株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.22.09)

2009-05-21 21:35:16 | 明日のモニタリング銘柄
明日、5月22日(金)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.3150ユビキタスエナジー(1130円)
 久し振りに急伸。反動安に気を付けながら。

2.8410セブン銀行(232K円)
 OSCが+7%の45%へ。

3.4571ナノキャリア(13010円)
 やっと出来高が戻って急伸。この勢いがあるもあるのか?膠着の4974タカラも。
 
【モニタリングB】 押し目反転候補

1.6995東海理化電機(1193円)
 来期経常利益ゼロもコンセンサスより強気。

2.8601大和証券G本社(560円)
 OSC+2%のコンバージェンス。

3.8924リサ・パートナーズ(53400円)
 再度切り上げにかかる体勢。

4.7267本田技研(2605円)
 どういう訳か、2600円そこそこまで押されるも、テクニカルには妙味高まる。

以上です。 
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今日はタイムフレーム理論の検証

2009-05-21 11:33:09 | 株に出会う
昨日ご紹介したタイムフレーム理論ですが、今までより時間幅を持って値動きを見ることが出来ますので、薄利撤退の過ちを犯したり、損切りタイミングを逸する確率が低くなることが確認できました。

株だけでなく為替でも商品相場でも何にでもこれは応用が出来そうです。

このタイムフレーム理論は、分かりやすく言うと、昔の合戦での陣地取り争いのようなものです。

しかし、合戦と違って後方に位置するのは見ず知らずの、その場限りの金銭目当てで集結した貪欲集団です。

株が上に行く場合は、まずは10分足程度の防御ラインに、実際は何人配置出来ているのかを想定することから始まります。これを25本線を目安にその上に株価があれば、25人の貪欲集団に守られていると想定します。

そして、更に前線に近い5分足の防御ラインに控えている戦力もカウントしますが、これも25本線の上に実際の戦力(現株価)が何人いるかで、敵との戦いを優位に進めているのかどうかを判断します。

さらに最前線は、例えば2分足の防御ラインを想定しますが、ここでの勝敗は、いわば最前線であるが故に、味方と思われる集団(買いでしたら、買い指しの人)は、時に敵の思わぬ迫撃砲に死者を出すことがありますが、それでも5分足のラインや10分足のラインはきちんと守られている限り、可哀想ですが、そうした殉職した兵士は野原に横たわって貰い、敵が突っ込んでくるのを待って急襲して戦果を挙げます。(追加買い)

こうして、より厚い後方支援のラインが安泰な限りに置いて、最前線の戦いの犠牲者を踏み台にして、更に買い上がる戦法ですね。

売りの場合はこの逆です。

今日の実験は2440ぐるなびで行いました。この株、ずっと追っていたのはOSCを下げながらも終値がプラ転していたためです。そして、昨日ついにOSCは32%にまで落下。これは2月13日以来です。

ところが、今日は昨日安値を破られましたが、OSCが結構高く舞い上がっておりました。前場終了段階では前日比+12%の44%です。ここまで舞い上がれば今日の勢いはこれまでになく強いと判断できました。

そこで、昨日高値を抜ける214000円で「渋々ながら」買いを入れました。この高値ラインはその後一度も破られておりません。

筆者が見ている2分足は一度25本線が破られましたが、5分足は余裕の戦いとなっております。後方支援が盤石である限り、最前線での25本線が破られる時は追撃買いのチャンスですので、そこからジリジリと後退することなく、支援の兵士が少し高めの指し値を入れたりして、結局ほどなくそのラインを突破しております。

他に前場に強いのは、6460セガサミーや例の6310井関農機です。

昨日強かった5016新日鉱は、今日は明らかに25本線の下でウロウロしており、全くの様変わりですので、今日は売りの日ですね。

9984ソフトバンクはさすが難解株だけのことはあります。2分足では10時半頃25本線を抜いておりますが、5分足はちょうど抜きにかかるかどうかの微妙な位置取りです。1720円が1つの分かれ目ですので、後場はこのラインでの押し問答から上に突破するようなら少し戻すようです。

ちなみに、Swine銘柄3107ダイワボウは、2分足ではまさに敵味方入り乱れての乱戦模様です。そして、5分足は25本線が362円ですので、まさに突破されるかどうかの瀬戸際です。こういう段階でこうした合戦にど素人がネギを背負って参加するのは、実に危険です。白鳥の羽をむしり取られるが如く、身ぐるみ剥がれる恐れが大です。

