まず市況概況です。
新興市場は金曜日の底堅い動きで、どうも2番底に落ちることなく、短期かもしれませんが反転したようです。それというのも、OSCが20%台から30%台に押されているときは、40%台に一旦反発してもそれからまた突き落とされるというのがこれまでのパターンでした。ところが、今回マザーズ指数でいうと、9月1日の33%から7日には47%と押し上げたものの、6日の50%に対しては下落する可能性を秘めておりました。ところが、金曜日はプラス幅は少ないものの、OSCが一気に58%まで伸びたのです。ここまで伸ばしてまた大きく下落しているケースはデータを見る限りありません。OSCの最高値は60%から70%程度までですので、最低値水準の30%程度からすると50%というのは半ばを過ぎての巡航速度に入ったと言える水準です。ここからの下落は突発的な気流の変化か、急病人でも出ない限り高度を落とすことはチョイと考えにくいのです。
ヘラクレス指数に至ってはOSCが+11%の65%です。むしろ過熱を心配しなければならない水準です。日経ジャスダック平均も一時の80%台という気違いじみた水準からの調整で41%まで9月1日には落ちましたが、金曜日は59%まで+18%回復です。日経225平均は+3%の58%とこれも完全に巡航速度に乗っております。
と言う訳ですので、短期的かも知れませんが、これは相場が切り返した証拠かと思います。但し、新興市場についてはOSCが上昇しすぎです。特にヘラクレス。ということは上へはあまり行かないと考えた方が良さそうです。うんと押されてからの反発局面だと、1週間くらいで20-30%は上昇するおいしい相場展開になるのですが、今回はそこまではおいしい相場が待ち受けている訳ではないということです。いわゆるボックス圏での動きと考えた方が良さそうです。
そういったことを念頭に入れながら、個別物色されやすい立ち上がりかけたばかりの銘柄を中心にスクリーニングしてみたいと思います。各銘柄の動きを見ていても高くなりすぎたものは遠慮なく利確されるし、少し押されたと思った銘柄には買いが入るといった、個別物色の色彩が強いようです。それから、人が集まるところにより人が集まるといった傾向もあります。但し、上方修正などでその日は大にぎわいをしても翌日はもうギャップダウンして始まると言った、極めて節操を欠く相場であることは頭の隅に入れておいた方がよさそうです。
1.8701SBIイートレード証券 △
この株の予測は結構難しいものがあります。しかし明日は上がると見ます。それは相場の先行指標としてのOSCが+6%の55%まで跳ね上がっているからです。1日の37%を起点にして終値はたったの+2Kの146Kです。それまでは3日間49%で膠着しておりました。つまり、上抜けの気配が金曜日にOSCで現れたということがその根拠です。指数値にしても、この株の底値から4K分ほどしか上にいっておりません。最高値へは後30K分ほども残されております。明日は145Kで買って154Kで売るといった戦法が妥当かと。RSIもこの株にしては低めの38%(前日比+2%)と買い頃です。1つ懸念材料は、週末の日経にネット証券各社の新規口座の伸び率が相変わらず鈍化したまま、との記事があったことです。これがネガティブに働く懸念が残ります。その場合でも141Kあたりまでの下落に限定されるかと、このテクニカルポジションからは想定しております。
余計なことですが、個人的には業界のガリバー的存在の会社には、筆者は元来好意的ではありません。現在14社に証券口座を持っておりますが、イートレードには持っておりません。家電は松下のものは持っておりません。車はトヨタには全く興味がありません。むしろビクターのような、スバルのような会社に興味があります。会社は小さくても苦しくても、技術者魂を大切にするような雰囲気が感じられるからです。多分、明日はこの株に食指を動かすことはないかも知れませんが、あまりに予測通りの動きをする場合はその限りではありません。
2.2432ディー・エヌ・エー △
