株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(5.1.09)

2009-05-01 15:31:50 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は5月2日朝の更新

後場は、引けにかけて9000円を回復。最後の30分に仕掛けドラマがありました。

◆日経先物:9030円(+170円)、OSC55%(同値)4月28日の49%から切り返しに転じる。指数値倍率:110(-2)
◆日経平均:8977円(+149円)、OCC51%(+4%)4月28日の42%から切り返しに転じる。
◆日経平均指数値倍率:111(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:846.85(+9.06) OSC48%(+3%)4月28日の42%から切り返しに転じる。
◆マザーズ指数:344.88(+0.33)、OSC57%(+4%)4月16日の46%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:491.51(+1.36)OSC44%(+3%)4月30日の41%から切り返しに転じたか?
◆ドル・円:99.2円(55銭の円安)OSC59%(+3%)4月27日の42%から円安へと切り返し中。そろそろ頭打ちか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):1.01625%(前日比-0.01125%)4月30日現在。
◆日経先物イーブニングセッション:9110円(大証終値比+80円)
◆シカゴ日経先物:9110円(円建て、大証終値比+80円)更新
◆NYダウ:8212ドル(+44ドル)OSC57%(+6%)4月27日の49%から切り返し中。更新

しかし、最後の30分で場が大きく上に動きました。筆者は9104商船三井がボリンジャーの上にあり、ドル・円が円高へと行きそうな気配だったので、586円で売りをかけるところでしたが、それ以上下に押されないため見ているうちに、まさかの9000円回復の爆上げ劇の幕が切って落とされました。

こうなると、この4連休を控えて、その筋の仕掛けにそのまま乗る訳にはいきませんので、あえて持ち越しは断念し、引けにかけて少し遊び程度に売買して終了。

しかし、些か古典的な仕掛けとは言え、4連休を控え誰もが内心では手仕舞いを考えているところ、その逆を行くような上げ仕掛けは見事でした。

最後の30分間で売りが湧いてくるのを期待して売り玉を持っていた方々が見事に踏み上げられた格好です。筆者もその餌食に危うくなるところでした。

今は、まだ上げ基調の相場ですので、基本は下げたところの買いモードで行くべきですね。

と言う訳で、持ち越しはなしです。連休中に上げたら上げたで一向にOK。それだけ経済が良くなれば、少しは安心感がこの世に拡がることでしょう。

筆者も安定収入は年金しかありませんので、企業年金を運営している某信託銀行と、国家運営の年金基金が破綻すると、少々やっかいなことになります。ここは何としても、先日書いたようにアメリカの不動産が持ち直すこの夏から秋までは堪え忍んで欲しいところです。

-------2日朝のコメント-------

NYダウは44ドル高で引けております。何と言っても、4月のISM製造業景況指数が40.1%となり昨年9月以来の40%乗せとなったことが効いております。これは300社以上の購買担当役員へのアンケート調査の集計ですが、50%を超えると景気拡大局面に入ったと見なされております。FRBは50%を超えないと過去1度も利上げしておりません。

ちなみにISM非製造業景況指数の方は、昨年10月から50%割れとなり11月に37.4%のボトムを付けたあと3月までは4ヶ月連続で40%台をキープしております。

なお、ストレステストの結果発表が7日に延期されております。それもあって様子見気分が勝っているようです。

この後の記事は別稿参照。
コメント (3)
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ダイワボウ、SF戦いの巻

2009-05-01 11:28:49 | 株に出会う
と言っても、ダイワボウを筆者が買った訳ではありません。

これだけ2日連続1億株を超える出来高の合戦は、滅多に見ることができるものではありません。

そこで、これまで無視していたダイワボウを、本日特売りからの動きを、高見から観戦しておりました。何故高いところから観戦していたかというと、こうした銘柄に近づき過ぎると、万が一にでも、Swine Flu(豚インフルエンザ)に感染する恐れがあったためです。

ずっと上げていた銘柄の「特売り」状態に転じた時の法則。

1.買い方が悲観的になりすぎて、寄りついたところが底になりがち。(正解)
2.その後は窓埋めにまで行けば、強気筋の勝ちとなる。(失敗)
3.そうなると利益が乗っているフリーライダーの逃げ場探しとなる。(地合)
4.その弱みにつけ込んで売り方が勢いを増す。(前場の終盤の戦い)
5.寄り付きの値段がいわば関ヶ原の合戦となる。(360円の戦い)
6.そこから先の勝負の帰趨は闇の中。(混戦)

6の段階まで到達したところで、あえてお出まし頂きたいのが、古今東西の不思議な数学的な法則、つまり黄金分割比率(=フィボナッチ・リトレースメント)です。

208円から449円までのこの株の爆上げに対する、最初の38.2%押しの数字は356.94円でした。

前場の終盤にダイワボウは355円まで落とされております。ここから358円にまで戻して終了。

今のところは黄金分割比率通りに動いておりますが、もし後場にこのラインが突破されれば、次の節目は50%押しの328円です。

多分、今日のSF戦いの巻の決着は、こうした節目のラインの攻防戦となるでしょう。

とか何とか、評論家のような言い方に冒頭から終始しましたが、今日の寄り付きからの上げは意外でしたね。

何事も行き過ぎるということでしょうか。1605国際帝石は寄り付きの高値付近で売ったのは良かったのですが、その後の強烈な押し目の623Kで買いに入るのに失敗しました。

