株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.6.06)

2006-09-05 22:51:32 | 明日のモニタリング銘柄
マザーズ指数もヘラクレス指数も+4%の45%、+5%の46%と切り返しました。日経ジャスダック平均は4.4円高とわずかな上昇ですが、これも+3%の50%と切り返しです。明日が反転が本格的かどうかの見極めには重要です。過去のケースでも2日ほどは切り返しがありました。今回の切り返しは単なる下落途上での自律反発とは違う雰囲気です。日経225平均も最後は力強くプラ転し、OSCも+4%の58%です。この日経の強さに新興市場もやはり引っ張られているようです。

さて、明日の注目銘柄ですが、この切り返しの動きにチョイと置いて行かれている銘柄を中心に、今日の後場にISSを見つけたように、OSCのダイバージェンスなどを示している銘柄を中心に挙げてみました。

テクニカル用語の簡単解説


1.9424日本通信 △

 9月1日を起点のOSCダイバージェンスです。前日比+2%、RSIも33%→40%へとコンバージェンス。乖離幅ゼロ。これも昨日のレイコフ同様の状況証拠が揃っている銘柄です。レイコフはトリッキーな売り見せ板に嵌りましたが、このポンツーには、そのようなひねくれたお方は姿を消していることでしょう。何しろ、長期低迷銘柄です。筋の方が暗躍するにしてはあまりに長期に押されすぎです。明日はそのままプラス始まりなら素直に乗って、53300円あたりから54300円あたりでの売り。

2.3813ゴメス・コンサルティング ▲

 データが14日分しかないので信憑性が今ひとつですが、OSCが22%→37%までのコンバージェンスはチョイと気にはなります。明日は1670K抜けがないことを確認しての買いで、売りは1740Kです。その上にすっ飛ぶなら2000K奪回か。

3.3043モジュレ ▲

 今日の後場の注目銘柄です。OSCは+6%の44%とコンバージェンス。9月1日のOSC36%からは8%も上昇ですが、終値は+2K止まり。明日は、押し目の230Kあたりで拾って242Kあたりで売り。

4.3397トリドール △

 この株、昨日はOSCを33%まで落としながらも+30Kでした。今日は+7%の40%まで伸ばしながら+10K止まりです。明日は、押し目の1140Kから1150Kで拾って、売りは1200Kまで。業績は四季報予想通りで推移。焼き肉ダイニング、うどん、お好み焼きなど展開。

5.4568第一三共 △

 東証1部の内需関連株です。四季報速報では特損はあるものの減益幅縮小。2日連続マイナス引けですが、8月29日につけたOSCの38%に対しては、今日でまだ43%とダイバージェンスです。明日は3150円を割らなければそこで買い、売りは3220円あたりか。

6.9756アスクプラニングセンター △

 福岡のゲイツの開業遅れや、8月18日の中間期決算など一波乱ありましたが、それまでに大きく調整しておりましたので、減益見通しにもかかわらず逆に株価をあげたようです。しかしその後は再度調整。また400円台に逆戻りですが、今日でOSCはまだ53%です。8月30日の45%からはまだダイバージェンスしております。明日は486円あたりまでの調整は見届けた上で、その段階でもまだダイバージェンスはしているでしょうから、反転の動きが出るはずです。それに乗っての買い。そして売りはとりあえず上値しこりのある505円あたりでしょうか。

7.6787メイコー △

 これも底が近いものと思われます。OSCは+5%の36%とコンバージェンスしました。RSIも+1%の25%です。指数値の下落もまずまず。大和総研のレーティング2段階引き下げがずしりと効いて、その6月8日以来7000円台の株価が4000円から5000円台を行ったり来たりです。6658シライのPERのほぼ2倍あるのがどうやら運の尽きだったようです。まあ、いずれにしてもこのボックス圏での動きの下から上に跳ね上がる体勢は出来ているようです。買いは4550円、売りは4680円。

8.4287ジャストプラニング ▲

 OSCが45%と跳ね、8月29日の38%(終値197K)を上回っての前日同値引けを評価。収益は横ばいとのことで往年の冴えはありません。安くなったところで拾って逃げるというパターンとなります。明日は、184K~188Kあたりで買って、193Kで売るという薄利型です。

