株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.25.06)

2006-07-24 22:01:36 | 明日のモニタリング銘柄
まず、マザーズ指数ですが、OSCが+2%の34%とコンバージェンスし、終値は-23.13ポイント安ですが、、OSCが23%をマークした7月18日の終値の1176.42ポイントより16.23ポイント低くなっており、明日の反転を期待させる終わり方となっております。

一方ヘラクレス指数は、今日はマザーズ指数よりいちはやく立ち直り、21日の安値を抜いて終わり、OSCも+3%の39%と順調に立ち直っております。これもこの勢いだと明日はNYその他の影響で押されなければ、底脱出からの反転上昇の軌道に乗るでしょう。

日経225平均は、後場に立ち直りました。OSCで見る限り、先週金曜日が39%で、このところの最低値でした。6月8日、13日の35%というのがありますが、ここまでの押し目を経ることなく一旦立ち直りの気配を見せた形です。OSCは+5%の44%とコンバージェンスしております。少なくとも短期では上げ基調に転じたようです。

という訳で、市場全体は何となく持ち直した気配ですが、まだまだよちよち歩きの半病人ですので、チョイとしたこと、例えば土用の鰻を無理して腹一杯食べたとか、増水した川を下駄履きで見に行って転んであやうく死にそうになったとか、があると身体の内側ないしは外側から崩壊していきますので、呉々も注意が必要です。

さて、そんな中での明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説


1.3789ソニーコミュニケーションネットワーク △

 4月25日の決算が期待はずれで、PERも100倍越えとなった今では、出がらしのような株とあいなっておりますが、それでも多少はテクニカルに反発局面になると上がります。明日がそのタイミングです。しかし、今日も弱く210Kの安値からかろうじて切り返しております。明日もこの210Kのデッドラインが死守できることが条件です。OSCは+2%の34%とコンバージェンスし、指数値も最低値です。RSIは±%の24%ですが、6月1日の16%に次ぐ低い値です。とにかく明日は押し目で210K割れのないことを確認しての買いです。しかし、プロバイダー業というのは困難な時代を迎えました。いわばインターネットの中継点としての役割しかありません。どこかと合従連衡しようにも、同じような業態が集まっても何ら業革にはならんのでしょうね。という意味からも長居は無用です。

2.3785エイティング ▲

 よっぽど引けに試し買いをしようと思ったのですが、あまりにも静かであり不気味だったので見送りました。この株は社名を8ingなどと書くとおり、世の常識から随分ずれている会社です。ゲーム開発の会社ですが、どうも社員のモラール維持に腐心しているようです。人で集め専任のリクルーターを、たった83名の社員の中からアサインしたり、この5月に新社屋に移転して労働環境の改善を図ったり結構大変なようです。しかし、肝心の平均年収が何と406万円なのが「ガン」ではないでしょうか? ちなみに4822ハドソンは525万円です。という訳で、段々と明日の注目銘柄でなくなって来ましたが、死んだふりをしているのかも知れません。念のためウォッチリストの片隅にでも置いておいて下さい。活気づいたら分かる程度にです。なぜ買う気になったかというのは、7月20日の206K(OSC29%)から今日の192K(OSC32%)へのダイバージェンスが見られるからです。

3.3809バリオセキュア・ネットワークス ▲

 公募の38万円を割ってからはさすがに戻しました。少なくともテクニカルにはよい形で終わっております。明日の押し目で1日天下に終わるか、それとも413Kを越えて勢いがついていくのか注目です。セキュアヴェイルが今日は一足先に爆挙げし、公募価格を回復しております。次はこの株かどうか?

4.3801アスキーソリューションズ △

 まだPERが31倍もあります。イメージ情報開発は19倍です。しかし、20日にOSC28%を付けて以来、今日のOSC34%での終値が-23Kは、上げ条件が一応整っております。RSIも12%と低水準。直近IPO見直しの動きが今日の後場にありましたが、この株も明日あたりは少しは日の当たるところに出てきても良さそうです。アスキーというベンチャービジネスの黎明期の懐かしい会社です。西社長は今はどこかの聞いたことのないような大学で教鞭を執っているようです。もう30年も前から経営の才はないと業界では公然と呟かれておりました。その歴史を引きずっているのがこの会社です。やはり過大評価は禁物です。

5.3030ハブ △

 もう1つすっかり不人気化したこの株を、あまりの凋落ぶりについ情けをかけたくなりましたので取り上げます。といってもこの英国風のパブには筆者はなんの関わりもありません。そういうところに出かける趣味もありません。しかしこの会社は加ト吉の傘下になっているのですね。知りませんでした。加ト吉なら親しみも湧きます。名前がユニークで面白いではありませんか。しかしパブ(Pub)をハブ(Hub)としたのは、誰かのユーモア心からでしょうが、筆者のように爬虫類がてんで駄目な人間には刺激が強すぎます。しかも二文字です。きつい響きです。ところで明日は218K割れがないことを見てからの参戦です。RSIも16%まで落ちていますので、そろそろ一旦下げ止まるでしょう。