これまで押しに押されていて、昨日あれだけ久し振りの陽線を付けた株です。昨日のOSC+9%という上げすぎの反動が必ず現れる筈でした。

そこでマイナス圏にまで落ちてしまうと、これは今日の寄り付きで高く拾った方々の失望売りを誘い、またまた低迷状態へと落ち込みますが、そうでない場合は今日買おうと待ちかまえていた方々に絶好の買い場を提供することになります。

この微妙な心理的な綾を、分かっているつもりでもそのような想定をして場を見ていない限り、思い切って買いには入れないものですね。

つまり、銘柄毎にそれなりのシナリオを描いて場に臨まない限り、単に上げ下げに連動して売買するだけだと、よくてトントン、通常はその筋の仕掛けの餌食になって早期損切り撤退となるのが必定かと。

もう1つの持ち越し玉も、こちらは値動きがもの凄く緩慢なため+20円で早々に撤退しました。

ところで、豚インフルエンザの英語名はPig Fluかと思いきや、Swine Flu(SF)という、宇宙のワインの香りのする麗しき名前でした。

外国でPig Fluなどと口走れば恥を掻くところでした。まさか、白鳥のような響きのスワイン フルーとはね。

もう1つの鳥インフルエンザの英語名は、Avian Fluです。

これは、エイリアンを連想させるかなり怖い名前です。これが流行すると、多分、エイビアンとかいうフランスの水が売れなくなるでしょう。こういうのを風評被害といいますが、Evianという商標を自分で勝手に使っているため誰にも文句が付けられません。

売れなくても致し方ありません。

ところで、肝心の市場概況ですが、日経平均のOSCは前日同値の47%です。これを割り込むとチョイとやばい状態ですね。マイ転すればその可能性大。プラスを維持している限りはまだまだ騰勢を保ったままですが、これから4連休に入るので、後場は特に為替の動きに注意しながら、何か持ち越すかどうかを決めたいと思っております。
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市場概況(4.30.09)

2009-05-01 07:10:43 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は5月1日朝の更新

後場は、円高の進行があるも、しぶとく水平状態を維持した4月30日(木)の市場概況です。

◆日経先物:8860円(+350円)、OSC55%(+6%)4月28日の49%から切り返しに転じる。指数値倍率:112(-5)
◆日経平均:8828円(+334円)、OCC47%(+5%)4月28日の42%から切り返しに転じる。
◆日経平均指数値倍率:113(-5)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:837.79(+25.8) OSC45%(+3%)4月28日の42%から切り返しに転じる。
◆マザーズ指数:344.55(+2.44)、OSC53%(-4%)4月16日の46%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:490.15(-0.3)OSC41%(-6%)3月12日の41%に並ぶ。
◆ドル・円:98.65円(96銭の円安)OSC56%(+3%)27日の42%から円安へと切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):1.0275%(前日比-0.01188%)4月29日現在。
◆日経先物イーブニングセッション:8980円(大証終値比+120円)
◆シカゴ日経先物:8860円(円建て、大証終値比同値)更新
◆NYダウ:8168ドル(-18ドル)OSC51%(-8%)27日の49%から切り返し途上。更新

後場は多少の円安が進むも、先物は大した下落も見せずに終了。日経平均は、高値・安値ともに更新。OSCは42%からのジャンプですので、これはセオリー通りなら、上げ軌道に再度乗った感じです。

1605国際石油帝石が今日は珍しく落ちなかったため、遅まきながら「全快祝い」を兼ねて、624Kで買いました。最後、何方さんかが643株も売りを仕掛け、筆者に不義理を働いたようです。

押されていた株はこのくらいの反発がないと駄目ですね。OSCは+9%ですがまだ38%です。明日押されても600Kを割れなければ大丈夫でしょう。

後は、業績を上方修正したのに年初来安値を更新した、ある内需銘柄を引けにかけて買いました。これは出来高が少ないので銘柄名は伏せておきます。OSC23%で、最後に売られて前日比ゼロで終了しております。ここからは買い下がるのみ。

-------1日朝のコメント-------

NYダウは高値・安値ともに更新するも、クライスラー破綻などもあり、昨日上げすぎた反動で-18ドルで終了しております。欧州市場は堅調。ナスダックは+5.36ポイントでした。

クライスラー破綻は予想されていたことであり、本来は下がることはないのですが、昨日テクニカルにも過熱気味になっており、利確売りの絶好のネタになっただけだと思います。米ドルLIBORが依然として下げており、まだまだ株式市場の上昇基調に変わりはありません。

4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は予想を超える改善を示し、ダウの上昇を引っ張りましたが、この中で、唯一スコアを落としているのが、支払い価格です。在庫が減り、受注が増え、雇用も生産も増えているにもかかわらず、支払い価格だけ冴えないのは、これは安値受注をしているのではあるまいか?仕事さえあれば採算ギリギリでも受注するのは、こうした時期にはどこでも見られることでしょう。

もう1つ面白いのは、カナダの経済指標の3月の原材料価格指数です。2月は1.6%で3月の予想も2%でしたが、結果は何と12.1%です。原材料価格が急騰しております。この内訳は不明ですが、アメリカのPCEコアデフレーターという指標を見ても予想の倍の0.2%と3月はなっております。まあデフレーターそのものは前年比0.6%であり予想値より0.1%アンダーですので、インフレがどうのこうの騒ぐ水準ではありませんが、カナダのこの動きには注目。(ニュース記事の桁の取り違えの可能性あり。この上昇はないでしょう。)

なお、円安へと振れておりますが、これは日銀の展望レポートで、2009年の成長率を-3.1%としたことが嫌気されたようです。アメリカは-1.3%~-0.5%ですので、ドルより円が弱くなると市場に認識された訳ですね。
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