング銘柄
いやはや、新興市場でも個人銘柄とでもいうべき株が大変なことになっておりますね。明日の注目銘柄も何もあったものではないので、一応2月20日の時を基準にしてそこから、OSC・RSIともに下がっている銘柄、指数値が下がっている銘柄を抽出してみました。これらは更なる下落があってもそう急激ではないと思われます。

ちなみに、一例として4月17日に業績下方修正した3350ダイキサウンドが、金曜日は+1Kで終わっております。これが1つの先行指標です。OSCは22%、RSIは18%です。指数値は333500です。対する2月20日はOSC42%、RSI29%、指数値328500です。指数値だけは上ですね。下方修正銘柄でです。歯止めにはなっているようです。

もう1つ例を挙げます。やはり金曜日に+2Kで終了している2438アスカネットです。金曜日のOSCは33%、RSIは44%、指数値227500(木曜日が218500)でした。2月20日は、OSC31%、RSI17%、そして指数値は236500でした。これも、指数値が歯止めになっております。

更にもっと顕著なのが8924リサ・パートナーズです。この株指数値は2月20日の471000に対して、4月19日に既に435000を付けておりました。OSCとRSIは2月20日の42%と43%に対して、その日は33%、21%と大きく下げておりました。そのため、木、金とこの地合で反発しているのですね。

もちろん、個人の信用規制の問題とか何とかあり、まだまだ下がると見ている方は大勢いらっしゃると思いますが、相場が行き過ぎと見ると反発するのはこれまでの常です。その反発の仕方や下落のパターンが色々とあって、筆者も含めて皆さんよく分からなくなり不安になるのですよね。

テクニカル用語の簡単解説

【OSC,RSIともに下がっている銘柄】計28銘柄
  直近IPOは過去最低値をマークしたもののみ。

・2428ウェルネット、3753フライトシステムコンサルティング、3350ダイキサウンド、2450一休、3377アイケイコーポレーション、7835ウィズ、2440ぐるなび、3399丸千代山岡家(データ少注意)、3797ファンダンゴ(データ少注意)、3788GMOホスティング&セキュリティ、3394ネットワークバリューコンポーネント、2410キャリアデザインセンター、4563アンジェスMG、3710ジョルダン、4333東邦システムサイエンス、4306バックスグループ、6121滝澤鉄工所、5448東京鋼鉄、6908イリソ電子工業、4755楽天、8699HS証券、2392セキュアードキャピタルジャパン、3747インタートレード、8738ひまわりホールディングス、4792TFPコンサルティング、4771F&M、2384SBSホールディングス、2389オプト、

【更に指数値まで下がっている銘柄】計26銘柄
  直近IPOは過去最低値をマークしたもののみ。

・3754エキサイト、8701イートレード、9378ワールド・ロジ、8936リプラス、2461ファンコミニュケーションズ、3782ディー・ディー・エス、3390ユニバーサルソリューションズ、3386コスモバイオ(指数値のみ3月28日より上)、3777ターボリナックス、3773アドバンストメディア、3397トリドール(データ少注意)、2315SJホールディングス、9438エム・ティ・アイ、4281DAコンソーシアム、8902パシフィックマネジメント、4847インテリジェントウェイブ、8698MBH、4842USEN、9984ソフトバンク、4340シンプレクス・テクノロジー、4751サイバーエージェント、4776サイボウズ、4835インデックス、4689ヤフー、8925アルデプロ、6720プリヴェチューリッヒ企業、

【指数値のみ下げている銘柄】計16銘柄

・8942シンプレクスインベストメント、3387クリエイト・レストランツ、2438アスカネット、2468フュートレック、7844マーベラスエンターテインメント、6667シコー技研、1839真柄建設、2371カカクコム、3736コネクトテクノロジーズ、3722日本ベリサイン、8704トレーダーズ証券、2351アドミラルシステム、4816東映アニメーション、2759テレウェイヴ、4779ソフトブレーン、1720東急建設、

以上の合計が70銘柄になります。

ウォッチ銘柄は267件ありますが、そのうち、直近IPOが32件、東証関連(個人投資家人気銘柄を除く)が63件ありますので、いわゆる個人に人気の新興銘柄が172件となります。

結論は、172銘柄のうち、70銘柄がほぼ、2月20日の底値にたどり着いているということとなります。もっとも、2月20日は東証銘柄も連れ安しておりましたが、今回は新興市場だけです。ここのところの判断が微妙かと思います。つまり、前回は連れ安していた東証にも逃げ場がなかったのですが、今回は逃げ場があります。あえて、更に下落リスクが高い新興市場の割高株を、2月20日の水準まで落ちたからと言って買うかどうかです。リサ・パートナーズのようにPER水準からいっても妥当なところまでの下落が確認された銘柄は拾われても、それ以外の例えば下方修正のUSENやインデックス、さらに高成長神話のメッキが剥がれかけているサイボウズ(PER140倍)やF&M(140倍)あたりはもう一段の下落を想定しておいた方が良いかも知れません。逆に言うと、上記に挙げたような銘柄群でも、それなりの選別が進み、割安になったと判断された時に買われるということかも知れません。そのタイミングはどうも来週の月曜日か遅くとも火曜日かと思われます。

筆者もこのクライマックスの帰趨を見定めてから、現在保有している銘柄の処分時期を考え、その後の反発にうまく乗りたいと思っております。

最後に、こうした波乱相場に勝ち抜いてこそトレードの腕も磨かれ成果も出るというものです。弱気になりすぎるのは禁物です。筆者も向きにならずに冷静に立ち回りたいと願っておりますが、果たしてどうなることやら。。。。
コメント (1)
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