株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.7.09)

2009-05-05 14:11:11 | 明日のモニタリング銘柄
連休中にNYダウが上がり、日経先物のシカゴの値段も相当な上昇ですが、ここは先進国で相場をリードしてきた日本は9000円近く。それに対して出遅れていたNYダウはまだ8400ドル少々です。

少し前までは同じ数字だったことを考えると、日経平均が飛ばしすぎの感は否めませんが、そんなことはお構いなしの相場となってきました。

ここは強気筋は更なる強気の買い上がりは見せるでしょうが、その後は買いが続かずに一旦は先物主導で下げるのではないでしょうか。その際の目安はやはり円ドル相場ですね。

そこで、5月7日のモニタリング銘柄です。( )内は1日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.5713住友金属鉱山(1064円)
 NY市場も金鉱株上昇。まだOSCは48%(+2%)

2.4021日産化学(816円)
 出来高細っておりますが、停滞期の今が仕込みどころか?

3.4088エア・ウォーター(812円)
 OSC39%のダイバージェンスがどう出るか?

4.7011三菱重工業(320円)
 牛歩の歩みのこの株、じっくりと仕込む場面か。

5.5411JFEホールディングス(2670円)
 OSCは37%→43%へと立ち上がり過程。新日鐵他の鉄鋼株も注目。

【モニタリングB】 反発期待銘柄

1.2607不二製油(962円)
 内需株は短期勝負。OSC29%は3月18日の28%以来。

2.8410セブン銀行(225K円)
 幾ら日経とは逆行するとはいえ、ここまで来ると下値は限定的か。OSC23%はこの株にしては信じられない値。売りも出来るようにいつの間にかなっていたのが、身を滅ぼすことになった原因かと。デイトレの餌食株へ。

以上です。
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アメリカ人のこの陽気が恐慌を吹っ飛ばすか

2009-05-05 11:23:33 | 株に出会う
最近CNBCのビデオを見始めたばかりのジム・クレイマーのMAD MONEY。

スタジオの派手派手しさと言い、クレイマーの陽気な語り口といい、猛牛の鳴き声はもちろん、競馬のあのトランペットのファンファーレは鳴るは、ヘンデルのハレルヤコーラスの合いの手は出てくるは、これは見ているだけで楽しくなる番組ですね。

日本人でここまでの博識を持って投資家を楽しませることが出来る証券アナリスト等は見たことも聞いたことがありません。今後も決して出ないでしょう。

クレイマーはブル派とはいえ、ここまでのビデオを毎日見せられると、生来の楽天的で陽気なアメリカ人が、一気に盛り上がるのは当然のように思えます。

今日は、連休中でアクセスが少ないにもかかわらず、ページビューの数字が、何とぞろ目の1111件となっているのを記念?して、ここは1つ、ジム・クレイマーの陽気なおしゃべりをお届けしたいと思います。

一体どこからこのようなエネルギーが湧き出てくるのか?

まさか、牛肉を食べ過ぎて新種の狂牛病に罹っているのではないでしょうね???しかしこれもアメリカという国の強さの秘訣の1つでしょう。
このサイトで4月30日のビデオの始まり部分が聞けます。そのエッセンスの邦訳

NY市場に対して日本のメディアが伝えていない話題満載です。日本の失われた10年にはならない、というテーマのビデオなども必見。
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海外市場概況(5.4.09)

2009-05-05 08:25:42 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  


◆ドル・円:98.79円(41銭の円高)OSC57%(-2%)27日の42%から切り返し中。
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの前日値):1.00688%(前日比-0.00937%)-5月1日 まだ低下継続中。
◆シカゴ日経先物:9375円(円建て、大証終値比+345円)
◆NYダウ:8427ドル(+214ドル)OSC61%(+4%)4月27日の49%から切り返し中。

NYダウは大幅続伸。3月の中古住宅の販売保留件数が3.2%増となり、市場予想を大幅に上回ったことが第1の材料です。2月は2%増、1月は7.7減で過去最低でした。

この販売保留件数というのは、中古住宅の購入契約に捺印した段階のものです。捺印後1-2ヶ月して中古住宅販売件数に計上されます。

ところで、今回のラリーは3月10日から始まっておりますが、オバマ大統領がNY時間の3月3日に、「現在の株価は魅力的な水準の可能性がある」と発言していたことを思い出しました。

大統領が株価水準に触れるというのも異例ですが、これが、今回のラリーを告げる号砲だったようです。筆者は、今頃何をとぼけたことを言っているのかと、オバマ大統領のこの発言を一蹴してしまいましたが、もっと注意深くこの発言の裏付けとなるデータが出てくるのかどうか探すべきでした。今思えば、オバマ大統領のこの露払い発言を受け、シティのCEOが3月10日に、1-2月は190億ドルに達する収益を上げたとの控えめの社内発表が第1弾。フランク下院金融サービス委員長の空売り規制強化の示唆が第2弾でしたね。反省。。。

今日のこの株式市場の上げにもかかわらず、原油と金がともに上昇しております。原油は景気回復とともに需要が伸び、現在止まっている油田開発が災いとなり需給の逼迫が早晩訪れ上げるのは分かりますが、ゴールドの方は本来なら、景気回復の兆しが見え株式市場が上昇に転じているこの時期には売り込まれる筈です。ところが14ドルも上昇。

これはFRBが長期国債を市場の予想以上に85億ドルも買ったことが真の理由です。これでドル安(円高)が進み、ドルと反対の動きをする金が上昇。いかに、今の時期はインフレ懸念にテーマが移っているのかという証左か。

このFRBによる国債購入と金利動向には今後とも目が離せません。既に10年もの利回りは3.155%にも達しております。

なお、S&Pが22の米国金融機関のクレジットウォッチをネガティブに指定しております。この発表は今の株高の時期を待っていたのが見え見えですね。案の定市場は、ストレステスト発表前でもあり、かつその結果を楽観視しているために、このS&Pの発表を完全に無視。

絶妙なタイミングというのは世の中には他にもあるものです。

例えば、世の亭主族が何かささやかな自分用の買い物をしたい時は、奥さんの誕生日祝いに見え見えの高くもない贈り物を捧げた直後などというのは、ある意味逆効果となる最悪のタイミングかと。それよりか、子供が大して難しくもない試験で80点とった時とか、奥さんが日頃使っている化粧品を別のものに変えたところ、見違えるように肌が蘇った(と本人が錯覚した)時とか、いわば自分以外の家族が、何らかのイベントで「偽りの有頂天」になりかけている時に謙虚に切り出すのが、実は絶好のタイミングなのですね。

どうやらS&Pには心理学者が多数雇用されているらしい。Poorsという社名の1部をなす英単語も、自身の謙虚さをうまくアピールできております。
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