株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.13.09)

2009-05-12 21:09:18 | 明日のモニタリング銘柄
EUが9月までの銀行システムのストレステストを行うそうです。個別銀行ではなく銀行システム全体についてのテストです。銀行システムはグローバルにつながっているため、こちらの方が、個別行のテストよりも本来的な姿ですね。

何事も、アメリカとは異なる道を行きたがるEUらしい発想です。

となると、なぜIMFやバーゼルの世銀(BIS)は、世界の銀行システムのストレステストに踏み切らないのだろうか? まあ、世銀を巡ってはロスチャイルド家との関係やら何やら、いろいろきな臭い話題があるようで。

今のところダウ先物は日中と違ってプラ転しております。ドル・円は97円台半ばあたり。そう大きな波乱は今のところ起きていない模様。

明日、5月13日のモニタリング銘柄です。( )内は12日の安値。

【モニタリングA】 強気銘柄

1.2175エス・エム・エス(503K円)
 再度高値を目指すか?OSCは+2%の39%です。医療業界はまだまだ手が足りない。

【モニタリングB】 底入れ期待銘柄

1.4519中外製薬(1793円)
 引けに安値をつけOSCは-10%の38%に大きく下落。

2.7221トヨタ車体(1539円)
 このところ7日連続でOSCは30%台。今日は34%です。

3.9433KDDI(441K円)
 後一歩の下落待ち。OSCは-6%の35%です。

4.3843フリービット(507K円)
 OSC40%で崖っぷちだが。

5.2413ソネット・エムスリー(283500円)
 今日は予定通りに29万円割れとなりましたが、この株の理由なき下落への前触れなら、下げ止まりまではアンタッチャブル。OSCはまだ?39%です。

6.9438エムティアイ(170K円)
 この株のOSC32%は珍しい。好決算期待で買い上げられていただけに、その反動での押しが継続中。

以上です。期せずして新興市場銘柄が半分以上を占めました。まあ、主力市場がそれだけ押されているということ。
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力尽きつつある状態

2009-05-12 11:31:09 | 株に出会う
頼みの綱、NYダウが落ち、ドル・円も円高が進み、企業決算はそろそろピークを迎えるも、トヨタの更なる赤字予想に見られるように、巷の威勢のよいかけ声ほどには、明るい見通しはありません。

ましてや、民主党の小沢代表が辞任し、政権交代の流れが、麻生首相と自民党の支持率の上昇と相俟って、消えかかっております。

来るべき選挙で、今の政治構造を変えないという選択をもし国民がするならば、それはそれでここ10年ほどの暮らしぶりを見て、以前より良くなっていると判断してのことでしょうから、これは自業自得と言えます。

この国の国民はそこまでまさかお人好し、或いは欲ぼけしているとは思いたくもありませんが、最近の世論調査を見る限り、今の政権の支持率が上がっていることは確かなようです。

今回の補正予算での大盤振る舞いは、必ず、この国の財政を二進も三進もいかないところまで追いつめることは明らかですね。

さて、株式市場の方は、日経平均が6日ぶりに高値・安値を下回りました。これは明らかな下げサインです。OSCも-1%の61%です。TOPIXも同様な状態です。

為替がもう少し円高へと振れそうな気配ですので、この先、株式市場の上げ要因がほとんどなくなっております。

米ドルLIBORは、11日現在まだ下がっておりますので、金融システムに対する信頼は上昇継続中です。これが明らかに下げ基調になってきた時は本格反落する時かと思います。

前場は持ち越しの7947エフピコを3650円で売り、後は様子見の軽いトレードのみ。持ち越しは現在はありません。

今日調子がよいのは、決算がよかったエフピコやマネパそして井関農機のような銘柄や、テクニカルに押されすぎていた6665エルピーダや住阪セメント、円高銘柄の製紙株やニトリなどの輸入銘柄、そして相場のはぐれ株8905イオンモール等に限られております。

やはり日経平均の38.2%戻しの9500円少々の壁は厚かったのかどうか?

今のところ、さすがの今回の上げ相場も、800キロに迫る道産子の「押し」に、力なくズルズルと後退中。さすが、伝統の道産子レースで鍛えられた馬たちです。雪も降っていない道路のそりを数百キロもの荷物を積んだ馬車を引っ張っております。

しかし、誰が冬の北海道でこのような過酷なレースを考案したのでしょうね。スペインの闘牛と似たような人間の業がなせるものかも知れません。

人間が持つドロドロとした心の奥深く宿る鬱屈を一気に吐き出す、バタイユが超道徳と称する何かの行動が、この世にはどうしても必要なようです。

昨秋からの株式市場の急変もその一環だったのでしょう。

それにしては、日本の政界・官界・財界その他には、ヘドロのような澱がたんまりと溜まっている筈ですが、それを一掃する気が国民にはどうもないようです。
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市場概況(5.11.09)

2009-05-12 07:06:47 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は12日朝の更新

5月11日(月)の市場概況です。

◆日経先物:9450円(-10円)、OSC63%(+同値)4月22日の46%から切り返し継続中。指数値倍率:105(同値)
◆日経平均:9452円(+19円)、OCC62%(+3%)4月28日の42%から切り返し継続中。
◆日経平均指数値倍率:106(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:900.45(+5.1) OSC62%(+3%)4月28日の42%から切り返し継続中。
◆マザーズ指数:355.03(+1.88)、OSC53%(同値)4月30日の53%に並ぶ。4月16日の46%からは切り返し過程にある。
◆ヘラクレス指数:524.96(+8.09)OSC63%(+6%)4月30日の41%から切り返し中。
◆ドル・円:97.51円。(90銭円高)OSC38%(-11%)1月14日の36%以来の低さ。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.9375%(前日比-0.01875%)5月8日現在。
◆日経先物イーブニングセッション:9380円(大証終値比-70円)
◆シカゴ日経先物:9370円(大証終値比-80円)更新
◆NYダウ:8419ドル(-156ドル)OSC61%(-3%)4月27日の49%から切り返し継続中。更新

後場は切り返しが凄かったですね。これから出かけるので解説は省きます。7947エフピコのみ3540円でホールド中。最後は売りが出ましたが、今日の決算でどちらかに動くでしょう。

-------12日朝のコメント-------

ダウは、ストレステストを受けての増資発表などで金融株への利益確定売り圧力が強く反落。しかし、7日のOSCは2%上回る水準であり、まだ上昇基調にあると言えます。これで16日連続で終値が前日安値を上回って終了しております。

なお、オバマ大統領の経済担当チームは、2009年の成長見通しを民間よりも強気に見ているようです。3.5%成長のペースに年末までに戻って、来年もそれが続くというものです。

理由は、「谷深ければ山低し」?という新格言によるものだそうです。つまり、今回のリセッション(未だ、リセッション=単なる不景気というとらえ方です。)が深かった分、回復も強くなるという考えから来ております。

まさに、米国流の楽観論で真骨頂発揮というところですね。住宅着工は年内に底を打ち住宅価格も安定するとしております。

なお、住宅問題に長期金利の上昇はまさに鬼門です。そのため、FRBは更なる流動性を計るのではないかとの思惑から、国債金利は若干低下。FRBは今日も31.5億ドルの買い取りを実施しております。

最後に、ドル・円のOSCが38%にまで珍しく低下しております。ここ数日の下げには注意。97.5円より1-2円下げる可能性もありますが、そこまで来ると一旦買いかと思います。96円割れが1つの目途かと。
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