新興市場はやっと調整の入り口に立ったかの感があります。OSCで20%台に落ちないと調整は終わらないのが過去の実績と、さんざん書いてきましたが、今日ようやくマザーズ指数が28%になりました。7月後半のケースに習うとすれば、ここから一直線の上昇は考えにくく、一旦OSCが30%台の前半に戻すことはあっても、2日と続きません。そこから再度の下落を開始し、終値が最初の底よりも下回ってからプラス終了した時がボトムということになります。
この傾向は6月1日から8日にかけての下落の時もほぼ同様です。
この「法則」からすると、今日の終値の1244ポイント(マザーズ指数)から更に下げて終値が前日比プラ転しないことには底打ちとはならないようです。
もし明日、何らかの上げがありプラス終了したとしても、それは一過性であることを踏まえておいた方が良さそうです。
ヘラクレス指数の方はまだ前日比-13%ですが、37%となっており、20%台への突入はしておりません。こちらの調整の方が遅れているようです。両指標ともRSIを見てみるとまだ26%と27%です。こちらも一度は10%台への低下を見ないことには反転にはならないことからすると、まだ落ちきっておりません。
といった、過去のテクニカルな実績値から、やっと調整の入り口に立ったと、冒頭に書いた訳です。いやはや、これから地獄を見る本番かも知れません。今日の後場を見ていても完全に萎えきっておりました。何かの拍子に反発するような気配すらありません。皆さん、このあたりのことはこれまでの経験からよくご存じのようです。これからまだ2番底があるくらいのことは、何もテクニカルにこうして解説を施さなくても自明だったという訳ですね。
いつ、底を打つかというのは、上述したように、OSCのダイバージェンスと終値のプラ転でおよその推測がつきます。これはテクニカルツールを何か持っていないと判断が少々鈍るでしょうね。テクニカルツールによって、相場の相対位置がヒストリカルに分かるためです。その日の勘所だけでの売買では、この姿がなかなか見えません。これだけがツールを使う最大のアドバンテージかと思います。
ところで、特筆すべきは日経ジャスダック平均が何と29%に突入したことです。これも過去は20%台への突入からの二番底の形成で本格反転しております。全く同様のトレンドです。
一方、日経平均はどうでしょうか。新興市場と違って、この3月からのデータを見る限り、30%台への突入があればその後は結構な上げを演じております。今日はOSCが38%です。34%あたりが今年のボトム値ですので、日経に限っては悲観するに及びません。少々の押し目があればむしろ積極的な買いが入るかも知れません。これではますます日経の大型株の方に資金が流れるというものです。しかしトピックスはマイナスが続いていることを忘れてはなりません。1部上場のすべての株が良い訳ではありません。225銘柄以外はOSCも30%まで下落中です。そろそろ日柄調整の完了のサインかも知れません。
さて、そうした環境を踏まえて明日の注目銘柄です。今日は、かなりの銘柄で「底抜け」しました。本来ならOSCのダイバージェンスで反発に転じるところが、むしろOSCを更に落としてしまい、元の木阿弥になってしまったということです。そこで、今日はまだ底抜けしていない銘柄を中心に挙げてみます。もちろんこれらの銘柄も今日のような下落が続けば、明日「底抜け」となる可能性が大であることをお含みおき下さい。
テクニカル用語の簡単解説
左が直近で最低のOSCをマークしたときの終値と今日の終値の差。マイナスが大きいほどよい。右はその両日のOSCの差。これはプラスが大きいほど良い。
・3360グリーンホスピタルサプライ -10K、+2%
・3789ソニーコミュニケーションネットワーク -2K、+15%
・2461ファンコミュニケーションズ -7K、+9%
・5456朝日工業 +-ゼロ、+9%
・3387クリエイトレストランツ -69円、+3%
・3778さくらインターネット -8K、+14% 終値プラ転
・8918ランド -5K、+5% コンバージェンス
・3776ブロードバンドタワー -17K、+5%
・6159ミクロン精密 -120円、+4% 終値プラ転
・2448イーコンテクスト -18K、+11%
・3770ザッパラス -14K、+4% 今日1日の変化に注意。コンバージェンス
・3377アイケイコーポレーション -7K、+8% 終値ゼロ
・6158和井田製作所 -35円、+7% コンバージェンス
・3371ソフトクリエイト -150円、+17%
・2493イーサポートリンク -16K、+11%
・2496アルク -600円、+9%
・2492インフォマート -41K、+1%
・3807フィスコ -12K、+10%
・3810サイバーステップ -52K、+4%
・8734アストマックス -8K、+3K 今日1日の変化に注意 コンバージェンス
・3809バリオセキュア・ネットワークス -47K、+9%
・1408サムシングホールディングス -25K、+10%
・3042セキュアヴェイル -25K、+9%
・3037スタイライフ -19K、+2%
・2483翻訳センター -48K、+1%
