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円安がかろうじてサポートしているが

2008-12-04 11:28:37 | 株に出会う
今日の相場は、本来なら8000円割れから下へといくところ、ドル・円が開始時から25銭ほど円安方向へと振れておりますので、これがかろうじて8000円割れからの転落を防いでいる感じです。

Globexはどうしてもプラス圏には浮上できておりません。開始前は-9ドルともうひと息で水面上に出る状態でしたが、ずっと沈んだまま。

後場は、この円安基調が大きく進展するか、Globexのプラス圏への浮上がないと、今晩のダウの下落を見込んでの売り攻勢の方が強まる怖れがあります。

昨日のダウのプラス圏への浮上は、後で見てみると、どうやら住宅ローン金利の低下が原因のようでした。

これは11月23日にファニーメイやフレディマックが保有するMBSの引受けを5000億ドルほど行うと発表していたことに端を発しております。これがGSEの政府保証の具体的な現れだったということです。

これで住宅ローンの利率が、これほど金利を下げても高止まりしていたのが、6%強から約0.5%下がって、30年ローンで5.5%程度まで落ちております。

このやっと現れた金利低下を好感して、今になってダウの上昇へと結びついております。

とにかく今のアメリカ政府は、経済の末端レベルでの流動性の向上に必死です。この不動産関連だけではなく、クレジットカードなどの担保債券まで買い取ることにしております。不動産ローンにやっと手応えが出てきた訳ですが、これだけで不動産価格が底を打つ訳ではありません。

①まず住宅差し押さえ件数の減少での価格低下を防ぐ、②金融機関による審査が容易になってローンが組みやすくなること。③ローン利率が下がること、④そして、何よりも住宅を買う人が増えるための景気の底入れ。

この4つの条件が噛みあわないと駄目ですね。この中で、③に1つ明るい兆候が出てきているといことが好感された訳です。

ところで、ウォールストリートジャーナルによると、ポールソン財務長官は金融安定化法案に基づく第2弾の公的式の拠出を議会に要請することを検討中と報じております。これが今朝の円安への動きだったようですが、米株価先物が冴えないため、そのまま株式市場は低調なままです。

前場は、持ち越しのダイセキはそのままキープ。これは下げ局面でも大きな動きとならず、ようやく安定の兆しがありますので、2000円割れがない限りホールド予定。

例の7915日本写真印刷のリバウンド狙いで3730円で入りましたが、まだ筆者と同じ短期筋の「飢えた狼」が多くたむろしており、3700円の大きな買い板が崩される前に3710円で無念の撤退。その後「飢えた狼」が3700円を食い散らし、地合の好転にも反応せず、-310円で前場を終了。

後、前場の終わりに約定したのが、もうこれっきりと言ってモニタリング銘柄に取り上げた2281プリマハム。145円で拾いましたが、150円で大きな蓋があり、皆さん臆しているようです。OSCは145円なら-1%の33%へと下落、146円なら+1%の35%への上昇と、分岐路に差し掛かっております。RSIも前場で11%まで落ちており、底打ちは早いと思ってはおりますが、果たして後場にプリマドンナに会えるのか?

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