株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.20.09)

2009-05-19 21:11:39 | 明日のモニタリング銘柄
ホーム・デポも予想を若干上回る2-4月期の決算を出し、米株価先物は上昇しております。欧州株も米金融機関3社が公的資金返済のための申請をしたとの報道を受けて全面的に高くなっております。

ドル・円は17時頃に高値を付けましたが、ロンドン時間に入り少々円高へと押し戻されております。独ZEW景況感調査の5月分が予想の20ポイントに対して31.1ポイントと大幅に高くなりユーロが高くなっております。

こういう景況感指数というのは、どの国もある程度恣意的な結果が出やすいらしく、あちらこちらで飛ばしておりますが、競馬場で引退間近の8歳馬に鞭を無理やり入れるような、悲哀感が少々感じられますね。別にそれが悪いっていう訳ではありませんが、老骨に鞭を打つようなことまでするのはいかがなものか?というだけのことです。はい。

さて、明日も上がる見込みが高くなりつつありますが、モニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.1309上海株式指数投信(28640円)
 OSCは+1%の45%と切り返し気配。

2.5108ブリヂストン(1397円)
 久し振りにまともな上昇でOSCは+3%の40%です。赤字見通し継続なので長居は無用だが、地力は本来ある優良株。

【モニタリングB】 底打ち確認候補

1.3105日清紡ホールディングス(1003円)
 OSCが前日同値の48%で崖っぷち。

2.6460セガサミーホールディングス(975円)
 OSC44%(-7%)でありながら+35円終了。2440ぐるなびも同じですが、こうしたダイバージェンスの場合、押されてから下値を攻防して上昇に転じるケースが多いのかどうか、その検証の意味でも。

以上です。少々数が少なく、その筋のお兄さんのような株ばかりになってしまいました。まあ、明日はNYダウの結果を踏まえて、成り行き任せでいいのではないでしょうか。
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ちぐはぐな動きで錯乱状態か?

2009-05-19 11:30:34 | 株に出会う
今日の前場を冷静に振り返ってみると、日経先物は寄り付きに高値の9340円を付けた後は、なだらかな下降曲線を描いております。

一方、ドル・円相場はまさに乱高下状態です。特に最初の30分は見事な槍ヶ岳状態。為替トレーダーが何やら錯乱状態にあるのが手に取るように分かります。10時の仲値決めの時にかけて円高へと振っておいて、後は前場引けまで野放しにしている状態がありありと。

個別株でも7203トヨタは祝!新型プリウス発売のせいか、いきなりこの大型株が高値圏に浮遊する異変に。ところが、子供の7221トヨタ車体は親の空中浮遊状態についていくどころか、一気に風船が突き破られたがごとく地上に落下し陥没。

かと思うと、持ち越しの1つ2670ABCマートは、寄り付きから全く冴えず、それでも1860円の飛びつき買いをした奇特な方がいたので、そのあたりでとりあえず降りようかと思っているうちに、為替も地合も何もあったものではありません。-8円の1830円まで急降下する始末。

こんなジェットコースターの株に付き合っていると、他の株への目配せが疎かになりますので、チョイとプラ転したところで売り飛ばしたら、何と、10時頃からは為替など関係なくジリジリと値を飛ばしております。

もう1つの持ち越しの6594日本電産とは対照的な動きです。

後は、テクニカルに面白い位置取りだった9697カプコンが二度ほど押されるもマイ転しなかったことが評価?され、後は委細構わず、飛ぶ鳥も落とす勢いに。

これだけ滅茶苦茶な動きをそれぞれの監視株にされると、初夏のこの陽気も手伝って、時ならぬ目眩に襲われました。

しかし、この錯乱状態の中、しばらく我慢して、運良く日本電産を最高値で手放すことができましたが、それ以外は戦果なし。

地合は良さそうですが、TOPIXのOSCは-1%です。大型株中心の日経平均こそ+4%の50%ですが、先物や新興市場は軒並みマイナスしておりますので、必ずしもこのまま反発する勢いではありません。

そのあたりを考えながら、後場は、錯乱状態にある株の中から比較的大人しいものを思わぬ安値で拾って、その後、その株にまともな意識を取り戻してもらった上で、首尾よく思わぬ高値で売れるよう、根気よくしかしながらあまり生真面目になることもなく、自然体で様子を窺いたいと思っております。

