やぁ。「のりもの倶楽部」南信州版です。しかしお久しぶりですな。
最近はずっとガレージに閉じこもっていたので更新する暇も無く、
数日だけでエンジン3機を組みなおしたので、
少しずつでも記録しておくことにいたしましょうかね。
まずは前回に写真を載せたメッキがやたら眩しい中華エンジン。
買ってからずっとノーマルのまま使っていましたが、
前にエンジンを降ろしたついだだったので少し弄ってみまして。
タイトルのように、スー○ーヘッド+RのS20カムを流用して組んでみました。
で、まずはカムスプロケットの製作からってことで、
前に師匠が製作したスプロケをひな形にして、
このエンジンについていたスプロケに穴を開け直します。
上の写真は製作前のスプロケの写真で、
左側がこのエンジンに付いていたスプロケ、右がスペシャルスプロケット。
右側のスプロケと同じ位置に1ヶ所だけ穴を開ければ良いので簡単ですね。
一番左の穴が今回開けたところなんだけど、
実のところそんなに精度を求めて開けなくてもOKです。
スプロケのセンターはカムに装着されたノックピンで出してしまうので、
少しくらい間違えても長穴にしちゃえば問題ないですよ(笑
このエンジンは最初からこのスプロケが装着されていたので加工して使えますが、
僕が見てきた中でこのタイプのスプロケを使ってる中華エンジンは少ないですねぇ。
タイガーエンジンのカムスプロケットは穴のピッチが全然違うのでこの手は使えなかったけど、
このスプロケと同じ物はイージーライダースさんのオンラインストアで売ってる、
WIN120エンジンのカムスプロケットを購入すればマネする事が出来ます。
「中華エンジンは上が回らなくてツマラン」って方はハイカム交換用にどうですか?
これが今回使ったカムで、
右がこの中華エンジンについていたカム、左側が流用するS20カムなんですが
パッと見でも分かるように作用角が全然違いますねぇ。
ちなみに中華カムの小さい方のベアリングに装着されてるのがデコンプシステムで、
カムについてるのはそのワンウェイクラッチですね。
これはタ○ガワRステージ+Dのと全く同じ。
つまり+Dカムを用意すればポン付け出来てデコンプも使えちゃうんですが、
しかし中華エンジンは何でもコピーしてしまいますな。
これは組み込み途中の写真。
まず中華カムの小さい方のベアリングを外してヘッドに入れて、
抜けてこないようにベアリングの周辺をポンチで打って固定します。
その時少しだけ内側にオフセットさせさせましょう。
写真では少しだけ内側にベアリングが飛び出してるのが分かりますかね。
そしたらS20カムの大きい方のベアリングを、カムに対してツライチしずらして組み込み、
あとはさっき作ったスプロケを使っていつも通りにエンジンを組んで、
ロッカーアームのクリアランスを調整すれば終わり。
何でベアリングの位置をずらすかって言うと、
カムの長さが中華とS20では違うから、その帳尻合わせのためなんです。
その他カム山の幅とロッカーアームのスリッパー面の幅が違いますが、
カムはちゃんと仕事してくれるんだし気にしないようにしましょう(笑
エンジンが組み終わったらカムタイミングの点検を行い、
もしずれていたらカムスプロケットの穴を長穴に加工して良い位置にセットします。
S20カムの場合だとIN側のバルブが1㎜リフト時に圧縮上死点前15°と圧縮上死点後で45°ですかね。
EX側も指定はあるんだけどDOHCのようにカムが分かれてる訳でもないので細かい事は気にしない♪
最近は暖かいのでこのゴリラを通勤に使いながら試運転しているんですが、
乗った感じとしてはパワーバンドがそのまま高回転にずれたような感じでしょうか。
キャブがPC20のままなのでとてもスムーズに吹けるし普通に走れます。
しかしキャブの口径が細いのとオイルフィルターローターが重いままなので、
前のLIFAN125ccのようにビックリするような感動も無くて…
(ちなみにLIFAN125ccにS15カムを組んだ記事はコチラ)
なので次はフィルターローターを軽量化した物に交換して、
キャブもPWKを入れて乗ってみますかね。
こんな感じで僕はカムを流用して中華エンジンを楽しんでいるんだけど、
口を酸っぱくして何回も言うがマネしたかったら自己責任で。
どんな中華エンジンにでもこの手法が通用すると思ったら大間違いですよぉ。
まぁエンジンの価格が安いからもし壊しても精神的ダメージが少ないからいいか(笑
そんな訳でこの中華エンジンはしばらくこのまま使うとして、
次回は吹けの悪いタイガーエンジンについて書いてみます。
また見て下さいな。
にほんブログ村 ← 毎日多くの応援ありがとうございます♪
