株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.7.06)

2006-07-06 22:38:46 | 明日のモニタリング銘柄
まず、日経平均から。15300円の底はなんとか死守。OSCは-6%の57%です。RSIは前日の72%から12%下落して、それでもまだ60%です。まだ調整局面は続きそうです。

マザーズ指数は、前日安値の1478.62を抜けずに終了。乖離幅も+6ポイントほどありますので、明日も下落基調を辿る公算が大。6月23日につけた1429.94ポイントというのが、下落の歯止めになるかどうかに注目。後40ポイントほどの下落です。その前に1447ポイントがあります。明日は27ポイントほどの下落からの一旦の反転が見込まれるかと思われます。

さて、そうした下落基調の相場ですが、今日は落ちるべきところが中途半端に踏みとどまっているという凪相場でした。これは下落途上のひとときの安寧だと考えられます。つまり、もっと上がりたいのに世の中の諸情勢がそういう訳なら多少の足踏みはやむを得ない、といった心理状態が窺えます。

従って、テクニカルには明確な買い場を迎えている銘柄は少ないようです。無理矢理出すことをせず、テクニカルに忠実に見てみたいと思います。

1.3756豆蔵 △

 OSCが38%にまで落ちました。それでもコンバージェンスです。指数値も6月23日のそれまで後7Kほどです。あすの210Kあたりまでの下落からの反転があるかも知れません。しかし、この株に群がるのも早いですが、見放すのも早いものです。この前の6月22日と26日の並はずれた喧噪は、あたかもサバンナに異常繁殖したバッタの大群のようでした。(筆者、幸か不幸かまだ見たことがありません。)この豆蔵、何と行っても豆を蔵している訳です。もしかして既に食い散らかされてしまい、翌年の種までもがなくなっているとすれば、まことに哀れですが、この株に明日はありません。癒えるのに後1ヶ月は最低かかるでしょう。しかし思い切って改名をすれば、再度バッタの大群が引き寄せられるかも知れません。その場合は煙蔵とか酒蔵といったネーミングあたりでいかがでしょうか?ニコチン中毒やアル中のバッタ連中が引き寄せられること請け合いです。

2.4809パラカ △

 何故か少しタイミングを外して、パーク24を除いて駐車場関連が堅調です。もうこの株駄目かと思いましたが、再度340K到達を窺う勢いのようです。その間は既にしこりは除去されております。340Kを抜ければ後は400K奪回を待つのみです。

3.3778さくらインターネット △

 この株の買い手がかりは乖離幅-3KとOSC+1%の42%のコンバージェンス、そして指数値が6月27日を下回っていること、そして、RSIが24%と急落。これだけです。社長の奥さんが「さくら」という名前のようです。何とほほえましいことではありませんか。このところ低迷しておりますが、4日は382株も出来高がありました。何があったのでしょう。そして今回の押し目です。もう一波乱期待したいものです。

4.8918ランド △

 赤字決算にもかかわらずこの不死鳥ぶりは一体全体どういった風の吹き回しでしょうか。単に「ランド」という素っ気ない社名は不気味です。世の中クインランドとかソープランドとか、はたまたディズニーランドなどといった大御所が一杯控えております。そこに単に「ランド」です。この飾りっ気の無さがこの会社の強みなのかも知れません。社長のビデオなるものを少しだけ拝聴しましたが、どうってことはありませんでした。あのオープンインターフェースの社長の方が余程洗練されておりました。ICFの社長はチョイと品がない顔をしておりました。両方ともアンタッチャブルですよ。呉々も。ともあれ、ここまで根強いランドファンがいるなら、一丁明日は絡んでみたくなるというものです。

5.3776ブロードバンドタワー △

 指数値がこの間の上昇前の水準まで落ちました。乖離幅も何と-22Kです。OSCはわずか1%のコンバージェンスで47%です。再度、凪相場での先導役になれるかどうか注目。

6.7835ウィズ △

 指数値が6月16日のそれにほぼ近くなりました。OSCは+5%の44%でコンバージェンスしております。出来高は激減。PERは16倍。この株、人気が出そうで出ませんが一応実力派です。しかし、たまごっち人気がいつまで続くものやら、ウィズ(=With)と親しみを込めて寄り添いながら言われても、中高年男子はチョイとまごつきます。むしろ「ィ」抜きでウズ(=渦)とはっきりと言われた方がすっきりします。それなら「渦中」の栗を拾う気になろうかと言うものです。この株、明日どうなるか指数値だけが頼りですので、今日の出来高からすると2日続きで「眠れる森の美女」になるかも知れません。悪しからず。

7.8789フィンテックグローバル ▲

 これだけは指数値が6月1日以来に落ちておりますので、明日の押し目を狙いたいと思います。今更言うまでもありませんが、日本の年金資金がマザーズ・ヘラクレス投資を解禁するというニュースが19日のフィナンシャルタイムズに取り上げられたそうですが、いくらなんでも、それはないでしょう。年金資金といえば300兆以上あるはずです。それが新興市場の株を買えば、それこそ池の中の鯨です。それにしても、その際の購入候補がこのフィンテックの他、アルデプロ、エリアリンク、SIAなどだそうです。ちょっと胡散臭いとは思いませんか?しかし、この株は決して胡散臭くはありません。多分?

