テクニカル用語の簡単解説 赤字部は16日朝の更新
後場はほとんど値動きに乏しい展開でしたが、それほど押されることもなく円高も一服状態であり、それなりに上げていった5月15日(金)の市場概況です。
◆日経先物:9270円(+140円)、OSC64%(-2%)5月12日の61%に収斂中。指数値倍率:107(-2)
◆日経平均:9265円(+171円)、OCC60%(+3%)5月13日の69%からはまだ下落トレンド継続中。
◆日経平均指数値倍率:108(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:881.65(+19) OSC61%(+3%)5月13日の69%からまだ下落トレンド継続中。
◆マザーズ指数:355.34(+3.17)、OSC59%(-1%)5月12日の49%から停滞中。
◆ヘラクレス指数:525.98(+5.42)OSC70%(同値)4月30日の41%から切り返し中。
◆ドル・円:95.16円。(66銭円高)OSC35%(同値)5月13日の32%からダイバージェンス高まる。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.82563%(前日比-0.02875%)5月16日現在。3月11日から下落継続中。下落%は前日と小数点5桁まで同じという、信じられない結果。更新
◆日経先物イーブニングセッション:9190円(大証終値比-90円)
◆シカゴ日経先物:9160円(円建て、大証終値比-120円)更新
◆NYダウ:8269ドル(-63ドル)OSC44%(-5%)3月11日の45%以来の低さ。ここから切り返せるのか?更新
今日のこのリバウンドは、果たして更なる上を目指す体勢なのかどうかは、かなり難しい判断となります。
今日の上げの第一要因としては、昨日進みすぎた円高で下げすぎていたところに、円安傾向に少し振れたため、その下げすぎた分の調整が行われたと解釈できます。
しかし、ドル・円も再度96円を割り込んでおります。しかも場が終了してから、解き放たれたように95円台半ば近辺まで行っております。どうしても下に下にと行きたがっておりますね。
OSCも高値圏でのこうしたリバウンドは、今晩のNYダウが再度大きく崩れれば、月曜日はあえなく崩れてしまう脆さをもっております。
本来なら、こうした高値圏であえて持ち越しをするのはリスクが高いのですが、あまりにテクニカルな位置取りが今日の上げでよく見えた、円高に弱い7221トヨタ車体と、逆に円高にはドル決済のために強い2670ABCマートの2つを仕込みました。
買値は終値の少しだけ下です。
この2つの押しに押された銘柄が、来週にまた崖から突き落とされるようだと、これは諦めます。
-------16日朝のコメント-------
ダウは戻り売り圧力が強くOSCは5%も下げて、今回のラリーのスタート時点にまで落ちました。ここから踏ん張れるのかどうか正念場です。
経済指標では、コア消費者物価指数が4月は0.3%(前年比で1.9%)と高めだったことと、対米投資が予想を大きく上回る558億ドルだったことが注目されます。
また、4月の鉱工業生産のが-0.5%となり0.1%だけですが予想より良かったことはプラス材料。
特に対米証券投資は貿易収支の赤字分に見合う資金の流入がないことには、アメリカの財政は成り立ちませんが、3月の貿易収支276億ドルの赤字に対しては、この558億ドルでおつりがくる勘定でした。1月は368億ドルもの資金流出があり、2月は220億ドルしか流入がなかったことからすると、ひとまず国債消化の面でも何とかなっている状態かと思います。
この3月度の日本の対外投資金額は、財務省のデータによると中長期債は1兆1346億円の売り越しですので、日本は寄与していないようです。なお、4月は5日から25日までの統計では、2兆6827億円の買い越しです。この時期はドル・円は100円を突破しており、円安を後押ししていることが窺えますね。
これからも対米証券投資データには注意を払って、アメリカの国債消化状態を見ておく必要がありそうです。
なお、NY連銀の景気指数やミシガン大学の消費者信頼感指数は予想を上回っておりますが、これら景気指数関連の指標は、景気回復を計るバロメーターとしては、過去の例からも、いわゆる「騙し」になりやすいので手放しでは喜べる話ではありません。
何事も、世論調査のようなものは、ある意味で、恣意的な質問票の作り方や回答者の属性を変化させることでバイアスを掛けることも出来ますので、一般的には信頼度が弱いものと見ておいた方がよさそうです。
バイアスのかかりにくい証券投資とか鉱工業生産とかの、純然たる統計データの方が信頼できますね。
ところでアメリカの指標ばかりに気を取られている間に、ユーロが弱くなっております。
それは、ユーロ圏の今年第1四半期のGDPが予想を0.5%下回って-2.5%となり過去最悪だったためです。ドイツだけのGDPも過去最悪です。
