新興市場のマザーズ指数とヘラクレス指数は、前日比のマイナスで終了しておりますが、実はジャスダック指数と日経ジャスダックはプラ転しております。これは、木曜日に少し最近にしては大幅?に上げすぎたマザーズ指数とヘラクレス指数が、その反動で金曜日には週末と言うこともあっての引けにかけての失速したのに対して、日経ジャスダック平均の場合は、1日遅れて21日にOSCの底を打っており、金曜日はそこからのプラ転となったようです。TOPIXのOSCも前日同値の36%で踏みとどまっております。いわゆる新興市場・小型株市場については、反転に転じたと見てよいかと思います。
但し、その度合いが微弱ですので上に行く勢いはさほどではないと見ております。6月の底の場合と比較すればこれが明瞭になります。6月1日にOSCで28%と底を打ったマザーズ指数は、2日、3日と計76ポイント程度も上げてしまいました。OSCは50%にも跳ね上がっていたのです。いわばこのような上げすぎの反動からOSCは43%まで3日かけて落とされました。それから6月9日に再度OSC50%を回復しプラ転してからは、6月13日に押し目はあったものの、6月19日まで一気にOSCを63%のピーク値まで伸ばしました。その後はほぼなだらかな下降曲線を辿り、7月18日にOSCを23%まで落としたのでした。それに対して、今回の場合は上げすぎどころか、一進一退に終値では見えますが、OSCは完全にダイバージェンスしております。これが過去と異なるパターンです。このような場合は、何かの突発的な外部要因で一気にOSCのブレイク(9月14日のOSC21%を更に下回るような大幅な下落)のリスクはゼロではありませんが、21%以下になるケースはかなり稀だと見ております。個別株でもほとんどありません。ましてやマザーズ指数のような総合指数のケースではまずないものと見ております。
結論からいうと、今回の上昇は指数値で100ポイント近い大きなショック下げがなかった分、穏便に上げていくのではないかと見ております。穏便な分、日によっては金曜日のような小調整は受けながら、スパイラル的に上昇していくイメージです。OSCで60%を超えるまではそのような傾向が続くものと見ております。トータルの指数値上昇は150ポイントほどが最大ケースと考えてよいでしょう。1330ポイントくらいまででしょうか。
もちろん、これは究極のオシュレーターを使っての過去のテクニカル分析の結果に過ぎません。外れることは大いにあります。しかし総体的にはある程度のサイクル(日柄と値動きの幅)で調整を演じるのが相場というものかも知れません。何も考えずに相場に向き合うよりか、過去のデータからの帰納であっても、それなりの想定をベースとして相場の動きを解釈する方が、より重層的に深みのある対処ができるのではないかと思います。
極めて微妙で重要な時期を迎えているため、前置きが長くなりましたが、明日の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.2413ソネットエムスリー ▲
どうも伸び悩んでおります。PER76倍が成長性期待先行で少々割高感をもたれてしまっているのかも知れません。しかし、このOSC32%→37%へのコンバージェンス局面では、上げざるを得ないのではないでしょうか。明日は少し押されても372Kはキープした上で、390K~400Kを窺う位置まで上昇するかどうか注目です。
2.3756豆蔵 △
この株を△ですが、明日の穴馬候補に推挙しておきます。金曜日の切り返しが微弱だったので△です。しかし、171Kという底値は十分に固められております。この膠着状態から一気に抜け出すかどうか注目です。OSCも9月13日を底にしてダイバージェンス現象が顕著です。元禄時代の大道芸人から取った社名です。筆者は、どうもこうした粋な社名に贔屓したくなります。贔屓の引き倒しにならねばよいが。
3.9378ワールドロジ △
この株も押されるところまで押されております。8月18日に好決算を出しております。PERも15倍まで低下しております。OSCは9月13日を底に上昇中です。RSIは何と4%まで低下。明日は同値か157Kまでの押し目で拾い、170Kを目途に売りでどうでしょうか。但し、この株に限らずこうした反転局面では、最低180Kあたりまで待っての売りでないと少々もったいない気がします。
4.6159ミクロン精密 ▲
まだ本復とまではいきませんが、OSCが+5%の19%と伸び、RSIも+2%の8%まで伸ばしたことは、最悪期をいくら何でも脱したと言えるでしょう。3331雑貨屋ブルドックの8月10日頃の様子によく似ております。雑貨屋はOSC22%→29%と伸ばした8月11日が底打ち宣言の日でした。そこからOSCを76%あたりまで伸ばして1000円以上上げました。だからと言って、機械統計の不調で逆風が吹くこの工作機械メーカーも同じ軌跡を辿るかどうかは定かではありませんが、しかし、あの和井田製作所も先日爆上げしました。次はこの株の番だと思うのは人情というものです。あの時和井田は14日のOSC21%を底にしてダイバージェンス現象が極限まで行っていたようです。(終値555円安のOSC+1%の22%)
