株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.12.06)

2006-09-11 22:00:08 | 明日のモニタリング銘柄
後場は一波乱ありましたが、明日はどうなるでしょうか。まず、市況概況を見てみます。

◆新興市場  

 マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに元の木阿弥の下落です。いずれも9月1日からチョイと上げすぎたようです。これでは短期での無理がたたって寝込むというものです。9月1日のOSCはマザーズ指数が33%で今日は8%落ちたもののまだ50%です。終値はまだ14ポイントほど上です。ヘラクレス指数は、やはり33%であったのがまだ8%下げても57%です。終値は46ポイントほど上です。 この流れだと明日は更に下げないときちんと立ち上がれないかも知れません。中途半端なところで、欲を出してかどうか知りませんが、無理矢理上げるからこうした結果を招くのでしょう。

◆日経225平均  

 こちらもOSCを10%も落として48%まで落ちました。しかし、8月29日のOSCのボトム値である41%からは7%も上でありながら、終値は100円ほども下となっております。ダイバージェンスしているのです。RSIも39%となり、7月24日の34%以来の低さです。明日は、日経から先に反発する可能性の方が強くなってきました。

そこで、明日の注目銘柄です。

1.3780メビックス ▲

 この地合に+14Kです。臨床試験管理システムを提供している無借金の会社ですが、実は隠れたユニーク商品があります。「マジコール」という過冷却冷蔵庫です。マジで凍る冷蔵庫のようです。冷蔵庫から出した時には液体でも、グラスに注いだとたんに凍って個体になる技術を使っております。これを応用してカクテルバーでカクテルに注いだとたんに、フローズンカクテルになるといった演出が可能とのこと。これは近い将来飲食店向けに爆発的なヒット商品になるかも知れません。ひょっとすると家庭向けにでも出せば、更に伸びるでしょう。フローズン梅酒とか、フローズン豆腐とか色々と考えられそうです。そのうち、フローズンワイフやフローズンハズバンドといった応用製品が開発されれば、世の夫婦喧嘩も、このマジコールの1滴で様変わりするでしょう。どんな喧嘩もたちまち凍結です。溶けそうになったらまた一滴で凍結です。これで金婚式までは大過なく行くでしょう。
ところでこの会社14日に1Q決算の発表があります。OSCも+5%の60%まで伸びました。ここから強気でいくのか、それとも14日に向けてどこかで株価まで凍結してしまうのか注目です。

2.3387クリエイト・レストランツ △

 マジコールの恩恵を受けるかもしれない、三菱商事が筆頭株主の外食産業の純血種です。1Q決算が好調ということで、1200円台から1900円台まで急回復したのには驚きでした。今日で少し押して1735円ですが、1700円の底は死守したようです。指数値も9月1日よりも下げました。明日は押されても1700円前半で留まり、その後の反転に期待します。上げは1800円目途です。メビックスとの提携を発表すれば、2000円台の早期回復も可能でしょう。

3.6159ミクロン精密 ▲

 この株、機械受注統計の下落にもかかわらず、微動だにしませんでした。出来高も微動だにしません。たったの2500株です。これではM&Aされるのを待っているかのようです。あのジェイコム君の資産で十分でしょう。ところで今日の20円高でOSCも+1%の29%に、RSIも+4%の4%になりました。ほんのささやかな上昇ですが、下がるのと上がるのとは大違いです。筆者も4880円で引け際に指しておりましたが、順番の関係でしょうか、出来ておりませんでした。この会社にマジコールは不要です。10万分の1の精度で心なし研削盤の真円を出す匠には「フリーズ」という言葉は御法度です。静かに名人芸を発揮させてやって下さい。お願いです。

4.2492インフォマート ▲

 押されながらもOSCは42%と+2%のコンバージェンスです。指数値は9月1日に並びました。終値も同じです。明日は、少々押されても384Kという上場来安値を守るなら、ここからは出来高を伴っての反転があるかも知れません。まだまだ枯れるには早い銘柄です。売りは火がつけば440Kまでも。

5.3807フィスコ △

 この株、OSCが20%台に突入してからは、6月20日から26日かけての下落相場を除いては、着実に切り返しております。今日は29%です。明日は200K割れがあまり大きくなければ、そこからの切り返しで賑わうかも知れません。こうした曇天の膠着相場では仕手株が活躍すると言います。この株も仕手株の一角を占めていると行っても過言ではありません。指数値も過去最低値を更新中です。そろそろ警戒態勢を取る時期かと。

6.4849エン・ジャパン ▲

 OSCは+5%の50%とコンバージェンス。RSIも+1%の31%です。乖離幅は-3K.指数値は8月31日にあと6Kほどの下落で並びます。ずばり明日は押されたときには566K~570Kまで落ちるでしょうが、そこからの切り返しに注目。

