さて、新興市場もようやく当面の底値を脱出し一旦切り返すことが濃厚となってきました。それがよくある一時的な底入れに終わるのか、それとも7月後半から続いたような本格的な市場の復活がなるのかを占う意味でも、明日の結果に注目です。
明日は、地合が良ければ、これまでほぼすべての株が押されてきましたので、復活する時も一斉に上がります。そうなると明日の注目銘柄としては、リバウンド率が高そうな銘柄を選びたいのですが、その指標としてはこれまで押しに押されて押されすぎた銘柄を中心に据えたいと思います。一応の目安として、指数値が7月26日頃と同等かそれよりも下の銘柄で、かつOSCも低位(39%以下)から+終了しているものをスクリーニングしました。これらの銘柄は明日だけを取ってみると派手な上昇はないかも知れません。退院したばっかりの患者が、いきなりトレッキングができるとは思えません。じっくりと時間をかけて体力の回復を待ち、気がつけば正常な姿に戻っていたといったイメージで、数日から10日程度に亘っての、いわゆるスイングトレード向きの銘柄群を選んでみたいと思います。
もちろん市場が一過性の反発であれば、上昇は1-2日しか持ちませんので、頃合いを見て一旦処分し、2番底からの脱出時に本格的な買いに入った方が資金効率が良いのは言うまでもありません。少々数が多くなるかも知れませんので、詳細な銘柄説明は省きます。また、◎、○、▲、△の重み付けも今日は中止します。
テクニカル用語の簡単解説
1.3754エキサイト
乖離幅、指数値、OSCダイバージェンス、いずれもOK。427Kの底値には届いておりませんが、直近高値の580Kからは-100Kほども調整しております。
2.4809パラカ
駐車場関連はじわりと業績に効いてきているようです。指数値、乖離幅ともにOK。-12Kのダイバージェンス。明日は前日比ゼロ以上で始まるようなら、そのまま乗り。
3.2461ファンコミュニケーションズ
このテクニカルな形で、なお空売りを仕掛ける勇気のあるお方がいるとは、チョイと考えにくいようです。420K越えでいきなり始まるかも知れません。それ以下での前日比プラス始まりであれば寄りつきから乗っても良いかも知れません。
4.6158和井田製作所
OSCが+1%の21%とコンバージェンスしていることと、指数値は今年1月17日以来の低さということでの注目です。2345円という金曜日の安値を防衛出来るかどうかを確認してからのエントリーです。RSIは4%と徹底的に売り込まれております。先日の機械受注統計の悪化が、ミクロン精密も同様ですが、今回の容赦ない下落の背景にあるのでしょうか。
5.9424日本通信
これも3拍子揃っての反発体勢が明確です。押し目は金曜日の安値の44Kです。
6.2438アスカネット
9月7日にわずかですが上方修正したため、名うての禿鷹軍団の襲撃に合いました。そして惨めに捨てられました。こうなると筆者の出番です。手当が必要です。指数値、OSCとも条件に合っております。
7.2492インフォマート
30万円公募に対して317Kまで下降。しかし、フード業界向けのB2BのECプラットホームの成長性に対してのPER47倍はまずまずでしょう。押された時の下値の目途は317Kまで。
8.3810サイバーステップ
何か悪い噂でも隠れていない限り、OSC21%→25%、RSI10%→13%、乖離幅-12K。PER27倍のオンラインゲームの企画・開発会社がこのままサイバーな海に沈んでしまうとはチョイと考えにくいのですが。これまでは確かにまだ下げ余地はテクニカルにもありました。公募価格30万円。
9.3037スタイライフ
