株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.20.06)

2006-09-19 20:44:38 | 明日のモニタリング銘柄
非常に微妙な終わり方をした19日(火)でしたが、明日の注目銘柄です。

今日の相場環境でも上げるべくエネルギーが貯まっていた銘柄は、下げるどころか上昇に転じております。全体が同じ方向へと向かっているのではないようです。そのあたりを意識しながら、明日に上昇のエネルギーが向かっている銘柄を探ってみたいと思います。また、押されすぎの銘柄は一旦上げに転じますので、この2面から見てみました。

1.2461ファンコミュニケーションズ ▲

 これは押されてからの反発銘柄の急先鋒として挙げておきます。314Kというとんでもない安値が7月19日にありますが、その前の状況に少し似ております。OSC、RSIともに下落しております。明日の引けに少なくともコンバージェンスすることが条件で、もし明日もマイナス終了なら、1日ずれ込んでの底値拾いとなります。とにかく、まだ落ちるはずです。それがどこで止まって反転に転じるか、そして終値がもし少しでもプラ転して終わるなら、その時に拾っておく手です。この銘柄を相場のプリカーサーとして見ておいて下さい。

2.3776ブロードバンドタワー △

 ライブドア関連の関西データセンターのオープン遅れで利益予想にいくぶん影響が出るようですが、概ね既存の設備も稼働状況がよく大幅増益基調には変わりないようです。にもかかわらず、ここまで押されてついに指数値は7月26日以来の低さになりました。明日は、押され切ったところは拾っておく手です。7月27日と同様に270Kあたりまで下りれば、ここは1枚噛むとよいかと思います。RSIも当時とほぼ同じ16%まで急降下しております。

3.6159ミクロン精密 △

 この株も来るところまで来ました。6月2日の安値を10円更新しました。ここは地獄の3丁目あたりでしょうか。RSIもたったの3%です。OSCは17%です。もうそろそろでしょう。同業の6158和井田製作所の方が、OSCを+5%の27%へとコンバージェンスさせておりますので、明日のだめ押しからの反転が期待できそうです。6月2日の安値を今日は270円ばかりも下回りました。ミクロンもその流れからすると、後150円から200円の下落からは反転するはずです。テクニカルにもそうならないとおかしいです。

4.5742エヌアイシ・オートテック △

 最後の這い上がりのチャンスを与えます。同じ時期に栄華を極めた8734アストマックスは、今日は一足先に地獄に落ちました。大幅減益という親不孝を働いたため、これは仕方ありません。この株はアストマと比べて、本来真面目な生業についていた筈です。それがつい出来心から、一時期放蕩息子の集団の博打遊びに引き込まれて、身の程知らずの贅沢をしてしまいました。もし、目が覚めるとすれば明日しかありません。9月14日のストップ高はチョイと先走って舞い上がりすぎたのでした。明日もしそのようなことになれば今度こそ地獄落ちです。ここは真面目に肉体労働で汗を流して日銭のありがたさを身に沁みて味わった上で、少しはこれまで心配をかけた親に楽させてやって欲しいものです。明日は、111K~113Kあたりで買い。売りは125K。

5.4240クラスターテクノロジー ▲

 素直に今日のテクニカルな位置を評価。きちんとOSCも29%まで伸ばして、たったの500円ですが、プラテンして終わっております。確かにPER470倍はとんでもないことです。しかし、これは世の中を救うかも知れないナノテクの夢がかかってのことです。利益があるだけ、下手なバイオ銘柄よりも良しとしなければなりません。出来高も細っている今が買い集めの時期かと。

6.6658シライ電子工業 ▲

 今日で3日連続OSCが43%です。この株にこれ以上の押し目を要求するのは欲が勝ちすぎるというものです。PERはたったの13倍のプリント基板のれっきとしたメーカーです。よく比較される6787メイコーもこの株のPER競争力に引っ張られて調整を強いられてきましたが、まだ15.55倍です。一時の1万円越えが今は半分以下です。何もこの株に罪がある訳ではありません。ただただ、本来のポジションに戻ってくれさえすればいいのです。853円あたりで拾って、1000円越えを気長に待つという戦法です。

