株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.26.06)

2006-09-25 22:02:57 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場の明日は分からなくなってきましたが、これはマザーズ指数とヘラクレス総合指数という場全体の話です。

筆者が個別にウォッチしている銘柄について、OSC値が前日と同じか、それ以上で終わっている銘柄を計算してみました。

 ☆9月12日~13日  20銘柄(約11%)
 ☆9月13日~14日  58銘柄(約33%)
 ☆9月14日~15日 138銘柄(約79%)

以上は、9月19日にまとめた新興市場銘柄のデータですが、以後9月22日まではなんとか下落基調を免れておりました。今日は下記の結果です。
 
 ☆9月22日~25日  107銘柄(約61%)

まだ上に行こうとする気配が残っているようで、さほど悪くはありません。このデータには、今日のマザーズ指数やヘラクレス指数の落ち込みぶりからすると、少々の驚きです。

市場全体はOSCを明確に下げているのに、筆者がウォッチしている銘柄はむしろ上げているのが多いというのは、1つには新興銘柄数で176銘柄をウォッチしておりますが、その都度スクリーニングしていわば不良銘柄を入れ替えているということが影響しているのかも知れません。例えば、ジャストプラニングなどは業績停滞に続いて下方修正をしてしまったため、既にウォッチ銘柄からは削除しております。そうしたことが影響しているかと思います。

さて、そうしたことを踏まえて明日の注目銘柄です。今日も出遅れの銘柄はそれなりに上昇をしておりました。何とか場が悪いなりにダークホースでも見つかれば良いと思っております。

テクニカル用語の簡単解説


1.4809パラカ △

 277K~281Kの間で踏ん張れば買い、売りは290K~300Kまで。OSCのダイバージェンス顕著。出来高次第。

2.5456朝日工業 △

 270Kを割らねば買い、売りは290Kまで。来期減益予想が出てから冴えませんが、PER6.82倍に放置されている銘柄。

3.8789フィンテックグローバル ▲

 明日は500K割れからは反発するかと思われます。OSCは38%で+1%のコンバージェンスです。21日の34%までの下落は見込まねばなりません。指数値は既に最低値を更新。

4.9424日本通信 ▲

 ついにここまで来ましたか。まだPERは34倍です。この株の最後の見納めとします。旧アップルコンピューターの三田聖二社長への餞別です。折しも、OSCのダイバージェンス現象も示現。乖離幅1950円。指数値はもちろん最低値。しかし餞別の倍返しをして頂くため、買いは39400円という安値よりもっと下です。38000円あたりでしょうか。売りはそこからの大反転での42000円。きちっと4K抜きでなら、この株の最後を看取るにはまたとない相場かと。

5.3043モジュレ ▲

 出来高激増で+10Kのこのモジュレ。まだ押し目では買いかと思います。先週金曜日の出来高急増での+6Kを見逃してしまったのは不覚でした。指数値面からもまだ切り返し途上です。OSCはまだ+1%の40%に乗せたばかり。しかし、この株は9月13日のOSC35%を起点にしております。+5%分の押し目までは待った方が、この地合からするとよろしいかと思います。それがいくらになるかは明日のデータが埋まらないと何とも言えませんが、169Kというあたりが1つの目安になるのではないでしょうか。

6.2478エムケーキャピタルジャパン △

 明日は350Kあたりまで降りてきたら買い。指数値は既に最低値を更新中。後は株価の最低値に届くのを待つだけです。OSCは42%とコンバージェンスしておりますが、明日の調整は必至。350Kを突き破ればここは見送りです。PER20倍はあのダヴィンチの21.56倍と比較すれば少々きついかと思います。