7.6849日本光電工業 △

 1Q大幅増益で2200円まで上げた株も、2000円少々まで調整を食らいました。まだ下落基調から抜け出てはいませんが、下げても2000円からの下落は限定的でしょう。指数値妙味もそろそろ出ております。ここは一発噴火をするかどうかを注目です。医用電子機器の専業です。

8.4779ソフトブレーン △

 この株、OSCとRSIが下落したときは、一応反発に転じております。今日でOSCは-5%の25%に、RSIは何と-7%の8%にまで落ちております。明日は、ひょっとするとGUして始まるかも知れません。明日は押されれば押されただけ狙い目となります。しかし、良くもここまで下げました。去年の2月の分割前の高値は90万円くらいでした。それが26万円くらいまでの下落に相当します。赤字すれすれまで行っているのでやむを得ません。こんな時に宋会長が名実ともに経営から去っていたということは、やや気になるところです。彼のトップセールスでどれだけ業績に貢献できたものやら。それが執筆やTV出演などに主体を移すというのですから、この会社正念場を迎えていると言えるでしょう。

9.4973日本高純度化学 ▲

 この株も安値556Kで完全に膠着しているかに見えます。OSCも2日連続44%です。ここを抜け出せば700Kが見えてくるのですが、今日の下落相場でも粘ったことに敬意を表して明日の動きに注目です。押されたときの抵抗線として656Kが果たして機能するかどうかも併せて注目下さい。半導体関連銘柄の立ち直りが見られます。ミライアルやフジミインコなど燻し銀の銘柄の復活が急です。この技術オリエンティッドな会社もそろそろかと思われます。

【その他注目】

・3371ソフトクリエイト 
 しぶとい。OSCは+5%の61%に。明日3000円台乗せを窺うか。

・3811ビットアイル
 何とOSCが+11%の50%とコンバージェンス。出来高少なく死んでいるような株です。これは一体何があったのか? 
 
・8991ライフステージ
 上場来安値にあと1Kと迫りました。明日はどこで歯止めがかかるか注目。OSC面ではまだまだ下落するでしょう。RSIもまだ28%と高い。

・2384SBSホールディングス
 ここまで連続してあげるとは。OSCもまだ+1%の70%と上げております。最後っ屁が明日見られるかどうか。上げは最大見て410Kあたりか。そこからは急速に失速する恐れあり。注意。

以上です。切り返しそうな銘柄や順張りの銘柄として上記のような銘柄を上げておきます。明日は相場自体が今後どうなるのかを占う意味でも大切な日となりそうです。

☆追加で6965浜松フォトニクスを挙げておきます。このところの最低値に並びましたので気にはしていたのですが、MM法という有名なスクリーニングに一応出ておりました。OSCは30%、RSIは23%で、前日比約10%ほど下落です。流れからすると3490円をどこまで下回って切り返すかに焦点があたります。増田式(MM法)をチェックする意味でもウォッチを開始しておくのも悪くはありません。5月16日に上方修正を発表し翌日320円も上げましたが、その上げる前が3280円であることは頭に入れておいて下さい。まだその価格からは200円ほどは高いのですね。(9月12日朝追加)
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機械受注結果で市場はハチャメチャに

2006-09-11 15:41:54 | 株に出会う
今日の午後2時に発表された7月度の機械受注の結果が、予想の-5.5%を大幅に超えて-16.7%だったと伝わるや、日経先物が急落。それに呼応して新興市場の銘柄も軒並み値を崩していったようです。ちょうど良い感じで金曜日は戻していたのに、朝からの曇天模様は、これ待ちだったのですね。

結局、前場からの持ち越しの2413ソネットエムスリーも、2時前に423Kが崩されるのを見て、-1Kの424Kで撤退しました。その後、押されてからの反発の気配が感じられた3810サイバーステップを404Kで買い。落ち目の株につい目がいってしまうのが筆者の悪い癖です。しかし、これもその後の不穏な動きに-1Kで撤退しました。その後この株400Kの抵抗ラインが崩されるや一旦395Kに行ったのですが、あやうくそこまで持って行かれるところでした。しかし、この急落局面では何方かが待っていたようです。一時400Kまで戻しました。この一時的な反発局面にエントリーするのは、こうした場では特に危険です。押されすぎると少しは反発しますが、結局は下げトレンドに沿って下落します。もし買うなら、目安を付けてあらかじめ395Kに気長にオーダーを入れておく以外にありませんが、そうなるとそこで下落が止まってくれる保証がありません。

そこで、筆者のお気に入りは、GMOインターネット証券の「はっちゅう君」です。これはオーダーの予約を入れておくことができます。もちろん、「はっちゅう君」の中での話です。その予約の注文内容を適当に下の方に指定しておきます。もし、今回のような急激な下落があった場合は、その反発のタイミング、今回のケースは396Kです。ここの売り板に予約画面からぶつけるのです。その発注はマウスの2クリックで済んでしまいます。つまり、ほんの0.2秒くらいですね。これは使える武器かも知れません。但し、初動の下落で拾ったのはいいのですが、その後すぐに第二弾、第三弾の下落に見舞われては元も子もありません。使うとしたら、今日のサイバーステップのような落ち目の株に使うのではなく、右肩上がりの相場の良いときに、押し目を一瞬にとらえる武器として使うのが良さそうです。

