株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.13.06)

2006-09-12 22:46:09 | 明日のモニタリング銘柄
マザーズ指数、ヘラクレス指数、そして日経ジャスダック平均ともにOSCを7-9%も下げました。詳しい数字は省略します。誰の目にも明らかな下げ相場入りです。

日経平均は相場博士のお見立て通り、15680円の節目の直前から何とか切り返しましたが、明日はこれを再度割って15600円の抵抗線が死守できるかどうかに注目です。後119円の下落で届きます。

明日のトレンドの悪さは、後場終了後のブログにも記載した通りです。その中でも気を吐きそうな銘柄と、あまりに貶められすぎで一足お先に反発しそうな銘柄を中心に、明日の注目銘柄をスクリーニングしてみました。これらといえども地合の悪化が急であれば、それこそ津波の大波にさらわれるように、反発体勢などひとたまりもないことを肝に銘じておく必要があります。今日の後場を見ても、ほとんど買い上がりがありませんでした。皆さんホルダー以外は参加していないかのようです。そうなると、買い手がいない相場はじり下げする以外にありません。売りが売りを呼ぶ展開ですね。明日も買い手はそう簡単に出現すると見ない方が良さそうです。悪いスパイラルに入らなければ良いのですが、思い切って下げない限り買い手はいつまでも模様眺めになるかも知れません。誰かスケープゴートが必要です。9.11も過ぎました。世は見かけ上は太平です。しかし、今日ソフトバンクが上げたのはモルガンが目標価格を2330円にしたためのようです。それなら先日のリーマンの目標価格900円とは、一体全体何なのか?いい加減もいいところです。余命があと数ヶ月と言われるのと、3年は持ちますというのの違いほどもあります。どちらが藪医者なのか、それとも両方とも藪医者なのか?全くあきれ果てます。

その怒りを明日の注目銘柄にぶつけることとして、以下の株に注目です。

1.6158和井田製作所 △

 何とかゼロ終了です。しかしOSCはこれで+4%の25%、RSIも+5%の29%へと反発です。一人我が道を行くを得意とする株です。明日こそ独歩高を演じてほしいものです。

2.3807フィスコ ▲

 引けのこの成り買いは何だったのでしょう。しかし、引けに上がりすぎです。こうした場合、筆者の乏しい経験では、今日売り損じた方と、明日はきっと化けるに違いないと思う方とのつばぜり合いが演じられます。押されていた銘柄であればあるほど、売り損じた方の焦りが前面に押し出されて一旦戻されます。よって、明日はもう一度仕切り直しとなる公算が大です。もう1回200K以下に突き落とされるという予想です。テクニカルに見ると、この株のOSCの最低値は昨日11日の29%でした。今日は42%にも跳ね上がっております。この予期せぬ高騰の副作用が明日は出るとして、やはり190K近くへの下落まで待って、その後、今日の動きに似た買い上がりの兆候が見えたときで遅くはありません。フェイントに気を付けながら、明日の初動をうまく捉えることです。売り目安は208K。

3.3037スタイライフ ▲

 引けにかけて結構戻したようです。OSCは43%と前日同値まで来ております。指数値は安値更新中。乖離幅もたったの+1K。RSIは33%ですが、この株にしてはまだ高め。後は出来高だけです。明日は久しぶりに監視体勢を取りたいと思います。公募は300Kです。まだ戻しが鈍いようです。

4.4240クラスターテクノロジー △

 今日はよく+700円で終了したものです。しかしこれでOSCも+2%の33%です。明日も89500円の今日の安値までの押し目からの切り返しがあるかどうか注目です。

5.2475WDB ▲

 出来高少なくリスクはありますが、今日でOSCは+1%の34%とコンバージェンスするとともに、乖離幅もゼロにまで調整しました。明日は、8月29日の再来なるか注目です。