7.4757インテリジェンス △

 名前からして嫌な株ですが、明日もう1回だけ付き合ってみます。OSCはわずかながらコンバージェンスし28%です。RSIは17%まで落ちました。インテリぶると日本社会ではこのような憂き目に合うようです。貸借銘柄なので売り方は地合が悪いと容赦ありません。人材紹介業という人の褌で相撲をとるような業態も気に入りません。それがなぜUSEN傘下なのか??ライブドアといい、USENはどうかしております。この会社、東京駅に大きな看板を掲げております。上野寄りです。それを見るたびに少々不快になってしまいます。昔で言うと土方の手配師です。それなら買わなければ良いと思います。もっともです。多分買いません。但し、そろそろ底値に近いことだけは宣言しておきます。売り方の買い戻しが入ればそれはそれは20K位はあっという間に上がるでしょう。

8.9130共栄タンカー ▲

 326円を死守できればそこからは340円あたりまでの切り返しは十分にねらえる銘柄です。OSCは48%、RSIは28%ですが、8月上旬からの上り竜のこの銘柄にとっては低めです。あくまで押し目狙いです。

9.5855アサヒプリテック △

 9月8日に経済産業省のレアメタル対策報道で260円も上げたのは、ひとときの夢のようでした。しかし、この会社の存在意義がそれ以降に薄れた訳ではありません。やっと買い場にさしかかってきたようです。明日は3900円割れがないことを確認しての買いです。

10.4205日本ゼオン △

 この株は循環銘柄です。指数値が金曜日には底を打ちました。今日はそれを踏まえての反転です。まだOSCは36%と前日同値です。RSIは+4%の23%です。少し押されての1170円あたりでのエントリー。

【その他注目銘柄】

・8426ニッシン債権回収
・6787メイコー
・3028アルペン
・8933NTT都市開発
・8910サンシティ

以上です。明日の幸運をお祈りします。
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新興市場は再度の底抜け

2006-09-25 15:43:22 | 株に出会う
後場は懸念していた流れになってしまいました。日経の先物が13時過ぎに大きくプラ転したときに新興市場は反応せず、その時に筆者は見切りました。致し方ありません。

まず3807フィスコを165Kと166Kに分けて売り+8Kと+3K、2461ファンコミを399Kで売り+26K、3810サイバーステップを291Kで売り-10K、9378ワールドロジは+1Kで逃げ(これは少々早逃げでした)、4565そーせいは189Kで損切り-7Kと-6K、そして3756豆蔵を-3Kの172Kで損切りしました。

プラスはプラスですが上げの目論見は外れた格好です。

これで、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに引けにかけてのだらだらとした下げで、OSCも32%→30%、39%→37%と下降しました。仕切直しです。この2日間、ぎりぎりのところを耐えに耐えてきましたが、ついに息切れです。まさに、この様は2491バリューコマースに典型的に現れております。前場の351Kまでの上昇から何と317Kまでの下降で、再度上場来安値を更新しました。これでテクニカルにも、OSCで後10%ほどの下落までは突き落とされる可能性が出てきました。現在34%です。

持ち株は、もう地獄の5丁目あたりまで来ており、大した下落をしようのない6159ミクロン精密だけです。これも今日の引けにかけての売りでOSCが19%と前日同値のままです。RSIは-1%の7%です。いわばミクロン級の仮死状態です。この地獄の5丁目で降りる人の心の中は、筆者のように天国に憧れる脳天気な人間には窺いようもありません。降りさえしなければひょっとすると地上に這い上がれるばかりか天国に登れるかもしれないのです。

これに比べれば、バリューコマースはまだOSCが34%の壮年期?です。瀕死の重傷を負いながらも何とか娑婆で踏みとどまっております。もちろん地獄へ転落する余地もありますが、天国に向かって再度盛り返す力もある壮年期です。

しかしこれで明日の見通しは一気に暗くなりました。マザーズ指数でいうと、7月27日の1076ポイント、ヘラクレス指数でいうと同じ日の1770ポイントも意識せざるを得ません。後69ポイントです。英語ではシックスナインです。両指数ともです。何たる同期でしょう。ところが、この69ポイントの下落で、OSC面で9月20にの数値をキープできるかどうかは、明日以降の4本足を見てみないと不明です。今日の下げでOSCはたったの2%ダウンです。マザーズ指数は7%、ヘラクレス指数は12%も乖離があります。ちょっと見通しが効かなくなってきました。明日以降も交差点を暴走する飲酒運転のクルマが多数出没するかも知れません。うかつにそれらに注意を喚起しようとして手をさしのべると、命を落とすかも知れません。

