株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(5.27.08)

2008-05-27 15:35:58 | 市場概況
5月27日(火)の市場概況です。赤字部は28日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC50%(+3%)5月15日の60%から下落中。
・日経平均:OSC48%(+7%)5月14日の60%から下落中。
・TOPIX:OSC49%(+7%)5月20日の60%から下落中。
・マザーズ指数:OSC51%(-1%)5月14日の68%から下落中。
・ヘラクレス指数:OSC60%(同値)5月14日の74%から下落中。
・国債先物:前日比15銭高 OSC42%(+2%)5月15日、21日の45%から下落中。
・日経先物イーブニングセッション:13890円(大証終値比-40円)
・シカゴCME日経先物:13965円(大証終値比+35円)更新
・NYダウ:12548ドル(+69ドル)OSC42%(-2%)5月19日の62%をピークに下落中。更新
・ドル・円:104.24円(84銭円安)OSC53%(+7%)5月20日の54%のピーク値を抜く勢い。更新

いやはや何と、午前中に超えられなかった13880円の壁を、後場は先物主導で乗り越えてしまいました。戻り売りを狙っていた方々は、寝首を掻かれたことでしょう。そのような勢いがありました。

主力市場のこのような動きに対して、資金は昨日押されていた銘柄へと流入し、新興市場だけが今日は悲哀をかこったようです。

前場に触れた3623ビリングシステム、さすがにマザーズ指数の低調ぶりから、引けにかけては怒濤の売りに晒されたようです。前場の終わりにかけても下げ基調であったので、窓埋めライン259Kあたりで筆者は指しておりましたが、ここでハタと気づきました。マザーズ指数だけが今日は調子が悪いこと。そして、この株もプラスは維持しているものの、OSCは前日比で減少しており、いわゆるダイバージェンス状態だったことを。

OSCが押されている落ち目の銘柄は、いくらその日に高値更新などの記録があっても、そのタイミングで拾うことは、一瞬のリバウンド狙い以外には勝機がないことを思い出したという訳です。ここはセオリー通りに買い待ち玉をキャンセル。

場が終わって気が付くと、昨日値が付いたIPOのプライムワークスが、引けでは-8Kでした。741Kからの下落ですので-116Kの下落です。こうなると、これはバクチですので、運良く勝つこともあれば負けることもあるだけのイチかバチかの勝負ですね。根っからのバクチ根性を持っている、筆者の家人のような突撃隊以外は手を染める株ではありません。とことん落ちて、テクニカルにも妙味が出てきた時に試し買いをすれば良いかと思います。

後場は、3593ホギメディカルや3715ドワンゴで薄利を重ねましたが、急落時に2度目のエントリーを301Kでしたドワンゴ、引け前にドラマが待っておりました。400枚ほどの厚い壁を作っていた300Kが崩され299Kまでの下落です。その299Kまで下落する直前に同値撤退してしまいましたが、結局引けには303Kで終了しております。この目まぐるしい動きは日中とは別人の動きでした。まさに風雲児の面目躍如たるものがありました。ある意味で株の醍醐味のような値動きでしたね。

筆者が302Kで買いエントリーしたのは、朝の9時12分でした。約定が14時半頃です。まさか299Kまでそこから持って行かれるとは。。。

ビリングシステムの今日の凋落ぶりといい、撤退ラインも決めずに、迂闊に買いに入るととんでもない目に遭うのが株ということを思い知らされるケースでした。

持ち越しは1つだけあります。6871日本マイクロニクスです。やっと売り攻勢が止み、OSCが確実にコンバージェンスするのを確認しての3650円での買いです。

-------28日朝のコメント-------

NYダウは原油の反落でほぼ予想通りの切り返し。但し、OSCを2%落としているように、この後の下落に注意。ケースシラー住宅価格(3月-注)は前年比で14.4%の下落となり下げ幅は更に拡大中。為替が円安に動いておりますが、104.8円以上で引けない限り、これ以上の円安には行かない方向です。(5月5日の安値104.77円抜きが重要)

シカゴCMEも+35円で返ってきており、今日の東京市場は平穏に幕開けするでしょうが、その後は再度の25日移動平均線割れに注意。14030円近辺まで攻略して終了するなら、二枚腰発揮となるでしょうが、逆に13600円近辺まで落ちれば、NYダウとともに、再度の奈落の底への一里塚に到達ということになりそうです。この2つの価格レンジでの動きに注目。

注)筆者が注目しているロスアンジェルス地区は前月比7.72ポイント下げての207.11ポイントです。これが最高値で次ぎがワシントンDC。ロスアンジェルスのピーク値は2006年9月の273.94ポイントです。日本のバブルの時の下げ幅と比べて、チョイと足らないと思いませんか?これからの調整は、すべて住宅ローンを手当している金融機関の損失として計上されます。住宅保有者はいわば債券放棄してしまえば、当初ローン額よりも住宅価格が下がっても、何の影響もでない、いわゆるノンリコース・ローンだからです。これが日本との違いですが、この違いは実はかなり大きい。
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善戦するもこれまでか?