6.4340シンプレクス・テクノロジー ▲

 この株、どこかの投資銀行が目標株価75Kと言ってから、それをオーバーランして何と5万円台です。去年25万円を越えるあたりからの上昇ぶりは、新興市場の人気に便乗してのことでした。こうして調整がかかった今、週足を見てみると上昇前の延長線上に株価があるようです。折しも26日には第一四半期の決算発表があります。多分堅調な数字だろうと推測します。今の株価を更に押し下げるような悪いサプライズは、これまでのこの会社の動きを見る限りないのではないかと思います。そろそろ仕込んでおく頃かと思います。これまでにずっと上げてきたのであれば、決算発表前に一度利確が妥当ですが、今回は逆です。OSCは7月18日に29%の底を打っております。今日は42%と4日連続コンバージェンスです。RSIは18%まで落ちました。明日は安いところで買って決算後まで持ち越し、程よく上がったところで売りです。この会社のビジネスモデルからして、証券会社がいくら成長が鈍化したからといって、金融システム全体の開発力からいって、この会社の活躍する場所はいくらも残されております。それがまたトップノッチのシステムであればあるほど引き合いは多いと思います。

7.4813ACCESS ○

 この株の○の理由は、指数値が最低をマークしていることと、7月18日のOSCが32%でこのところの最低値ですが、この時の終値644Kに対して、今日はOSCを35%に上げながらの終値が628Kとダイバージェンスしていること、そして、もう1つは乖離幅が-19Kと良好なこと、これらのテクニカルな条件が重なっているためです。なお、RSIは下げ続け今日は22%と、6月26日の23%をも下回りました。明日押されれば押されるほど600K近辺では買いチャンスとなります。

8.4973日本高純度化学 △

 7月20日の第一四半期の決算が期待以上のものではなかったための失望売りが膨らんでいるようです。しかし、世界首位の製品を持つこの会社の決算そのものが悪い訳ではありません。もっと良いだろうとの期待からすると、思ったほどではなかったということのようです。そのせいか、買い時が近づいているようです。600Kを今日は切りました。それでもOSCは+2%の43%とコンバージェンスして終わっております。RSIは22%です。指数値が記録を取りだしてからは最低値を更新中です。こんな良い会社をこんな値段で買えるのが今の相場ですが、こうした株まで道連れにしてはいけませんね。

【その他注目銘柄】

・1712ダイセキ環境ソリューション なぜ人気でない?
・6263プロデュース 一体何が起こったか? RSIが3連続ゼロ
・3783ナノメディア もう1日だけ監視。まだ踏ん張ってはおります。
・3778さくらインターネット 指数値低し。再騰注意。
・3800BSP 何とか歯止めかかる。明日こそ本領発揮する時。
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まずまず踏ん張ったのではないでしょうか

2006-07-24 15:52:03 | 株に出会う
後場は、先物が14800円を回復して14870円まで上伸。しかしさすがに14900円に届く勢いはなく、引けにかけておなじみの利確の動きに押されました。

そうはいっても、後場の膠着状態からの上昇は、明日以降の相場に期待がもてそうです。個別に見ても、まだまだ沈んでいる銘柄もありますが、良い形になってきたものが多くなってきております。

筆者も6677エスケーエレクトロニクスの損失は、何とか2929ファーマフーズや6769テレウェイヴ、そして2384SBSでリカバリーは出来ました。持ち越しは2ndエントリーのファーマとSBSのみ。少しは持ち越さないとGUして明日始まったときの儲け損ないのリスクがあるからです。

3783ナノメディアも余程400Kあたりで買おうかと思いましたが405Kあたりに鎮座する15枚ほどの売り板に噛みつく方々が全く不在だったことに象徴されるように、今1つ勢いがなく引けにかけて392Kまで落とされております。これでOSCも34%と前日比同値です。RSIは逆に-2%の16%です。まだこの株本復とは行かないようですが、もう本復はないのかも知れません。