後場はほとんど値動きに乏しい展開でしたが、それほど押されることもなく円高も一服状態であり、それなりに上げていった5月15日(金)の市場概況です。
◆日経先物:9270円(+140円)、OSC64%(-2%)5月12日の61%に収斂中。指数値倍率:107(-2)
◆日経平均:9265円(+171円)、OCC60%(+3%)5月13日の69%からはまだ下落トレンド継続中。
◆日経平均指数値倍率:108(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:881.65(+19) OSC61%(+3%)5月13日の69%からまだ下落トレンド継続中。
◆マザーズ指数:355.34(+3.17)、OSC59%(-1%)5月12日の49%から停滞中。
◆ヘラクレス指数:525.98(+5.42)OSC70%(同値)4月30日の41%から切り返し中。
◆ドル・円:95.16円。(66銭円高)OSC35%(同値)5月13日の32%からダイバージェンス高まる。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.82563%(前日比-0.02875%)5月16日現在。3月11日から下落継続中。下落%は前日と小数点5桁まで同じという、信じられない結果。更新
◆日経先物イーブニングセッション:9190円(大証終値比-90円)
◆シカゴ日経先物:9160円(円建て、大証終値比-120円)更新
◆NYダウ:8269ドル(-63ドル)OSC44%(-5%)3月11日の45%以来の低さ。ここから切り返せるのか?更新
今日のこのリバウンドは、果たして更なる上を目指す体勢なのかどうかは、かなり難しい判断となります。
今日の上げの第一要因としては、昨日進みすぎた円高で下げすぎていたところに、円安傾向に少し振れたため、その下げすぎた分の調整が行われたと解釈できます。
しかし、ドル・円も再度96円を割り込んでおります。しかも場が終了してから、解き放たれたように95円台半ば近辺まで行っております。どうしても下に下にと行きたがっておりますね。
OSCも高値圏でのこうしたリバウンドは、今晩のNYダウが再度大きく崩れれば、月曜日はあえなく崩れてしまう脆さをもっております。
本来なら、こうした高値圏であえて持ち越しをするのはリスクが高いのですが、あまりにテクニカルな位置取りが今日の上げでよく見えた、円高に弱い7221トヨタ車体と、逆に円高にはドル決済のために強い2670ABCマートの2つを仕込みました。
買値は終値の少しだけ下です。
この2つの押しに押された銘柄が、来週にまた崖から突き落とされるようだと、これは諦めます。
-------16日朝のコメント-------
ダウは戻り売り圧力が強くOSCは5%も下げて、今回のラリーのスタート時点にまで落ちました。ここから踏ん張れるのかどうか正念場です。
経済指標では、コア消費者物価指数が4月は0.3%(前年比で1.9%)と高めだったことと、対米投資が予想を大きく上回る558億ドルだったことが注目されます。
また、4月の鉱工業生産のが-0.5%となり0.1%だけですが予想より良かったことはプラス材料。
特に対米証券投資は貿易収支の赤字分に見合う資金の流入がないことには、アメリカの財政は成り立ちませんが、3月の貿易収支276億ドルの赤字に対しては、この558億ドルでおつりがくる勘定でした。1月は368億ドルもの資金流出があり、2月は220億ドルしか流入がなかったことからすると、ひとまず国債消化の面でも何とかなっている状態かと思います。
この3月度の日本の対外投資金額は、財務省のデータによると中長期債は1兆1346億円の売り越しですので、日本は寄与していないようです。なお、4月は5日から25日までの統計では、2兆6827億円の買い越しです。この時期はドル・円は100円を突破しており、円安を後押ししていることが窺えますね。
これからも対米証券投資データには注意を払って、アメリカの国債消化状態を見ておく必要がありそうです。
なお、NY連銀の景気指数やミシガン大学の消費者信頼感指数は予想を上回っておりますが、これら景気指数関連の指標は、景気回復を計るバロメーターとしては、過去の例からも、いわゆる「騙し」になりやすいので手放しでは喜べる話ではありません。
何事も、世論調査のようなものは、ある意味で、恣意的な質問票の作り方や回答者の属性を変化させることでバイアスを掛けることも出来ますので、一般的には信頼度が弱いものと見ておいた方がよさそうです。
バイアスのかかりにくい証券投資とか鉱工業生産とかの、純然たる統計データの方が信頼できますね。
ところでアメリカの指標ばかりに気を取られている間に、ユーロが弱くなっております。
それは、ユーロ圏の今年第1四半期のGDPが予想を0.5%下回って-2.5%となり過去最悪だったためです。ドイツだけのGDPも過去最悪です。