みなさんこんにちは。「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
ついこの間我が南信でも大雪が降りまして。
まぁ大雪と言っても数十センチも積もりはしませんが、
それでも最近では大雪の部類。
おかげで修理の車が増えて最近は忙しく働いている訳でございます。
さてさて、またタイガーエンジンのお話なんですが、
上の写真の通り腰下はもう組み終わってまして。
実はほとんど完成間近まで来ているのですが、
組み付けの最中にあった事についてだけ記録しておく事にしましょう。
まずはCD90用を流用したメインシャフト。
クラッチを組んでいる時にやっと気が付いたんだけど、
タイガー純正のメインシャフトと5ミリほど長さが違ってまして。
今回使ったCD90の物の方がどうやら短いみたいでした…
ここで何が困るかって言うとクラッチの固定。
メインシャフトだけ短くなってしまったのでロックナットがギリギリまでしか締まらず、
困ったあげくにクラッチ裏のカラーを外したりして帳尻合わせを行う。
クラッチバスケットのギアとクランクシャフトのギアとの兼ね合いもあったんだけど、
何とかクラッチの本体はロックナットで固定する事ができ、
位置的な問題も何とか回避できました。
と、思ったら今度はクラッチ本体がクランクケースに少し近づいた形になったので、
アームの位置が足りなくなってしまい、このままでは変速時にクラッチが切れなくなってしまい、
クラッチ下のオイル受けとも干渉してしまう始末。
まぁこんな事で悩んでも仕方ないので、
アームは内側に少しだけ曲げて調整し、
オイル受けは強引に曲げて何とかしました。
何だか無理矢理っぽいですが機械的に問題は無いのでこれで良いでしょう(汗
今回はオーバーホールが目的なのでピストンはカーボンを落とし、
シリンダーはほんの少しだけホーニングして腰上は終わり。
しかしまたここで問題が。
カムスプロケットは前に壊したタイガーエンジンのを使ったんだけど、
カムチェーンを張っていたら何だか切り欠きとの位置がしっくり出ない。
ここもさんざん悩んだあげくピストントップが正確に出ているか調べてみたら、
マイクロメーターで出したトップとローターのTマークとでは3度ほどずれてたみたいでした。
このまま組んだら調子悪かったでしょうねぇ。
なので精密に測ったピストントップでチェーンを張り、
今回も流用したS15カムの位置は前回と同じく、
クランクを180度回転させ、カムもオーバーラップ時で固定してからカムスプロケを締め付けます。
本当はバルブが1ミリリフト時のクランクの位置を測れば良いんだけど、
この方法でもバルブとピストンは干渉しないので良いでしょう。
とは言ってもS15カムはバルブが両方とも開いている時が無いので、
あまり気にして組まなくても壊れる事は無いと思いますが。
こんな感じでエンジンを組んでいる訳なんだけど、
カムシャフト内部の拡大を忘れたまま組んでたので、
今はまた分解してそのままにしてあります…
次回には完成すると思うのでまた見て下さいな。
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それでも最近では大雪の部類。
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上の写真の通り腰下はもう組み終わってまして。
実はほとんど完成間近まで来ているのですが、
組み付けの最中にあった事についてだけ記録しておく事にしましょう。
まずはCD90用を流用したメインシャフト。
クラッチを組んでいる時にやっと気が付いたんだけど、
タイガー純正のメインシャフトと5ミリほど長さが違ってまして。
今回使ったCD90の物の方がどうやら短いみたいでした…
ここで何が困るかって言うとクラッチの固定。
メインシャフトだけ短くなってしまったのでロックナットがギリギリまでしか締まらず、
困ったあげくにクラッチ裏のカラーを外したりして帳尻合わせを行う。
クラッチバスケットのギアとクランクシャフトのギアとの兼ね合いもあったんだけど、
何とかクラッチの本体はロックナットで固定する事ができ、
位置的な問題も何とか回避できました。
と、思ったら今度はクラッチ本体がクランクケースに少し近づいた形になったので、
アームの位置が足りなくなってしまい、このままでは変速時にクラッチが切れなくなってしまい、
クラッチ下のオイル受けとも干渉してしまう始末。
まぁこんな事で悩んでも仕方ないので、
アームは内側に少しだけ曲げて調整し、
オイル受けは強引に曲げて何とかしました。
何だか無理矢理っぽいですが機械的に問題は無いのでこれで良いでしょう(汗
今回はオーバーホールが目的なのでピストンはカーボンを落とし、
シリンダーはほんの少しだけホーニングして腰上は終わり。
しかしまたここで問題が。
カムスプロケットは前に壊したタイガーエンジンのを使ったんだけど、
カムチェーンを張っていたら何だか切り欠きとの位置がしっくり出ない。
ここもさんざん悩んだあげくピストントップが正確に出ているか調べてみたら、
マイクロメーターで出したトップとローターのTマークとでは3度ほどずれてたみたいでした。
このまま組んだら調子悪かったでしょうねぇ。
なので精密に測ったピストントップでチェーンを張り、
今回も流用したS15カムの位置は前回と同じく、
クランクを180度回転させ、カムもオーバーラップ時で固定してからカムスプロケを締め付けます。
本当はバルブが1ミリリフト時のクランクの位置を測れば良いんだけど、
この方法でもバルブとピストンは干渉しないので良いでしょう。
とは言ってもS15カムはバルブが両方とも開いている時が無いので、
あまり気にして組まなくても壊れる事は無いと思いますが。
こんな感じでエンジンを組んでいる訳なんだけど、
カムシャフト内部の拡大を忘れたまま組んでたので、
今はまた分解してそのままにしてあります…
次回には完成すると思うのでまた見て下さいな。
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