株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.7.06)-その1

2006-09-06 23:00:02 | 明日のモニタリング銘柄
まず全体の市況概況からです。

日経ジャスダック平均は少しだけ上げましたが、後は小幅の下落です。しかし、これまでの上げ基調が効いているのか、マザーズ、ヘラクレスともにOSCがコンバージェンスしております。マザーズが45%→50%へ、ヘラクレスが46%→53%へとなっております。OSCを上げながら指数を下げ続けることはよくあります。これを「空回りのコンバージェンス」と筆者は呼んでおります。OSCは基本的には高くなればそこから反落するのが常です。通常は高くなるにつれて終値も切り上げていきます。それが逆に切り下げるということは、それが続くとOSCが反落に転じるときに、更に下げに見舞われたりします。今日はRSIは素直に下落しております。これがノーマルです。なお日経平均もOSC58%→62%へのコンバージェンスです。RSIは-2%の58%です。これもノーマルです。

マザーズ指数でいうと、今回のOSCの底は9月1日の33%でした。その時の終値が1296ポイントです。今日はまだ35ポイントほど高めです。この35ポイントの下落調整がないと自律反発の状態には入っていきません。実際には70ポイントくらい下げて、その時点のOSCが33%以上であれば、自律反転に入るかと思います。いずれにしても、いまのポジションは中途半端な状態です。

そういった概況を念頭に置きながら、明日の注目銘柄です。

1.2461ファンコミュニケーションズ △

 この株をモデルにして、少し長めのオシュレーターのダイバージェンスについて明日検証してみます。8月18日を起点とした場合に、この株まだダイバージェンスを示しております。OSCは+2%の47%で終値は-14Kの456Kです。明日は寄りつきで押されるとして、450Kで切り返しを見せるかどうかです。この450KあたりがOSCでは8月18日の45%に並ぶ筈です。

と言う訳で、地合に押されてあっさりと450Kを割ってしまえば見送りですが、そうでない限り、450Kで買って462K~474Kあたりまでの上昇をするかどうか注目です。450Kを割った場合は、9月1日のOSC31%に限りなく近づくまでの下落を待っての買いとなります。それは多分来週にずれ込むかも知れません。その場合の下落は420Kあたりまでを覚悟しなければならないようです。

2.8918ランド △

 この株は8月31日にOSCの当面の底の33%を付け、終値は183Kでした。今日は+5%の38%で177Kです。しかし指数面では8月17日に166Kを付けたときが27%と最低値でした。これからすると、明日は166Kあたりまで落ちた時が反発時期となりますが、8月31日をベースに切り返す場合は、そこまでは落ちずに反転するかと思われます。何を言ってるんだか、第三者にはちんぷんかんぷんでしょうが、要はマザーズ指数などと同じで、明日の地合の向きによっては、どこが買いポイントになるかは、神のみぞ知るということを言いたかったのです。ならば、なぜ取り上げたかということですが、これは8月31日を起点にした場合には、十分な調整が済んでいることを言いたかったためです。それにしても今日の出来高急増が何を意味するのかチョイと興味があります。いわゆる灰汁抜けなら、今日投げた人が明日は馬鹿を見る日かも知れません。そうでないなら、いわゆる見切り売りかも知れません。見切り売りなら、待ってました買いもあり得ます。その場合は後6Kほど下げてくれればそこで買い出動かと。

3.6159ミクロン精密 ▲

 いよいよ押しつまってきました。OSCは+1%の22%とコンバージェンス。RSIに至っては-7%の11%です。これ以上の下げは限定的です。しかしRSIにしても理論的にはゼロもあります。そう言ってしまえば、何もかも不安になるでしょう。そうです。この会社、不安をあおるような製品を実は作っております。「心なし研削盤」というのがそれです。なぜ「心あり」ではなく「心なし」などという刺激的な製品名を付けたのでしょう。HPを見てもよく分かりません。そこでやむなく問い合わせをしました。明日あたり返事が来るでしょう。そうすると皆さんにも名前の由来について分かち合いたいと思います。