8.3809バリオセキュア・ネットワークス ▲

 乖離幅-11Kで、今日は前日安値を下から抜いて+8K。OSCはデータが少ないながら+19%上伸し40%となりました。これが買い手がかりです。しかし、セキュアヴェイルといい、この株といい紛らわしくて仕方ありません。この株は主幹事が楽天です。あっちは野村です。いっそ「楽天セキュア」とか「バリオ野村」とでもしてくれれば、プロレスを見ているようで興が乗ったのにね。しかし、どうでも良いことですが、バリアーではなくバリオとしたのは何故でしょう。セキュリティならバリヤー(壁)でしょう。個人的にはバリオの方が、マリオ(mariomariの片割れです)に近く親近感が持てますけれどもね。

9.3043モジュレ △

 この株、指数値が上場来最低値です。OSCは44%と+5%のコンバージェンスしております。従って、明日は押し目の底からの狙いです。名前の由来は知りませんが、何となくフランス語風で上品です。ITASというアウトソーシングサービスを主体としているようです。こんな会社の美人営業が「モジュレ」と書かれた名刺を差し出し、上目遣いでニッコリ微笑まれると、筆者など有無を言わさずITASを買いそうです。甘い罠に呉々も気を付けねば。

10.9421ネブロジャパン △

 指数値が上場来最低値です。OSCは+6%の46%とコンバージェンス。6月30日のOSC32%の339Kの終値に対して、今日の終値は-1Kの338Kです。RSIは6月30日のそれからは+3%のコンバージェンスです。ということは下落しきったところからは買いに入ると良いということです。もちろん上場来安値の325Kは意識しなければなりません。落ち目の株だけに破れかぶれで大きく下落することも考えられます。ちょうど北朝鮮のテポドン発射のようなものです。この株のホルダー連中が狂いに狂えば、明日は300K割れまであるかも知れません。40万円が公募価格ですから、それを下回っている今となっては何も失うものはありません。意地を見せるためには今の株価を逆噴射でもして、関係者をギャフンと言わせる以外に残された道はありません。まあ、ここまで北朝鮮に習って自虐的に走らないよう明日は何とか自制して欲しいものです。

11.4287ジャストプラニング ▲

 この株は6月30日につけたOSC37%、終値232Kに対して、今日はOSC45%、終値231Kとダイバージェンスが現れていることが手がかりdす。この調子では明日は更に押されるかと思いますが、その時OSCが37%をまだ上回っていれば買いかとと思います。

12.3343チップワンストップ ▲

 また6月30日のような状況になりました。指数値はそのときよりも-2K分だけ低くなっております。OSCは+2%の43%でコンバージェンス。歴史は二度繰り返すか明日は注目。いずれにしても出来高が増えることが目安です。そうでない場合は商い閑散株価低迷です。RSIも36%と6月30日よりも良くなりました。だからといって明日株が上がるかどうか神のみぞ知るなのですね。但し、テクニカル条件が前回よりもよいことだけをご報告しておきます。

13.4613関西ペイント △

 この株どうしたことでしょう。OSCは3%下がって34%にRSIも9%下がって34%にまで落ちました。指数値面ではあと10円で6月8日の水準に並びます。グランビルの法則から言ってもどこかでこの優良株の反発が見られるはずです。明日はまだ打ち止めとは行かないかもしれません。OSCが反転してあるいはコンバージェンスするか、プラ転で終了するかの何らかのサインをここ数日にかけて見守りたいと思います。インド経済の変調?が影響しているのかも知れません。

14.9714SRA ▲

 この上昇株がこのところ停滞し、指数値が6月19日よりも下回りました。好業績を背景に強気一辺倒で来ていたのですが、どうしたものでしょう。乖離幅も-8円と絶好です。とにかく明日は押し目からの反発狙いですが、日経先物の動きも見ながら注意しての参戦が良いかと思います。

以上です。このところ大きく勝てていないので、半分やけくそでテクニカルに何らかの「異変」を示している銘柄を軒並み挙げてみました。いくら場が悪くてもそれなりにこれらの銘柄群から、筆者への恩返しをする銘柄が1つ位は出てきてもバチは当たらないと思うんですけれどね。それにしては色々とケナシ過ぎたかも知れません。バチが当たるのは自分かも。。。。。明日はせめて、軽量級のノドンが当たることだけは避けねば。
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ひとときの相場