9.4680ラウンドワン △

 OSCダイバージェンスはしておりますが、昨日安値を下回っての終了です。OSCは+1%の41%ですのでまだ微弱な上げサインです。明日は452Kから453Kで買い、上は457Kから464Kあたりまで。


【OSC30%台の順張り銘柄】

・2413ソネットエムスリー 買い436K、売り442K~452K。
・3755GDH 買い193K、売り200K。
・3756豆蔵 買い199K、売り208K。
・8918ランド 買い180K、売り185K~190K。
・6159ミクロン精機 買い4990円、売り5150円。OSC:21%
・3437特殊電極 買い490円、売り506円。指数値妙味。
・3810サイバーステップ 買い410K~418K、売り426K~440K
・3809バリオセキュア・ネットワークス 買い459K、売り472K。
・1408サムシングHD 買い310K、売り322K。
・2483翻訳センター 買い394K、売り400K~407K。
・4240クラスターテクノロジー 買い94500円、売り98000円
・2478MKキャピタル 買い424K、売り442K
・6659メディアグローバルリンクス 買い335K、売り345K。
・3786テレビ東京BB 買い630K、売り642K。
・3727アプリックス 買い791K、売り832K。

今日は結構な銘柄、特に不動産関連の上げが目立ちました。これが他の銘柄にも波及すれば、明日で反転が確実となるでしょう。その時、上に挙げたOSCが30%台の銘柄群が値を飛ばすかも知れません。
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さくら満開にならず

2006-09-05 15:52:29 | 株に出会う
前場に悔しい思いをした3778さくらインターネットは、その後満開にはならなかったようです。売った娘を追いかけて買い戻さなくてよかった。

後場は、4565そーせいで+4K、6877OBARAで+2K、前場に買っておいた4764デジタルデザインは162Kの同値降り、といった具合でした。

持ち越しは後場に190Kで買った4297インターネットセキュリティシステムズと底を脱した7756日本電産コパルの2つだけです。

しかし、今日はデイトレ技法において大きな収穫がありました。

それはこのところ意識して見ているOSCのダイバージェンスを示している銘柄を第一条件に、OSCが前日より上回っていることを第二条件に、そして、現在値が前日安値を上回っていることを第三条件にしての買いに入れば、買ってから予想外の下げに見舞われることは、場の急変という不測の事態以外はまずないということが分かったことです。

インターネットセキュリティシステムズがまさにその典型でした。引けは+5Kの195Kまで上昇しております。明日はこのままだと上げるはずです。こうしたトレードを目指してきたのですが、やっと1つの手法として見つかった思いです。

引けにかけて、こうした視点から追いかけていた銘柄の1つが3043モジュレです。今日はマイナスで終わってはおりますが、234Kが上記の3つの条件を満たすかどうかの分岐点でした。引けに成り買いが入って235Kで終了しておりますが、明日は、この株233K以下、229K以上で、OSCが36%以上の条件を満たしていれば買いという判断となります。

明日は、このモジュレでこの手法を当てはめてみたいと思っております。

これがうまくいくと、筆者が苦労してきた「買いエントリー条件」の1つが満たされることになります。つまり、買ってからの下落を心配しなくても済むということです。思惑通りに上がらないことはそれは多々あるでしょうが、その時は、上記の3つの条件のどれかが欠落しますので、その時にうまく撤退すれば良いのですね。あまり傷は深くなりません。

明日の注目銘柄もこうした条件に合うものをできるだけ絞り込んで行きたいと思っております。ある見方に絞り込んでその実践結果の検証をしないことには、あれもこれもを追いかけていては、この複雑系の株式市場ではいつまでも試行錯誤を続けていくことになりかねません。そして、1つの手法はある相場段階で有効である筈です。別の相場段階になればまた別の手法が必要な筈です。こうして、1つ1つ相場段階に応じたやり方を磨け上げて行きたいと思っております。
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さくら散る