こちらも公募価格30万円。しかし224Kに沈んでおります。上げ条件は満たしておりますが、このところの出来高が少ないのは、これはバルスのように見捨てられる兆候か、それとも日柄調整が進んだ証拠か、明日以降に結果がでるでしょう。
10.2371カカクコム
どうみても押されすぎです。316K(弱気)から322K(強気)からの押し目の間でのエントリー。
11.4281D.A.コンソーシアム
買い条件は一応揃っております。80K以下、76K以上なら買い。
12.4755楽天
種々条件が整いつつありますが、成長シナリオを描ききれない中で、上げるとしても一時的であることが、指標面からも現れております。何と言っても、なぜTBSだけと手を組もうとしたのか、全く不可解です。TBSのアーカイブコンテンツだけで、何か出来るとでも思ったのでしょうか? 真の目的は今の株価が象徴するこの会社の近い将来の低迷を先読みしての、資金があるうちにメディア業界にプレステージを持っている老舗と一体となっての、経営安定化を目指したのではないでしょうか。その目論見が戦略面での稚拙さと併せて、株価低迷という形で市場からしっぺ返しを食らっているのが今の姿かと思います。 三木谷社長は何だかんだと言っても、伝統ある企業への憧れが相当に強いのでしょう。バンクの孫社長とは好対照です。
13.8739スパークス・アセット・マネジメント
緩慢な動きですので、どこが買い時か大変に見極めにくい銘柄です。デイトレにはその点では向きません。じっくりと底値で拾って、できれば2週間くらい根気よく待って高値圏で売るという、徳川家康型の「上がらねば、上がるまで待とう、優良株」といった風情の株がこれかも知れません。目標売値130K、時期はホトトギスが鳴く頃。それがいつかは筆者の鳥の生態に関する無知蒙昧により不明。
14.4340シンプレクス・テクノロジー
またまた5万円台まで突き落とされたようです。これもこのあたりで買い、2週間程度気長に保有して、70Kを回復したときに売るという、おっとり型の投資スタイルを好む方向けです。この会社の社長もあまり脂ぎっておりません。むしろ爽やかな印象です。その彼のバイオリズムに合わせることが成功の秘訣です。一体、何言っているのやら?! しかし、この会社好きです。
15.4751サイバーエージェント
指数値面では、まだ落ちきってはおりませんが、テクニカルには綺麗に反転する様が見て取れます。しかし、この株、新興市場では押しも押されぬ存在となりました。これだけの出来高を伴うのですからたいしたものです。その昔、株価の下落を見かねて、巣鴨のとげ抜き地蔵に厄落としに行くよう、藤田社長にこのブログを借りて再三具申したことがありました。それから株価は、地合のせいでまだ戻りませんが、ヒルズ族に対する理不尽な攻撃からは身を守りきったようです。これがとげ抜き地蔵の御利益かと。しかし、なぜその時わざわざ若い藤田社長に巣鴨のとげ抜き地蔵のお参りを勧めたのか、迂闊にも忘れてしまいました。思い出せません。少々気持ちが悪いものです。ブログ内の検索をかけても、その理由まで書いたブログに辿り着けません。離婚騒動への厄落としに絡めたのは確かですが、それがなぜとげ抜き地蔵なのか? 爺さんでもないのにね。
16.4788サイバーコミュニケーションズ
もう1つのサイバーのこの株も、さすがに押しに押されたせいか、一足早く14日からプラ転しております。まだ遅くはありません。このあたりで乗っておいて、数日間は我慢すると、一気に10K以上も上げる日があったりして、気がつけば利が乗っているということになりかねません。ここまで出来高が多いと、業績がどうの、PERがどうのといったことは関係ありません。需給関係だけで動くようです。今から空売りをかける勇気のある方が果たしてまだいるのかどうか?