5.2491バリューコマース ○
アフィリエーター企業が受難しているようですが、2461ファンコミは一足早く上昇しました。この株はなまじっか上場来安値を21日に付けたばっかりに、いわば損をこいているホルダーのたまり場と化しております。そう思ってPERを見比べたらファンコミより9倍ほど低いではありませんか。業界ナンバーワンの株です。いくら外人連中が役員に多いからと言って、安部総裁の思想に合わせてここまで国粋主義に走るホルダーは数少ないと推定します。誰か略字のVCをベンチャーキャピタルと勘違いしているかも知れませんが、まさか?ベンチャー(冒険)とバリュー(価値)は天と地ほどの差があります。しかし、この株に今必要なのはまさにベンチャーマインドなのです。この絶好の価格まで落ちた株を冒険心を持って買いに入り、しばらく寝かすというベンチャーマインドです。折しもRSIは+1%の1%です。信じられません。あのタカラバイオが低迷していたとき、RSIがゼロをマークしたことがありました。MSCBは出すはニュースは出さないわで最悪期のタカラバイオでした。そのタカラこそバイオベンチャーです。もう止めます。明日は良識ある買い手が救い主として現れる予感がします。それだけです。テクニカルにも絶好のポジションにおります。
9月24日修正:RSIは34%でした。1%は間違いでした。お詫びして訂正します。直近OSCの底は19日の24%であり、全体の評価には影響ありません。
6.8991ライフステージ ▲
実は、この株まで注目銘柄に挙げているときりがありません。しかし、過去RSIが10%台に下がった翌日は上げているものですから、一応注意を喚起しておかねばなりません。金曜日は-5Kで終わっているので寄りつきからあまり高く始まらなければ試し買いもよいかも知れません。分譲マンションは折からの地価高騰で何と「売り惜しみ」が見られると言うではありませんか。また嫌な時代に入りつつあるようです。団塊ジュニアが焦っているそうです。過去、第一次オイルショックの後のインフレでは、神奈川県藤沢の鵠沼あたりの土地が毎月坪あたり100万円上がっていました。皆争うように土地を買ったようですが、筆者は借金生活でそれどころではありませんでした。だから嫌な時代と思わず言ってしまいました。別にこの株まで嫌な株というわけではありません。ところで「ライフステージ」って洒落た名前ではありませんか。しかし日本語では「生活段階」ですか。どうもピント来ません。
7.3041ビューティ花壇 ▲
気がついたらこの株も捨てられたも同然でした。上場来安値更新です。出来高が細っていたところに、8月の好決算時に400K以上で仕込んだ方の投げが出たのかも知れません。お陰でここからは前進するのみとなりました。思えば、7月の中旬頃までは、筋の方に見込まれて「仕手戦」の様相を呈しておりました。葬式銘柄にこのような骨肉の争いは忌み嫌われるというものです。ところが、世間も良くできていて、葬式の後の遺産争いでまさに骨肉の争いが見られるようです。筆者の周りには借金を残さない程度の身内しかおりませんでしたので縁がありません。取り上げたのはOSCのダイバージェンス現象が顕著というのが一番の理由です。そろそろ真面目にこの株に取り組むべき時期かと思います。高齢化社会に貢献できる企業ですが、祭壇のオリジナルデザインで高く売るなどという、高額所得者向けの事業が筆者には気に入りません。しかし、それと株とは切り離して考えることとしましょう。
8.4240クラスターテクノロジー ▲
金曜日に引き続いて注目。まだ9月13日を起点としてのダイバージェンス現象が顕著。OSCは32%→36%へとまだまだ上げる位置にあります。後は出来高次第。金曜日も突然噴いたりしました。大地震の前のきじの鳴き声程度のか細い反応でした。ドイツのリニアーモーターカーの事故まではいかないまでも、誰かクラスター爆弾でも落とせば、この株にあらぬ疑義がかけられ世間の反応が集まるかも知れません。しかしその落としどころが難しい。
【その他注目銘柄】
・2479ジェイテック
・3798ウルシステム
・2792ハニーズ
・6787メイコー
・7725インターアクション
・8739スパークス・アセット・マネジメント
・4295フェイス
・4751サイバーエージェント
・6730アクセル
・1970日立プラントテクノロジー
・5310東洋炭素
・8929船井財産コンサルタンツ