地合は円高は一応一服はしておりますので、日経平均、TOPIXともにOSCを1-2%上げてはおります。後場はやはり為替動向や米先物を見ながらの一進一退が予想されます。

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市場概況(5.20.09)

2009-05-21 06:16:49 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は21日朝の更新

後場もほとんど値動きらしい動きがなかった5月20日(水)の市場概況です。

◆日経先物:9330円(+30円)、OSC53%(-4%)5月14日の66%から下落中。指数値倍率:106(-1)
◆日経平均:9345円(+54円)、OCC50%(同値)5月18日の46%から切り返しに転じたか?
◆日経平均指数値倍率:107(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:886.3(+6.54) OSC49%(+1%)5月18日の48%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:350.73(-0.7)、OSC46%(-1%)5月13日の63%から下降中。
◆ヘラクレス指数:524.13(+0.7)OSC55%(-2%)5月13日の73%から落下中。
◆ドル・円:94.81円。(1円20銭円高)OSC37%(-3%)5月13日の32%に収斂中。94円が次の攻防線。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.7525%(前日比-0.0325%)5月19日現在。3月11日から下落継続中。
◆日経先物イーブニングセッション:9380円(大証終値比+50円)
◆シカゴ日経先物:9300円(円建て、大証終値比-30円)更新
◆NYダウ:8422ドル(-53ドル)OSC47%(-1%)15日の44%からまだ切り返し中。更新

後場はほとんど値動きなし。来客中に9984ソフトバンクが1748円で約定。既に、この株引けにかけての手仕舞いのタイミングだったらしく、どうしても1751円から上には行かず。一気売りからの回復過程で+1円で撤退。

惜しかったのは6310井関農機。300円にわずか届かず、その後は305円の高値ブレーク時に、地合に反してあっと言う間の+5円の上昇です。

1つの銘柄に集中していないと、こうした急上昇局面で拾うことはいささか難しいですが、この井関の前場の高値は305円でしたが、2時半頃に一瞬その値段を付けております。300円は無理と途中で判断して、急遽305円ラインで待ち伏せるべきでした。

こうした節目の待ち伏せは、あくまでも上り調子の株に限ります。

-------21日朝のコメント-------

NYダウは小反落ですが、相場の大きな流れは2つあります。

1.原油が昨年11月以来の水準になり62ドル台へ。
2.FOMCでFRBが債券購入拡大を示唆。

この2つでドル安が進み、インフレ懸念が高まっております。(ドル全面安であり、円高ではありません。円はドル以外の通貨に対しては高くなっておりません。)

目先の長期債利回りこそ、10年債で未だ3.234%ですが、こうしたFRBトークをしてもジリジリと上げております。

原油の方は、週間石油在庫統計で-210万バレル、ガソリンも-430万バレルと大幅な減少です。IEAは今後数年間は価格上昇が続くとしております。それは精油所の稼働率がアメリカの現在の稼働率81.8%(前週比-1.9%)に見られるように、ドンドンと落ちているためです。

1週間で1.9%落ちると言うことは、もしこのペースで落ちれば、1年間で稼働率ゼロになってしまう強烈な落ち方です。不景気でメンテナンスも十分にやっていないのではないかと勘ぐりたくなります。

これは新規油田の開発についても言えます。今までの値段では採算に合わず、かつ需要も減退していたので大方はストップしております。ところが、もうすぐ原油生産のピークアウトが迫っております。非OPEC諸国では、ロシアが2010年など、総じて2015年以前にピークアウトするとIEAでも認めております。(ハバートという著名な地質学者は2010年としております。)

OPECのピークアウト時期は、埋蔵推定量を含め、様々な政治的配慮から公にされておりません。

実は、オイル生産がピークアウトする時期がなぜ重要かというと、ピークアウトした後は年に3%、10年で25%も原油生産が減るためです。

このような強烈な生産低下が進むため、世界的に見ると唯一の原油の対抗エネルギーである原子力発電所の増設も間に合いません。(原子力発電は、実は究極のCO2環境対策でもあります。)

いずれ精油所稼働率や原油生産のピークアウトがとりざたされるにつれ、今度こそ、「地球最後のオイルショック」が襲うに違いありません。

2月中旬まで、バレル35ドルだったことを思い出して下さい。それがたったの3ヶ月で60ドルです。太陽光もバイオマス燃料も風力発電も、石油のコストパーフォーマンスにはとても太刀打ちできない事実を世界は再認識しつつあるのでしょう。
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