2008-05-27 11:17:54 | 株に出会う
今日の日経先物は、朝方は鬼(NY市場)がいない間の平穏な世界情勢を背景に、窓を開けて始まりました。円高も進んでおらず、NYダウの先物は少し上げており、ドイツとフランスもプラス終了しており、また、昨日はいわば押されすぎたといった要因もあり、売り方の買い戻し等もあったかと思います。

そこで今日の前場の焦点は、昨日の先物の高値の13880円を抜けるかどうかでした。これが抜けないと、朝方上げが大きかった銘柄ほど調整の度合いが深まります。買い手は既にたんまり資金をつぎ込んでおり、次のお客さん待ちなのですが、肝心のお客さんがこない地合になってしまうと、我先に利確の動きに走りたくなるというのが、やむを得ない心理状態かと思います。

主力市場はそれでも昨日の下げの反動からの今日のプラスでの推移で、まだしも懐と心理状態に余裕があるようです。

前者の利確に走りたいお客さんが大勢いたのが、3623ビリングシステム。後者は、今日のモニタリング銘柄の4185JSRといったところでした。

今日は、寄り付きにそのJSRを2150円で掴み、膠着状態の中で2165円で売ってしまったトレードのみ。

上場来高値を更新した3623ビリングシステムは、新興市場が今日は良くない割には健闘しておりましたが、上に書いたように、前場の先物の下落に合わせて、下へ下へと降りてきております。269Kの買い指しは、窓埋めレベルの259Kに落としました。

それにしても、好業績発表の6871日本マイクロニクスの不振が目立ちますね。OSCは前日同値の43%です。RSIも同値の35%です。どこかで反発するはずですので、しばらくは監視を続けたいと思っております。

各市場のOSCは、

・日経先物:47%(同値)
・日経平均:45%(+4%)
・TOPIX:45%(+3%)
・マザーズ指数:50%(-2%)
・ヘラクレス指数:56%(-4%)
・長期国債先物:46%(+6%)+2銭

債券にもあまり金の流入が見られません。お互いに値を落とし続けているようです。
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明日のモニタリング銘柄(5.27.08)

2008-05-26 22:24:32 | 明日のモニタリング銘柄
最初にOSCコンバージェンス銘柄数:19件(+4件)

20件から30件にならないと反発力が出ません。少し好転はしておりますが、まだ下落基調が続くものと思います。

そこで明日のモニタリング銘柄ですが、結構押されている銘柄が出始めているようです。その中から出来るだけ厳選したつもりで、いつものように5銘柄を挙げてみます。

1.8766ミレアホールディングス
 明日は21日の安値4090円あたりまで押された時に乗る手ですが、地合によっては4000円割れ近くまで持って行かれる恐れあり。指数値面では後100円以上の下落待ちで買い時を迎えます。RSIが27%と急落しているのも手がかり。

2.3715ドワンゴ
 何かと話題の多い風雲児ですが、OSCを5月7日以来の久々の38%にまで落としております。まだRSIが47%もありますので、明日は300K割れも意識しながら、切り返しのポイントを待ちます。

3.9843ニトリ
 この株も読むのは少々難解。OSCが38%、RSIが35%というのは5月1日以来です。但し、その時より指数値が140円ほど高め。ということは何のことはありません。5月1日の安値の5200円まで根気よく待つ手です。似鳥社長は、かつて我が社の株価は不当に高く評価されているとおっしゃった、現代では珍しい素直で謙虚なお方です。鳥に似ていると書くお名前と言い、つい我が家の近くのニトリに親近感を覚えます。それと明日の勝負とは別問題ですが。。。

4.4185JSR
 先日も取り上げましたが少々早すぎたようです。まだ下がありました。明日もまだ下がありそうですが、それも2060円あたりまででしょう。OSC35%、RSI21%は絶好の買い場か。

5.3593ホギメディカル
 これも実にかったるい動きの株ですが、5000円割れで4900円あたりまで落ちれば、そろそろ切り返しても良さそうです。後ひと息。

以上です。

しかしトヨタが売り込まれておりますね。日経に書いてありましたが、中型に属するカムリが売れているアメリカなどの市場では強いものの、それより下のヤリスあたりで勝負せざるを得ないヨーロッパなどでは苦戦とか。あの日本名ヴィッツっていうクルマ、ホンダのフィットのように魂(根)をつめて作っていないのが災いしているかと思います。トヨタはコストダウンのいわば「天才」ですが、そのコストダウンはお客の目にとまるところにはしないで、目につかないところでこっそりと行うのは昔から有名な話です。その昔のマークIIが典型ですが、激しい試乗を行うジャーナリストのお眼鏡にかなったことはありませんでした。プロが走り込むと馬脚を現すのですね。

