今日PCX125のピストンが届いたから、
早速今まで採用していた中華110ccのピストンと比較していたんだが、
結果を先に言うとだ、次からコンプリートに使うピストンはこいつで決まり。
もうピストンの品切れで悩む必要も無くなり、
思う存分エンジンを作ろうと思う。
ピストンのサイズは中華110ccと同じなんだけど、
トップは完全にフラットで、ただリセスは深めだしロンシン125ccとは合わないけど、
メタルガスケットを使わない限りバルブの接触も無いし、
ただ弱点は値段が高いなぁ。
ピストンの単品だけで4000円近くするから、
もし欲しいならヤフオクからセットで買った方が絶対お得だ。
これは横からの写真。
気にしていたピンセンターからトップまでの距離は同じと言うか、
PCXのピストンの方が少し圧縮が高めになりそうかな。
それとピストンリングはPCXの純正を使わないと、
ロンシン125ccや中華110ccのとは厚さが違う。
だから結局はピストンとリングはセットで頼まないとダメだね。
ロンシン125ccにこのピストンを組むと圧縮が上がる事は分かったんだけど、
ピストン交換に伴っての使用するガソリンなんだが、
今までの中華110ccのピストンはレギュラーで大丈夫だったんだけど、
PCXのピストンの場合はどうしようかね。
見た目だと排気量の割にはまだ燃焼室が広いから、
レギュラーで大丈夫かもしれないんだけど、
ここはあえてハイオクを使ってもらいたいかなぁ。
データ的にはレギュラーでいけるかもしれないけどさ、
エンジンの使い方なんて人によって千差万別。
そこは俺が知る余地も無いから、
マージンとして考えるとハイオクの方が安心だと思う。
ただハイオクはレギュラーに比べて燃えにくいガソリンだから、
このピストンの圧縮比って本当に微妙なのだよ。
ハイオクにしないとブローするかもしれないけど、
もしレギュラーでブローしないならハイオクよりパワーは出る。
まぁでも、バイクなんて所詮趣味だから、
オイルやガソリンはケチる事は無いかな。
俺なんてWIN120にロンシン125ccのヘッドでレギュラーガソリンで走ったら、
ピストンブローした苦い経験があるから、
それならハイオク使いましょうって話。
ただレギュラーガソリン対応の方が良いって人には、
燃焼室加工などでレギュラーガソリンを使えるようにもしたい。
まぁこれはオーダーで決めるしか無いかな。
でもPCXのピストンはロンシン125ccに使える事が分かったから大きな収穫だった。
だから次に悩むのはベースエンジンの入手だけなんだが、
キックスピンドルが曲がったこのエンジンは尽きないから、
色んな面で問題無いかな。
そんな訳でコンプリートエンジンをまた作れるようになったんだけど、
ワタクシもなかなか暇が作れないから、
製作ペースは1機1ヶ月くらいになると思う。
しかしバックオーダーは慢性的に抱えてるからどうだか…
皆様にはお待ちしていただいて申し訳ないけど、
あまりにオーダーが混んでしまった場合はヒラヤマワークスさんなどにお願いするから、
頑張ってエンジンを作っていこうかね。