7.3786テレビ東京ブロードバンド △

 これは逆張りをぴたりと当てないと、出来高が細いため後々手こずるかも知れません。手がかりは今日のOSCコンバージェンス(33%→37%)と乖離幅(-20K)です。それに指数値は7月27日のそれにあと3Kばかりに迫っております。ずばり、523Kで拾って560KUPでの売りです。

8.4565そーせい ▲

 今日はこの地合で引けに最高値です。OSCも+8%の38%と伸ばしました。この株に最近かかわるようになって分かってきたのですが、要するにこの株、相当の天の邪鬼です。すんなりと上げることはまずありません。明日も今日の調子の延長線で素直に上げると思ってはなりません。上げるそぶりを見せて、一旦利確の嵐に晒されるはずです。そして、落ちてきたところを辛抱強く待って拾うという、いわば「乞食戦法」とでもいうのが、この天の邪鬼銘柄に対する正しい対処法かと、最近会得したばかりです。

9.4296ゼンテックテクノロジー ▲

 この株のOSCの20%台(28%)というのは、7月18日以来です。翌19日は30Kほども下落した後から反転しました。何かと話題も多く出来高も多い株です。予想は困難を極めます。空売りも絡んでくるので余計やっかいです。しかし、これほど個人に人気の銘柄も珍しいものです。明日は430K台に突入すればOSCも相当に下げているはずです。その後の予想は全く闇の中ですが、ここは運を天に任せて一発噛むというのはいかがでしょうか?

10.3110日東紡績 ▲

 まさに注意という意味での▲です。8月4日の大商いから1ヶ月以上経ちました。その時の終値が今の水準です。兆しはOSCが+4%の37%と反転し、RSIも14日の28%を底にして34%まで持ち直し、+5円とプラ転していることです。問題はこの控えめな持ち直しが筋の方にアピールするかどうかです。もし、もう2度と見向きもされないほどにむしり取られているのなら、この株はもうお呼びではありません。ひたすら再度の饗宴が始まるかどうかは出来高次第です。朝、のっけから結構な買いが入っていれば、それが狼煙かも知れません。その狼煙が見えないうちは手出し無用です。相場の狭間にさく日陰の花のような存在です。以外と湿っぽい空気が充満しているやりきれない相場に明日なればなるほど、こうした株で欲求不満の方々のご開帳があるかも知れません。ピボットでは381円を超えるとその狼煙が上がると今日は出ておりました。

11.5706三井金属 △

 このところの商品相場の下落もあり、この株も下落一途でした。そろそろ反転の兆しもありますので、それに釣られてのこの株の反転があるかも知れません。OSCも+2%の33%と上昇。RSIも+4%の30%です。乖離幅も-14円です。今日は600円割れは回避したようです。PERは9.26倍です。

12.2371カカクコム △

 引き続きこの株に注目。今日もOSCは金曜日と同じ27%です。ほとんど下には行きませんでした。場が好転すれば出来高を伴って上げるかと思われます。明日も316Kあたりのこのところの底値で辛抱できるのか、力尽きて下に持って行かれるのかを見極めてから売買行動に入った方がよいかと思います。

13.2337アセット・マネジャーズ ○

 去年の11月以来の記録を見る限り、OSCが31%まで落ちたのは7月18日の25%以来の低さです。指数値も7月18日以来の低水準です。明日は押されたところからの反発に期待して、思い切って○にしました。

14.4313アイ・エックス・アイ △

 これも素直にOSCの上昇(32%→34%)を評価しての注目です。今日は12Kも上げましたので、明日は押し目で拾い、370Kあたりでの売りです。

15.3727アプリックス △

 これも押し目の670Kあたりで拾って、720KUPで売りです。OSCは37%で前日同値。7月27日の636Kあたりまで押されれば言うことありません。

16.6677エスケーエレクトロニクス ▲

 この株、いつの間にやらここまで押されていたのですね。世の中非情なものです。液晶関連は軒並みやられております。今日でOSCも+3%の33%と再び這い上がりかけております。明日は少々の押し目からの買いでも少し時間が経てば何とかリカバリーしていることでしょう。

