株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.15.06)

2006-09-14 21:40:49 | 明日のモニタリング銘柄
市況概況からすると今日の引けに書いたように、もうすぐ底打ちが近いことを新興市場は窺わせております。これをOSC値がコンバージェンスした銘柄数の推移をもう一度確認しておきます。(下記の数字は1部上場銘柄も含んでおります)

 ☆9月11日~12日=56銘柄(約23%)
 ☆9月12日~13日=34銘柄(約14%)
 ☆9月13日~14日=90銘柄(約37%)

これを2月の時と比較すると、

 ☆2月14日~15日=55銘柄(約22%)
 ☆2月15日~16日=84銘柄(約34%)
 ☆2月16日~17日=88銘柄(約35%)

そして、2月20日(月)に大底をつけてから急速な反転をした訳です。今回も明日が大底をつけてからの反転する日である確率が高まってきたように思います。但し、これまでの経験からは、そのまますんなりと上空まで飛翔するかどうかは定かではありません。むしろ、2番底が控えている確率が高いように思います。従って明日反発して終わっても、その終わり方次第では来週にかけて再度の下値を模索する展開となるかも知れません。

そこで明日の注目銘柄ですが、新興市場の銘柄はほぼ全部が押されすぎですので、その中からいくつかを選び出すのは困難です。とりあえず、恣意的にはなりますが、①押されすぎの銘柄 ②底値を脱出した銘柄を中心に、③好調持続銘柄と④その他注目銘柄に分けて整理してみたいと思います。

①押されすぎの銘柄:

 基準はOSCが25%以下で指数値もほぼ安値圏にある銘柄に絞ってみます。

・2413ソネットエムスリー OSC23%、RSI17%
・3755GDH OSC20%、RSI15%
・3787テクノマセマティカル OSC22%、RSI15%
・3783ナノ・メディア OSC22%、RSI12%
・5456朝日工業 OSC22%、RSI28%
・6159ミクロン精密 OSC21%、RSI4%
・6158和井田製作所 OSC21%、RSI5%
・3813ゴメスコンサルティング OSC17%、RSI0(データ少注意)」
・3811ビットアイル OSC15%、RSI23%
・3810サイバーステップ OSC21%、RSI10%
・2483翻訳センター OSC24%、RSI18%
・2479ジェイテック OSC25%、RSI27%
・2410キャリアデザインセンター OSC23%、RSI13%
・8613丸三証券 OSC24%、RSI21%
・2371カカクコム OSC24%、RSI25%
・3722日本べりサイン OSC24%、RSI19%
・8922アイディーユー OSC25%、RSI27%
・5445東京鐵鋼 OSC24%、RSI26%

②底値を脱出した銘柄:

 基準はOSCが前日より上昇し、終値もゼロ終了以上のものという定義です。

・9378ワールドロジ OSC34%→38%、+1K。
・3437特殊電極 OSC26%→28%、RSI13%で+7円。
・5742エヌアイシー ストップ高でOSC24%→39%へ。
・3804システムディ OSC32%→34%、+14円。
・3747インタートレード OSC27%→31%で+2K。
・4357ラ・パルレ OSC33%→36%で+16K。
・4816東映アニメーション OSC20%→22%で+20円。
・2389オプト OSC29%→36%で+6K終了。
・4788サイバーコム OSC28%→30%で+3K。強かった。
・3713ネットマークス OSC38%→42%で+3K。
・8929船井財産コンサルティング OSC45%→47%で+4K。
・5017AOCホールディングス OSC37%→43%で+60円。
・4613関西ペイント OSC37%→39%で+10円。1日早かった。
・9714SRA OSC37%→42%で+24円。明日は地力発揮か。
・4205日本ゼオン OSC29%→33%で+42円。循環銘柄。
・5001新日本石油 OSC35%→42%で+21円。石油価格も底打ちか。
・6440JUKI OSC31%→37%で+17円。
 
③好調持続銘柄:

・3331雑貨屋ブルドック +40円と連騰。OSC+1%の50%
・4238ミライアル +350円。OSC+3%の58%と5連騰。
・3371ソフトクリエイト +55円、OSC53%→56%。
・3046ジェイアイエヌ +70円、OSC57%→59%で3連騰。
・3036アルコニックス OSC+1%の47%で2連騰。
・4771F&M OSC63%→64%で+13K。チョイと過熱か?
・5384フジミインコーポレーティッド OSC51%→54%で+20円。
・2811カゴメ OSC55%→58%で+25円。どこまで上がる。
・5218オハラ OSC52%→57%で+220円。地力ついた。

④その他注目銘柄:

・2792ハニーズ 後場の切り返しに見るべきものあり。OSC38%→40%
・8934サンフロンティア不動産 引けに高値。OSC52%→53%へ。
・6432竹内製作所 OSC37%→42%で+220円。完全に反転。
・5855アサヒプリテック OSC35%→38%で+60円。あの喧噪は何。

以上です。①については押されすぎた銘柄はそれぞれ体力を消耗しております。一気に起きあがれる訳ではありません。普通は悲観が過ぎておりますので、明日は死者に鞭打つ市場からの容赦ない仕打ちがあるはずです。そこで息絶える寸前に拾うのが理想ですが、そんな芸当は出来るはずもありません。正視に耐えません。きちんとリカバリーしたことを確認してから拾うのが常道かと思います。

