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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.10.06)

2006-04-08 10:31:59 | 明日のモニタリング銘柄
金曜日の引け後に、来週の注目銘柄としていくつか雑感的に書きましたが、明日の注目銘柄として、下記の銘柄を追加します。

テクニカル用語の簡単解説

1.3356テリロジー ▲

 この株、決算が予想(これが多分過大でした)より良くないということで結構な下げを食らっておりましたが、喉元過ぎれば熱さを忘れるという格言通り、またまた次世代フロールーターなるシスコ撃退製品が囃されての買い熱狂に入ってきているようです。全体に下り傾向にある相場ですが、この株は13Kも上げながらOSCは48%と前日同値で頑張っております。一度に噴き上がりすぎたので、上値を追わずに押し目狙いが良いと思います。しかし、何か1発ネタをもっている会社というのは、いつの時代でも人々の夢をくすぐるようです。シコー技研の携帯用世界最小モーターなどというのも同じです。

2.5456朝日工業 △

 RSIが36%まで落ちてきました。2月20日の16%は別にして、過去30%台からの反発が素直に見られる銘柄です。OSCは47%と-2%のダイバージェンスです。普通の株の場合は47%というと少々高めですが、この株の場合は実は30%台は昨年の11月7日にあるのみなのです。つまり、落ちきらないうちに次々と買われていくという不思議な株なのです。会社の内容は立派です。それにしてはPERが9.9倍というのも、新興市場では稀有な存在です。同じ思いを持つ方が下がっては買い、上がっては売り、を繰り返しながら仲良く共存共栄している姿が、チャートからもかいま見ることが出来ます。こういう特殊な株も、この殺伐とした株式市場にもあってもいいのではないでしょうか。株価は折しも25日線を抜いたところです。

3.3388明治電機工業 △

 完全に上値超えのモードにスイッチが入ってきたようです。3月29日に5760円という高値を付けておりますが、この時のOSC値が71%。そこからの調整で4月5日には54%まで落として、そこから再度の切り返しで58%です。このようなOSCがじり高のパターンは、出来高が伴えば一気に行く可能性があります。筆者が東海東京証券で唯一分けてもらったIPOです。その時確か2600円でした。筆者は3200円位で早々に手放しております。PERはまだ21倍ですが、これは商社機能中心という業態からは致し方ないでしょう。それよりもトヨタグループ向けの商売が中心なので、連れ高しているのではないでしょうか。また、システム提案をテコにデジタル家電・半導体へも触手を伸ばしている、その将来性にも期待がかかっているのではないかと思います。和井田製作所やミクロン精機なども時折噴きます。この株にも明日はチョイとご注目下さい。

4.2476テンプスタッフ ▲

 上場来高値にあと一歩のところで若干の足踏みをしておりますが、金曜日でOSCが+4%の58%とコンバージェンスしております。こうした上げ基調での1日の調整でのコンバージェンスは、その後の上昇の可能性が強いと見ております。明日は186Kか187Kで待つようにします。それを割り込む下げ圧力が強い場合は一旦様子見ですが、売買指数が100%まで降りてきておりますので、筆者は場全体が悪くない限り187Kあたりまでの調整で済む可能性が高いと見ております。人材派遣会社という業態は筆者は必要悪のようなものでありあまり好みではありません。それは、いささか下品な言い回しですが、「人の褌で相撲を取っている」からです。ザ・アールの女社長など時折見ていると、その認識がない臆面のなさに、ますますその感を強くします。しかし、株に私情は禁物です。同業平均PERが35倍に対してこの株まだ32.45倍です。その差への期待の分け前を戴かない訳には参りません。

5.3798ウルシステムズ ▲ (逆張り注意)

 これは明日更に落ちたところを注意深く拾って、明後日以降の上昇に賭けるという逆張り銘柄です。それは指数値がこの株、上場2,3日目の最低ラインの数字に近くなってきたからです。後2万円の下落で2月23日のそれに並びます。OSCも34%まで下落しております。4月4日の30%が最低値です。4%コンバージェンスしております。RSIは素直に下落しており25%です。これは最低値です。

ナレッジベースソリューションというのが、投資家には今ひとつ理解されないのかも知れません。本当のIT化による利益貢献は、この分野まで切り込まないと実現しないのは知る人ぞ知るですが、チョイと頭先行ですので、筆者も何とも、この会社の「ウムラウト」なる商品については、とんと理解が及びません。”アジャイル基幹システム開発技術”がウムラウトのコアテクノロジーの1つだそうです。それは、企業の根幹を支える基幹システムを迅速に開発する技術、と唱われておりますが、そんなこと簡単に出来るものなら、人間の脳の改造も是非その技術で行って欲しいものです。もし、この技術でその目途が立てば、この会社「第二のヤフー」になることも夢ではありません。何しろ、いくらお金がかかっても頭が良くなりたいお方が、この飽食世界には星の数ほどいるからです。但し、念のため、筆者のような先の短い疑り深い人間には全くその宣伝文句は効果がありません。

