株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.14.06)

2006-07-13 20:22:56 | 明日のモニタリング銘柄
マザーズ指数は続落し1320ポイントです。前回6月1日の1317ポイントにあと一息まで迫りました。ヘラクレス指数は2106ポイントまで落ち、これは6月1日の2123ポイントを既に下回っております。テクニカルにはマザーズ指数が31%まで落ち28%を付けた6月1日まであと3%の下落で到達しますが、ヘラクレス指数については、OSCがまだ42%と高く6月1日の25%に対してまだ下落余地があります。

つまりマザーズ指数はもうすぐ底打ちですが、OSCから見る限りヘラクレス指数はまだ下落余地があるということになります。

ここ7日間の下落率は本日終値比でヘラクレス指数が13%程度、マザーズ指数では18%程になります。マザーズ指数の方がより早く調整が進んでいるようです。

いずれにしても下落基調が止まっていないことには変わりなく、明日のさらなる下落で一旦底打ちとなるかどうかが注目です。金曜日でもありますので、引けにかけてのじり安を辿るようであれば、下落幅にも依りますがその底値で拾っておくというのもあり得ますが、今の相場、必ずしも6月1日の底をリファレンスにすること自体にリスクがあると言えますので、じり安で終了する場合は来週の様子見とするのが賢明かと思います。

もし、引けにかけて顕著な反発が持続するなら、そこでは試し買いに参加しておくのも良いかも知れません。筆者はオペラシティでの、ライプッチヒ・ゲバントハウス・バッハ管弦楽団のコンサートに興じておりますので、全くの蚊帳の外です。

日経225の方は節目の15100円も割れてしまい、さらなる下落が明日以降には待ちかまえているでしょう。RSI、OSCともにまだ49%と高めです。

明日の注目銘柄ですが、もう一段の急激な下げがあれば、そこは絶好の買い場です。その際の注目銘柄を探ってみたいと思います。

1.2413ソネットM3 ▲

 今日も執拗な売り攻勢に晒されておりました。しかし、OSCは31%と6月1日の32%より下げております。30%以下のOSC値はこの株としては過去に例がありません。指数値だけは1日よりまだ40K程分だけ高めです。総合的に判断すると、400Kに近づけば近づくほど反発の力は増していくものと思います。

2.3756豆蔵 △

 OSCが+5%の37%とコンバージェンスしております。6月15日以来の指数値でもあります。地合が悪いとこの博打銘柄は霞んでしまいます。膠着状態の時にこそ本領を発揮します。今日もアスカネットが少し動いたようです。あくまで膠着状態で皆さんがどこかで憂さ晴らしをしたい雰囲気が醸し出されつつある時に、一足先に買いに入る手です。あまり早く入りすぎると今日の筆者のウェッジホールディングのように梯子を外されます。死んだようなどんよりとした雰囲気にいたたまれなくなること請け合いです。もうどうでも良いから早く脱出したいという気になります。面白みのない異性と結婚した男女がよく陥る罠です。呉々も豆蔵という名前のかわいさだけで、長いことこの株と付き合わないようにして下さい。図らずも思いがけない「情」が涌いたりして脱出できなくなってしまいます。中年のマンネリ男女の仲にいささか似ております。

3.3783ナノメディア △

 これはOSC27%、RSI16%ともにこのところの最低値です。株価は6月2日の432Kというのが最低値です。後40Kほどの下落で到達します。ここまで押されれば、OSC値などからいっても反発必至です。一応1月に下方修正している銘柄であることは頭に入れておきましょう。つまりほどほどの反発があれば、ありがたく利益を頂戴することです。長く肩入れするほどの株ではありません。

4.5821平河ヒューテック △

 この前取り上げてから更に下落しました。しかし今度こそOSCは20%にまで落ち、RSIも9%にまで落ちました。RSIはゼロというのは、一時期のタカラバイオがそうでしたがあり得ます。しかし、OSCの10%台というのは一時的にはなっても続いた試しがありません。見かけが地味だからと言って世間から放置されている、気だての良いやさしい女性が連想されます。何とか救いの手をさしのべたいものです。筆者に財力さえあれば何とかするのだが!?!? 

