株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.21.09)

2009-05-20 21:57:36 | 明日のモニタリング銘柄
5月に入ってからのザラ場の値動きは実に安定的であるため、特に短期での売買をしている方ほど、結果的に日経平均が7000円から9500円まで戻した動きの果実を得ていないのではないかと思います。

それはボラティリティの小さなザラ場で、勝つか負けるかの勝負をしている人間通しの利益の取り合いになっているためですね。

となると、短期なら短期でどういった戦略をとるかというのが大事になってきますが、今日のオンラインセミナーで田中勝博さんがいくつか面白いことを言っておりました。

聞いていない方のために、一番重要なポイントだけをお伝えします。

それはタイムフレーム理論です。

1.最初にタイムフレームを決めます。
 例:① 5分足、30分足、60分足のパターン
   ② 1分足、5分足、10分足のパターン(デイトレ向き)

2.その分足の移動平均の本数を決めます。
 例:25本移動平均、10本移動平均

3.買い連続のパターン
 上記の1項の①のケースの25本移動平均を使用したケースで説明します。
 -5分足、30分足、60分足のいずれも25本線より株価が上にある場合。
 
  この場合は、下がったら買い、下がったら買いの繰り返しをする。途中で売らない。

売りはこの逆です。要するに、「短い分足から長い分足へと相場は伝播する」ことがことの本質です。

さて、明日のモニタリング銘柄ですが、よくよく見ると各銘柄相当なレベルにまで達しており、この段階でまだ上がっていない銘柄は何らかの事情を抱えております。そこをあえて分かった上で、銘柄名のみ書き出しておきます。

1.7956ピジョン
2.4661オリエンタルランド
3.9843ニトリ
4.3105日清紡
5.6330東洋エンジニアリング
6.7011三菱重工業
7.6752パナソニック

以上です。


 
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円高の割には元気

2009-05-20 11:25:34 | 株に出会う
今日はアメリカの傾向を受けて、石油や鉄鋼・資源株に買いが集まっているようです。それにホームデポに影響されてか卸売業も、ヤマダ電機の強烈な切り返しに見られるように好調ですが、2685ポイントはよくても2670ABCマートは駄目、9983ファーストリテイリングは普通の上げと、銘柄毎に反発の度合いが異なるようです。

後場もこの傾向が続くかどうかは不明ですが、朝方から再度円高が進んでおりますので、輸出銘柄は苦戦を強いられそうです。金融はアメリカが下げた割にはほとんど被害が出ておりません。

この業種別の流れをいち早く読むのがいつまで経ってもうまく行きません。

その日の相場への影響度は、個別株の大きなニュースは別にして、①海外市場の動向と日経先物の動き ②当日の業種別騰落状況 ③個別株のテクニカルポジション、といった順序が普通は考えられますが、その間で仕手株も時に乱舞したりします。

今日は1871ピーエス三菱という、コンクリート橋梁工事の会社がいきなり特買いで始まり結構時間が経ってから寄りつきましたね。

しかし、まさに急上昇・急降下でタイミングを見計らっている間に取り逃がしてしまいました。いつまで経ってもこういうのは遊び半分でないと入れないものですね。

本当に上げる日なら、寄りついてからの押し目で寄り付き値段を超えるときが買い時と言われております。しかし、ついつい寄り付きから押されると更に下があると思って身構えてしまいます。

その後のロケット弾の発射のような上昇局面では、必ず利確の嵐が来るのが分かっておりますので、危なくって乗れませんし、何しろあっという間の出来事ですので、そもそもマウスのクリックがついて行けません。

要するに遊び半分で寄り付きからの押し目の適当な値段で指しておくのが正解かと。

しかし、この株が今日何故噴いたのか、自分なりに納得しておかないとチョイと気持ちが悪いので、まずフィボナッチ計算機で押し目水準を見てみました。240円から477円までの上昇に対しての50%押しが359円でした。その値段ピッタリを昨日付けておりました。

今日の上げはこの黄金分割比率のせいとすることとしよう。

前場は2440ぐるなびを買うも、同時ウォッチの3715ドワンゴと同じく昨日はOSCが低下してのプラス引けでしが、一方のドワンゴが沈没。ぐるなびも全く動かないので同値近くで撤退。

ぐるなびの場合は、OSCが前日同値以上になるくらいの噴き上がりがないと駄目かも知れません。現在2%差です。後少しで追いつきますので、今日の後場の様子を見てから再度参戦するかも知れません。
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市場概況(5.19.09)

2009-05-20 07:08:34 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は20日朝の更新

