株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.26.06)

2006-07-25 22:30:02 | 明日のモニタリング銘柄
まず、市場全体の指数です。

マザーズ指数 OSC32%(-2%)、RSI16%(-1%)
  7月18日のOSC23%からするとまだ反転途上。その18日の終値より23ポイント低い。切り返しの態勢。

ヘラクレス指数 OSC36%(-3%)、RSI18%(-2%)
  7月18日のOSC24%より+12%高いが、その18日の終値より30ポイントほど高め。まだ落ちきっていない。

似たような傾向ですが、マザーズ指数の方が押し目が強かったようです。その分、明日以降の切り返しのタイミングが早いかも知れません。しかし、これは誤差の範囲か。

日経225平均 OSC50%(+6%)、RSI38%(+4%)
  7月21日のOSC39%から、昨日の+5%のコンバージェンスを経て、今日は素直に+6%の上昇です。15000円台の回復ですが、7月13日の15054円を明日抜けるかどうか注目。

このように、新興、二部市場(指数の後場の下落をご覧下さい。)などの小型株関連が軟調ですが、これは今に始まったことではありません。今年の特徴といえます。昨年上げすぎた反動ですね。リッパーマーケットニュースというのが、為替FX日短で見れますが、為替の他に世界の株価動向を数年間のマクロトレンドも合わせてレポートされております。明らかに日本の新興市場は特に、今年調整をしなければトレンドからもおかしくなるような昨年の上げ方でした。確か60%位の上昇です。これは新興国市場並でした。

さて、それはともかく明日の注目銘柄です。なるべく簡潔にしてみます。

テクニカル用語の簡単解説


1.3754エキサイト △

 RSIの13%は最低値水準です。OSCは3月27日に29%というのがありますが、今日の36%はそろそろ切り返しの時期が近づいていることを示唆しております。まだ明日は下げるでしょう。既にPERは40倍にまで落ちました。やはりポータルサイトというのは、既にヤフーの牙城になっている訳ですので、そのあたりがボディーブローのように効いてきているのかも知れません。月足で2004年につけた477Kというのがありますが、まさかここまで突き落とされるのかどうか、ここ数日注目です。どうも1部の投げがあるような気配です。27日の四半期決算が期待はずれなのかも知れません。いずれにしても「下落」注目ですが、決算はこれまで悪くはなかった株です。1つ勝負をかけてエキサイトする手もあるかも知れませんが、その分リスクを覚悟しなければなりません。ああ、のっけからくどくなりました。削除するのも何ですから、このまま掲載。

2.6263プロデュース ▲

 この貸借銘柄、今日はしぶとく高値を引けに付けました。540Kで指しておりましたが駄目でした。この勢いでOSCは55%と+2%なのはともあれ、RSIが3日連続ゼロから抜け出し10%を付けました。チョイと珍しいケースです。明日地合が悪くても逆行高を演じるかどうか、このMM銘柄に注目です。

3.4563アンジェスMG △

 7月14日にストップ高を付けたのは記憶にまだ新しいかと思います。ところが、今日の安値はその14日の前日の終値にほぼ並びました。OSCも+3%の43%です。このまま明日はすんなりと上がるかどうか注目。モルガンが投資判断を6月13日に引き下げた時のその目標価格が650Kでした。それを下回り続けているこのバイオ銘柄はいつ立ち直るのだろうか?

4.4794デザインエクスチェンジ △

 この株、昨年までの停滞から脱して6月13日に上方修正をするまでになりました。ところが、またまた低迷サイクルに入りました。しかし7月18日のOSC27%を底に、今日は何とか300円プラスでOSCも38%と踏みとどまりました。RSIは-10%の27%です。

