昨日の続きで次は遠心クラッチが搭載されているエンジンのギア比で、
写真ではSPD100とはなっているがこのエンジンの他にもC100の4速とミニモトさんで販売されているLIFAN125の1次側遠心クラッチエンジンも同じギア比となっている。
ただLIFANのミッションだけはロータリーではなくリターンなんだが殆どの方はシフトダウンは気にならないそうで、
新聞配達にでも使わなければ特に問題は無いと思う。
で、このギア比のエンジンの大元はC100となっていて実はこのミッションの1〜3速はCD90と同じギア比になっている。
よってキックスターターギアもCD90と同じ22丁で私もロンシンにGPXのミッションを移植する時にはこのギアに大変お世話になってるんだな。
残りの4速なんだけど登坂路によってはトップが離れていると感じる方がいるのでクロスのラインナップが2種類あり、
先ずは4速を23丁同士のギア比にを1としてしまうパターン。
この場合ギア比はセミクロスと同じ感じで程よいクロスなんだが同じギア山が当たり続ける事になるんだけど、
ちゃんとオイルメンテをしていればそう簡単に減る物でもないしギアの寿命より先に次のオーバーホールを迎える事になるから、
私としては耐久性は全く気にしていないし減ってたら交換すれば良いだけの話だ。
次は4速ギア比を12Vモンキーと同じ1.043にするパターンなんだがこの場合は全てのギアがCD90と全く同じになる。
しかし表を見るとCD90ってトップはかなりクロスしているみたいで、
純正ミッションでここまでクロスしてるのは見た事が無い。
このギア比にするにはCD90のギアを使うからロータリーミッションはシフトドラムストッパーを入れる事が出来ず走行中にもニュートラルに入ってしまうと言う事態になってしまうけど、
まぁこれも慣れてしまえば防げるトラブルではあるしドラムをリターンにしてしまえばリターンミッションになる。
まぁどちらのクロスも一長一短はあるけどギア比で我慢して乗るよりはマシ、と思えば交換してみる価値はあると思うよ。
あとは中華110ccの1次側クラッチ用4速ミッションも売られてはいるからドラム類だけ用意すれば純正4速が比較的安く作れる。
私も買った事があるがなぜかドラムが無いから地味に高額になるのが欠点だ。
そんな訳で遠心クラッチ系のミッションでも遊ぼうと思えばいくらでも遊べるし、
強化ラーを使ってリターンだけど5速にも出来るって事になるね。
ニュートラルは1、2速間になるため実用性は未知数だけど。