今日もGPXを作っていてまた完成したんだけど、
もう5機のエンジンを納める事が出来るんだけどまだ完成のお知らせはしていないので、
明日にでもまとめて返信いたします。
そして今回は1番人気のGPXエンジンについて少し語ってみようと思う。
先ずこのエンジンを買って何もせず載せ換えて乗った方なら分かると思うが、
パワーはそこそこあるんだが始動性が悪く4速に入れるとパワーダウンした感じがして、
「期待してたのにこんなもんか…」と感じる方がほとんどだと思う。
特に一旦熱が入ってしまってからの再始動は極悪で、
アクセルを閉じてると燃調が濃くて始動しないし、
アクセルを開けてキックするとケッチンを喰らい、
それを繰り返しているとプラグがビショビショになり再起不能となる。
次に4速なんだが1〜3速までは良い感じのクロスミッションなのに、
4速がオーバードライブ過ぎて長い登坂路でパワーバンドが維持出来ず仲間に置いていかれる。
南信州にお住まいの方は痛い程分かると思うが阿南から戦国平までの峠道ってダラダラ続く上り坂で、
GPXのリターンミッションだとパワーバンドが使えずに、
3速では回転が高過ぎるけど4速だと全く登らないから、
結果3速と4速を行ったり来たりするハメになる。
その前に4速ギア比が0.916は流石にオーバードライブ過ぎて、
4速での再加速で燃料を使いまくるから燃費が良いとも言えないのだ。
まぁそんなエンジンの悪い所を私なりに作り直したのがGPXコンプリートエンジンとなり、
ケッチンを喰らいまくるキックはCタイプからBタイプへと変更し、
物理的にケッチンを喰らわないからアクセルを開けながらでも始動出来るし、
4速も0.916から0.958のギア比に変更して1速から4速までフルクロスミッションへと変更している。
他にテンショナーは強化品を入れたりしているがエンジンブローを防ぐ保険で、
超ハイコンプピストンは安価で圧縮をグイっと上げる事が出来るからパワーアップとトルクフルな特性となり、
ノーマルのGPXに乗ってた方が私が作り直したエンジンに乗ると別物みたいと口を揃えて言って下さる。
だから本当はノーマルのGPXに乗ってからウチに仕様変更に出していただけると、
違いが直ぐ分かってはいただけるんだが、
ウチの場合は初期オーバーホールついでに仕様変更してしまう事がほとんどなので、
変わった事に気付き難いのが残念だ。
あとミッションのクロス化とBタイプ化はロンシン125にも施す事が出来るので、
この2点だけでも雰囲気は別物になったと感じていただけるんでないかな。
他にも何か不満が有れば改善はしたいんだが、
シフトの対策はしているからギア飛びは聞かなくなったし、
パワーが有り過ぎる訳でもないからクラッチが滑って進まないとも聞かないので、
今のところハイコンプピストンと強化テンショナー、Bタイプ化とセミクロス化が一応の完成形だと思う。
そう言えば今月はセミクロスやBタイプ化に使う部品を10セット購入したんだけど、
来月の請求額は多分15万円くらいになるみたい。
私も一応は会社経営者とはなるんだが、
元々はサラリーマンだったため一気に15万円とかの支払いは、
金銭感覚が昔のままだからまだゾッとしてしまうなぁ…