5.3807フィスコ △

 この株のPER110倍は気にするに及びません。「フィスコ」というブランドで皆さん買っているからです。株式市場において一定程度の影響力を持つフィスコのコメント。これだけで十分です。言ってみれば、ロイターの少し出来の悪い弟分といったところです。下げすぎると突如自律反発します。このフィスコ、今日は上場来安値をつけました。OSCも30%です。ここから先は下げれば下げるほど、我がフィスコに対する世間の注目度が高まるでしょう。それは、株式に対する論評を飯の種とする会社が、みすみすと右肩下がりの株価を放置するのは、言行不一致?で世の中を惑わすかもしれないからです。ここは得意の「フィスココメント」を何とかインサイダーに触れない形で連発し、自らの株価の立て直しを図る以外にありません。投資家もそうした合法的なアクションを切に期待している筈です。しかし、この会社の性格からこれが実に難しいのです。結局、周りが忖度してあげる以外にありません。もうそろそろ切り返しでよろしいでしょうか? このくらいの上げでいかがでしょうか? 等とささやいてね。実にやっかいな手間のかかる株です。

6.2468ヒュートレック △

 この株も煮詰まってきました。6月1日の指数値にほぼ近づきおSCはその時より2%低い29%に、RSIは11%低い19%にまで下がりました。今日の安値も392Kの安値に後9Kと迫っております。明日は、もう一段の下げがあれば、このドコモと提携をしている携帯電話の音源ビジネスを行っている会社に、一枚噛んでも良いかも知れません。明日は大幅に下げるような地合でないなら400Kまででの待ち伏せ。

7.3786テレビ東京ブロードバンド △

 OSC23%、RSI12%となり、6月1日の26%、9%にほぼ並びました。6月2日の安値の590Kには後54Kになっておりますが、指数値はすでに下回っており売られすぎの様相を呈しております。そろそろ底を打っての反発の時期が近いと思います。しかし、上場来161万円まで付けたのは、並みいる大株主のご威光かも知れません。逆にここまで下げても、あまり痛痒を感じないようです。必死になって株価を上げるためのIR活動は、このお公家集団にとっては御利益があるわけでもなく、我関せずということなのでしょう。筆者はこの株にあまり親近感を感じませんが、落ちるところまで落ちつつあることは正しく認識しなければなりません。

8.4563アンジェスMG △

 この株、実に規則正しく安値を切り下げてきております。今日は486Kまで落ちましたが、OSCは+3%の32%でコンバージェンスしております。明日は押されれば押されるだけ買い場となりますが、右肩下がりの典型的な株ですので長居は無用です。長居すればするだけ元の木阿弥になることは過去の株価から明白です。それだけ儚いバイオ銘柄です。

9.8798アドバンスクリエイト ○

 この株、OSCは7月10日に37%で底打ちし、今日は45%とコンバージェンスしており終値では-12Kです。それだけ反転のエネルギーが蓄積されております。RSIは22%ですが、既に6月1日の安値も下回っての水準ですので、明日の地合で下げても限定的かと思います。ちなみに指数値の過去最低値からは24K分ほど高いので、そこを調整するとすれば、280K~290Kまで落ちれば、いくら何でも回復に転じるでしょう。業績が悪くPERが100倍もありながら株価が下落しない、これも株式市場の7不思議の一つです。通称「アドクリ」この略称のあどけなさが、非情な市場において意外と重宝されているのかも知れません。

【その他底値圏の株】

・2379ディップ 今日プラ転。そのまま伸ばすか、120Kに近づくか?
・2383日本エイム 今日崩れるも200K死守。明日は?
・6677エスケイエレクトロニクス 既に6月2日のすべての指標を下回る。
・2411ゲンダイエージェンシー OSC28%、後20K位下げれば。
・4788サイバーコミュニケーションズ 後24K程の下落が必要か。
・8922IDU やはり249Kを一旦割らないと、この株、解脱不能か。
・6769ザインエレクトロニクス まだ底が見えない。しかし間近。
・2681ゲオ OSC、RSIともコンバージェンス。181K死守できるか?
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明日がクライマックスか?

