株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.25.09)

2009-05-23 11:17:38 | 明日のモニタリング銘柄
25日からは旅行で不在ですので、今日はいつもと違って、OSCの低位・高位銘柄のみ列記します。売買の参考にしてみて下さい。

【OSCが40%未満の低位銘柄】

 1.6731ピクセラ(36%)
 2.4661オリエンタルランド(38%)
 3.4003コープケミカル(39%)
 4.9843ニトリ(35%)
 5.4689ヤフー(39%)
 6.4521科研製薬(35%)
 7.3105日清紡ホールディングス(36%)
 8.4543テルモ(39%)
 9.8178マルエツ(33%)
10.6330東洋エンジニアリング(36%)
11.9110新和海運(39%)
12.9020東日本旅客鉄道(35%)
13.6501日立製作所(37%)
14.3091スタートトゥデイ(35%)
15.4813ACCESS(34%)
16.2432ディー・エヌ・エー(37%)
17.3715ドワンゴ(37%)
18.7516コーナン商事(33%)


【OSCが60%以上の高位銘柄】

 1.6310井関農機(63%)
 2.7947エフピコ(76%)
 3.1881NIPPOコーポレーション(64%)
 4.6804ホシデン(60%)
 5.5423東京製鐵(61%)
 6.6785メガチップス(67%)
 7.7966リンテック(60%)
 8.6268ナブテスコ(63%)
 9.3626ITホールディングス(62%)
10.6923スタンレー電気(64%)
11.1721コムシスホールディングス(65%)
12.1951協和エクシオ(73%)
13.7912大日本印刷(69%)
14.4043トクヤマ(65%)
15.6581日立工機(72%)
16.8086ニプロ(65%)
17.5333日本碍子(62%)
18.6988日東電工(64%)
19.4997日本農薬(68%)
20.6728アルバック(69%)
21.5016新日鉱ホールディングス(65%)
22.5017AOCホールディングス(67%)
23.5726大阪チタニウム製造(63%)
24.3349コスモス薬品(60%)
25.2702日本マグドナルドホールディングス(65%)
26.9766コナミ(69%)
27.9684スクウェア・エニックス(65%)
28.3333あさひ(71%)
29.2810ハウス食品(60%)
30.2607不二製油(78%)
31.2613J-オイルミルズ(69%)
32.2602日清オイリオ(72%)
33.7518ネットワンシステムズ(65%)
34.6744能美防災(61%)
35.4088エアーウォーター(66%)
36.6594日本電産(64%)
37.6849日本光電(67%)
38.6326クボタ(73%)
39.6448ブラザー工業(65%)
40.7915日本写真印刷(63%)
41.7262ダイハツ(66%)
42.6305日立建機(63%)
43.4041日本曹達(69%)
44.6366千代田化工建設(71%)
45.1963日揮(62%)
46.6363酉島製作所(63%)
47.7014名村造船(64%)
48.2914日本たばこ(60%)
49.3634ソケッツ(63%)
50.2178トライステージ(63%)
51.4571ナノキャリア(80%)
52.4822ハドソン(61%)
52.2413ソネット・エムスリー(60%)
53.6871日本マイクロニクス(60%)
54.4755楽天(64%)
55.協和発酵キリン(61%)
56.5001新日本石油(61%)
57.7282豊田合成(61%)

監視銘柄の約4分の1がOSC60%を超えております。もの凄い数です。これでは上値が重い訳です。しかし、ひと頃と違って内需関連株も結構入ってきましたね。

30%台以下の銘柄もそれなりにありますが、レーティング下げやら来期業績見通しが良くないなどの事情がある銘柄もありますので、こちらは注意が必要です。

なお、70%を超えると一旦達成感が出て売り優勢となります。60%そこそこなら調整を挟みながらも更に上を目指す展開も考えられます。

それでは、皆さんの株運が良からんことを、北イタリアから祈願しております。明日の午後に出発し6月2日に帰国予定です。

訪れる場所は、コルティナ・ダンベッツォのミズリーナ湖、ベニス、ボローニャ、モデナ、パルマ、ジェノヴァ、そしてパヴィアの街々です。ベニスは2回目ですが、前回は満ち潮でサン・マルコ寺院近辺が水浸しでしたので、命があるうちにもう一度訪れたいと思っておりました。
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市場概況(5.22.09)

2009-05-23 08:28:39 | 市場概況
赤字部は23日朝の更新

後場開始後は押されるも、ドル・円の落ち着いた動きから、9200円割れが一時的にあったものの、引けには値を戻していった5月22日(木)の市場概況です。

◆日経先物:9230円(-50円)、OSC58%(+4%)5月20日の53%からコンバージェンス中。指数値倍率:108(+1)
◆日経平均:9226円(-38円)、OCC56%(+3%)5月18日の46%からコンバージェンス中。
◆日経平均指数値倍率:108(同値)数字が増えるほど上下降傾向を示します。
◆TOPIX:875.88(-5.6) OSC55%(+1%)5月18日の48%からコンバージェンス中。
◆マザーズ指数:359.35(+6.83)、OSC54%(+4%)5月20日の46%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:533.13(+1.83)OSC63%(同値)5月20日の55%から切り返し中。
◆ドル・円:94.8円。(44銭円安)OSC45%(+7%)5月13日の32%から切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.66125%(前日比-0.055%)5月21日現在。3月11日から下落継続中。
◆日経先物イーブニングセッション:9280円(大証終値比+50円)
◆シカゴ日経先物:9220(大証終値比-10円)更新
◆NYダウ:8277ドル(-15ドル)OSC43%(同値)まだ俵1枚残して踏ん張る。更新

