株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.11.06)

2006-07-10 20:58:12 | 明日のモニタリング銘柄
後場は、先物に先導されてジリジリと戻す展開となりました。特に日経平均の戻し方が激しく、買いたい銘柄もあったのですが、ぐっと我慢しました。

それよりか値動きが比較的読める新興市場から、2383日本エイムを平均207Kで買い、筆者のこだわりの2929ファーマフーズを238Kで買い、この2つだけ持ち越しました。

8789フィンテックグローバルは、買い値を上回っては行ったのですが、そこからの上昇が鈍く、これではとても530Kに届かないとみて、一旦+2Kの523Kで降りました。506Kまで落とされたときは、寄り付きで売るべきと反省はしましたが、そこからはテクニカルにも、場が下落継続しない限りは戻すものと楽観はしておりました。しかし、ゼロ金利解除が重しになっているのでしょう。不動産株はあまりぱっとしません。ダヴィンチなどまた100Kから落とされる始末です。あまりこのセクターにはこだわらない方が良さそうです。

今日のリバウンドでマザーズ指数は、少なくともテクニカルには切り返しました。但し、6月29日の安値の1429ポイントを抜くことが出来ませんでしたので、明日はこのラインの突破がまず最初の目標となりそうです。OSCは+6%の54%です。RSIは48%と平均的な位置取りです。

日経225の方は、爆上げしたお陰でOSCは+7%の66%まで上昇。RSIも71%です。高値圏です。何かのきっかけで再度急落することは念頭に入れていた方が良いかと思います。

そこで明日の注目銘柄です。

1.2413ソネットM3 ○

 指数値妙味、OSC、RSIのコンバージェンス。そして乖離幅と3拍子揃って終わっております。明日は494Kあたりから始まりそうです。奪回目安は510K。

2.3756豆蔵 △

 金曜日の高値228Kから今日の安値202Kまでの下落で、灰汁が抜けたかも知れません。指数値が6月21日以来の水準まで落ちました。今度こそ230Kの高見に登れるかどうか注目。エイティングが意味もなくストップ高を付けるご時世です。この株にも再度ご注目下さい。

3.8936リプラス ▲

 これも指数値が6月15日以来の水準に落ちました。OSCは+5%の48%とコンバージェンスし、6月29日に並びました。終値ベースでは-12Kですので、明日は切り返し濃厚と言えます。

4.8703カブドットコム証券 △

 嫌になるほど動きが鈍い株ですが、ここからは売り方も慎重にならざるを得ないでしょう。明日は210Kあたりに押されるまで待って、217Kあたりで売り逃げる戦法です。迂闊に指し値で買い上がるとストンと空中分解して、気がついたらマイナスに落とされていることが良くあります。デイトレーダーとしては、少々普段の神経とは別の回路を働かせないとこの株にやられます。カブトムシのような頑固さがあります。ご注意下さい。

5.2450一休 △

 OSC、RSIのコンバージェンスと、乖離幅(-4K)、そして指数値が6月14日以来の低水準まで落ちたことが手がかり。JPモルガンが6月26日に投資判断を引き下げ、この株生き血を吸われるように衰弱中であることに注意。ソネットM3と提携してドクターの取り込みに躍起ですが、前から言っているように腕の立つドクターほどお金はあっても時間がないのです。それにやっかいなことに、高級旅館はどこかの接待でただで泊まることに慣れています。高級レストランもしかり。高級ゴルフ場もしかり。高級海外旅行もしかり。やはりドクターに的を絞るのは的はずれなのです。そこで世の成金を何とか狙う以外にありません。そうなると成金が出没する場所はどこかということに知恵を絞るべきです。例えば高級カラオケバーとか、高級宝石店とか、そうです。ティファニーあたりとも提携してはどうでしょう。その代わり、うんと泥臭いデザインを揃えるよう注文しなければなりません。何しろ成金さんのセンスに合わせることが肝要なのです。そうするとティファニーが多分嫌がるでしょう。こうして素人目にも、この株の将来性を憂慮せざるを得ませんが、そんなことにお構いなく、明日だけは株価が反発する気配ではあります。

6.3776ブロードバンドタワー ▲

 これも一休と同様。指数値は6月14日以来に。またOSC、RSIともコンバージェンス。乖離幅-1K。一旦このあたりから切り返すでしょう。

7.7835ウィズ ▲

 指数値が6月1日以来の低さまで落ちました。OSCのコンバージェンスや乖離幅(-3K)も買い条件を示現しております。何処まで行っても人気がでませんが、気がついたらこっそりと上げているという不思議な株です。これはやはり、「たまごっち」流でしょうか?