この株も、今の相場と同じでどうも切り返し体勢に入ったようです。そうした目で見ると、金曜日は328Kまで落ちてから337K終了と、かなり強い切り返しを示していたのですね。こうなると明日は337Kを起点にして345Kあたりまで、場合によっては350Kに乗せてからその後に最高値を狙うかも知れません。PER110倍なのに強いです。OSCは+6%の49%ですので、この株の上値でのOSC水準の54%前後からするとやはり350Kあたりが当面の限界かと思います。これを1日で達成するのか2日ほどかけるのか、明日は注目です。ヤフーオークションに対抗する、こうした2番手企業は筆者も応援したくなります。南場社長というのもいいですね。イートレードの北尾氏とは、こういっては失礼ですが、見かけは別にして、さわやかさと言う点では「雲泥の差」です。しかし、株トレードでこんな個人的な趣向に拘ってはいけませんね。しかし、世の中煎じ詰めれば、個人的趣向の集まりで動いているのですから仕方ありません。
3.3778さくらインターネット ▲
この株、指数値が9月1日を底にして少々高めかと思っておりましたが、もし相場が上に抜けるなら、RSIが25%と急落した水準から言っても、明日はひょっとすると舞い上がる可能性がなきにしもあらずです。OSCが+8%の47%と急伸しているのがその兆候です。一応、爆発力のある銘柄です。監視は怠らない方がよいでしょう。RSIの25%というのは、6月8日の13%という極端なケースを除けば、この株にしては珍しいことです。
4.8918ランド △
この株も膠着状態から上に行くかも知れないという意味で注目です。OSCが+4%の37%と伸ばして、ゼロ終了していることがそのサインです。RSIも33%まで-11%も落としました。訳の分からない株ですが、レイコフの例もあることだし、ここは素直に監視しておきたいと思います。177K買いの185K売り。よく似た会社の8944ランドビジネスが金曜日は+17Kと爆発しました。ここは本家ランドのビジネス抜きでの出番かも知れません。
5.6159ミクロン精密 ▲
これは金曜日のブログに書いたとおりです。特に悪いニュースもありません。ボッシュと何か交渉をしているようです。四季報にも書かれております。あの世界のボッシュとディーゼルエンジンで交渉しているとなれば、もしそれが表面化すれば大変なことです。会社側は沈黙を守る、と四季報に出ているぐらいです。心なし研削盤の名前の由来に関する筆者からの問い合わせに対して「沈黙」を守っているのも致し方ありません。口が堅い会社です。筆者好みであります。しかし、燃料噴射ノズルの内面加工精度がなんと真円からの形状誤差が0.06ミクロンを実現しているそうです。10万分の1ミリの精度です。全く驚きです。これを出すのは熟練労働者以外には不可能だそうです。しかし、こうした神技の持ち主を、「熟練労働者」と呼ぶのはいかがなものかと。確かに労働ですが、ここまでくると労働の域を超えております。むしろ魔術師とでも言うべきでしょう。相場に魔術師はいても、なぜ工場には魔術師がいないのか?よく考えると不可解ですが、その理由も分からなくはありません。いわば、魔術師というのはその名の通り、人の目を誤魔化すといったニュアンスがありますが、0.06ミクロンの精度は誤魔化しようがありません。ここは「匠」という日本語の出番です。巨匠という表現もある「匠」(たくみ)です。ここは1つ「名人芸」に敬意を表して、「師匠」という昔ながらの名称に変えてはいかがでしょう。心なし師匠とか何とかね。
6.9421ネブロジャパン △
後場からの密かなねらい目株がこれでした。明日は275K以内なら買い。売りは285Kから300Kまで届くかも知れません。出来高が勝負。
7.4240クラスターテクノロジー ○
じりじりと押されておりますが、OSC面では切り返しました。+2%の34%です。ダイバージェンスも8月31日を起点にして進んでおります。明日は相場がよいようなら控えめなプラスで始まり、そのまま上に行くようなら追随買いでもやむを得ません。上げるときは数千円上げます。明日は95000円から最大99000円あたりまでの上げを警戒。押されて始まるようでも91500円を割らなければそこで買い。
8.7261マツダ △
OSCが+4%の41%へ、RSIも+7%の40%へと切り返しました。指数値が何よりも木曜日に底を打っての、金曜日のプラ転です。乖離幅はまだ-15円もあります。多分上げて始まるでしょうから、少し押し目を待って買い、上げは745円から750円あたりです。フォードが迷走しておりますが、この会社は良くもここまで脱皮できたものです。やはり、ロータリーエンジンの時の苦境が、その後の経営に大きく効いているのだと思います。山本健一氏のDNAが生きているといっても良いでしょう。デザインが少し気張りすぎですが、見るからにヨーロッパで受け入れられるようなクルマ作りが出来ております。そのヨーロッパでもたびたびマツダの車を見かけます。日産などよりも多いくらいです。しかし、何かもう1つ足らないのです。やはりブランド力でしょうか。ロータリーエンジンを積んだサバンナの粗雑な作りや、国内で6チャンネルも作って、似たようなくるまを乱発した、そのような過去の負の遺産が、どうしても新しいブランドイメージを作るのに悪影響していることと思います。ちなみに、筆者は日本車ならスバルに食指が動いても、マツダは駄目です。もっとも今のドイツ車に満足していますから、買い換えはまずありませんが。そんなクルマ談義は別にしても、そろそろ反発する時期です。