・9421ネブロジャパン -39K、+4%
・6659メディアグローバルリンクス -27K、+19%
・3397トリドール -30K、+9%
・3793ドリコム -280K、+10%
・3786テレビ東京BB -23K、+8%
・3732イーウェーヴ -8K、+17%
・4757インテリジェンス -2K、+2%
・4565そーせい -8K、+3% 2日間のデータに注意
・6902デンソー -20円、+10%
・9438エムティアイ -25K、+1%
・4822ハドソン -10円、+21% 73%と高いのに注意
・9938住金物産 -6円、+2%
・2371カカクコム -7K、+4%
・4755楽天 -1100円、+3%
・2391セキュアードキャピタル -8K、+4%
・6877OBARA 310円、+4% コンバージェンス
・3727アプリックス -24K、+3%
・8798アドバンスクリエイト -9K、+13% コンバージェンス
・3736コネクトテクノロジーズ -25K、+3%
・8739スパークス・アセット・マネジメント -9K、+2%
・4794デザインエクスチェンジ -3600円、+8%
・3722日本ベリサイン -12K、+1%
・8704トレーダーズ証券 -1700円、+14%
・4776サイボウズ 12600円、+13%
・2759テレウェイヴ -6K、+9%
・2411ゲンダイエージェンシー -1K、+5%
・8458エヌアイエフSMBCベンチャー -6K、+7%
・6769ザインエレクトロニクス -16K、+3%
・4290プレステージ・インターナショナル -8K、+5% 2日前データ
・4813ACCESS -9K、+13% プラ転
・4819デジタルガレージ -17K、+4%
・7756電産コパル -29円、+20%
・6849日本光電工業 -49円、+2%
・6915千代田インテグレ -45円、+1%
・8423フィデック -1K、+13%
・4689ヤフー -2600円、+1%
・8869アーバンコーポレーション -35円、+5%
・8894原弘産 -5K、+3%
・4312サイバネットシステム -400円、+5%
・5017AOCホールディングス -190円、+3%
・6379新興プランテック -1円、+6%
・4613関西ペイント -3円、+2%
・9714SRA -27円、+3%
・5541大平洋金属 -1円、+1%
ちょっと多いので、終値プラ転銘柄、OSCコンバージェンス銘柄、それにOSCの乖離幅10%以上の銘柄を青字にしておきます。これらを中心に明日は注目です。なお、コンバージェンス銘柄は、基本は明日の寄りつきでは押されます。その時、OSCの差分だけの押され方で済むか、前日安値までの押され方で済むかのどちらかを確認してからの反発気配を見ます。
この傾向は6月1日から8日にかけての下落の時もほぼ同様です。
この「法則」からすると、今日の終値の1244ポイント(マザーズ指数)から更に下げて終値が前日比プラ転しないことには底打ちとはならないようです。
もし明日、何らかの上げがありプラス終了したとしても、それは一過性であることを踏まえておいた方が良さそうです。
ヘラクレス指数の方はまだ前日比-13%ですが、37%となっており、20%台への突入はしておりません。こちらの調整の方が遅れているようです。両指標ともRSIを見てみるとまだ26%と27%です。こちらも一度は10%台への低下を見ないことには反転にはならないことからすると、まだ落ちきっておりません。
といった、過去のテクニカルな実績値から、やっと調整の入り口に立ったと、冒頭に書いた訳です。いやはや、これから地獄を見る本番かも知れません。今日の後場を見ていても完全に萎えきっておりました。何かの拍子に反発するような気配すらありません。皆さん、このあたりのことはこれまでの経験からよくご存じのようです。これからまだ2番底があるくらいのことは、何もテクニカルにこうして解説を施さなくても自明だったという訳ですね。
いつ、底を打つかというのは、上述したように、OSCのダイバージェンスと終値のプラ転でおよその推測がつきます。これはテクニカルツールを何か持っていないと判断が少々鈍るでしょうね。テクニカルツールによって、相場の相対位置がヒストリカルに分かるためです。その日の勘所だけでの売買では、この姿がなかなか見えません。これだけがツールを使う最大のアドバンテージかと思います。
ところで、特筆すべきは日経ジャスダック平均が何と29%に突入したことです。これも過去は20%台への突入からの二番底の形成で本格反転しております。全く同様のトレンドです。
一方、日経平均はどうでしょうか。新興市場と違って、この3月からのデータを見る限り、30%台への突入があればその後は結構な上げを演じております。今日はOSCが38%です。34%あたりが今年のボトム値ですので、日経に限っては悲観するに及びません。少々の押し目があればむしろ積極的な買いが入るかも知れません。これではますます日経の大型株の方に資金が流れるというものです。しかしトピックスはマイナスが続いていることを忘れてはなりません。1部上場のすべての株が良い訳ではありません。225銘柄以外はOSCも30%まで下落中です。そろそろ日柄調整の完了のサインかも知れません。