後場は為替が大人しかったため、週末にもかかわらず買い戻しがあり、新興市場、特にマザーズが調子よい他、主力市場も最後はわずかな下落でとどまっております。

しかし、日経平均の指数値倍率は今日の108ポイントです。111ポイントまで落ちれば反発はしておりますので、今のところは9000円をキープしての騰勢状態を保ってはおります。

ここから月末にかけての不安要因ですが、ドル安・円高、金利上昇(債券価格の低下)という問題に加えて、例のGMの問題が大きく市場を揺るがすのかも知れません。

今のところ市場関係者はGM破綻をほぼ織り込んでおります。クライスラー破綻の時のように、GMにCDSを賭けたヘッジファンドは、むしろ破綻を望んでおります。まるで死肉に群がるハゲタカとはこのことです。

ところがどっこい、アメリカ人一般の認識はGM=アメリカ合衆国のままです。いわば、アメリカ人の誇りがGMなのです。それが潰れるということのインパクトは、以前から言っているように、心理的には結構大きなものがあります。

これが蟻の一穴となり、再度の金融恐慌の引き金にならないよう願うばかりです。

しかし、今やGMを救う妙案はありません。経営陣もペナルティを払ってまで退職金の前払い(自社株)をしてもらって、わずか2000万円程度の金額を何人かの役員が分けるほどに、貧すれば鈍する状態に陥っております。

つまり、沈むタイタニック号から船長までが逃げ出すような事態です。

それを一旦港まで曳航して、ドックに入れて修理をしようたって、あまりに図体が大きく、荒波の上で船体を分割しない限り不可能なまでに嵐に痛めつけられました。

実は問題は、逆説的な言い方ですが、GM=アメリカ合衆国というアメリカ人の認識ではありません。そうではなく、GMが長年に亘って抱え込んできた問題は、アメリカ全体の問題と同類のものではないのかとの、世界の人々の意識の変化を、GM破綻は意図せずして惹起させ顕在化させることです。

例えば、

◆ガソリンがぶ飲み大型SUV=環境問題に無頓着(だった)なアメリカ合衆国。
◆GMの債務超過財務=アメリカの借金漬け財政。
◆上級経営者へのかつての厚遇ぶり=アメリカの超経済格差社会
◆クルマではなく金融部門GMACで稼いできたGM=金融セクターで稼いできたアメリカ

等など。

日曜日から6月2日まで北部イタリアへと旅行しますので、明日をもって一時ブログを休止します。ご了承下さい。

-------23日朝のコメント-------

NY市場は昨日の流れのままに小幅続落でした。OSCは同値ですが、RSIは9%下落して44%です。これも3月11日以来の低さです。ここからの上昇の芽が少ないとしても、昨秋のようなインパクトのある出来事が出ておらず、ジリジリと緩やかに下げている状態ですね。

S&Pが英国債の格付変更を示唆しましたが、同業のムーディーズは米国債については現在の格付が適当と述べております。オバマ大統領も米信用格付けの変更について懸念はしていないとコメントしましたが、これはそう言わざるを得ないほどに格付問題が浮上していることを意味しております。10年債の金利は3.45%にまで上昇。

まあ、財政赤字垂れ流しの日本の格付も上がったようですし、絶対的な評価ではなく、相対評価をするのが格付のやりかたと堕してしまったようです。

これは、身持ちの悪い結婚相手について調査を依頼された興信所が、取り巻き連中はもっと身持ちが悪いヤクザな人間が多いので(相対的に)安心です、とレポートするようなものです。

頼んだ娘の親(アメリカ政府)は、その興信所の営業免許剥奪権を持っているため、何としてでも、その親を安心させなければなりませんでした。

ところで、愛娘の結婚話はさておいて、今度は不良息子(GM)の問題が親に大きくのしかかっております。上の記事にも書きましたが、この不良息子を破綻させることは、周囲の人々(一般的なアメリカ人)に対して大きな心理的な影響を与えます。

何故なら、不良息子の処置については、普通は、世間にばれないようにこっそりと勘当するのが、まあ親としては最大の「処分」でしょう。ところが、破綻処理を行うということは、もうこの息子は親の手に負えなくなったので、ヤクザな悪友からも切り離し真の更正を計るため、いっそのこと少年鑑別所に入れると宣言したに等しいこととなります。

これは勘当とは、些か次元が異なる対応です。青天の霹靂ではないにしても、古き良きアメリカを未だ夢見る世間の人々にはある種の驚きを与える出来事です。そうなるとその息子やその家庭に対する世間の見方が大きく変わらざるを得ません。

また、くどくどと書いてしまいましたが、要するにこれからダウが大きく反落するなら、GM問題がきっかけになるのでは、と言いたかったのです。

おとなしく鑑別所に入れられるのではなく、大いに暴れて周囲に怪我をさせたり、やけくそになって、更なる事件(約38兆ドルもあるCDS絡みでのヤクザとの抗争など)を引きおこしたり、周囲の友達(部品会社やディーラー)に思わぬ影響が及んで収拾がつかなくなったり、といった予期せぬ出来事が起こるのが、この世の常だからです。
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