株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.12.06)

2006-07-11 23:30:11 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場は下落基調を強めております。

マザーズ指数は、-47.25ポイントの下落で、前日安値も下回り、OSCは-8%の46%、RSIも-8%の40%と下落途上です。6月1日にはOSCが28%、RSIは19%まで落ちました。その時の指数は1317ポイントです。まだ56ポイント上回っております。明日、この程度下げると到達です。

一方ヘラクレス指数は、やはりOSCは46%ですが、前日からの下落%は3%です。RSIは40%で6%の下落。6月1日のOSC25%、RSI17%からすると、まだ少々高めです。偶然かどうか指数値の差はマザーズ指数と同じ56ポイントです。同じ新興市場ですのでうり二つの値動きです。

これは単なる統計ですが、マザーズ指数についてみると、前回の6月1日に底をつけるまでに指数値は6連敗で、224ポイントほど累計値で下落しております。今回は既に5連敗ですが、135ポイントほどしか下落しておりません。今回の下落は最大でも48.56ポイントです。もう一度50ポイントを超える下落がないと灰汁抜けしないのかも知れません。いわばまだ中途半端な下落です。しかし、6連敗以上というのは最近ではありませんので、一旦明日落ちると明後日は小反発にしろ上昇に転じるのかも知れません。

日経225の動きですが、今日は-79円ですが、OSC(66%→61%)、RSI(71%→68%)ともに下げました。6月13日のOSC35%、RSI24%と比較するとまだ高値圏からの調整過程にあると言えます。しかし、今日は節目の15300円割れとなることは回避したようです。しかし、7月5日の安値の15480円を抜いて終われなかったので、上下どちらにも振れる位置取りと考えられます。

さて、明日の注目銘柄です。

1.6263プロデュース ○

 指数値は-4%の58%ですが、この株の6月以降の最低値は51%なのです。ところが、この株にしては全く珍しくRSIが-10%の10%まで落ちております。乖離幅は-22Kです。指数値はまだ落ちきっておらず、6月14日段階と同じです。PERもいつの間にか39倍ほどに落ちております。この3Dアプリの雄、これ以上落ちるようなら一旦買いです。615Kが上場来安値です。後20Kも下げるなら買っておいて、しばらく持っていると700Kは回復するのではないでしょうか。

2.6159ミクロン精密 △

 この株、今日は一人頑張っております。OSCも+5%の61%ですが、乖離幅が何と-360円と拡大しております。出来高は細いのですが、本来は今日あたり大きく反発する日だったのかも知れません。明日は再度6000円目指して孤高の上昇を演じるかどうか注目です。売り方の予備軍が大勢おりますので、一つたがが外れると一気に奈落の底まで転落するかも知れません。6月22日には64600株もの商いがあったのです。今日はたったの1300株です。これは嵐の前の静けさか、それともこの真面目株に遠慮してのホルダー諸氏の暖かい温存戦術か、いずれにしても明日には結果が出るでしょう。筆者はホルダー諸氏の化けの皮が剥がれることに賭けてみます。

3.7835ウィズ ▲

 この株も今日の相場に翻弄されました。たまごっち効果なるものは発揮されませんでした。しかし、RSIが26%と急落、指数値は6月1日に後16K程に迫りました。明日以降もし20K以上も落とされることがあるなら、そこからは真のたまごっち効果が発揮されるかも知れません。

4.9424日本通信 △

 まだ下落が続きますが、6月2日の50200円の安値はともかく、指数値的にはすでにその安値時を下回っております。つまり、押され方が強いということです。但し、OSCが6月1日の22%に比べて、今日はまだ34%と高いのでもう一段の下落は当然あるでしょう。RSIは21%まで落ちて、これは6月1日の18%にあと一息です。6月2日以降連続3日ストップ高を付けた、あの勢いは一体どこにやら。しかし、底打ち間近でしょう。

5.5821平河ヒューテック ▲

 このところの相場下落のあおりを喰って、こうした真面目株も瀕死の重傷を負っております。上場来安値更新です。RSIも何と13%です。これは6月8日と同じです。OSCは+1%の28%とコンバージェンスしているのが救いです。エレクトリックワイヤーなるものを手がけているそうです。LAN電送機器と放送機器を融合し、システム化して提供できる高度IT企業ではあります。今後急速に光通信とIPの時代がきますが、この会社をPER12倍に放置しておいて良いはずがありません。今期の営業利益が減益となったのが効いているのかも知れませんが、来期以降はまた回復するようです。PBRも0.63倍です。社員数は連結で何と2660名もいます。この会社大企業なのですね。今日は5803フジクラが見直し買いされました。ここは連結で何と33750名もおります。