こうした点を真から「改善」しないと、いくら改善活動に残業代を支払うことになっても、開発するエンジニアの魂を高揚させることは出来ないでしょう。そういえば、歴代社長はクルマ好きではない方々がなっているようです。ホンダとの違いはそこにあります。(余談でした。)
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市場概況(5.26.08)

2008-05-26 20:26:30 | 市場概況
5月26日(月)の市場概況です。為替のみ更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC47%(-9%)5月15日の60%から下落中。
・日経平均:OSC41%(-9%)5月14日の60%から下落中。
・TOPIX:OSC42%(-10%)5月20日の60%から下落中。
・マザーズ指数:OSC52%(-7%)5月14日の68%から下落中。
・ヘラクレス指数:OSC60%(-3%)5月14日の74%から下落中。
・国債先物:前日比15銭高 OSC40%(-3%)5月15日、21日の45%から下落中。
・日経先物イーブニングセッション:13720円(大証終値比+30円)
・シカゴCME日経先物:休場
・NYダウ:休場
・ドル・円:103.4円(4銭の円安)OSC46%(+1%)5月20日の54%から下降中。更新

後場は結局凸凹はありながらも、なだらかな下降曲線を描いて終了。主力市場はOSCを10%近く下げました。RSIも3月下旬段階まで押し戻されております。

日経平均は、黄金分割比率の14200円近辺で5月7日に一旦ピークを打ったものの、5月15日に奪還。翌16日に14392円まで伸ばしましたが、終値では2日天下に終わっております。そして、23日には4月28日の高値近辺に戻され、今日は4月21日の高値も50円ほど割り込みました。次のターゲットは4月7日の13450円近辺での攻防となりますが、この日に指数値は24642に対して今日の指数値はまだ670ポイントほど高めです。実際の終値比では240円の差ですが。

これらを総合して考えて、今回の下落局面では、上げ下げはあるものの、13000円までの調整へと突き進む可能性がありと見ております。

今晩のNY市場はMemorial Dayとやらで休場です。多分シカゴCMEも休場と思われますが、間違っていたら明日の朝訂正します。
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先物のたがが綺麗に外れる

2008-05-26 11:27:16 | 株に出会う
しかし、前もって上値の目途やら下落の目安というものを想定して、その日の相場に臨まねばなりませんが、今日もそこは怠りました。

今、ブログで何をコメントしようかと思ってチャートを見たところ、日経225先物がきれいに25日移動平均線ラインの13882円へタッチして、そこから抜けないと見るや、後はズルズルと右肩下がりの後退たのが分かりました。これじゃあ、駄目です。

これに引きずられるようにして、朝方勢いの良かったマザーズ指数も、まるで梯子を外されたかのようにマイナス圏へと落下して前引けしております。今日はマザーズの一人勝ちとばかりに思いこんで、高値を掴んだ方々の被害が最も大きかったのではないでしょうか。

これはNYダウが金曜日でOSCを44%まで落とし、次の下落抵抗ラインが4月14日の12302ドルへと下降トレンド化していることが背景にあるかと思います。

つまりダウが先行してたがが外れていたのです。

それにしても、日経平均のOSCは前場で-9%の41%まで落ちておりますが、これは実に3月24日以来の出来事なのですね。例のベア・スターンズ騒動があった3月17日のOSCが30%ですので、まだ「余裕?」がありますが、その3月24日の指数値に対して、まだ1870円ばかり上に位置しております。

これはいわば「上げすぎ」です。今日の下げすぎの反動から明日から明後日あたりに一度反発局面を迎えるとしても、25日移動平均線のラインをもう超えることなく、これまでの上げすぎの調整局面に入るものと推定します。

前場は、このような大局観からの冷静なトレードは、目の前の値動きを相手にしては冷静に出来る訳もなく、3107ダイワボウを上げきってからの下げ局面の268円で拾い、その後反発の勢いがなく、先物がきれいに右肩下がりの曲線を描いているのを見て、たったの+1円で撤退。

それ以外に下で指していた3623ビリングシステムは下へ下へと指し値を変更し、上方修正の6871日本マイクロニクス、それに1412チャイナ・ボーチーは、最初から指していた買値ラインへはまだ届かず、約定無しといった状態です。

各市場のOSCは、

・日経先物:47%(-9%)
・日経平均:41%(-9%)
・TOPIX:43%(-9%)
・マザーズ指数:55%(-4%)
・ヘラクレス指数:60%(-3%)
・長期国債先物:41%(-2%)+26銭

国債もOSCは落としておりますが、これは5月19日にOSCを41%に落として底打ちはしておりますが、135円を上回らないと買いが入らないようです。金融機関は、このところの債券市場の変調(金利上昇)で含み損を抱えており、安易に買いには入れないようです。株も駄目、債券も怖いというのが今の市場心理のようですね。

ちなみに、「希望の芽」は15件→19件と微増。明日は少しは戻すかも知れません。
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