5.4357ラ・パルレ ▲

 連日の大商いです。新興銘柄では珍しく週足でも見事な右肩上がりです。株式新聞に載ってから動意付いておりますので、うかつに飛びつくのは今は少々危険ですが、まだOSCは+2%の51%です。6月28日に75%という高値記録がある株です。いつまで続くかとにかく注目。業態は、筆者に全く縁のないエステです。そうです。外見だけの「美」の追求にお金と暇を惜しまない方々のための、この太平の浮世の徒花のようなビジネスです。最近は男性も利用しているとか。連結で600名を越える従業員を抱えておりますが、平均年収は昨日筆者がこき下ろしたエイティングよりも更に低く、375万円です。多分、ただでエステが出来るところに魅力を感じて若者が集まっているのでしょう。しかし、人ごとながら、80のおばあさん、おじいさんになったとき、このエステの経歴、一体全体どう生かすのでしょうか? 高齢化社会ではエステではなく、遺伝子操作がハイライトを浴びるでしょう。醜くても長生きしたい方が大勢いらっしゃるからです。細胞分裂を長引かせるテロメアを作るテロメラーゼの発現がコントロールできるようになると、それも叶います。しかし、人間の寿命の理論値は180歳くらいです。それ以上は無理でしょう。この会社、儲けているうちに早く分子生物学に進出した方が良いですよ。しかし、エステシャンをどうやって「化学者」に化けさせるのかが難題。

【その他の注目銘柄】

・2459アウンコンサルティング 

 成長市場での成長鈍化は本当か?OSCは31%と同値踏ん張り。RSIも18%の同値踏ん張り。ダブル踏ん張りが奏功するか?

・4305アイ・エム・ジェイ

 OSCは+1%の42%とコンバージェンス。OSCは20日を底にその日の終値の181Kから-10Kの171Kで今日は終了。微妙な切り返しでも明日は反転か?

・9756アスクプラニングセンター 

 やっとOSCが11%も上昇してプラ転。RSIも8%→21%です。明日は720円越えがすんなりいけばその上はスカスカ。

・4751サイバーエージェント

 OSCは26%と前日同値ですが、指数値が21日よりも3K分だけ落ちました。明日はこのサイン通りに切り返せるかどうか?

・8894原弘産

 OSCが+1%の38%とコンバージェンスしながら、終値は-4K。RSIも-1%の16%です。明日の押し目からの反発あるか?この風力発電も手がける風変わりな不動産屋さん。
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最後は息切れ

2006-07-25 15:31:04 | 株に出会う
日経の先物が何とか15000円割れを回避しているにもかかわらず、マザーズはじめ新興市場はプラス圏で何とか踏ん張っていたものの、明日の持ち越しへの恐怖(NYの爆上げの反動安を皆さん憂慮)から、ついに息切れです。

一部の直近IPOのみ賑わっておりましたが、そういう賭博場に入るのも堅気の身としては気が引けるので、後場は、朝から指していた4340シンプレクス・テクノロジーを59900円で手当したのと、今日のさくらインターネットの「雪辱」をするため、3785エイティングを187Kで拾っておきました。

シンプレクス・テクノロジーは、明日引け後の第一四半期決算への期待です。後場に歩み値を見ると60Kで170枚ほど買った方がいましたので、これは強いと判断しての買いです。受注残から1Q決算はさほど期待を裏切るような内容ではないと思います。金融システムはますます高度化している筈です。ASPサービスも三菱商事フューチャーズ証券に採用されたようです。シンプレクス・ライブラリーという開発部品の再利用と著作権を自社で持つという、この2つの強力なビジネスモデルは健在です。ソフトウェア会社でこの2つを実現しているところは恐らく、パッケージ主体のソフトウェア会社は別として、開発主体のところではここ以外には聞いたことがありません。よほど技術力がないとこのような取引条件は特に大手のユーザーは飲まないものです。

エイティングは、引け際に見たら落とされてはおりましたが、指数値が最低値を更新し、OSCは+1%ですが33%とコンバージェンスしておりました。この株のOSCの最近の最低値は7月20日の29%です。その時の終値206Kに対して、今日の185Kまでの調整です。明日はとりあえず、2-3Kは落とされるでしょうが、また地合によってはこのよい形はもろくも崩されるかもしれません。その時は一旦撤退ですが、場が今日のように膠着すると意外と賑わうかも知れません。ということをお楽しみにしての遊び買いでした。

今日もこれからトレーニングで汗を流してきます。流せども流せども、夜になるとハーゲンダッツのアイスクリームが愚妻から提供されるのです。心では拒絶しているのですが、つい手が出てしまいます。何と儚い決意であることか? その苦汁の選択の「重圧」から逃れるために、どうしてもウォーキングや自転車漕ぎで身体を痛めつけ、昨日のアイスクリームの余計な脂肪分を洗い流すという強迫観念に取り憑かれているようです。いつまでこのいたちごっこが続くことやら。