6.3809バリオセキュア・ネットワークス △

 データは少ないものの、OSCが+2%の28%とコンバージェンス。上場来安値を更新中です。38万円が公募価格に対して504Kまで落ちました。どこで底打つか一応注目です。3042セキュアヴェイルの方は一足早く底打っております。公募価格比での現在価格はどちらも1.3倍程度ですが、バリオの方が初値が高かった分、苦戦を強いられているようです。

7.9422アイ・ティー・シー・ネットワーク ▲

 急に出来高を伴い動意付きました。証券新報にも載るくらいですので、些か気にはなりますが、OSCも5%の52%です。まだPERが13倍というのが評価し直されているようです。明日も地合に関係なく強気で攻めるか注目です。まだ筋の方が来ている兆候はありません。

8.3796いい生活 ▲

 後18Kで6月2日の安値290Kに到達です。指数値は後9Kも下がれば同値となります。OSCは+4%の41%とコンバージェンスしております。RSIはまだ下がり続けて26%です。6月8日の9%にはまだあります。PERが145倍もありますが、これは承知の上です。不動産業界向けのASPを手がけておりますが、これがデファクトになるだろうとのレポートがどこかの研究所から出されて上げたのは記憶に新しいところです。そろそろ反発しても良さそうですが、この株の欠点として地力では上昇出来ない点があります。何か「風評」や「風説」が必要なのですね。どうしても。今小松左京の私の履歴書が日経に掲載されておりますが、三高時代に彼が潜り込んだ下宿が「生活研究所」というとんでもなく汚い下宿だったそうです。筆者もそのような下宿ならぬ寮生活は経験あります。その時は「いい生活」がこの世にあるとは思っておりませんでした。だから、汚さにも耐えることが出来たのです。ところが、この株、最初から「いい生活」と唱ってしまっております。これがそもそものボタンの掛け違いでしょう。皆さん、「いい暮らし」には憧れておりますが、実は「生活臭」等という言葉があるとおり、「いい生活」には憧れていないのです。それが株価が盛り上がらない最大の理由かと。こんなことどうでもいいですが。。。

9.6787メイコー △

 大和のレーティング引き下げでここまで落ちましたが、RSIも+4%の20%とコンバージェンスし、OSCも46%と前日同値、それから6月29日とも同値と踏ん張っております。既に去年の11月の株価水準です。大和ショックでつけた5550円を悠然と越えていくかどうか注目。PER18倍はどうしても6658シライの14倍と比較されてしまう運命にあるようです。

10.6677エスケーエレクトロニクス △

 OSCが33%、RSIが18%まで下げました。6月2日の安値まであと6Kの下落です。液晶関連銘柄で価格競争激化なのでしょうが、そろそろ反発しても良い時期です。

11.3736コネクトテクノロジーズ ▲

 この株、ボックス圏で動いているように見えます。指数値が実は、今日で最低値をマークしております。6月2日の安値201Kまでは随分と開きがありますが、明日大きく下げるようなら反発の期待が高まります。OSCは一応+1%の47%とコンバージェンスですが、6月26日の36%を付けた時の終値の258K以下に明日は到達することが条件かと思います。

時間がなくなってきましたので、後は簡単に注目銘柄を列挙します。

・4751サイバーエージェント ▲
・2384SBSホールディングス △
・4331テイクアンドギヴニーズ △
・6920レーザーテック ▲
・4835インデックスホールディングス △
・4065紀文フードケミファ △
・4613関西ペイント ▲
・9714SRA ○

以上です。意外と沢山出てきて疲れました。明日は良い日でありますように。
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また投げが始まる

2006-07-11 15:38:34 | 株に出会う
後場は新興の不動産系が先導した投げがありました。東証の不動産株はさほど下げていないし、むしろ上げている銘柄もあるので、これはクリードの来期の急速な伸び率鈍化に象徴される新興の不動産株への連想の投げ売りかと思われます。あのダヴィンチが8万円台に落ちるとは、これはチョイと重症かも知れません。

後場は急落の過程でも影響されずに踏ん張っていた4313アイ・エックス・アイを293Kで買ってみたものの、上に行く気配なしなのでやむなく-1Kで撤退。その後284Kまで下げているので、どうも市場の動きとの時間差があるようです。鈍感系の株なのか?

後場に不思議な値動きをしたのは2438アスカネット2384SBSです。アスカネットは四本足の判断で後場から監視を開始し、141Kあたりでの不穏な動きにオーダーの準備を始めよと思っていた矢先に保険会社から電話です。契約は自動継続の筈でこれまで一度も連絡がないのに、今日のこの微妙なタイミングで大事な時間を取られてしまいました。終わって画面に目を向けるとがんがんと上昇中でした。ついにストップ高まで行っております。多分、ビューティ花壇の連想買いでしょう。そんな訳の分からない理由でストップ高直前で買いを入れる訳にもいかずそのまま放置。(愚妻は、筆者のつぶやきを耳にしてすばやく2Kほど取ったようです)

