今日はまた新しいエンジン作っていて、キックスピンドルが折れてしまっていた旧スーパーヘッドが装着されていた物なんだが内容はホント豪華だ。
まずケースはモンキーの物で6203のベアリング2つはL1C3になっていて、
ミッションは武川さんの5速でトップのギア比が1だったからスーパーストリート5速でTAFではない方。
キックスピンドルは以前中古を買っておいた状態の良い物を使って、
クランクシャフトも武川さんの52ミリストロークだから排気量は110ccで、
この仕様くらいになると中華エンジンを私がカリカリに作っても勝てないくらいになってくる。
しかし6203はL1C3なのにクランクベアリングは無交換なんだねぇ。
一応ウチではクランクベアリングの交換は出来るんだが面倒だからやりたくない仕事だし、
L1C3なんて熱が入るまではガッタガタだから通勤に使う方なんかは逆にオススメしないし、
ここに気を使うくらいなら先ず痩せなさい。
私もウォーキングにハマって体重が5キロ減ったくらいの時に久しぶりにAPE50に乗ったら、
エンジンパワーが上がったかと勘違いした程進むようになったし、
何をするにも軽さが分かるくらいだから自身の軽量化はホントにオススメ。
それに明智を走ってる方々なんか皆さんガリガリだから速さより心配の方が勝つわ。
このエンジンはケースをバラす時になかなか割れなかったからクランクベアリングが入る部品を熱してから組んだんだが、
バラした時の事忘れてたらケースをガンガン叩かないと閉まらなっただろうから、
バラした時に気になった事は是非メモで残しておいていただきたい。
組み立てはバラす時から既に始まってるんだから、
少しでも気になったらメモや写真で残しておかないと組み立てる時に悩んだりするからねぇ。
クラッチ側を組んでる時に気が付いたんだが5速ミッション用のシフトドラムストッパーの真ん中の穴はテーパーになっているんだけど、
このエンジンはテーパーボルトでなく普通のボルトが使われていた。
使われている部品は確かに豪華なんだけどクランクケースのボルトは工具が8ミリと10ミリでバラバラだったり、
ドラムストッパーも取り外す時にナメたのかテーパーボルトを使っていなかったりと、
多分だか私より大雑把な方が組み立てたんだろうと思う。
でも人の仕事をこうやって見るのは面白いんだが、
エンジンを使う方にとっては面白くないだろうなぁ。
とりあえず腰下までは組み終わったんだが、
ミッションのギア比を調べていたりネジ山のタップ立ててみたり、
くたびれていそうなボルトの代打を探してダイスを通していたら凄く時間がかかった。
明日は腰上の加工などを行い完成させたいんだが、
きっと色々と躓きまくって簡単には終わらないんだろうね。