17.3343チップワンストップ △

 この株もすっかり、登り竜のような、出世魚のような、上がり馬のような株に変身しました。そろそろまた上げる頃です。しかし変化が早すぎます。このところの上げで、高値づかみの方々がまだ隠れているのかも知れません。そこは十分に見極めてから不発弾がないことを確認しての買いです。もちろん、出来高が100枚以下のような時は一応見送りが賢明かと思います。

18.9130共栄タンカー ▲

 これもわずかな兆候ながら切り返したようです。明日は342円を下回らないことを確認して買い、360円以上での売り。業績は文句ありません。1Q連結益で3.2倍をたたき出しております。

19.5423東京製鐵 △

 ついでにこの古参の1部上場株も取り上げます。1800円割れの押し目で1792円あたりの底堅さを確認して買い、1850円から1900円の売り目標です。特に論評はありません。

以上です。またまた結構な数の注目銘柄をたたき出してしまいました。筆者の悪い癖です。しかし、これだけあればどれか1つ位は、お好みの「株に出会う」のではないでしょうか。
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一筋縄ではいかなくなりました

2006-09-19 16:11:48 | 株に出会う
用が早く済んだため、2時40分くらいに帰ってきました。持ち株はこれまで押しに押されていた3810サイバーステップがマイナス圏に落ちていた他は、何とかプラスをキープ。サイバーステップにしても、先週の安値の323Kは割っていませんでしたので、そのまま売らずに保持しました。落ち続けている株というのは、少し反発しての下落になると、その日に買いに入った方々の投げも出るので、こうした下げに見舞われることはよくあります。以前から持っていた方の投げなら、朝方の高い時に出ているはずです。OSCも最低値ラインの21%まで落ちております。いわば底値圏でもみ合っている状態ですので、このまま明日の様子を見ることとします。

3804システムディは、ヘラクレスタイムに何と1000円に乗せました。1025円で指してあったのですが、もう一息で出来るところでした。ウッドランドとフューチャーシステムコンサルティングとの合併話が、何やら臆測を呼んでいるのかも知れません。まあわずかな株数なので、行くところまで行って貰うこととします。1200円あたりが目標です。

マザーズ指数はわずかなプラスですが、ヘラクレス指数がマイナス圏です。ともにOSCを落としております。特にヘラクレスの落ち方が-5%の30%と大きかったようです。マザーズ指数は9月14日にOSCを21%まで落として、底を打ってはいるのですが、ヘラクレス指数がその日は31%までしか落ちず、今日の30%で終わるとも思えず、やはり一度20%台への突入が必要かも知れません。

このところトラッキングしているOSCが前日比ゼロ以上で終わっている株の数の推移ですが、下記のようにまた戻ってしまいました。

 ☆9月12日~13日  20銘柄(約11%)
 ☆9月13日~14日  58銘柄(約33%)
 ☆9月14日~15日 138銘柄(約79%)
 ☆9月15日~19日  63銘柄(約36%)

明日は、このトレンドからいうと下落基調かと思います。問題は、その下落が大幅下落であれば、後場の遅くからでも反発に転じるのですが、少々の下落だと生殺しのような形で新興市場からの脱落者がぞろぞろと出てくるかも知れません。これが最悪のシナリオです。

NYも高値水準です。日経先物も16000円を回復して終わっておりません。このまま数日経過すれば、底固めということにもなるのですが、思い切って下げていないだけに全くもって中途半端な状態です。一筋縄ではいかない相場と形容しておきます。マザーズ指数だけ見ると、プラ転が2日続きましたので、明日も小幅でも良いからプラ転で終わるようだと、これまでの例からいっても上げの見切り発車に転じるかも知れません。
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予断を許さない展開

2006-09-19 11:07:26 | 株に出会う
前場の新興市場は、ミクシーの乱高下に象徴されるように、まだ銘柄ごとに濃淡が見られます。オプトのようにまだ大きく売られる銘柄もあれば、底打ちからの脱出の気配があるものの、場全体が躊躇しているために、その場に停滞している銘柄や、まだ少しではあるもののこれ以上の下落に耐えられず、ポロポロと投げが出ている銘柄など、様々な展開です。

全体としても、ここから後場にかけて、日経の先物にでも先導されて下げるのか、それとも、この踏ん張り?が評価されて、後場からじりじりと値を上げるのかは、全く予断を許さない状況です。