2006-07-13 15:38:29 | 株に出会う
今日は日経先物の日中足をみれば分かりますが、まるでカブトムシの角のような形でおわっております。前場の終わりにかけてと後場の始めだけ上げております。ここまで見事な図を見せられると、まるで騙し絵の典型かと思うほどです。

後場は、その上げで2929ファーマフーズと、2383日本エイムで各+2Kでしたが、迂闊に手を出した2388ウェッジホールディングスは-3Kでの損切りでした。

そして、後場も二時を過ぎる頃に、ふと見ると今日の本命◎3787テクノマセマティカルが、再度1500Kまで落ちておりました。そこから1510Kの売り板が崩されるときに買いました。ところが、新興も東証もジリジリとそこから下落基調を強めているせいか、1500Kの買い板が30枚以上もあるのに微動だにしません。これは何やら怪しいと察知し、しかたなく1510Kの同値での売りに入りました。ところが、売りに出してから30分以上も出来高がありません。やっと売れたのは引けの15分くらい前でした。結局売りが勝って引け値は1490Kでした。この株も、もう一押し必要になったようです。今日1530Kあたり以上で終わってくれていれば上昇軌道に入ったのですが、前場の1550Kから後戻りしては元も子もありません。

明日以降の押し目を再度ウォッチしておきたいと思います。

明日あたりが下げのクライマックスになりそうです。ところが筆者は午後から3時からと7時からの2連ちゃんのコンサートに東京オペラシティに出かけてしまいます。多分、前場では相場の決着がついていないでしょうから、何もしないか、下の方で指してから出かけることになりそうです。

今日も全体としての予想は当たってはおりますが、個別の注目株の買い時・売り時が結構難しいかったので、儲けもなく損もなくといったところです。明日の注目銘柄と市況については夜に検討してアップします。いつも見て頂いている方はそれまでお待ち下さい。
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笛吹けど踊らず

2006-07-13 11:21:39 | 株に出会う
今日は激しく下げるかと思っていたのに、ヘラクレス指数に引っ張られてマザーズ指数までプラ転です。日経も先物に先導されての上昇でした。

しかし、今日の前場のトレードは失敗続きです。

まず、この「上昇相場」に笛吹けど踊らずの2383日本エイムを205Kで一旦撤退し-4K。しかし、その後思い直して相場の反転とともに再度206Kでエントリーです。前場段階ではまだ弱気が勝っており、205Kの厚い買い板もほとんど崩されそうです。昨日は205Kにまで再度降りてくれば、買い増しとまで決心していたのに、このていたらくな取引です。思っていることと指先が違った動きをするのです。その指先をいかにこねくり返しても、踊ってくれる株なぞある訳はありません。

もう1つ失敗は、4045紀文フードケミファです。最初の急落時に1602円で拾ったのは良かったのですが、その後1630円まで急上昇する際に売らずに、結局昨日の安値の1591円を崩されるや「動揺」し、ふとニュースを見るとSMBCフレンド証券が「やや強き」から「中立」に格下げしているではありませんか。これが執拗な成り売り攻勢の原因かと不思議と納得。当然売り方の買い戻しがあるのは分かってはいたのですが、これまた頭で考えていることと目の前の下げ一方の板の動きを見ての指先の動きが別の生き物のようでした。少し戻すだろうと思っての最低ラインの1589円で処分。-13円ですが、その後1600円までの買い戻しがあっという間にありましたので、これも早とちりの頓馬なトレードでした。

後は、もう根拠のない買いで2388ウェッジホールディングスを117Kで買い、今日は元気のない2929ファーマフーズを233Kで指しておりましたが、じれて237Kで買いました。

前場終了で、エイム、ファーマ、ウェッジという、どこやらヨーロッパ中世の貴族のような上品な銘柄ばかり手にすることとなりました。こんな展開予想外です。

後場は、これら「貴公子」連中が一暴れすることを期待したいものですが、今のところ何かの補給がうまくいっていないのか、いわば「静止状態」です。何とか、鼓動をときめかせるショックが必要です。どなたかの一発強壮ドリンク剤の差し入れを切に希望します。
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