SBSは引け際に急に20K高まで行って、すかさず特売りで結局+6K終了。昨日までに下げすぎたとは見ておりましたが、今日の動きは何か狂犬病にでもかかった方が、闇雲に売り板に噛みついたといった風情でした。犬の喧嘩の間に入っていっても噛まれるのが落ちですから、側で見学させてもらっておりました。不思議なこともあるものです。チョイと明日以降注目したいと思います。

という訳で、2929ファーマフーズも、この下落の大波に影響を受け237Kで終わっております。筆者は239Kで朝から指しておりましたが、相場の流れをみて一旦直前にキャンセルしました。そして230Kで指し直しておりましたが、さすがにここまでは降りてこず。明日はさらに押されるかと思いますので、その時に買っても間に合います。しかし、この株は、買い上がりが凄いのですが、買い下がりも凄くて、そのくせボックス圏で動くという面白い株です。

今日は前場のレーサム、そして後場のIXIで各-1Kでしたが、軽微なマイナスでした。ファーマと日本エイムの利確があるので、この下落相場にしてはよく自制が働いたと思っております。少しは場を見る眼が養われつつあるのかも知れません。

明日、明後日はまたまた絶好の反発の機会が訪れるかと思います。前回の底を目途にどこまで落ちてどこから反転するか、よく見定めた上で反転の兆しが見えた時に無理をしないで勝負と行きます。それまではキャッシュ100%をキープしながら遊び程度のトレードを楽しみたいと思います。

ワールドカップの決勝戦からの疲れがどうもあります。体調を整えるためにこれから汗を流してきます。明日以降の相場展開の検討は夜に行い、特に注目する銘柄をチェックしたいと思います。
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一歩前進二歩後退

2006-07-11 11:40:23 | 株に出会う
今の相場、今年の初めの頂点からゆるやかな下落に向かっている下降相場ですが、目先の経済指標がまだ余韻を引きずって悪くないため、時折自律反発します。

昨日がまさにそうでした。日経は高値圏にあると昨日言ったとおりに今日はNYダウが少々上げたにもかかわらず、見事な寄り天でした。昨日のブログで買いたい日経銘柄があったがぐっと我慢したと書きましたが、それは6988日東電工でした。このところの再度の低迷から昨日は+110円と立ち直ったかに見えました。しかし、OSCは+8%の45%まで上昇しておりました。少々上げすぎという状態でした。この株が寄り天の典型ですが、何と7510円から7230円までの一直線の下落です。昨日買っていても多分逃げ遅れていたでしょう。

一方新興市場はというと、これは日経とは別の意味で、昨日の底からの立ち上がりにエネルギーを使いすぎたようです。もともと病床に伏している身なのです。そこに、少々検査値が好転したからと言って、無理をして病院の庭で縄跳びなどしてはしゃぎすぎた、その咎が今日出たのでしょう。筆者も騙されました。すっかりとテクニカル指標を見る限り回復軌道に乗ったのではないかと錯覚しました。ところが、この新興市場もほぼ寄り天でした。8789フィンテックグローバルは、昨日売って失敗でしたが、たまたま愚妻が1個持っておりました。朝の特買いの時に運良く成り売りをして助かったようです。

こうした中でも世の常で、不幸な中でも咲く徒花とも言える株があるものです。それにピッタリなのが、元来筆者がこの会社の経営理念を褒めそやしていた3041ビューティ花壇です。生花祭壇.comの開設を囃しているようですが、そんなことは単なるきっかけです。HPを作ることで株価が上昇するなら世の会社の株はすべて上昇するはずです。この株、葬式銘柄にもかかわらず、「ビューティ」などと「美容室」と間違えるようなイメージを持った会社です。そうです。今の飽食贅沢の世の中、自らの葬式にも贅を尽くしたい方は沢山おります。そうした方に「ビューティ」という標語はもってこいなのです。そうした世の風潮と、魑魅魍魎の株の世界の裏方の意向が、この相場の風潮のなかでピッタリ意気投合したと言うことでしょう。いずれ、この株も死に水ならぬ冷や水を浴びされるでしょう。それを承知で皆さん押しかけているのでしょうが、「墓穴」だけは掘らないように陰ながら祈っております。

前場は持ち越しの2929ファーマフーズも+7Kの245Kで、2383日本エイムは+1Kの208Kで手放しました。そして、一泡吹かせようと8890レーサムリサーチが184Kの売り板がなくなる頃試し買いをしましたが、その後形成が逆転しましたので-1Kで撤退しました。あやうくこちらが泡を吹くところでした。全くこの株のイライラする動きは神経にさわりますので、しばらくの間さわるのは控えます。まだカブトムシのようなカブドットコム証券の方がましです。

後場は全体の流れが切り返すかどうかを見極め、下落一途の動きなら静観です。キャッシュ100%ですので何ら問題はありません。
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