9.4004昭和電工 △
これもマツダと同じようなテクニカルポジションにあります。但し、あまり大きな値動きがある株ではありませんが、このところの下げがきつかったので、明日の上げ目安は最大で500円まであるかも知れません。少々不可解なのは、ハードディスク事業などでの成長性は織り込み済みとして、8月18日にみずほ証券が目標株価を550円に20円引き下げたのに対して、同じ系列のみずほインベスターズ証券は、その前日に格付けを据え置いているのです。まあ同じ証券会社ではないため、別々の行動をとってもいいのですが、何かおかしいと感じるのは筆者だけでしょうか?一方で、8月14日にはSMBCフレンド証券は昭電を格上げしているのです。この短期間にこれだけ評価が違うということは、もう格付けなど恣意的にしか行われていない証拠かも知れません。単に格付けの基準が違うということかも知れませんが、その基準がかなり曖昧でいい加減なのでしょう。その方が、色々と証券会社サイドにも好都合ということですね。
10.5480日本冶金工業 ▲
OSCのダイバージェンスが進み、金曜日はゼロ終了し、乖離幅も-2円と良好です。ここからは一旦反発する筈。なぜかRSIは39%まで17%も急落。上げ目安は515円。
【引き続き注目銘柄】
・2459アウンコンサルティング 353Kを超えたら上へ突き抜けるかも。
・6158和井田製作所 最悪2530円が底か?
・3437特殊電極 4日連続コンバージェンス。明日こそ期待。
・3804システムディ OSCピーク値を抜けました。また上げるでしょう。
金曜日の前場からは様変わりに上げている銘柄も多く見られました。NYも反発しております。SQも過ぎました。明日は結構な上げ相場が展開されるかも知れません。
新興市場は金曜日の底堅い動きで、どうも2番底に落ちることなく、短期かもしれませんが反転したようです。それというのも、OSCが20%台から30%台に押されているときは、40%台に一旦反発してもそれからまた突き落とされるというのがこれまでのパターンでした。ところが、今回マザーズ指数でいうと、9月1日の33%から7日には47%と押し上げたものの、6日の50%に対しては下落する可能性を秘めておりました。ところが、金曜日はプラス幅は少ないものの、OSCが一気に58%まで伸びたのです。ここまで伸ばしてまた大きく下落しているケースはデータを見る限りありません。OSCの最高値は60%から70%程度までですので、最低値水準の30%程度からすると50%というのは半ばを過ぎての巡航速度に入ったと言える水準です。ここからの下落は突発的な気流の変化か、急病人でも出ない限り高度を落とすことはチョイと考えにくいのです。
ヘラクレス指数に至ってはOSCが+11%の65%です。むしろ過熱を心配しなければならない水準です。日経ジャスダック平均も一時の80%台という気違いじみた水準からの調整で41%まで9月1日には落ちましたが、金曜日は59%まで+18%回復です。日経225平均は+3%の58%とこれも完全に巡航速度に乗っております。
と言う訳ですので、短期的かも知れませんが、これは相場が切り返した証拠かと思います。但し、新興市場についてはOSCが上昇しすぎです。特にヘラクレス。ということは上へはあまり行かないと考えた方が良さそうです。うんと押されてからの反発局面だと、1週間くらいで20-30%は上昇するおいしい相場展開になるのですが、今回はそこまではおいしい相場が待ち受けている訳ではないということです。いわゆるボックス圏での動きと考えた方が良さそうです。
そういったことを念頭に入れながら、個別物色されやすい立ち上がりかけたばかりの銘柄を中心にスクリーニングしてみたいと思います。各銘柄の動きを見ていても高くなりすぎたものは遠慮なく利確されるし、少し押されたと思った銘柄には買いが入るといった、個別物色の色彩が強いようです。それから、人が集まるところにより人が集まるといった傾向もあります。但し、上方修正などでその日は大にぎわいをしても翌日はもうギャップダウンして始まると言った、極めて節操を欠く相場であることは頭の隅に入れておいた方がよさそうです。