ナビゲーターとしてこのブログで一応は、前場引けと後場引けには、その時の新興市場のポジションを計測してお知らせしますので、よろしければ参考にして下さい。

唯一の明るい話題は、IPOの6162ミヤノが+5円と反転したことです。まさに雀の涙ほどの反発ですが、もう奈落の底を突き破るところまで突き落とされておりました。この世には慈悲深いお方もいらっしたようです。見捨てたものではありません。このミヤノ、何と上場前までにHPのIR情報欄を更新せずに放置していたそうです。何たる会社か!筆者がそのことをあるブログで知ったのは、大和に申し込みをした後でした。あのフィスコも初値予想が外れた言い訳にこのことに触れておりました。これからはHPの更新くらいは自分でチェックしてからブックビルディングはしなければなりません。今日、念のため見たら、とってつけたように更新はされておりました。100億以上を市場から調達しようとする会社が、上場日までに未来の株主に対して何のIRに関するメッセージも発しないというのは、今更ながら全くの驚きです。今時、こんな会社が存在するとはね。ひょっとするとこの会社、社長以下全員が自動旋盤機の製作に携わっている特異な会社なのでしょう。また倒産しなければよいが。
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何かきっかけがないと個別物色に

2006-09-25 11:25:50 | 株に出会う
日経が相場博士のご託宣通りに15700円を下回っての売りシグナル点灯のため、本日は引き続き先物ともども軟調。そのため、本来上げ基調に転じているはずの新興市場は、予想通りのもたつきぶりです。しかし、日経につられて下げに転じる訳でもありません。個別銘柄を見ていても、先週反発した銘柄の調整はあっても、底値近辺まで来ている株は、売り板が厚くても、下に売り下がることはないようです。いわゆる売り枯れという奴かも知れません。もちろん、何か不測の事態で相場が大きく底割れするときは、投げが出て大きく下げるでしょうが、今はまだそういう局面に立ち至ってはおりません。

マザーズ指数でOSCは+1%の33%、ヘラクレス指数でも+1%の40%と、きちんとコンバージェンスしております。何かの上げのきっかけが欲しいところです。日経先物がゼロに戻した前場には、それまで押さえていた上げたい気持ちが吹っ切れたように、注目銘柄などは上がっていきました。○印の2491バリューコマースも、これまでのところテクニカルの法則通りに、きっちりと上げてくれております。

朝方死んだふりして騙されたのは、「生活段階」こと、ライフステージです。あまりに死んだふりがお上手であり、早々と上げにかかっていた3041ビューティ花壇の様子を見るために、イワイトレーダーの画面から消したところ、気がついたら大にぎわいでした。

前場は、このように新興市場は底割れとまでは行かなかったので、持ち越し株はそのままで、新たに3756豆蔵9378ワールドロジを買いました。両銘柄とも買ってからは全く動きません。今の相場の雰囲気にマッチしていないのかも知れません。

3807フィスコはその点、こうしたじれじれする相場にはうってつけの銘柄です。前場に何とか噴き上がりかかりましたので、これからが楽しみです。上げ目安の175Kで売り指ししてあります。こうした株は一旦噴いたらストップ高にでも張り付かない限り、そこでエネルギーを使い果たしてしまいます。つまり、デイトレーダー諸氏の辞書には「我慢」という言葉はないのです。あっさりと引けまでの勝負で撤退します。そうなれば、食い散らかされたフィスコは哀れをとどめます。その死屍累々たる場所には居座っている訳にはいきません。上げたら利確、これがこうした株の原則ですね。

さて、後場は日経につられて新興市場まで底割れするのか、それとも独歩高で切り返していくのか、このあたりを注目してみたいと思います。底割れなら仕方ありません。今の含み益がある間に撤退となります。
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