それ以外は、上げて始まるケースがあり得ますので置いて行かれないよう、市場の様子とも相談しながらの売買が原則です。

とか何とか偉そうなことを書きましたが、明日の相場は明日にならないと分かりません。臨機応変に対応する以外にはありませんが、あらかじめこのように目星を付けておくのとおかないのでは差が出るかも知れません。それでは皆様方の明日の幸運をお祈りします。
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明日が底かも知れません

2006-09-14 15:38:18 | 株に出会う
新興市場はマザーズ指数を中心に見ておりましたが、午前中の終わりよりも値を崩す銘柄が増えました。これは昼休みに前場の様子をチェックした方々の見切り売りが出たものと思います。日経がこんなに強いのに、新興市場のこの体たらくは一体何じゃ、こりゃいかん、と言う訳ですね。

それを反映してか、前場終了段階ではOSCのコンバージェンス銘柄数は次のように下降しております。

 新興市場:87銘柄→55銘柄
 東証1部:42銘柄→35銘柄

新興の落ち方が大きいのですが、1つだけ特徴があります。それは引けにかけて直近IPOがあまりに押されていたためか、かなり戻していたことです。これは明日にかけての朗報かも知れません。

筆者も引け際に、その直近IPOの一角の3804システムディを936円で買いました。それから、こうした場に影響されづらい4816東映アニメーションを2735円で仕込みました。両方ともプラ転、OSCもプラス、乖離幅もOKという買い条件を満たしていたためです。

それから前後しましたが、タイトルに明日が底かも知れませんと書いた理由は、今日でマザーズ指数のOSC値が21%まで急落したためです。これは3月末以降のデータにはない低い数字です。ヘラクレス指数も31%まで急落しました。後少しです。日経ジャスダック平均は25%まで4%落としました。これも7月19日の23%以来の低さです。

そして日経225平均はもとより、TOPIXも今日はプラ転しOSCも+3%の33%と切り返しの気配です。

と言った状況証拠がありますので、明日は一旦底を形成してから反発するのか、それとも、直近IPOの反転に引っ張られるようにして、全体がなだらかなプラ転に転じるのか、一旦大きく下げた方が反発力が強いとは見ておりますが、マザーズ指数のOSC21%というのを見ると、そこそこの下落で留まってから本格反転を開始する可能性が見えてきました。

そのあたりは今晩にもう少し詳しく検証してみたいと思います。
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ひとときの改善の動き

2006-09-14 11:29:22 | 株に出会う
昨日の引けの後のブログに、「更に状況が悪化」と書きました。
今日も新興市場はマイナス圏で推移しておりますが、実は大きな状況の変化が窺えます。

それは、OSCのコンバージェンス銘柄が急激に増えていることです。

昨日引けでは、全登録銘柄242銘柄のうち、たったの34銘柄(=約14%)がOSCが前日同値以上でした。

今日の前場引けでは、数えたところ計129銘柄(=約53%)に急増しておりました。しかも、新興市場銘柄は87銘柄を数えております。これは約50%がコンバージェンスしていることを示しております。

これまでもOSC値がボトム圏に近づくと一旦反発体勢を示すことはありました。マザーズ指数なども引けにかけてプラス圏に浮き出るといった現象です。これで安心というわけには行かないのがこれまでの相場の実績でした。そこからまた2番底に向かって突き落とされているのですね。

後場の動きを注視しなければ何とも言えませんが、このままゼロ近辺まで浮上すれば、明日は一旦戻るかも知れません。マザーズ指数でいうと、前場は1230ポイントの攻防でしのぎを削っております。ここを抜ければプラスも見えてきます。ここから沈むようだと、さらなる調整が待っているものと思います。

いずれにしても、もう一段の下落を想定しながら、OSCが全体として上昇し、引けにプラス終了する日までは、気が抜けない相場が続きます。このような日は、いわゆる仕手株が暗躍するものです。例の既にアイシエヌ愛し得ぬ)株だった、5742エヌアイシーオートテックがその典型です。それに引きずられての8734アストマックスそして、4357ラ・パルレといったカタカナ文字の怪しげな会社が暗躍しております。3437特殊電極もこれらの株に引っ張られて、寄りつきは高く始まりましたが、漢字四文字の社名であることが災いしたのか、前場終わりにかけて自然消滅しそうな感じとなっております。やはり派手好きのその筋の方々には、古色蒼然たる4文字漢字は、今日のような日柄にはチョイと違和感が強すぎたようです。

失敗したのは3778さくらインターネットです。この株は多分、仕手筋の方々が縁起が悪いとする「桜」という漢字を注意深く避け、社長の奥さんの名前の「さくら」に今はやりのカタカナを混ぜているのが幸いしたのでしょう。昨日の引けの怪しげな動きが気にはなっていたのですが、今日の相場は下落すると分かっておりましたので、買っておきませんでした。これは大失敗。せめてもの慰みは、家人がまたまたこの鉄火場に素手で突っ込んでいって、+3Kせしめたことです。もう少し撤退が遅ければ大やけどを負うところでした。まだ彼女、3034クオールを抱えたままです。筆者が新しいGMO証券での口座での売買のために立て替えているお金を返せる目途は立っておりません。最悪どぶに捨てたと思うことにしておりますが、今回の市場の本格反転の際になんとかクオールのマイナスを取り戻さねばなりません。それにしてもいくら稼いでもざるに水を注ぐようなものです。足りません。追いつきません。
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