しかし、6769ザインエレクトロニクスの見切り売りは凄いものがあります。どこからあんなに売り物が湧いてきたのか、この株のこれまでの出来高からは信じられません。しかも、信用の買い残はたったの841枚です。(7月21日現在)レーザーテックの15万株などに比べれば少ないものです。出来高が2日連続でストップ安を付けながらたったの67株というのも、何処まで行けば底なのか皆目見当がつきません。まるでライブドア事件のような不祥事でもあったかのような値動きです。しかし減益%は約3割ですが、この2日ですでにほぼ3割は下げております。これからあまり下げるようだとその時は出動です。筆者もこの株は7月19日に損切りしましたが、銘柄への思い入れが強いと、20日に+16Kまで上げただけに、そのまま持ち越していたでしょう。やはり、上がるはずの株が上がらないで、しかもテクニカルにも悪い形で終わるときは、引けまでに損切りするという、自分のルールが身を守ってくれたようです。

今日はこれから汗をかきにトレーニングに行ってきます。注目銘柄は、何とか見逃しがないよう夜間に検討してアップします。今日は値を戻していますので面白い銘柄が見つかりそうです。お楽しみに。
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もう少しで買い時になるようです

2006-07-24 11:36:28 | 株に出会う
いやはや全く、予想通りの下げ相場です。お陰で唯一の持ち株の6677エスケーエレクトロニクスも金曜日の引け際の元気はどこへやら。特売り攻勢で始まりました。ここはできるだけ高値で手放そうと、寄りの成り売りは止めて様子を窺っておりました。結局243Kでの手放しです。-4Kですが良しとしなければなりません。

なぜ243Kで売り指しをしておいたかというと、このように場全体が悪く特売りで始まるケース(しかも朝の気配値では235Kあたりまで押されておりました)では、前日の安値を抜くことはなかなかに出来ないためです。今日はたまたま前日安値の244Kまでこの株届いておりますが、その1つ前の243Kあたりなら可能性があると見てのことでした。

もちろん、その前日安値を越えて切り返すこともありますが、今の弱い相場ではそれを期待するのはいささか酷というものですね。それに、ナスダックの年初来安値マークに見られるように、IT関連、半導体(これはザインエレクトロニクスが真っ先に影響を受けております)、液晶などは、デルコンピュータの変調に代表されるように、ダウントレンドが続いているようです。もっと徹底的な下落があるまで待たなければならないようです。そんな中、一人5384フジミインコーポレーティッドが気を吐いておりましたが、ついに今日は金曜日のOSC68%の行き過ぎからの調整過程に入っております。これも貸借銘柄です。半導体全体の変調の影響をこれから受けるでしょう。筆者もこの株の売りから入りたいと思うほどですが、それは金曜日の安値の2700円を切ってから考えることとします。

後はいくつか下の方で指していたものも、そこまでの下落には前場を見る限りなっておりません。

狙い目の2337アセットマネジャーズも222Kで指してはおりましたが、渋とく踏ん張っております。

金曜日に見落としていたのは3360グリーンホスピタルサプライです。この株、7月18日にOSCを32%まで落とし157Kで終わっておりました。そして、金曜日はRSIは更に下げ10%まで下落、18日より-10Kの147Kで終了するも、逆にOSCは37%とまだ+5%の水準に留まっておりました。

それに今朝気づいてウォッチはしていたのですが、149Kでしつこく拾う方がおりました。147Kという金曜日に安値を下回ることはありませんでした。ここで買っておけば良かったというのが反省の第一。一旦155Kまで上がってからは、この貸借銘柄について高値追随で買う気にはなりませんでした。152Kあたりでの100枚を越える大きな買い板が予防線を張っておりましたが、それも時間の経過とともに胡散霧消です。よくあることです。こうした急激な高値を付けた時は、決して今の相場買ってはなりません。調整が必ず入りますのでそこから買っても遅くはありませんが、この株に関して言えば、18日からの調整過程での反発の気配を149Kのしつこい売買で察知できなかった筆者の敗北ということになります。

もう1つ決断の無さが露呈したのは3043モジュレです。この株も前場の場が停滞、下落しているときに、177Kを巡って揉み合っておりました。前日安値の177K割れはなかったのですね。しかし、この株は7月19日に168Kまで落ちており、その時のOSC27%に対して、今日は30%台には乗せていましたのでまずまずだったのですが、177Kという水準は171Kまではひょっとすると調整するかも知れない値段でした。そこまで調整してもOSCは27%を上回っていたことと思います。従って、177Kの揉み合いからの底抜けでの171K近辺で拾おうとの「欲」が災いしました。結果論ですが、この株の今日の動きはどちらにも行く可能性があったと思います。たまたま、場がそんなに悪化しなかったため、177Kからの切り返しに転じたということですね。

という訳で、前場はエスケーエレクトロニクスをかろうじてうまく損切りしたのみです。後は膠着状態の場のため値動きを監視しておりました。後場はいくつか上昇の胎動が見られる銘柄を寄り付きの雰囲気次第で仕込みたいと思っております。例えば、2929ファーマフーズや、まだまだ上昇圧力の強い6920レーザーテックあたりです。
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