さて、そうした環境を踏まえて明日の注目銘柄です。今日は、かなりの銘柄で「底抜け」しました。本来ならOSCのダイバージェンスで反発に転じるところが、むしろOSCを更に落としてしまい、元の木阿弥になってしまったということです。そこで、今日はまだ底抜けしていない銘柄を中心に挙げてみます。もちろんこれらの銘柄も今日のような下落が続けば、明日「底抜け」となる可能性が大であることをお含みおき下さい。
テクニカル用語の簡単解説
左が直近で最低のOSCをマークしたときの終値と今日の終値の差。マイナスが大きいほどよい。右はその両日のOSCの差。これはプラスが大きいほど良い。
・3360グリーンホスピタルサプライ -10K、+2%
・3789ソニーコミュニケーションネットワーク -2K、+15%
・2461ファンコミュニケーションズ -7K、+9%
・5456朝日工業 +-ゼロ、+9%
・3387クリエイトレストランツ -69円、+3%
・3778さくらインターネット -8K、+14% 終値プラ転
・8918ランド -5K、+5% コンバージェンス
・3776ブロードバンドタワー -17K、+5%
・6159ミクロン精密 -120円、+4% 終値プラ転
・2448イーコンテクスト -18K、+11%
・3770ザッパラス -14K、+4% 今日1日の変化に注意。コンバージェンス
・3377アイケイコーポレーション -7K、+8% 終値ゼロ
・6158和井田製作所 -35円、+7% コンバージェンス
・3371ソフトクリエイト -150円、+17%
・2493イーサポートリンク -16K、+11%
・2496アルク -600円、+9%
・2492インフォマート -41K、+1%
・3807フィスコ -12K、+10%
・3810サイバーステップ -52K、+4%
・8734アストマックス -8K、+3K 今日1日の変化に注意 コンバージェンス
・3809バリオセキュア・ネットワークス -47K、+9%
・1408サムシングホールディングス -25K、+10%
・3042セキュアヴェイル -25K、+9%
・3037スタイライフ -19K、+2%
・2483翻訳センター -48K、+1%
・9421ネブロジャパン -39K、+4%
・6659メディアグローバルリンクス -27K、+19%
・3397トリドール -30K、+9%
・3793ドリコム -280K、+10%
・3786テレビ東京BB -23K、+8%
・3732イーウェーヴ -8K、+17%
・4757インテリジェンス -2K、+2%
・4565そーせい -8K、+3% 2日間のデータに注意
・6902デンソー -20円、+10%
・9438エムティアイ -25K、+1%
・4822ハドソン -10円、+21% 73%と高いのに注意
・9938住金物産 -6円、+2%
・2371カカクコム -7K、+4%
・4755楽天 -1100円、+3%
・2391セキュアードキャピタル -8K、+4%
・6877OBARA 310円、+4% コンバージェンス
・3727アプリックス -24K、+3%
・8798アドバンスクリエイト -9K、+13% コンバージェンス
・3736コネクトテクノロジーズ -25K、+3%
・8739スパークス・アセット・マネジメント -9K、+2%
・4794デザインエクスチェンジ -3600円、+8%
・3722日本ベリサイン -12K、+1%
・8704トレーダーズ証券 -1700円、+14%
・4776サイボウズ 12600円、+13%
・2759テレウェイヴ -6K、+9%
・2411ゲンダイエージェンシー -1K、+5%
・8458エヌアイエフSMBCベンチャー -6K、+7%
・6769ザインエレクトロニクス -16K、+3%
・4290プレステージ・インターナショナル -8K、+5% 2日前データ
・4813ACCESS -9K、+13% プラ転
・4819デジタルガレージ -17K、+4%
・7756電産コパル -29円、+20%
・6849日本光電工業 -49円、+2%
・6915千代田インテグレ -45円、+1%
・8423フィデック -1K、+13%
・4689ヤフー -2600円、+1%
・8869アーバンコーポレーション -35円、+5%
・8894原弘産 -5K、+3%
・4312サイバネットシステム -400円、+5%
・5017AOCホールディングス -190円、+3%
・6379新興プランテック -1円、+6%
・4613関西ペイント -3円、+2%
・9714SRA -27円、+3%
・5541大平洋金属 -1円、+1%
ちょっと多いので、終値プラ転銘柄、OSCコンバージェンス銘柄、それにOSCの乖離幅10%以上の銘柄を青字にしておきます。これらを中心に明日は注目です。なお、コンバージェンス銘柄は、基本は明日の寄りつきでは押されます。その時、OSCの差分だけの押され方で済むか、前日安値までの押され方で済むかのどちらかを確認してからの反発気配を見ます。