6.7844マーベラスエンターテインメント ▲ 業績注意

 2360ウィーヴとともに、この株を萌え銘柄の一環として監視をして置いて下さい。OSCも44%と前日同値です。3月27日あたりから相場はじりじりと上げております。ここで一気に行くのかどうか注目です。但し、3月20日に業績下方修正をしておりますので、これは注意した方が良いでしょう。その影響で約20万円の株価が16万円まで落とされ、今18万円まで回復しているのはこの株粘り腰が強い証拠です。経常利益9億から5億への下方修正ですので、本来なら44%ダウンが妥当なところです。どなたか筋の方が仕掛けたら、その初動で試し買いをし、本格上昇が確認出来たら追加買いをして、適当な利益が出たら即売る、という全くデイトレーダーのための注目銘柄です。持ち越しは厳禁。

7.4333東邦システムサイエンス ▲

 金曜日はOSCの急低下が示唆したように一旦-9円となりましが、その後盛り返し結局+5円です。これでOSCも46%まで回復しました。ここからジリっとOSCが上がってから本格的な高値取りに向かう可能性が出てきました。1000円を超えるのは時間の問題かと思いますが、この株ここのところ2度ほど、その壁に押し戻されております。出来高が少ない不人気株だからでしょう。例の竹田和平さんも2.4%保有の株主ですが、あの野村総研やユニシスと提携しているのは強みです。デイトレというよりスイングトレードでの狙い玉です。

8.8114デサント △

 この株も大分調整が進んできました。これでOSCが31%まで下落です。指数値は3月16日段階とほぼ同じです。OSCが30%を切れば、この株必ず反発しております。業績は問題ありません。25日線も一時上回りました。この抵抗線をさ~と抜ければ、680円から690円を窺うかも知れません。一応監視態勢に入ってみて下さい。

9.2392セキュアードキャピタルジャパン △ 逆張り注意

 不動産株ではこの株に注目します。指数値が3月30日段階まで落ちてきました。買い狙い目は442K前後です。押されれば押されるほどそこからの反発を期待しての逆張り銘柄です。OSCは47%と下落中です。押されてから控えめなプラス転換を果たせばそのまま持ち越しでも良いと思いますが、プラス転換しない限り薄利でも撤退が良いかと思います。結構、微妙なテクニカルポジションです。

10.8738ひまわりホールディングス △

 このところ上げすぎた反動で一服しておりますが、こうした優良銘柄は必ず一定の調整後に反発をするものです。OSCは一時の86%から49%まで落ち、RSIもまだ65%と並の株に比べれば高めです。しかし、乖離幅がゼロ値まで調整しました。そろそろ反発にかかる頃かも知れません。この会社のHPで、筆者は毎日為替と国債先物のデータをただで閲覧しております。CSVファイルもダウンロードでき重宝しております。こうしたサービスは出色ものです。これもこの株の人気の秘訣なのでしょう。暗いイメージの商品先物取引などに、「ひまわり」をあえて社名につけるとは、ゴッホもあの世でさぞかし驚いていることでしょう。

11.エスビーエス ○

 ここにきて4日の最高値まで届きました。しかもOSCが+4%の49%です。1月16日に583Kというのがありますが、これも目前です。この会社、以前から筆者も注目しておりますが、暗黒大陸と言われるロジスティクス関連でのM&A戦略が、ここにきてどうも功を奏しているようなのです。そこに三菱UFJ証券の2というレーティングの付与が拍車をかけております。まだPERは27倍と、同業に対しても割安感があるようです。明日は、更に出来高が増えるようなら年初来高値を目指す動きとなるでしょう。1月の急騰時にはOSCは80%まで付けていた株です。それが49%とは、これは上げエネルギーがまだまだあると考えざるを得ません。なお、RSIは82%まで上昇していますが、これに臆することはありません。それがOSCとRSIの違いなのですね。中期的には◎の買い注目銘柄です。

12.4689ヤフー △

 この株、チャートは横ばいのようですが、指数値はジリジリと最低値を更新しております。OSCも急落して-9%の36%です。しかし終値は前日比ゼロまで戻しております。明日の押し目狙いです。68800円という昨日の安値前後で待ち受けるとよいかも知れません。資金がいささか乏しい方、一応マークしておくと良いかと思います。但し、長期低落中であることはお忘れなく。

13.8925アルデプロ △ 逆張り注意

 この株は何かと胡散臭くて筆者は買ったことがありませんが、一応ファンが多数いるようですので、その方々のためにテクニカルな位置取りを確認しておきます。OSCは31%と昨年8月26日以来の低さです。指数値は3月27日のそれに近づいております。終値ベースもほぼ同じですね。まだまだ下げるかと思われますが、このOSCの低さが歯止めとなって、どこかで反発買いが入る可能性があります。その時に乗じる手です。あくまでデイトレに徹する方が良いでしょう。根拠は何もありませんが、この押され方は何かの悪いニュースが隠れているかも知れませんので。


以上です。丁寧に見ていくと結構注目銘柄が増えてしまいました。これと、昨日発信の来週の注目銘柄とを合わせて、来週の相場に臨みたいと思います。
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