6.2410キャリアデザインセンター △

 前代未聞の押され方です。RSIの18%はデータを見る限り例がありません。OSCの34%は7月18日の28%以来の低水準です。指数値は5月16日以来の低さです。こうして記録づくめなのですが、これも305Kという今日の安値を見れば至極納得です。特段悪いニュースはありませんでしたので、後は自律反発を待つのみです。300K割れなら買いかも知れません。

7.4565そーせい △

 こういう地合の時こそ、業績に無縁のこうしたバイオ銘柄が以外に跋扈するかも知れません。今日も226Kまで押されたようですね。切り返しが意外に強く235Kで終わっております。明日はこの226Kに近づくのを根気よく待っての買い出動が良いかと思います。指数値は昨日が9月4日より下げておりました。明日もそれ以下になるポイントを見定めての買いです。日柄調整が終わっている4563アンジェスMGも要注意。

8.2792ハニーズ △

 この株も売り込まれてついに5000円台へと突入です。7月末以来の指数値の下落です。OSCはまだ47%と高めですが、RSIが26%まで急落しました。6月8日に18%というのがありますが、それ以来です。OSCがダウントレンドですので、明日はまだ地合に影響されて下げるかと思います。引けでプラ転しそうなタイミングでの仕込みです。

9.6988日東電工 △

 この株も外国人投資家の比率が高く、結構弄ばれているようです。今日でOSCは+1%の31%とコンバージェンスし、指数値は7月18日以来の低さまで落とされております。RSIも23%です。7月18日の22%以来です。いきなり高く始まることが多い銘柄です。それだけ、前夜に外国人投資家が売買を決めているからでしょう。明日、更に押されて引けるようだと引けに買っておく手です。

10.9438エムティーアイ ▲

 引けにかけて戻してOSCは+1%の37%です。そして何よりも指数値が去年の8月にデータを取り出して以来の最低値です。RSIも24%です。

11.4794デザインエクスチェンジ ▲

 OSCは+3%の40%です。指数値は去年の12月以来の最低値です。RSIも24%です。ダイバージェンスが甚だしい状態。

12.4779ソフトブレーン ▲

 もう1回、この銘柄を取り上げます。OSCが昨日は-5%の25%でしたが、今日は27%とコンバージェンスしました。RSIは8%のままです。今日は寄りでは高かったのですが、その後はじり貧を辿りました。明日は25540円を死守できれば、そこからの切り返しへの相乗りです。

13.4613関西ペイント ○

 これを明日の対抗馬とします。本命不在です。乖離幅は-12円。OSCが35%→37%へと反転。指数値は7月19日以来の低水準です。RSIは前日同値の29%です。


以上です。秋の長雨が続きます。季節の変わり目ですが、株価の変わり目でもあります。明日が底打ちとなるかどうか注目です。
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2月17日より状況悪化

2006-09-12 15:54:18 | 株に出会う
今年の2月20日に大きな安値をマークしたことはご承知の通りです。その前日の2月17日の金曜日までに、オシュレーター(OSC)が前日同値かプラスで終わっている銘柄の数を「明日のテクニカル予想」として調べておりました。それと今日のデータを参考までに比較してみます。

☆2月14日~15日=55銘柄(=約22%)
☆2月15日~16日=84銘柄(=約34%)
☆2月16日~17日=88銘柄(=約35%)

そして、今回です。

☆9月11日~12日=56銘柄(=約23%)

対象データの入れ替えはありますし、総数も250銘柄から242銘柄に減っておりますので、若干のデータの歪みはあると思いますが、それでもほぼ新興市場から東証1部までの傾向を示していると思われます。

2月20日は筆者は南イタリアに行って不在でしたが、アセットマネージャーやダヴィンチを下値で指して出かけました。アセットがヒットしておりました。20日に底を打ってからの回復は急激なものでした。27日に帰国してみると結構な含み益が出ていたほどです。

今日の状態は2月14日~15日にかけての下落時によく似ております。もう1段か2段の下落をして、もっとOSCコンバージェンスを起こす銘柄の率が増えないと、底打ちにならないかも知れません。