しかし、錯乱状態にある株を一旦取り押さえるには、何らかの道具が必要ですが、隣の犬のように口輪をはめて狂犬病の注射をするような訳にもいかず、ここは何かの囮が必要かと。。。長年世話をしている我が家の猫2匹の「恩返し」を期待して、この際、囮としてこの錯乱市場に解き放つこととするか??
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市場概況(5.18.09)

2009-05-19 07:09:41 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は19日朝の更新

後場は円安気味に始まったのがサポートして、そこからはジリジリと切り返した5月18日(月)の市場概況です。

◆日経先物:9080円(-190円)、OSC58%(-6%)5月14日の66%から下落中。指数値倍率:109(+2)
◆日経平均:9039円(-226円)、OCC46%(-14%)5月13日の69%から急速落下中。
◆日経平均指数値倍率:111(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:859.71(-22) OSC48%(-13%)5月13日の69%からまだ急速落下中。
◆マザーズ指数:352.8(-2.54)、OSC56%(-3%)5月13日の63%から下降中。
◆ヘラクレス指数:519.95(-6.03)OSC63%(-7%)5月13日の73%から落下中。
◆ドル・円:96.29円。(1円13銭円安)OSC41%(+6%)5月13日の32%から切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.82563%(前日比-0.02875%)5月15日現在。3月11日から下落継続中。先週末のまま。
◆日経先物イーブニングセッション:9170円(大証終値比+90円)
◆シカゴ日経先物:9365円(円建て、大証終値比+285円)更新
◆NYダウ:8504ドル(+235ドル)OSC54%(+10%)15日の45%から切り返しに転じたか?更新

後場は為替がひと息ついたため、ジリジリと切り返して終了。米株価先物も90ドル程度のマイナスからマイナス50ドル程度まで上昇し、これをサポートしております。

今日の日経平均のOSCの落下具合は半端ではありませんので、あえて、セオリーに逆らって再度仕込み直しました。

因縁の2670ABCマートと6594日本電産の2つです。

NYダウのOSCも44%まで落ちており、ここから奈落へと突き進むのか、それともボックス圏での反発の動きとなるのか、2つに1つですね。

今晩の経済指標は、NABH住宅市場指数のみ。

バーナンキ議長が底入れの兆しと言っていることが裏付けられるのかどうか?

この全米住宅建設業者協会加盟の業者予測は、ケース・シラー住宅価格指数と違って、競売物件などのとんでもない叩き売り値段は反映されない筈ですので、市場予測通りの結果が出るのではないかと見ております。

-------19日朝のコメント-------

今日のNYダウのリバウンドは、NABHの住宅価格指数が予想通りだったことではなく、Lowsというホームセンターの決算が予想を上回ったことと、バンカメがバイに投資判断を引き上げられるなどで、ベア・マーケットラリーの終わりと言われた市場が「復活」したためです。

これをガイトナー財務長官の「景気は明らかに安定してきている」という記者会見でのコメントも支えております。

Lowsの決算については、ジム・クレイマーも15日に大いに注目しておりました。それは、フロリダとサンフランシスコに大きな拠点を持ってビジネスをしている、Lowsとホームデポの決算が、住宅バブル崩壊でもっとも大きな痛手を受けたこの2つの州での、住宅市場の復活の芽があるのかどうかの、大変重要な鍵を握っているとの見方からきております。

こうした見方は、さすがに長年相場にかかわってきただけのことはありますね。

世の中は平板な事象の積み上がりから出来ている訳ではありません。いわゆるプリカーサーとよく呼ばれておりますが、先行指標というリーダー役が必ずいるものです。これをKnot(結び目)と言ったりHubと言っても良いかと思います。

物事の展開の中心となる重要な部分ですね。

まさに、Lowsとホームデポは住宅市場復活の兆しを裏付ける象徴的なハブ銘柄だと言えます。何しろ、住宅が叩き売られて競売が増える時に、ペンキを買いにホームセンターに走る人はいませんからね。

筆者がロスアンジェルスという、住宅バブルのもっとも激しかった地区を、ずっとケース・シラー住宅価格指数でトラッキングしているのも、この地区が住宅底入れ動向を占う上でのハブ地区だからです。

住宅市場の復活の芽が確実になると、とにかく全てが好転します。あれほど味噌糞に言われ、未だ市場で値段が付かない住宅証券も、ひょっとすると今が底だと認識されて流通が始まるのかも知れません。
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