・5713住友金属鉱山
以上です。しかし、いつもながらこうして根をつめて検討した直後は、人間は実に身勝手なもので、どれもこれも上がって明日こそ大きく勝てるような気になるものです。ところが場が始まってしまうと、いつもその気まぐれな値動きに翻弄されてしまいます。とかく世の中はままなりません。
但し、その度合いが微弱ですので上に行く勢いはさほどではないと見ております。6月の底の場合と比較すればこれが明瞭になります。6月1日にOSCで28%と底を打ったマザーズ指数は、2日、3日と計76ポイント程度も上げてしまいました。OSCは50%にも跳ね上がっていたのです。いわばこのような上げすぎの反動からOSCは43%まで3日かけて落とされました。それから6月9日に再度OSC50%を回復しプラ転してからは、6月13日に押し目はあったものの、6月19日まで一気にOSCを63%のピーク値まで伸ばしました。その後はほぼなだらかな下降曲線を辿り、7月18日にOSCを23%まで落としたのでした。それに対して、今回の場合は上げすぎどころか、一進一退に終値では見えますが、OSCは完全にダイバージェンスしております。これが過去と異なるパターンです。このような場合は、何かの突発的な外部要因で一気にOSCのブレイク(9月14日のOSC21%を更に下回るような大幅な下落)のリスクはゼロではありませんが、21%以下になるケースはかなり稀だと見ております。個別株でもほとんどありません。ましてやマザーズ指数のような総合指数のケースではまずないものと見ております。
結論からいうと、今回の上昇は指数値で100ポイント近い大きなショック下げがなかった分、穏便に上げていくのではないかと見ております。穏便な分、日によっては金曜日のような小調整は受けながら、スパイラル的に上昇していくイメージです。OSCで60%を超えるまではそのような傾向が続くものと見ております。トータルの指数値上昇は150ポイントほどが最大ケースと考えてよいでしょう。1330ポイントくらいまででしょうか。
もちろん、これは究極のオシュレーターを使っての過去のテクニカル分析の結果に過ぎません。外れることは大いにあります。しかし総体的にはある程度のサイクル(日柄と値動きの幅)で調整を演じるのが相場というものかも知れません。何も考えずに相場に向き合うよりか、過去のデータからの帰納であっても、それなりの想定をベースとして相場の動きを解釈する方が、より重層的に深みのある対処ができるのではないかと思います。
極めて微妙で重要な時期を迎えているため、前置きが長くなりましたが、明日の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.2413ソネットエムスリー ▲
どうも伸び悩んでおります。PER76倍が成長性期待先行で少々割高感をもたれてしまっているのかも知れません。しかし、このOSC32%→37%へのコンバージェンス局面では、上げざるを得ないのではないでしょうか。明日は少し押されても372Kはキープした上で、390K~400Kを窺う位置まで上昇するかどうか注目です。
2.3756豆蔵 △
この株を△ですが、明日の穴馬候補に推挙しておきます。金曜日の切り返しが微弱だったので△です。しかし、171Kという底値は十分に固められております。この膠着状態から一気に抜け出すかどうか注目です。OSCも9月13日を底にしてダイバージェンス現象が顕著です。元禄時代の大道芸人から取った社名です。筆者は、どうもこうした粋な社名に贔屓したくなります。贔屓の引き倒しにならねばよいが。
3.9378ワールドロジ △
この株も押されるところまで押されております。8月18日に好決算を出しております。PERも15倍まで低下しております。OSCは9月13日を底に上昇中です。RSIは何と4%まで低下。明日は同値か157Kまでの押し目で拾い、170Kを目途に売りでどうでしょうか。但し、この株に限らずこうした反転局面では、最低180Kあたりまで待っての売りでないと少々もったいない気がします。
4.6159ミクロン精密 ▲
まだ本復とまではいきませんが、OSCが+5%の19%と伸び、RSIも+2%の8%まで伸ばしたことは、最悪期をいくら何でも脱したと言えるでしょう。3331雑貨屋ブルドックの8月10日頃の様子によく似ております。雑貨屋はOSC22%→29%と伸ばした8月11日が底打ち宣言の日でした。そこからOSCを76%あたりまで伸ばして1000円以上上げました。だからと言って、機械統計の不調で逆風が吹くこの工作機械メーカーも同じ軌跡を辿るかどうかは定かではありませんが、しかし、あの和井田製作所も先日爆上げしました。次はこの株の番だと思うのは人情というものです。あの時和井田は14日のOSC21%を底にしてダイバージェンス現象が極限まで行っていたようです。(終値555円安のOSC+1%の22%)