8.3037スタイライフ △

 どう見ても押されすぎです。今日の283Kが底かどうか。まだOSCは-3%の36%です。6月29日の29%からすると高め。しかし、終値は36Kも下です。このダイバージェンスと、RSIが22%まで落ちていること、これは6月28日の15%に次ぐ水準です。明日は悲観的な投げが出終わってからが勝負です。

9.2383日本エイム ○

 この株に筆者が今日手を染めたのは、指数値が5月17以来まで下落していたためです。RSIもその日同じ28%です。OSCは47%に対して今日は43%です。7月4日のOSC38%で終値221Kからは-12Kもダイバージェンスしております。後は出来高を伴って上昇するかどうか注目です。◎としないのは金曜日の安値の210Kを抜けていないためです。その分、明日の上昇に対しては脆弱性があります。

10.8890レーサムリサーチ △

 不動産株の中ではPER13倍弱ということが示しているように、この株ほど人気がない株はありません。それは有限会社サムライパワーという役員が作った会社の不透明性のためでしょう。何のためにこの会社が大株主になっているのかさっぱりわかりません。本当はこの株きっぱりと削除したいのですが、何とか一泡噴かせてやろうとの一心から、モニタリングを続けております。この株、6月26日にOSCが35%とボトム値を付け、193Kで終了しております。今日はOSCが41%とコンバージェンスし、終値が188Kです。

11.4313IXI △

 6月8日以来の指数値に低迷。OSC、RSIともの今日はコンバージェンス。7月6日のOSC35%からの切り返しは過去の例から言ってもあるかと思います。地合が悪ければもう一度290K近辺まで落とされるかと思いますが、そこからの切り返しに注目。しかしこの株、例のIRI(インターネット総合研究所)の子会社なのですが、ゲームの新会社を設立したり、航空機のチャーター便事業を開始したり、いくらGIS(地理情報システム)に」強いからといっても、チョイとはしゃぎ過ぎではありませんか?あまり中長期に肩入れする株ではないと、筆者は直感します。ともあれ、株価は明日だけの小反発で終わってくれれば結構。

12.4842USEN ▲

 やっと切り返しました。それでもまだOSCは37%、RSIは22%です。とにかく1300円割れはなかったようです。明日は押されても1300円台からの反騰がまだ期待できそうです。しかし、明日1日の勝負です。あまり高く始まるようだと棄権が良さそうです。(5月22日参照)この株の値動きを見ていると、本当にホルダー泣かせの株だと思います。情けないほどの右肩下がりの株です。筆者は実は買ったことがありません。何かと話題性があり、それなりに出来高も多いのでウォッチ専門です。どうもUSENという英語名の社名に良からぬ印象を抱いてしまうのです。Jを付ければJUSEN(住専)、Kを付ければKUSEN(苦戦)、Fを付ければすぐにはじけるFUSEN(風船)と禄でもないことばかり連想します。

13.6920レーザーテック ▲

 今日も続落。切り返し弱し。しかし、OSCは+3%の34%とコンバージェンス。RSIはまだ-2%の29%ですが、乖離幅が-85円と改善。もう1日だけ注目。

14.8868アーバンコーポレーション △

 OSC、RSI共にコンバージェンス。やっと1200円台から底打ちか。

以上です。今日は少々数が多くなってしまいました。それほどどの銘柄も今日の後場からの切り返しで反発の時期を迎えております。

明日、NYの下げなどで地合が悪ければ、今日の安値近辺まで再度落ちてからの反発するかどうかが焦点となりますが、もし安値抜けがあれば、これは今日の上昇はひとときの夢であったということになります。
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堪え忍ぶ市場

2006-07-10 11:23:07 | 株に出会う
予想通りのギャップダウンで始まった今日の相場。
比較的早く寄りついた8789フィンテックグローバル、早く寄りつきすぎたということは、それだけ買い方が売り方に迫っていたということでした。そこで咄嗟の判断をすれば良かったのですが、少し下げては反発するため、そのままじっと堪え忍んでおります。どなたかが10枚以上の売りを散発的に浴びせております。MSCBの繰り上げ償還という「材料」がありながら売り浴びせるということは、どうも理解できません。しかし、前場終わりの510Kの22枚の買い板は今のところ崩されておりません。地合次第ですが、日経225先物もマザーズ指数も何とか堪え忍んでおりますので、結論は後場に持ち越しです。

その間に、比較的勢いのよい2929ファーマフーズで、フィンテックの含み損のリカバリーに入り、+6K、+2K、+3Kとボックス圏の動きに乗じて利益を積み上げましたので、何とか収支はプラスにしております。

それにしても強いのは8734アストマックスです。投資顧問業というのが言いしれぬ魅力を付加しているようです。こういう鵺のような業態が脚光を浴びるのが今の相場ということも理解しておかねばなりません。

かと思うと、5742NICオートテックのように、控えめで始まった初値に乗じて、需給妙味から筋の方が値を吊り上げ、一般投資家を惹きつけるだけ惹きつけておいてから、ドスンと梯子を外すという現象も一方では見られます。もっとも、5日MAを割ったのは初めてなので、もう一相場あるかも知れませんが、業態から言って筆者は触手が到底動きません。

前場の値動きを280銘柄についてざっとチェックして後場の売買に備えたいと思います。今のところ、もう少し下がってからの反発に乗るタイミングが近づいているように思えます。
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