株に出会う

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新興市場は切り返したか?

2006-09-15 21:52:04 | 株に出会う
後場直後は、相変わらず新興市場は売りに押されてしまい、これは最悪の事態へと進んでいるかのように見えました。しかし、マザーズ指数でいうと、9時7分につけた今日の安値の1190ポイントを、13時29分の下落で1192ポイントと凌いだのをきっかけに、後場の高値の1198ポイントを、14時15分に1199ポイントで並び、その後1194ポイントあたりまでの小調整を経て、再度1200ポイントの壁を突き破るや、あとは引けにかけて一気に1210ポイントまでの上昇を見せました。

これは、筆者のつたない推測ですが、底がとりあえず見えたとみての反転の図式です。このままの勢いだと、今日の9時29分につけた今日の高値の1213ポイントを抜くのも時間の問題だったでしょう。

個別銘柄を見ても、OSCを上げながらプラ転終了する銘柄が出ておりました。それらの中から、2459アウンコンサルティングを300Kで、3810サイバーステップを331Kで、そして、ヘラタイムに3037スタイライフを、228Kで買いました。

2413ソネットM3は、後場の下落で前日安値も下回り、OSCも21%あたりにマイナス圏に落ちた時にやむなく-4Kの390Kで手放しましたが、結果的には393Kで終了しOSCも+3%の26%まで上げておりますので、早計であったこととなります。しかし、このような指数の切り上がりが予想出来ない以上、これは結果論であるとあきらめざるを得ません。

昨日からの持ち越しの3804システムディは、今日の高値の940円で半分薄利で撤退しましたが、残りはそのまま抱えております。あまり下落しないで売りサインも出ていないためです。

以上、総括すると今日プラ転で終了できなかったヘラクレス指数にしても、OSCは+4%の35%とコンバージェンスしており、マザーズ指数は上述したとおりの切り返しです。まだ明らかな切り返しとまでは行きませんが、来週はこのトレンドで行くなら一旦戻すのではないかと見ております。

これを検証するため、このところOSC値が前日より上昇した銘柄数をチェックしておりますが、その推移を改めて新興市場についてだけ見てみます。

 ☆9月12日~13日  20銘柄(約11%)
 ☆9月13日~14日  58銘柄(約33%)
 ☆9月14日~15日 138銘柄(約79%)

以上のように一目瞭然です。来週早々はこのトレンドからも切り返すのではないかと見ております。
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何とか藁を掴んで浮いている状態

2006-09-15 11:22:26 | 株に出会う
今日は、本来は大きく底を打ってから上げに転じる筈ではありました。ところが、昨日反転の兆しを見せていたため、安値での買いが中途半端に入り、下げるものも下げませんでした。8703カブドットコム証券や2432DeNA、それに9984ソフトバンクの動きがそれでした。

そのため、その他新興銘柄も、ミクシーの値動きを気にしながらも、チョイと上げてはまた戻り、水面下から時々浮き出たりまた沈んだりといった、何ともだらしのない値動きでした。

そうしたクリティカルな状況下では、昨日単に筋の方に弄ばれただけの5742エヌアイシ・オートテックなどお呼びではありません。まさに池に落ちた犬を、これでもかこれでもかと突き落とすという市場の非情さが露わに出ております。仕方ありません。昨日餌(ストップ高)に釣られて、自ら出て行ったのが運の尽きなのです。これが株式市場の現実です。ずぶぬれになっただけで、命まで奪われた訳ではありません。気分を変えてこれを肥やしとしなければ今後の再起は望めないかと。

持ち越し株もぱっとしません。もともと一時避難的な感覚で買ってしまった4816東映アニメーションは、昨日の安値の2710円を割りそうだったので、2720円でかろうじて逃げました。-15円。もう1つの3804システムディも冴えません。昨日引け後にウッドランドが筆頭株主であることを初めて知ったのですが、このウッドランドがフューチャーシステムと合併するとのこと。ウッドランドは赤字決算で今日は昨日の反動もあり落ちておりますが、この株は一体どこへ行くのか?すんなり考えると新しい会社の傘下に入る形となるでしょうが、それで一体どうなるっていうのか、全く想像がつきません。仕方ないので、明らかな下落サインが出ない限り、ここまで押されたのですからホールドです。これも何かの縁でしょう。

リバウンド狙いで394K買ったのは、2413ソネットM3です。この株が30万円台で変えるチャンスはそうありません。上げ始めるとこうした株は早いものです。

マザーズ指数はかろうじてプラスですが、OSCがまだ落ちきっていなかったヘラクレス指数はまだ水面下です。一部の不動産関連が活況ですが、さて後場こそ正念場のようです。フライングで失敗しないように気を付けたいと思いますが、それには引けまでの動きが大変重要かと思います。

追伸:前場終了でマザーズ指数のOSCは+7%の28%、ヘラクレス指数は、+1%の32%でのコンバージェンスとなっております。このままいけばマザーズ指数は反転ですが、微妙なポジションには違いありません。一旦OSCを上げておいてさらなる2番底への下落を演じるというのがこれまでのパターンでした。
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