17.5713住友金属鉱山
最後にこの金鉱株を取り上げます。確かに最近の金の下落は相当なものです。しかし、年初の水準に比べてまだ14%ほども切り上げているのです。年間で20%ほどの切り上げペースがノーマルですので、別段下がっている訳ではありません。そのうち自律反発するでしょう。もっと長いスパンで見ると今の調整は絶好の買い場だったということなるかも知れません。テクニカルには申し分ありません。7月以降では最良の部類に入ります。金はもうすぐ反発します。それにあわせてこの株も反発するかと。去年の5月頃だったか、まだ株価が600円台だった頃、売りと買いを間違えてしまい、買い増ししてしまったことがありました。何とかうまく売り抜けはしましたが、その時の株をそのまま持っていれば、2倍にはなっております。しかし、同じ頃に買いをストップしたままの三井物産のロンドン渡しのゴールドは、28%高にしかなっておりません。これが金への直接投資にはない、金鉱株への投資の旨みかも知れません。もっともこの会社、金だけでなく銅やニッケルなどの素材高騰の恩恵も受けていたので単純比較はできません。
以上です。明日19日が良い日になりますように。
明日は、地合が良ければ、これまでほぼすべての株が押されてきましたので、復活する時も一斉に上がります。そうなると明日の注目銘柄としては、リバウンド率が高そうな銘柄を選びたいのですが、その指標としてはこれまで押しに押されて押されすぎた銘柄を中心に据えたいと思います。一応の目安として、指数値が7月26日頃と同等かそれよりも下の銘柄で、かつOSCも低位(39%以下)から+終了しているものをスクリーニングしました。これらの銘柄は明日だけを取ってみると派手な上昇はないかも知れません。退院したばっかりの患者が、いきなりトレッキングができるとは思えません。じっくりと時間をかけて体力の回復を待ち、気がつけば正常な姿に戻っていたといったイメージで、数日から10日程度に亘っての、いわゆるスイングトレード向きの銘柄群を選んでみたいと思います。
もちろん市場が一過性の反発であれば、上昇は1-2日しか持ちませんので、頃合いを見て一旦処分し、2番底からの脱出時に本格的な買いに入った方が資金効率が良いのは言うまでもありません。少々数が多くなるかも知れませんので、詳細な銘柄説明は省きます。また、◎、○、▲、△の重み付けも今日は中止します。
テクニカル用語の簡単解説
1.3754エキサイト
乖離幅、指数値、OSCダイバージェンス、いずれもOK。427Kの底値には届いておりませんが、直近高値の580Kからは-100Kほども調整しております。
2.4809パラカ
駐車場関連はじわりと業績に効いてきているようです。指数値、乖離幅ともにOK。-12Kのダイバージェンス。明日は前日比ゼロ以上で始まるようなら、そのまま乗り。
3.2461ファンコミュニケーションズ
このテクニカルな形で、なお空売りを仕掛ける勇気のあるお方がいるとは、チョイと考えにくいようです。420K越えでいきなり始まるかも知れません。それ以下での前日比プラス始まりであれば寄りつきから乗っても良いかも知れません。
4.6158和井田製作所
OSCが+1%の21%とコンバージェンスしていることと、指数値は今年1月17日以来の低さということでの注目です。2345円という金曜日の安値を防衛出来るかどうかを確認してからのエントリーです。RSIは4%と徹底的に売り込まれております。先日の機械受注統計の悪化が、ミクロン精密も同様ですが、今回の容赦ない下落の背景にあるのでしょうか。
5.9424日本通信
これも3拍子揃っての反発体勢が明確です。押し目は金曜日の安値の44Kです。
6.2438アスカネット
9月7日にわずかですが上方修正したため、名うての禿鷹軍団の襲撃に合いました。そして惨めに捨てられました。こうなると筆者の出番です。手当が必要です。指数値、OSCとも条件に合っております。
7.2492インフォマート
30万円公募に対して317Kまで下降。しかし、フード業界向けのB2BのECプラットホームの成長性に対してのPER47倍はまずまずでしょう。押された時の下値の目途は317Kまで。
8.3810サイバーステップ
何か悪い噂でも隠れていない限り、OSC21%→25%、RSI10%→13%、乖離幅-12K。PER27倍のオンラインゲームの企画・開発会社がこのままサイバーな海に沈んでしまうとはチョイと考えにくいのですが。これまでは確かにまだ下げ余地はテクニカルにもありました。公募価格30万円。
9.3037スタイライフ
こちらも公募価格30万円。しかし224Kに沈んでおります。上げ条件は満たしておりますが、このところの出来高が少ないのは、これはバルスのように見捨てられる兆候か、それとも日柄調整が進んだ証拠か、明日以降に結果がでるでしょう。