明日の注目銘柄は、夜の食事後にハーゲンダッツのシャーベットでも舐めながら検討することになりそうです。少しは身体に良いのではないかと自らを納得させつつ。
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毎回パターンが異なるのが相場

2006-07-25 11:35:41 | 株に出会う
今日はNYも上げているし、短期のチャートもよい形で終わっているので、誰もが7月20日の再来を期待したことと思います。

結果は、見事な寄り天です。特に新興・小型株ほどそうなっております。東証一部も7860エイベックス、6900東京電波、4205ゼオン、7259アイシン精機、といった、このところ押されていた銘柄が比較的大きく上げておりますが、それ以外は必ずしも上げておりません。このように同じパターンを繰り返すと見ての逆パターンに行くのが相場と考えた方が良さそうです。全く相場というのは天の邪鬼なのです。みんなが考えている方向とは逆の方にどうしても言ってしまいます。それだけ一部の洗練されたプロ級の方々(機関投資家中心)が、朝に作戦を練りに練って資金を投入または引き上げる訳ですから、彼らが考えることはまず一般投資家が今日はどう行動するかということを、真剣に検討するはずです。その裏を出し抜くことによって大きな利益をこれまで上げてきた実績があるからです。我々は彼らの動きを下手に忖度することなく利益が出ていれば有り難く頂き、おかしな雰囲気になればいち早く行動し身を守るということしか出来ないようですね。

新興もテクニカルに良かった4813ACCESSなど前場の後半にかけて弓矢が放たれました。筆者は初動の644Kでエントリーしましたが、その後上がらずに再度639Kまで落とされる過程で同値降りをしてしまいました。しかし、よく見るとこの株638Kを朝方付けていましたが、これを下回らないことが再度の639Kで確かめられたとも考えられます。つまり、このような揺り戻しでの底堅さを確認しての644Kでのエントリーであれば、自ずと上昇一途の値動きを堪能できましたので、同値降りもなかったと思います。このあたりの見極めがまだまだ課題です。

テクニカルにはこのようにマークしていても実際の買い局面では失敗します。その悪い癖が出たのが、本日のストップ高銘柄3778さくらインターネットです。朝の一押しはあるだろうと236Kで指していたのですが2K足りませんでした。その後は強いと感じながらも利確の動きも出てくるため、どうしても後一歩が踏み出せませんでした。また236Kあたりまで降りてくるのではないかと、勝手な思いこみをしてしまったのです。250Kあたりでの揉み合い時点でも買いのチャンスはいくらもありましたが、もうこうなると新興市場の指数がじり貧を辿っておりましたので、この株もそのうち押されるだろうとの意識が勝って、ほとんど眺めているだけでした。ところが、2-3回ストップ高の板をかいま見せながらついに登りつめたのですね、この株。

今後の反省材料にするにはいつものことであり、どうも心理的な欠陥があるのではないかと自らを疑ってしまいます。何とか克服せねばなりません。トホホの放心状態ですが。

しかし、自信が持てたのは、こうした仕手性の強い株における日柄調整を見極めるやり方です。筆者が真の高値・安値を反映した「指数値」と呼ばれる、日々の値幅の累積値をもとめるやり方が、こうした日柄調整の見極めに、益々有効であることが確かめられたことです。このさくらインターネットは、昨日の指数値が158000ポイントでした。この数値は、7月6日の指数値よりさらに30000ポイントも下でした。そして、OSCは7月19日に39%という底を付けた後、昨日は前日同値の40%にコンバージェンスし、終値は-10Kというものでした。絶好の買い場を迎えていた訳です。前回の上げが海外の会社との提携話がきっかけでしたので、今回は特に大きなニュースもなく「騙し」の可能性もあるため、控えめな「注目銘柄」でした。(新データセンターの開設がニュースとして伝わっているようですが、今回のそれは後講釈でしょう。)

今後の糧に何とかしたいと思います。

さて、寄り天の中、持ち越しの2929ファーマフーズは191Kで売り、たったの+4K。2384SBSホールディングスは、289Kで危うく逃げて、これも+8Kと奮いませんでした。ACCESSとさくらの失敗の方がダメージが大きい、今日の前場のトレードでした。
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