それを占うように、引けにかけては一段と下落幅が拡がったようです。その中でも、3807フィスコ3780メビックスのように引けにかけて一段と高くなった銘柄もあります。

すべての銘柄が一斉に下がる訳ではありません。今日の引けにかけての騰勢が良かった銘柄を中心に明日の注目銘柄を、こんな地合ですが、少しでも利益が出るトレードのために、夜間にかけて検討しアップロードしたいと思います。

今日は前場に買ったサイバーステップも不穏な空気で同値降り。後はフィスコで薄利といったところでした。引き続きキャッシュ100%です。それにしてもフィスコの引けにかけての成り買いは凄いものがありました。OSC20%台からの反発のジンクスがまるで生きていたようです。明日も引き続き注目です。
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日陰に咲く花

2006-09-12 11:38:38 | 株に出会う
今日は、昨日からの悪い流れを引きずって新興市場は少々の安値から始まりました。日経225平均はそれでも昨日、8月29日をOSCの底にして切り返した感があると書いたとおり、始値からプラスを堅持し、先物に引っ張られてマイナス圏に行ったものの前場終了段階ではわずかなプラスです。

先物は下げの節目となる15600円を目前にして切り返しました。そうなると底値は確認できたとばかりにじりじりと上昇中です。最近は先物に影響されにくくなったとはいえ、こうした方向感がない相場では、やはり先物が先導するようです。マザーズ指数やヘラクレス指数も、何とか改善の方向に向かいました。特にマザーズ指数は、昨日の日経と同じで、9月1日のOSCの底値からまだ+13%も上にありますが、終値ベースでは8ポイントほど下回って、良い感じになってきました。ヘラクレス指数はまだそこまでは押されておりません。

まだ反撃開始とは行かないと思います。このままプラス圏に浮上するかどうかは微妙です。しかし、個別株を見るとそろそろこのあたりで良いのではないかというのも見受けられます。

前場の終わりに、そうした銘柄から3810サイバーステップを379Kで買いました。OSCがコンバージェンスしていたのと、RSIが10%程度と低かったのが手がかりです。もちろん今日の安値の371Kは上場来安値です。OSCは+2%の37%です。9月8日と同じです。9月1日は22%までOSCが押されております。この時の終値が405Kです。この405Kと今日の安値の371Kとの差をダイバージェンスのエネルギーとして推し量っております。これだけの差が出ている銘柄は他にはないのでつい触手が動いてしまったということです。今日、OSCがコンバージェンスしている限り保有することとします。

しかし、いつもながらこうした下落相場に限って「日陰に咲く花」が出現するものです。仕手性が強い銘柄が選ばれるのが常です。今日前場の途中から気がついた2321ソフトフロントがそれです。+10Kの饗宴です。よく見れば8月28日の暑い盛りに6000株を超える大饗宴が開催されておりました。その前夜の指数値以下に昨日は落ちておりました。そしてOSCはわずかながらプラスの51%と予告はしておりました。特段のニュースは見あたりません。いつもは何でもないプレスリリースで反応するのですが、今日は全くありません。仕手株の本領発揮というところでしょうか。前場でもう既にOSCは60%まで上り詰めております。7月5日以来の高さです。もうこの火事場というのか鉄火場というのかには、決して近づかない方がよろしいかと。まさに老若男女入り乱れての「共食い状態」です。皆さん、誰かにババを掴まそうと必死なのです。この異次元の空間においては、前途ある若者といえども「ババを喰わされる」こと必定です。あの「ハンカチ王子」などは、ソフトフロントに群がる欲深い方々のまさに垂涎の的でしょう。彼の使っていたハンカチを何とか競り落とそうと、特に中年のご婦人の間で修羅場が展開されるに違いありません。

まあ、後場はゆっくりと相場の行く末を観察したいと思います。
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