10.2371カカクコム
どうみても押されすぎです。316K(弱気)から322K(強気)からの押し目の間でのエントリー。
11.4281D.A.コンソーシアム
買い条件は一応揃っております。80K以下、76K以上なら買い。
12.4755楽天
種々条件が整いつつありますが、成長シナリオを描ききれない中で、上げるとしても一時的であることが、指標面からも現れております。何と言っても、なぜTBSだけと手を組もうとしたのか、全く不可解です。TBSのアーカイブコンテンツだけで、何か出来るとでも思ったのでしょうか? 真の目的は今の株価が象徴するこの会社の近い将来の低迷を先読みしての、資金があるうちにメディア業界にプレステージを持っている老舗と一体となっての、経営安定化を目指したのではないでしょうか。その目論見が戦略面での稚拙さと併せて、株価低迷という形で市場からしっぺ返しを食らっているのが今の姿かと思います。 三木谷社長は何だかんだと言っても、伝統ある企業への憧れが相当に強いのでしょう。バンクの孫社長とは好対照です。
13.8739スパークス・アセット・マネジメント
緩慢な動きですので、どこが買い時か大変に見極めにくい銘柄です。デイトレにはその点では向きません。じっくりと底値で拾って、できれば2週間くらい根気よく待って高値圏で売るという、徳川家康型の「上がらねば、上がるまで待とう、優良株」といった風情の株がこれかも知れません。目標売値130K、時期はホトトギスが鳴く頃。それがいつかは筆者の鳥の生態に関する無知蒙昧により不明。
14.4340シンプレクス・テクノロジー
またまた5万円台まで突き落とされたようです。これもこのあたりで買い、2週間程度気長に保有して、70Kを回復したときに売るという、おっとり型の投資スタイルを好む方向けです。この会社の社長もあまり脂ぎっておりません。むしろ爽やかな印象です。その彼のバイオリズムに合わせることが成功の秘訣です。一体、何言っているのやら?! しかし、この会社好きです。
15.4751サイバーエージェント
指数値面では、まだ落ちきってはおりませんが、テクニカルには綺麗に反転する様が見て取れます。しかし、この株、新興市場では押しも押されぬ存在となりました。これだけの出来高を伴うのですからたいしたものです。その昔、株価の下落を見かねて、巣鴨のとげ抜き地蔵に厄落としに行くよう、藤田社長にこのブログを借りて再三具申したことがありました。それから株価は、地合のせいでまだ戻りませんが、ヒルズ族に対する理不尽な攻撃からは身を守りきったようです。これがとげ抜き地蔵の御利益かと。しかし、なぜその時わざわざ若い藤田社長に巣鴨のとげ抜き地蔵のお参りを勧めたのか、迂闊にも忘れてしまいました。思い出せません。少々気持ちが悪いものです。ブログ内の検索をかけても、その理由まで書いたブログに辿り着けません。離婚騒動への厄落としに絡めたのは確かですが、それがなぜとげ抜き地蔵なのか? 爺さんでもないのにね。
16.4788サイバーコミュニケーションズ
もう1つのサイバーのこの株も、さすがに押しに押されたせいか、一足早く14日からプラ転しております。まだ遅くはありません。このあたりで乗っておいて、数日間は我慢すると、一気に10K以上も上げる日があったりして、気がつけば利が乗っているということになりかねません。ここまで出来高が多いと、業績がどうの、PERがどうのといったことは関係ありません。需給関係だけで動くようです。今から空売りをかける勇気のある方が果たしてまだいるのかどうか?
17.5713住友金属鉱山
最後にこの金鉱株を取り上げます。確かに最近の金の下落は相当なものです。しかし、年初の水準に比べてまだ14%ほども切り上げているのです。年間で20%ほどの切り上げペースがノーマルですので、別段下がっている訳ではありません。そのうち自律反発するでしょう。もっと長いスパンで見ると今の調整は絶好の買い場だったということなるかも知れません。テクニカルには申し分ありません。7月以降では最良の部類に入ります。金はもうすぐ反発します。それにあわせてこの株も反発するかと。去年の5月頃だったか、まだ株価が600円台だった頃、売りと買いを間違えてしまい、買い増ししてしまったことがありました。何とかうまく売り抜けはしましたが、その時の株をそのまま持っていれば、2倍にはなっております。しかし、同じ頃に買いをストップしたままの三井物産のロンドン渡しのゴールドは、28%高にしかなっておりません。これが金への直接投資にはない、金鉱株への投資の旨みかも知れません。もっともこの会社、金だけでなく銅やニッケルなどの素材高騰の恩恵も受けていたので単純比較はできません。
以上です。明日19日が良い日になりますように。