と言う訳で、一気に不穏な雰囲気にどの市場もなってきたようです。キャッシュ100%にまた戻りました。明日はどうするか、夜にかけてより詳細に分析して、明日の戦術を練ることとします。
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曇天無風で打つ手なし

2006-09-11 11:34:12 | 株に出会う
前場は、少しマイナス圏で上にも行かず下にも大きく落ちず、まったく最近のオセアニア地方の天候のようです。そう言えば、明け方にかけて雷雨が1時間ばかり続き、猫たちも怯えておりました。窓を閉めたりで少々寝そびれてしまいましたが、そのような雰囲気で相場が始まったのが運の尽きだったのでしょう。しかし、金曜日の勢いからはそれなりに上がって始まりました。持ち株の2413ソネットエムスリー3042セキュアヴェイルも見事な寄り天でした。

しかし、当方は寄り天とはつゆ知らず、もっと上がると思って上で指しておりました。寄り天と知る方法があれば是非教わりたいものです。「慌てる乞食はもらいが少ない」などという「格言」がその時ばかりは脳裏に浮かんできたりするものです。何も自らを乞食に喩えるほどに卑しめることもないでしょうに。

それでは、「金持ち喧嘩せず」という心境になれるかと言うと、これまた、芯から金持ちの人はいざ知らず、せいぜい「一夜大尽」のような者にとっては、無理というものです。ところで、思わず「一夜大尽」などと「大言壮語」を吐いてしまいましたが、これは用語の誤りでした。英語では、An overnight millionaire と言うようです。筆者はmillionaireになぞなったことはありません。「貧乏人は喧嘩も出来ず」に謹んで変更します。

さて、そんな相場ですがやむなくセキュアヴェイルは+1Kで撤退しました。安値更新の株には、この曇天は足腰に少々応えると判断したためです。神経痛が後場に出てきてはかないません。

M3は、それなりの反発の気配もあり、何といっても過去の実績があります。バックには筆者と違って本物のMillionaireたるドクターもついております。ここは金曜日も423Kまでの下落は我慢したのですから、今日もそこまでは我慢の子を決めつけます。RSIも20%まで落ちております。7月18日の19%以来です。その前は5月9日の15%などという怖い記録もありますが、この時は507Kで終わっております。今よりかなりお高い水準でした。一番心強い記録は、2月20日の19%でした。この時の終値が425Kです。何と今と同じ水準です。その後の3日間で131Kも上げたのは、今から思えば夢のようです。せめてその4分の1でも上げてほしいものです。

まあ、こうして自分が持っている銘柄については、人は思わず「好材料」だけを物色する癖があるようです。その癖、段々と見込み違いで下落が始まると、悪い情報が頭を占有するようになります。この株でいうと、やはりPER84倍というのは、いくらドクターがバックについているからと言って、少々高すぎるのではないかとか、ドクターも含めて、いわゆる世の金持ちというのは、金持ちにまでなったことからも分かるようにケチであるに違いないとか、親会社のソネットは業績が今ひとつ悪いので親に貢ぐため、この株、裏で何か悪いことにでも巻き込まれているのではないのか、とかです。そんなことは今に始まったことではないのにね。

と言う訳で、あまり面白くない相場が続いております。つい家人のように仕手株に手を染めて薄利を稼いでみたくなりますが、ここはぐっと我慢の子です。

ある程度の矜持は、株式トレードといった弱肉強食、魑魅魍魎の世界にも必要かと。そうでないと、デイトレーダーを閉め出すような動きがまたまた始まりかねません。ライブドア証券のプレミアムトレードパスの廃止は、「当局」の指導があったのではないかと、筆者は密かに勘ぐっております。きっとホリエモンの逮捕という不祥事が弱みになっていたに違いありません。

かといって、下手な矜持をデイトレーダー諸氏全員が持ったところで、所詮、株は勝つか負けるかの世界です。頭の固い当局のお偉さん方には、その面白みは理解できないでしょう。いっそのこと、岐阜県庁のお役人を巻き込んで、10数億もの裏金をBNFさんにでも預託し、それを10倍ほどに増やしてから県庁の金庫に入れるといったネズミ小僧張りの大芝居でもすれば、少しは証券市場も見直されるかも知れません。県民もさぞかし喜ぶことでしょう。ひょっとすると県庁の採用基準にも「博才」があるかどうかを付け加えるようになるかも知れません。そうなると、仕方なくデイトレをやっているニート諸君にとってもこれは朗報でしょう。しかし問題は、博才があるかどうかを判断する能力が、県庁のお役人には決定的に欠けていることです。裏金作りの才能と博才とは実は似て非なるものなのです。全くこの世はままなりません。
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