後場は円安気味に始まったのがサポートして、そこからはジリジリと切り返した5月19日(火)の市場概況です。

◆日経先物:9300円(+220円)、OSC57%(-1%)5月14日の66%から下落中。指数値倍率:107(-2)
◆日経平均:9290円(+252円)、OCC50%(+4%)5月18日の46%から切り返しに転じたか?
◆日経平均指数値倍率:108(-3)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:879.76(+20.1) OSC48%(同値)5月18日の48%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:351.43(-1.37)、OSC47%(-9%)5月13日の63%から下降中。
◆ヘラクレス指数:523.43(+3.48)OSC57%(-6%)5月13日の73%から落下中。
◆ドル・円:96.01円。(28銭円高)OSC40%(-1%)5月13日の32%から切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.785%(前日比-0.04063%)5月18日現在。3月11日から下落継続中。先週末のまま。
◆日経先物イーブニングセッション:9400円(大証終値比+100円)
◆シカゴ日経先物:9340円(円建て、大証終値比+40円)更新
◆NYダウ:8475ドル(-29ドル)OSC48%(-6%)5月15日の44%から切り返し中ではあるが。更新

後場は為替の円安が後押ししてもっと上へと押し上げられると思いきや、先物が為替に逆行したりして、前場以上に目が眩む相場でした。

後場に東京証券取引所に放った我が家の猫2匹は、都会の目も眩むネオンの動き(あのくるくる回る奴)に動転し、証券会社の端末と端末の間に逃げ込む始末。要するに、人見知りする猫なので、元々、このようなミッションは荷が重かったようです。

一匹の方の猫など、10年以上も飼っているのに、未だに廊下で筆者とすれ違う時は、まるで強盗にでも出会ったかのような恐怖の顔をして、疾風のごとく立ち去る始末です。

プロフィール写真に掲げているもう1匹は、挨拶をきちんとするなど、なついてはいるものの、筆者が餌を出すことはほとんどないことを良いことに、まるで下男扱いです。膝の上に抱こうとしても、汚らわしいものにでも触れるが如く一声発して忌避する始末。

と言う訳で、後場の飼い猫囮作戦は見事に失敗に終わりました。

持ち越しはゼロです。

ところで午後発表の我が国の鉱工業生産(3月)や工作機械受注(4月)は事前予想通りで相場への影響はなかったようです。

今更ながらに驚くのは、工作機械受注が前年比で-80.4%という数字です。8割受注が減っております。2割の受注でどうやって会社を続けるのだろうか?

これがもし家計なら普段の月の2割でやれって言われても、これは貯金の話ではなし、無理ですね。

今晩のアメリカの住宅着工件数や許可件数が予想の微増を裏切ることにでもなれば、再度売り攻勢になるものと思われます。

           1月    2月    3月    4月(結果
・住宅着工件数: 48.8万 57.2万 52.5万 45.8万
・建築許可件数: 53.1万 56.4万 51.1万 49.4万

3月は共に減っておりますので、今回も減るとなればこれは冷や水を浴びせられたことになります。

結果は明朝までのお楽しみ。

-------20日朝のコメント-------

住宅関連の結果を赤字で記しました。着工件数、許可件数ともに1月を下回って統計を取り始めて以来の最低値。2005年や2006年頃の最盛期の200万戸超えから見ると4分の1以下です。

これでNYダウがよく値を崩さなかったものです。しかも、高値-安値の差はたったの74ドルです。これは昨年の12月26日のクリスマス開けの閑散相場以来。

これは一体何を意味するのか?

昨日のLowsの好決算で勢いづいたマーケットは、今日の住宅関連指標で更に勢いづく手はずだったところ、梯子を外されてしまったのです。しかし、ここで狼狽売りしては昨日のあの勢いが「偽りの勢い」だったことを露呈してしまいます。そこで、ブル派はなるべく平静を装い、ベア派はそもそもポジションをあまり持っていなかったので売りには入らなかったということが透けて見えます。ちなみに一昨日ダウが大幅に上げた時の出来高は少ないものでした。となると、明日以降の反動安をやはり気にせざるを得ません。

もっとも、建築許可件数は見かけほど悪くはないという解説も出されております。例えば戸建てで見ると、西部は前回1.5%のところ17.9%に中西部が前回-15.9%のところ6.9%になったとか。

これは、テストの総合点は史上最悪の結果だったものの、パン食い競争では前回より3個多く食べることができ、その分体育の点が上がったとか、カラオケに興じたお陰で音楽の点数が上がったとか言って、今回の史上最悪の総合点を取った馬鹿息子や馬鹿娘を慰める親馬鹿に少々似ているようです。

昨日は17世紀以来の出来事が1つありました。

イギリスの下院議長が親族による経費の不正請求により任期途中で辞任したことです。この程度の不正は日本の政治家には頻発しているかに思えますが、さすが民主主義の権化の国イギリスです。バッハが生まれた頃、日本の江戸時代のまだ初期の1695年以来とのこと。あの鴻池何とやらの「JRパス不正使用愛人道連れ老いらく不倫温泉旅行」のことを思うと、日本の政治が若い人に信用されないのもやむを得ませんね。
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