4.2448イーコンテクスト ▲

 あのデジタルガレージの出資会社です。カカクコムもそうです。8月14日に四季報を上回る決算を発表して382Kまで上げましたが、不人気株にお定まりのような調整を余儀なくされております。しかし、今日はOSCが+5%の39%までコンバージェンスしました。明日地合が悪ければ押されるでしょうが、昨日のOSCはこの株としては昨年の11月29日以来の低水準です。そこからのコンバージェンスですので、ここは320K~325Kあたりを抵抗線としての反発に転じる気配があることを確認しておきたいと思います。RSIは素直に-12%の29%まで落ちました。これは7月31日の28%以来です。(6月8日に21%をマークしておりますので油断はできませんが。)一応明日のダークホースです。ダークホースとは穴馬の意味です。なぜ「暗馬」ではなく「穴馬」なのか、これもチョイと気にはなりますが、こんなことに関わっていては、人生いくら時間があっても足りません。この調査は放棄します。どなたか博識の方、教えてください。

5.3371ソフトクリエイト ▲

 これもダークホースですが、もう少し確たるテクニカル条件を示しております。OSCのダイバージェンス、指数値が350円上げた8月9日よりも120円ばかり下に位置しております。RSIも12%→18%と切り返しました。乖離幅は+10円ですが、これはまあ良いでしょう。筆者の持ち越し株ですので、これ以上は控えます。上げ目安は3200円程度でしょうか。通称ソフクリ。渋谷にPCショップがあったときから、昔懐かしいノベルのネットウェアの認定業者の時からよく知っております。よくもまあ、ここまで思い切って業態を変えたものです。この会社の変身ぶりを見習うなら、人間、賭博師から投資コンサルタントに変貌することなど、たやすいことです。

6.3809バリオセキュア・ネットワークス △

 例のコスモ証券が8月31日に、PERが60倍にも達しており割安感はないとのレポートをきっかけにして、急速に出来高が細ってきました。しかし、今日でOSC(25%→27%)RSI(26%→28%)ともにコンバージェンスしました。

7.3041ビューティ花壇 ▲

 指数値が何と言っても7月19日以来の低さまで転落しました。OSCは+3%の38%です。OSCは9月1日の360Kよりも、威風堂々たる身だしなみでさっそうとご登場です。明日は362Kというこのところの安値をキープ出来れば、後は380Kをマックスにしての反転が見られるかも知れません。

8.9421ネブロジャパン △

 今日はOSC、RSIともにコンバージェンスしませんでしたが、9月1日のそれよりも+5%、+8%も上にあります。明日は一時的な下落調整があっても268Kあたりで止まるなら、そこで買いです。

9.4240クラスターテクノロジー △

 今日は不発でしたが、昨日よりもテクニカルには良くなりました。明日は94000を大きく外れなければ、普通に切り返す筈です。

10.2477比較コム ○

 8月9日に来期減益との発表があってから、510Kまで落としそこから再度の切り返しで628Kまで付けました。そして、今日までの調整で約100Kほども落としました。しかし、OSCは+6%の46%です。9月4日を起点としてのダイバージェンスを示しております。明日は510Kあたりまでの売りを覚悟しながら、何とか地道に切り返しに転じたいところです。

どうも寝不足からか頭が冴えません。とりあえず、ここまでをその1として一旦アップロードします。追加があれば、その2で引き続き取り上げます。
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後場は更に悪化

2006-09-06 15:43:26 | 株に出会う
前場の方向感のない動きが、案の定、日経の先物のじり安につられるようにして、新興銘柄も値を下げていったようです。特にソフトバンクに引っ張られてか、主力のDeNAやサイバーエージェントなどの下げが拡大したようですね。

前場に仕込んだ3810サイバーステップはあやうく+1Kで逃げました。朝から1430円で指していた7756日本電産コパルは、何とその値段まで上り詰めてきました。日経が低迷しているというのに、これまで押されすぎた銘柄は逆行高を演じるものですね。これは筆者の勘でありさしたる理由はありませんが、チョイと今日はこの株、頑張りすぎたようです。何事にもほどほどが一番長続きします。明日は、上げ疲れが出るような気がします。もし、前場の早い段階で勢いがついていたら、そこは一旦利確に転じた方が良いかも知れません。これは根拠なしです。