2006-07-06 15:43:20 | 株に出会う
後場は、前場に買った2929ファーマフーズが、251Kまで伸びましたが、これは7月4日の高値ですので、このラインを多少オーバーランすると見て253Kで指しておりました。前場に250Kにまで行った時もそうでしたが、そうした「達成感」が出る値段になると、昨年までと違ってそれ以上の買い上がりはありません。皆さんできるだけ高いところで利確を狙っているため、ちょっと弱気の成り売りが出ると下げてしまいます。前場はほぼ一気の下げで、後場はジリ下げという違いはありますが、とにかく「はい、それまでよ」なのです。

という訳で、筆者は欲を掻いたがために結局、後場の終盤に全体の調子が更におかしくなるのを見届け、これは持ち越すべきではないと判断し、同値降りをしてしまいました。少なくとも、+1-2Kの利益は稼げたようですが、それは結果論です。過去、降り遅れて何度も怪我をしている身です。売るのは人より先んじなければなりません。買うのは、人より遅んじる?のが良いようです。

このどんよりとした凪状態の相場では、汗はかくものの日頃の寝不足からの眠気が勝ってしかたありませんでした。4771F&Mで薄利をとったものの、今日は若干の損で終了です。

一応、引け際にかけて登録銘柄の今日の動きを四本足で確認していきましたが、元気がいいのは直近IPOだけという有様でした。

これから気分転換と身体の養生のためにトレーニングに行ってきます。

明日の注目銘柄は夜にアップしますが、この相場で勝てる銘柄を見つけるのは結構難しいものです。8868アーバンコーポレーションのように、昨日安値を大きくオーバーランしてしまう暴れ馬に当たることもあります。かと思えば、8798アドバンストクリエイトのように、後場始まりから何と1時間以上取引なしという、「眠狂四郎」のような銘柄もありました。それなりに役者は揃ってはいるのですが、いつ、眠りから覚めるのか、その時期をピタリと当てるのは結構難しいものです。

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テポドンのような中途半端な下落

2006-07-06 11:31:07 | 株に出会う
前場はもう少し激しくギャップダウンして始まるのかと、意外とおとなしい幕開けでした。そのせいでしょうか、新興市場も全面安といった訳でもなく、かといってプラスに大きく上げていくエネルギーがある訳ではなく、中途半端な値動きでした。

そんな中で、寄り付きから1395円で指していた8868アーバンコーポレーションが、何と前場引け際に崩されました。これを崩されると防御ラインである1393円もやばいとは思いましたが、それまでの下落しては反発の繰り返しを見ておりましたので楽観しておりました。ところが防御ラインどころか更にその下に瞬く間に行ってしまいました。仕方なく少し戻したところを1389円で損切りです。まあ冷静に見ると、このところのこの株の定番ポジションである1300円台に戻しただけです。この地合なら戻されるのも仕方ありません。少し、7月4日のOSC39%を過大評価してしまったようです。まだ2日しか経っていないので、こうした地合では一旦元に戻されるようです。これがあるからテクニカル指標は少々やっかいです。まさに「指標」にしか過ぎませんので、その日の雰囲気でがらりと局面が変わったりします。

前場は、なかなか下にいかない2929ファーマフーズを業を煮やして243Kで、そしてウロウロしている3037スタイライフを311Kで買いました。

注目銘柄の8798アドバンストクリエイトは、319Kを巡る攻防となっておりますが、OSCは-3%の45%に落ちており、6月15日のOSC44%にあと一息まで落とされております。これが崩れれば新安値更新となりますので、今日のところは不発ということで売買断念がよかろうと思います。このように、その日の値動き1つで微妙なポジションに落ちますので一応注意が必要です。臨機応変に対応する以外にありません。

なお、珍しいダイバージェンスを示していた6759NECトーキンですが、昨日670円まで上昇していたのがその理由のようです。今日はOSCがダイバージェンスしているときの1つの特徴である寄り付きからの上昇が見られず、代わりに633円まで落とされてからの、昨日の残り火の期待とも言える買い上がりが1回だけですが見うけられました。OSCは-1%の34%となっておりますので、今日のところは手出しはしない方がよいかと思います。

4771F&Mは、前場の引けにかけて意地を見せてきました。後場が楽しみです。

4296ゼンテックテクノロジーは、やはり気むずかし株です。昨日の高値を抜けないと見るや、こんどは下げに転じて結局中途半端な位置取りで上下しております。これではいつ参入してよいのか迷うばかりです。今日の引けにプラ転し514K以下で終わることが、明日以降の上昇を示唆するのではないかと判断できる程度です。
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