1.8701SBIイートレード証券 △
この株の予測は結構難しいものがあります。しかし明日は上がると見ます。それは相場の先行指標としてのOSCが+6%の55%まで跳ね上がっているからです。1日の37%を起点にして終値はたったの+2Kの146Kです。それまでは3日間49%で膠着しておりました。つまり、上抜けの気配が金曜日にOSCで現れたということがその根拠です。指数値にしても、この株の底値から4K分ほどしか上にいっておりません。最高値へは後30K分ほども残されております。明日は145Kで買って154Kで売るといった戦法が妥当かと。RSIもこの株にしては低めの38%(前日比+2%)と買い頃です。1つ懸念材料は、週末の日経にネット証券各社の新規口座の伸び率が相変わらず鈍化したまま、との記事があったことです。これがネガティブに働く懸念が残ります。その場合でも141Kあたりまでの下落に限定されるかと、このテクニカルポジションからは想定しております。
余計なことですが、個人的には業界のガリバー的存在の会社には、筆者は元来好意的ではありません。現在14社に証券口座を持っておりますが、イートレードには持っておりません。家電は松下のものは持っておりません。車はトヨタには全く興味がありません。むしろビクターのような、スバルのような会社に興味があります。会社は小さくても苦しくても、技術者魂を大切にするような雰囲気が感じられるからです。多分、明日はこの株に食指を動かすことはないかも知れませんが、あまりに予測通りの動きをする場合はその限りではありません。
2.2432ディー・エヌ・エー △
この株も、今の相場と同じでどうも切り返し体勢に入ったようです。そうした目で見ると、金曜日は328Kまで落ちてから337K終了と、かなり強い切り返しを示していたのですね。こうなると明日は337Kを起点にして345Kあたりまで、場合によっては350Kに乗せてからその後に最高値を狙うかも知れません。PER110倍なのに強いです。OSCは+6%の49%ですので、この株の上値でのOSC水準の54%前後からするとやはり350Kあたりが当面の限界かと思います。これを1日で達成するのか2日ほどかけるのか、明日は注目です。ヤフーオークションに対抗する、こうした2番手企業は筆者も応援したくなります。南場社長というのもいいですね。イートレードの北尾氏とは、こういっては失礼ですが、見かけは別にして、さわやかさと言う点では「雲泥の差」です。しかし、株トレードでこんな個人的な趣向に拘ってはいけませんね。しかし、世の中煎じ詰めれば、個人的趣向の集まりで動いているのですから仕方ありません。
3.3778さくらインターネット ▲
この株、指数値が9月1日を底にして少々高めかと思っておりましたが、もし相場が上に抜けるなら、RSIが25%と急落した水準から言っても、明日はひょっとすると舞い上がる可能性がなきにしもあらずです。OSCが+8%の47%と急伸しているのがその兆候です。一応、爆発力のある銘柄です。監視は怠らない方がよいでしょう。RSIの25%というのは、6月8日の13%という極端なケースを除けば、この株にしては珍しいことです。
4.8918ランド △
この株も膠着状態から上に行くかも知れないという意味で注目です。OSCが+4%の37%と伸ばして、ゼロ終了していることがそのサインです。RSIも33%まで-11%も落としました。訳の分からない株ですが、レイコフの例もあることだし、ここは素直に監視しておきたいと思います。177K買いの185K売り。よく似た会社の8944ランドビジネスが金曜日は+17Kと爆発しました。ここは本家ランドのビジネス抜きでの出番かも知れません。
5.6159ミクロン精密 ▲
これは金曜日のブログに書いたとおりです。特に悪いニュースもありません。ボッシュと何か交渉をしているようです。四季報にも書かれております。あの世界のボッシュとディーゼルエンジンで交渉しているとなれば、もしそれが表面化すれば大変なことです。会社側は沈黙を守る、と四季報に出ているぐらいです。心なし研削盤の名前の由来に関する筆者からの問い合わせに対して「沈黙」を守っているのも致し方ありません。口が堅い会社です。筆者好みであります。しかし、燃料噴射ノズルの内面加工精度がなんと真円からの形状誤差が0.06ミクロンを実現しているそうです。10万分の1ミリの精度です。全く驚きです。