5.2491バリューコマース ○
アフィリエーター企業が受難しているようですが、2461ファンコミは一足早く上昇しました。この株はなまじっか上場来安値を21日に付けたばっかりに、いわば損をこいているホルダーのたまり場と化しております。そう思ってPERを見比べたらファンコミより9倍ほど低いではありませんか。業界ナンバーワンの株です。いくら外人連中が役員に多いからと言って、安部総裁の思想に合わせてここまで国粋主義に走るホルダーは数少ないと推定します。誰か略字のVCをベンチャーキャピタルと勘違いしているかも知れませんが、まさか?ベンチャー(冒険)とバリュー(価値)は天と地ほどの差があります。しかし、この株に今必要なのはまさにベンチャーマインドなのです。この絶好の価格まで落ちた株を冒険心を持って買いに入り、しばらく寝かすというベンチャーマインドです。折しもRSIは+1%の1%です。信じられません。あのタカラバイオが低迷していたとき、RSIがゼロをマークしたことがありました。MSCBは出すはニュースは出さないわで最悪期のタカラバイオでした。そのタカラこそバイオベンチャーです。もう止めます。明日は良識ある買い手が救い主として現れる予感がします。それだけです。テクニカルにも絶好のポジションにおります。
9月24日修正:RSIは34%でした。1%は間違いでした。お詫びして訂正します。直近OSCの底は19日の24%であり、全体の評価には影響ありません。
6.8991ライフステージ ▲
実は、この株まで注目銘柄に挙げているときりがありません。しかし、過去RSIが10%台に下がった翌日は上げているものですから、一応注意を喚起しておかねばなりません。金曜日は-5Kで終わっているので寄りつきからあまり高く始まらなければ試し買いもよいかも知れません。分譲マンションは折からの地価高騰で何と「売り惜しみ」が見られると言うではありませんか。また嫌な時代に入りつつあるようです。団塊ジュニアが焦っているそうです。過去、第一次オイルショックの後のインフレでは、神奈川県藤沢の鵠沼あたりの土地が毎月坪あたり100万円上がっていました。皆争うように土地を買ったようですが、筆者は借金生活でそれどころではありませんでした。だから嫌な時代と思わず言ってしまいました。別にこの株まで嫌な株というわけではありません。ところで「ライフステージ」って洒落た名前ではありませんか。しかし日本語では「生活段階」ですか。どうもピント来ません。
7.3041ビューティ花壇 ▲
気がついたらこの株も捨てられたも同然でした。上場来安値更新です。出来高が細っていたところに、8月の好決算時に400K以上で仕込んだ方の投げが出たのかも知れません。お陰でここからは前進するのみとなりました。思えば、7月の中旬頃までは、筋の方に見込まれて「仕手戦」の様相を呈しておりました。葬式銘柄にこのような骨肉の争いは忌み嫌われるというものです。ところが、世間も良くできていて、葬式の後の遺産争いでまさに骨肉の争いが見られるようです。筆者の周りには借金を残さない程度の身内しかおりませんでしたので縁がありません。取り上げたのはOSCのダイバージェンス現象が顕著というのが一番の理由です。そろそろ真面目にこの株に取り組むべき時期かと思います。高齢化社会に貢献できる企業ですが、祭壇のオリジナルデザインで高く売るなどという、高額所得者向けの事業が筆者には気に入りません。しかし、それと株とは切り離して考えることとしましょう。
8.4240クラスターテクノロジー ▲
金曜日に引き続いて注目。まだ9月13日を起点としてのダイバージェンス現象が顕著。OSCは32%→36%へとまだまだ上げる位置にあります。後は出来高次第。金曜日も突然噴いたりしました。大地震の前のきじの鳴き声程度のか細い反応でした。ドイツのリニアーモーターカーの事故まではいかないまでも、誰かクラスター爆弾でも落とせば、この株にあらぬ疑義がかけられ世間の反応が集まるかも知れません。しかしその落としどころが難しい。
【その他注目銘柄】
・2479ジェイテック
・3798ウルシステム
・2792ハニーズ
・6787メイコー
・7725インターアクション
・8739スパークス・アセット・マネジメント
・4295フェイス
・4751サイバーエージェント
・6730アクセル
・1970日立プラントテクノロジー
・5310東洋炭素
・8929船井財産コンサルタンツ
・5713住友金属鉱山
以上です。しかし、いつもながらこうして根をつめて検討した直後は、人間は実に身勝手なもので、どれもこれも上がって明日こそ大きく勝てるような気になるものです。ところが場が始まってしまうと、いつもその気まぐれな値動きに翻弄されてしまいます。とかく世の中はままなりません。