最近はずっとガレージに閉じこもっていたので更新する暇も無く、
数日だけでエンジン3機を組みなおしたので、
少しずつでも記録しておくことにいたしましょうかね。
まずは前回に写真を載せたメッキがやたら眩しい中華エンジン。
買ってからずっとノーマルのまま使っていましたが、
前にエンジンを降ろしたついだだったので少し弄ってみまして。
タイトルのように、スー○ーヘッド+RのS20カムを流用して組んでみました。
で、まずはカムスプロケットの製作からってことで、
前に師匠が製作したスプロケをひな形にして、
このエンジンについていたスプロケに穴を開け直します。
上の写真は製作前のスプロケの写真で、
左側がこのエンジンに付いていたスプロケ、右がスペシャルスプロケット。
右側のスプロケと同じ位置に1ヶ所だけ穴を開ければ良いので簡単ですね。
一番左の穴が今回開けたところなんだけど、
実のところそんなに精度を求めて開けなくてもOKです。
スプロケのセンターはカムに装着されたノックピンで出してしまうので、
少しくらい間違えても長穴にしちゃえば問題ないですよ(笑
このエンジンは最初からこのスプロケが装着されていたので加工して使えますが、
僕が見てきた中でこのタイプのスプロケを使ってる中華エンジンは少ないですねぇ。
タイガーエンジンのカムスプロケットは穴のピッチが全然違うのでこの手は使えなかったけど、
このスプロケと同じ物はイージーライダースさんのオンラインストアで売ってる、
WIN120エンジンのカムスプロケットを購入すればマネする事が出来ます。
「中華エンジンは上が回らなくてツマラン」って方はハイカム交換用にどうですか?
これが今回使ったカムで、
右がこの中華エンジンについていたカム、左側が流用するS20カムなんですが
パッと見でも分かるように作用角が全然違いますねぇ。
ちなみに中華カムの小さい方のベアリングに装着されてるのがデコンプシステムで、
カムについてるのはそのワンウェイクラッチですね。
これはタ○ガワRステージ+Dのと全く同じ。
つまり+Dカムを用意すればポン付け出来てデコンプも使えちゃうんですが、
しかし中華エンジンは何でもコピーしてしまいますな。
これは組み込み途中の写真。
まず中華カムの小さい方のベアリングを外してヘッドに入れて、
抜けてこないようにベアリングの周辺をポンチで打って固定します。
その時少しだけ内側にオフセットさせさせましょう。
写真では少しだけ内側にベアリングが飛び出してるのが分かりますかね。
そしたらS20カムの大きい方のベアリングを、カムに対してツライチしずらして組み込み、
あとはさっき作ったスプロケを使っていつも通りにエンジンを組んで、
ロッカーアームのクリアランスを調整すれば終わり。
何でベアリングの位置をずらすかって言うと、
カムの長さが中華とS20では違うから、その帳尻合わせのためなんです。
その他カム山の幅とロッカーアームのスリッパー面の幅が違いますが、
カムはちゃんと仕事してくれるんだし気にしないようにしましょう(笑
エンジンが組み終わったらカムタイミングの点検を行い、
もしずれていたらカムスプロケットの穴を長穴に加工して良い位置にセットします。
S20カムの場合だとIN側のバルブが1㎜リフト時に圧縮上死点前15°と圧縮上死点後で45°ですかね。
EX側も指定はあるんだけどDOHCのようにカムが分かれてる訳でもないので細かい事は気にしない♪
最近は暖かいのでこのゴリラを通勤に使いながら試運転しているんですが、
乗った感じとしてはパワーバンドがそのまま高回転にずれたような感じでしょうか。
キャブがPC20のままなのでとてもスムーズに吹けるし普通に走れます。
しかしキャブの口径が細いのとオイルフィルターローターが重いままなので、
前のLIFAN125ccのようにビックリするような感動も無くて…
(ちなみにLIFAN125ccにS15カムを組んだ記事はコチラ)
なので次はフィルターローターを軽量化した物に交換して、
キャブもPWKを入れて乗ってみますかね。
こんな感じで僕はカムを流用して中華エンジンを楽しんでいるんだけど、
口を酸っぱくして何回も言うがマネしたかったら自己責任で。
どんな中華エンジンにでもこの手法が通用すると思ったら大間違いですよぉ。
まぁエンジンの価格が安いからもし壊しても精神的ダメージが少ないからいいか(笑
そんな訳でこの中華エンジンはしばらくこのまま使うとして、
次回は吹けの悪いタイガーエンジンについて書いてみます。
また見て下さいな。
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