これを出すのは熟練労働者以外には不可能だそうです。しかし、こうした神技の持ち主を、「熟練労働者」と呼ぶのはいかがなものかと。確かに労働ですが、ここまでくると労働の域を超えております。むしろ魔術師とでも言うべきでしょう。相場に魔術師はいても、なぜ工場には魔術師がいないのか?よく考えると不可解ですが、その理由も分からなくはありません。いわば、魔術師というのはその名の通り、人の目を誤魔化すといったニュアンスがありますが、0.06ミクロンの精度は誤魔化しようがありません。ここは「匠」という日本語の出番です。巨匠という表現もある「匠」(たくみ)です。ここは1つ「名人芸」に敬意を表して、「師匠」という昔ながらの名称に変えてはいかがでしょう。心なし師匠とか何とかね。
6.9421ネブロジャパン △
後場からの密かなねらい目株がこれでした。明日は275K以内なら買い。売りは285Kから300Kまで届くかも知れません。出来高が勝負。
7.4240クラスターテクノロジー ○
じりじりと押されておりますが、OSC面では切り返しました。+2%の34%です。ダイバージェンスも8月31日を起点にして進んでおります。明日は相場がよいようなら控えめなプラスで始まり、そのまま上に行くようなら追随買いでもやむを得ません。上げるときは数千円上げます。明日は95000円から最大99000円あたりまでの上げを警戒。押されて始まるようでも91500円を割らなければそこで買い。
8.7261マツダ △
OSCが+4%の41%へ、RSIも+7%の40%へと切り返しました。指数値が何よりも木曜日に底を打っての、金曜日のプラ転です。乖離幅はまだ-15円もあります。多分上げて始まるでしょうから、少し押し目を待って買い、上げは745円から750円あたりです。フォードが迷走しておりますが、この会社は良くもここまで脱皮できたものです。やはり、ロータリーエンジンの時の苦境が、その後の経営に大きく効いているのだと思います。山本健一氏のDNAが生きているといっても良いでしょう。デザインが少し気張りすぎですが、見るからにヨーロッパで受け入れられるようなクルマ作りが出来ております。そのヨーロッパでもたびたびマツダの車を見かけます。日産などよりも多いくらいです。しかし、何かもう1つ足らないのです。やはりブランド力でしょうか。ロータリーエンジンを積んだサバンナの粗雑な作りや、国内で6チャンネルも作って、似たようなくるまを乱発した、そのような過去の負の遺産が、どうしても新しいブランドイメージを作るのに悪影響していることと思います。ちなみに、筆者は日本車ならスバルに食指が動いても、マツダは駄目です。もっとも今のドイツ車に満足していますから、買い換えはまずありませんが。そんなクルマ談義は別にしても、そろそろ反発する時期です。
9.4004昭和電工 △
これもマツダと同じようなテクニカルポジションにあります。但し、あまり大きな値動きがある株ではありませんが、このところの下げがきつかったので、明日の上げ目安は最大で500円まであるかも知れません。少々不可解なのは、ハードディスク事業などでの成長性は織り込み済みとして、8月18日にみずほ証券が目標株価を550円に20円引き下げたのに対して、同じ系列のみずほインベスターズ証券は、その前日に格付けを据え置いているのです。まあ同じ証券会社ではないため、別々の行動をとってもいいのですが、何かおかしいと感じるのは筆者だけでしょうか?一方で、8月14日にはSMBCフレンド証券は昭電を格上げしているのです。この短期間にこれだけ評価が違うということは、もう格付けなど恣意的にしか行われていない証拠かも知れません。単に格付けの基準が違うということかも知れませんが、その基準がかなり曖昧でいい加減なのでしょう。その方が、色々と証券会社サイドにも好都合ということですね。
10.5480日本冶金工業 ▲
OSCのダイバージェンスが進み、金曜日はゼロ終了し、乖離幅も-2円と良好です。ここからは一旦反発する筈。なぜかRSIは39%まで17%も急落。上げ目安は515円。
【引き続き注目銘柄】
・2459アウンコンサルティング 353Kを超えたら上へ突き抜けるかも。
・6158和井田製作所 最悪2530円が底か?
・3437特殊電極 4日連続コンバージェンス。明日こそ期待。
・3804システムディ OSCピーク値を抜けました。また上げるでしょう。
金曜日の前場からは様変わりに上げている銘柄も多く見られました。NYも反発しております。SQも過ぎました。明日は結構な上げ相場が展開されるかも知れません。