2006-09-05 11:34:58 | 株に出会う
と言えば、普通の常識では花が開かないと散らないものです。ところが、今日のさくらは、蕾のまま散らせてしまうという前代未聞の出来事を自演してしまいました。

昨日、3778さくらインターネットを320Kで仕込んだものの、今日は325Kで始まりそのまま上に行かずに319Kまで戻してウロウロしておりました。しばらくして322Kに来たところを、例によって早売りをしてしまったのです。その後も320Kで買うチャンスはいくらもあるほどにこの株低迷しておりました。

ところがどっこい、見る人は固唾を飲んで仕掛けが入るのを狙っていたのですね。まさに前場引けの10分前からの急騰です。満開は前回の高値の383Kに近づいたときとして、この時点でさくらが8分咲くらいでしょう。筆者が刈り取ったのはまさに可憐な蕾状態の時でした。

そういえば、前回8月18日は308Kなどという安値まで落ちておりましたが、この日は実は前日比5Kの326Kで始まっていたのです。今回も始まりは+5Kの325Kです。しかし、前回と違ってそれ以降の下降がありませんでした。そして、OSCも昨日で+1%の34%であり、8月17日の37%よりも低く、指数値に到っては9月1日を底にして5K分ほど上げてはいましたが、それでも8月17日よりもまだ27K分も下回っておりました。まさに機が熟していたと見ての買いだったのですが、蕾状態のままこの株を食いちぎることになるとは、全く何たる浅はかなる食い意地だったのでしょう。

今度こそ、この銘柄では失敗をするまいぞと誓ってはおりますが、さて、後場はここまで上げて皆さんがどう出るかを注目です。OSCはまだ+5Kの39%です。一度噴くと2日は続く株です。まだ出来高はたったの616株です。前場終わりの上がり方がチョイと垂直方向過ぎたので、後場はしかるべき調整に入るのか、それとも沢山のさくらファンが群がってきて、第二幕の饗宴が始まるのか見ものですが、筆者は蕾を喰った後遺症で少々寝込んでおります。立ち上がってさくら見物に出かける勇気が出るかどうか?人が踏み荒らした場所へは立ち入ることに嫌悪を覚える性格からして、多分高見からの見物となるでしょう。

1つだけ反省。この株に限らず上昇の初動では、必ずと言って良いほど少々の押し目が入ります。その押し目が本当の押し目だったりするから株はやっかいなのです。このさくらインターネットの例では、10時51分の12株の323Kでの買いが上げの狼煙でした。そして327Kまで行きますが、その後325Kまで落とされます。しかし、それを待っていたかのように本格的な買いが入ってきます。引けは334Kです。325Kからは+9Kです。この間5分程度です。

この初動での押し目からの反転のタイミングをうまく掴めば、このような上昇過程での乗り遅れもある程度キャッチアップできます。騙しであるかどうかの見極めが大事ですが、この株のこれまでのヒストリーからは、上げ初動での押し目を誰もが待っていることは歴然でした。この一瞬のタイミングは、いわば本能的な敏捷さが必要なようです。筆者のようにあれやこれや考えを巡らせていると、あっというまに置いてきぼりを食らってしまいます。これが反省といえば反省ですが、これはその人の深いところに根ざした心性が絡んでおりますので、なかなか自己変革するのが困難なようですね。

長くなりましたが、前場では不可解な動きの8941レイコフを-1Kで損切り。これも騙しに合いました。しかしこの株、陰険な性格ですね。それから、OSCのダイバージェンスを手がかりに落ち目の4764デジタルデザインを162Kで買いました。7756日本電産コパルは今日も順調に上げております。これはそのままホールドです。

今度こそ、いたいけな蕾の可憐な美しさをだしにして、お金持ちに早期に売り飛ばすような、かの江戸時代の貧乏人の親による少女売買のような真似は何とか自己抑制したいものですが、だからといって成熟するまで根気よく待って、娘を高値で売り飛ばすようなことも筆者の信条に反します。これはこれで良いのかも知れませんが、それだと貧乏人から脱することができません。いっそのこと、売り飛ばすという考えを捨てて、「無欲」で行くこととします。こっちはもっと難しいか??
コメント (2)
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