エンジンブローってタイトルに書いたらヒット数が増えて、
皆様は他人の不幸がやはり好きなんだと実感している「のりもの倶楽部」南信州版でございます(笑)
でもね、私の場合は決して釣りではなく、
リアルにやらかしてるからブログに書けるだけであって、
本当にエンジン壊してるからねぇ。
連休前に2機もエンジンブローさせ辟易としている訳だが、
原因くらいは知りたいと思ってヘッドを外してみる事にした。
少し分かりにくいがピストンが綺麗に焼けてると言うか、
少し焼け過ぎてる感じがするね。
ヘッドもこんな感じ。
バルブは曲がっておらず突いた訳ではなさそう。
ここが故障の本丸だったから、
圧縮が抜けている原因がサッパリ分からん。
シリンダーを外してみたがピストンもシリンダーも問題なし。
もういよいよ分からないから、
ピストンを外して割れたりしてないか確認してみたら…
一見問題無さそうでしょ?
これ、トップリングを外した状態で、
なんと新品のピストンがタナ落ちしていた。
つまりここから圧縮が漏れていたようだ。
ブローの原因を俺なりに考えてみたら、
ピストンの横がブツブツに焼けているのが分かると思うが、
ピストントップもヘッドも似たように焼けているのを踏まえて考えると、
圧縮比が高過ぎたためのデトネーションでピストンがタナ落ちしたみたいだ。
前のエンジンはフラットピストンでギリギリ大丈夫だったみたいだけど、
今回はさすがに圧縮を上げ過ぎたみたいなので、
今度は圧縮を落とす方向でエンジンを作ってみる。
まずピストンは去年組んだWIN120から取り外し再利用。
それとシリンダーも交換する。
写真だと分かりにくいがシリンダーをガラス板の上に載せたもので、
右のシリンダーはベース面を旋盤で1ミリほど削ってハイコンプ化してあったんだが、
今回は普通のシリンダーを使って、
さらにベース面のガスケットを厚くして圧縮を落とす。
たぶんこれで前と同じくらいの圧縮比になると思うけど、
ヘッド持ってる事だしビッグバルブヘッドに交換しても良いかもしれない。
もう自分のエンジンに時間使うの嫌だし、
安心してツーリングしたいもんねぇ。
そんな訳でただいま仕様を考えているけど、
たぶん連休には間に合わないからゆっくりやるさ。