持ち越し株は、今日も我が道を行く風情だった4297インターネットセキュリティシステムズと、後場に2925円で買った3371ソフトクリエイトのみです。いずれも、今日の後場の下げ圧力によく耐えてくれました。明日以降も今日のような健闘を期待します。

引けにかけて、監視銘柄では唯一良い感じで来ていた9756アスクプラニングですが、このまま494円以上で終わるなら買おうと思っておりましたが、引けの1分を切ったところで491円の前日同値で終わっております。これで明日は分からなくなりました。OSCは-2%です。RSIも-1%です。かろうじて前日安値は上回りましたが、これだと駄目かも知れません。このように引けの最後の最後に形勢が悪くなることがありますので、あまり薄氷を踏むようなポジションの場合は買いに入ることはありません。

こういうよく分からない相場でも、売りから入ることなく、穴株を見つけながら利益を出していくことが出来ていることは、少しは自信になります。今のテクニカル手法を軸にしながら、これからもじっくりと買い時を外さないようにしたいと思います。場全体を意識しながら買い時さえ外さなければ、最悪同値か軽傷での撤退が可能です。そして、うまく場が反転すればそこからはある程度の上昇が見込まれます。

ざっと個別株を見た限りでは、再度の調整に入ってきたようですね。まだまだ買いサインが出ておりません。もう1段、2段の下げが必要です。週末に向かいます。SQ値の算出も控えております。今日でおめでたは乗り切りました。明日以降は何が起こるか分かりません。中途半端な売買は慎重にした方が良いかと思います。今回の反転は、結局ジンクス通りというべきか2日間で終わりました。明日は大切な日ですね。大きく調整してOSCを20%台に無理矢理突入させるかどうか、このあたりの微妙な時期です。

夜にはもう少し詳しく市況を見た上で、明日の注目銘柄を検討したいと思います。それではこれから、チョイと気分転換のリハビリ&トレーニングに行ってきます。
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方向性がはっきりしない

2006-09-06 11:26:00 | 株に出会う
前場は、先物が下げている関係もあり、どうちらに行こうとしているのか逡巡している様子が見えます。先物が戻す気配が見えれば、新興市場も上には行きたがっているので、全体の市況に引き続き注意です。

持ち越しの7756日本電産コパルは、ギャップアップして始まったのでそのまま放置。少し下がると押し目買いが入っており、今のところ安心して見ていられます。もし、今日1430円まで届けば、第一ステップの上げが完了ですので、売る予定です。

4297インターネットセキュリティシステムズは、190Kまで一瞬押される場面がありましたが、引けにかけてはじりじりと前日終値に戻しております。これは、206Kまでくれば売却。

後はOSC30%台の銘柄から、3810サイバーステップを下りてきたところを426Kで購入。OSCは+3%の34%です。プラ転している限りホールドです。

3371ソフトクリエイトが強いので少し下で指しておりますが、今のところ出来ず。この株、8月30日のOSC30%(終値3020円)からの調整中です。今日でOSCは44%と更に伸ばし、終値はまだ2950円です。RSIも+6%の18%ですので、これは強い訳です。先般の下げの理由がよく分からないのですが、単なる長期じり高での達成感からくる調整であれば、今度は再度登り始める番かと思います。

後は、6787メイコーには置いて行かれました。昨日マイナス引けなので、少しは調整するかと思っていたのですが、いきなり昨日高値水準から始まりました。そして昨日終値に近づいた時は、そのままマイナス圏に一旦落ちると思っておりました。ところが、そこからはMM銘柄でもあり一気に300円高オーバーです。この株だけ見ている訳ではありませんので、このような変化にはどうもついていけませんでした。やはり、朝の雰囲気で注目銘柄のどれが気配がよいのかを怠りなくチェックしておくべきですね。

テクニカルに膠着して買いサインをずっと出し続けていた4565そーせいは、今日の日経の記事が効きましたね。あれは好意的な記事でした。高値追いでは痛い目に遭っているので、傍観はやむを得ません。また旨みのある位置まで調整してきたら買うこととします。
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