持ち越しの4銘柄(アウンコンサルティング、スタイライフ、システムディ、サイバーステップ)はすべて今のところプラス圏に留まっておりますので、そのままホールドとします。金の値段とランドの相場が少し戻しましたので、そのボラティリティに比べればたいしたことではありません。


後場に不在とするのは、少々リスキーではありますが、ここで2番底に向かっていったとしても、そこからの反転は見えておりますので、明日の寄りつきの様子で一旦下りて買い直すかどうかの見極めをしたいと思います。今日、このままじり高に向かえば、明日からは本格反転の可能性も見えてきます。とりあえずは、売り目安の値段で指してから出かけることとします。

とにかく微妙なポジションですね。病から立ち直ろうとしていますが、立ち上がっても一体何をすればよいのかよく分からない徘徊老人のようです。しかし、これ以上彼らを鞭打っても今更どうしようもないので、そのまま今のところ現状維持にされていると言った風情かも知れません。
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相場の行き過ぎと悲しき常識

2006-09-19 06:39:13 | 金融全般
株にしても通貨にしても、きれいな循環曲線を描いてくれれば何の苦労もありません。しかし、ここが底だろうと思う時の、その人の「常識」は、どうしてもそうした循環する価格カーブを基準にしてしまうようです。その基準は、絶対的な値段水準であったり、テクニカルな数値であったり、日柄調整のような期間であったり様々ですが、いずれにしても、「常識」なのですね。これはいわば人間の悲しき性から生じる「悲しき常識」かも知れません。

ところが、その「常識」は、過去の経験から得られたものではないようです。というのは、株を見ても今年の2月や6月の下落については、そうした「常識」的な地点から決して反転してはいないからです。チャートを見ても一旦破綻状態に陥っているはずです。なぜ、ここまで下げるのか?と。

この相場の行き過ぎは、いうまでもなく世界的な投機的なマネーが引き起こす現象といっても良いかも知れません。基本は、世界のGDPの実質的な伸び(約4%ほど)に対して、期待インフレ率を足した利回りとしての7%ほどが、ファンドとしてのベースラインであり、実際には年率20%のリターンを求めて、債券、株、商品、金属といった投資対象を駆けめぐっていることが根底にあります。20%という利益水準は、通常の循環サイクルで価格が動いている限りでは達成不可能でしょう。そのため、一種のカタストロフィーのような価格クラッシュを起こさざるを得ないようです。その背景には、バブル時期に特徴のマネーの過剰流動性です。これが世界の資源(原油、メタルなど)や住宅(アメリカ、中国、西ヨーロッパなど)といったものに波状的に押し寄せては引いているため、相場が上にも下にも行きすぎるということのようです。

FXの世界も結構、値動きが激しいですね。最近、南アフリカのランドを買ってみたのですが、二番底あたりが実際にはあって、ほんの数日で証拠金に相当する下落に見舞われました。20倍のレバレッジですから、5%ほどはあっという間に動いたということですね。もっとおとなしいと思って油断をして、指し値は放置しておりました。戻すときも早いですので、株と同じように買い時をじっくりと見極めないととんでもないことになりかねません。しかし、ある程度の長期で持てばスワップがつきますので、これが積もり積もって相場の変動をかなり吸収してくれるようです。ランドの場合1日310円(10万ランドあたり)です。年間では10万円近くになります。ランドは16円程度ですので、8万円の投資です。8万円+10万で16万になったとしても、16円のランドが13円に3円落ちれば、10万ランドX3=30万円のロスですので、差し引き-14万円です。為替変動がメインであることには変わりはありません。しかし、うまく運用すれば逆の3円の円安で30万円+10万円(スワップ)で40万円に増えます。

今使っているテクニカル分析手法も、半年以上の検証を経てある程度使える目途がついております。これからも慎重に買い時を見極めてFXにも手を少し拡げようかと思っているところです。

今日は前場終了後に所用で東京に出かけます。新興市場にとってはかなり大事な日となりそうです。アメリカ市場もまずまず波乱なく終わっております。上げ基調かどうかを前場で見極め、予想通りなら別の銘柄も買い増しした上で出かける予定です。
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